退会済のユーザー さんの感想・評価

3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態：観終わった

尻すぼみの典型かな

※批判的な感想ですので、「アカメが斬る！」が好きな人やどのアニメも愛してる人はご遠慮ください。

{netabare}2クールとかなり見ごたえのある作品でしたが、タイトルの通り尻すぼみに飽きていってしまう作品だったかと思います。
仲間だから絶対に生き残るという定説をひっくり返す斬新な展開に驚きを感じました。

ですが、だんだんと敵でも味方でもとりあえず殺しておけばいい、みたいな雑な退場のさせ方。敵でも味方でもレギュラー、準レギュラーあたりの人たちは掘り下げてから退場させないと、「あ、また死んだ」で終わってしまいます。


私が個人的にもっとも怒りを感じたのは、ラバックの退場です。
とってつけたような死亡フラグに、大方の人が予想した相打ちでの死亡。最初の頃のいい意味で視聴者を裏切っていた、アカメが斬る！はいったいどこへ行ったことやら。

ラバックを退場させるのであればそれこそ奇想天外な、例えば敵を倒して油断していて敵の罠でやられるとか、なにかにつまずいて転んだらそのまま谷底へみたいな視聴者を「え？」とさせるような意外性を持たせてほしかったです。後者の場合、最終回でひょこっとあらわれて生きてたんかい！みたいにもできますしね。


人の命を題材にするのであれば、視聴者にもっとキャラ一人一人の命の重さを感じさせるような構成にしてほしかったです。


チェルシー退場くらいまでなら平均評価４くらいまでいけた気がする、惜しい作品でした。


ちなみにラバックのことが大好きです。決してなにか恨みがあって変な死に方を希望しているわけではありません。
むしろラバックには生きていてほしいという願いを込めて、変な死に方を希望しました。気分を悪くされたラバックファンの皆様申し訳ありません。
一ラバックファンとして、ラバックのご冥福を祈ります{/netabare}