「スカイクロラ - The Sky Crawlers(アニメ映画)」

総合得点
64.3
感想・評価
423
棚に入れた
1993
ランキング
3787
★★★★☆ 3.6 (423)
物語
3.6
作画
4.0
声優
3.3
音楽
3.6
キャラ
3.4

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ネタバレ

くらうち さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 2.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

同じことの繰り返しじゃ、ない

押井監督作品ということで視聴しました。

{netabare}
新薬の実験で偶然生まれたキルドレは、思春期で成長が止まってしまい、老いることがない。
世界は、彼・彼女らに代理戦争をさせることによって平和を保っていた。
キルドレ達は、死なない限り、一生理由なき殺し合いを続けなければならないという自分達の運命に苦悩します。

一つよくわからないのが、キルドレは死んでも新しい名前を与えられ、記憶を失って再び戻ってくるのはどういうことなのか、ということです。
老いないだけで死はあるのですから、おそらくは別の個体なのでしょう。
遺伝子治療薬の開発の最中に生まれたということですから、オリジナルの遺伝子の複製という現象、すなわちクローンが生み出されると考えると、筋が通ります。
「ティーチャ」は大人になっているのですからキルドレではない。彼の戦法は、函南と酷似していた。そうすると、函南も仁郎もティーチャのクローンであると考えられます。
クローンが、成長し続けるオリジナルに勝てるわけがない。
憶測ですが。

この無限ループから脱出する術は、最後まで見つかりません。
それでも、函南は生き続けること、オリジナルに抗うことを選択する。
「いつも通る道でも 違う所を踏んで歩くことができる」
同じことの繰り返しでは、ないんだと。
{/netabare}

余談ですが、谷原章介のアフレコはうまかったですねー。
声優を使っていないので、かなり違和感ありましたが、彼だけはよかったです。

投稿 : 2014/06/01
閲覧 : 326
サンキュー:

3

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