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「ミラベルと魔法だらけの家(アニメ映画)」

総合得点
69.1
感想・評価
14
棚に入れた
44
ランキング
1846
★★★★☆ 3.6 (14)
物語
3.4
作画
4.0
声優
3.5
音楽
3.7
キャラ
3.5

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ミラベルと魔法だらけの家の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

いろいろ既視感ある作品でした

ミラベルが歌って踊る楽しいミュージカルシーンを演じてみせるのだけれど、それは無理をしてる、本当は彼女の心は傷だらけでズタズタっていうのが最初から判る。一人だけ魔法の能力を与えられず、家の中に居場所がなく(それは部屋割りというカタチで具体的に表現されてる)、家族から疎ましがられて。
 家、血族という縛りに囚われた人々、ミラベルはそこからの解放、闘争を計るべく行動してゆく、これは「家族がいちばん」な『リメンバー・ミー』に対するアンチテーゼになってるの?って見ていて期待したのね。
 ところがミラベルは救済されない。姉妹達もまた家に縛られた存在である事が明らかになり、その呪縛を解く事でミラベルは家に破壊をもたらす者としての姿が明確になってゆき、そしてその通り、家は破壊されてしまう。破壊そのものこそがミラベルに与えられた役割で、そこからミラベルと力を失った家族とが同じ地平に立って新たな道を踏み出す・・・のならば納得できたのだが。ところが戒めを受け止めた家族たちに対して魔法の力は家を再生し家族たちの能力を元へ戻すの。ミラベルの役割が明確になり居場所が得られたようにも思えるのだけれど、実際には単に破壊前の状態に戻ったのよね。家族の意識に変革は起きたのだろうか? むしろそれを経た事で戒めを与えたミラベルを触らぬ神、悪魔の子、鬼子のように扱う事になるんじゃ?
 唐突なハッピーエンドに見えるそれは、それぞれが更に強く家、血族という呪いに縛られる事になりました、という残酷なラストシーンに思えてしまう。
 ディズニーがそこを狙ったのだとしたらなかなかに挑発的だと思うけど、多分あんまりそんなつもりは無さそうで(『アナ雪』の1作目で城を飛び出したエルサに結局何の救済も与えずに城に縛りつけてアイススケート場の管理人のおねえさんにしちゃった人達だし)。

 いっぱいの花で飾られた世界で紡がれ続いてゆく因習にとらわれた人々の物語、この『ミッドサマー』感。

投稿 : 2023/12/02
閲覧 : 39
サンキュー:

3

takato さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

足を引っ張る要素がなければ…。

 久々のディズニー映画。予告の段階で思ってたが、キャラ多すぎ問題が少々足を引っ張ってる。しかし、それ以上の問題はミュージカル要素。


 本作のテーマは割としっとりとした地に足のついたものだけに、テンション高いミュージカルと食い合わせが微妙。地味になりかぬないからミュージカルを入れたのかもだが、それじゃあ本末転倒。普通にしっとりした場面も、コメディータッチな場面も活きてたからそんなに無理して入れなくても感が。


 ミュージカルの問題は、下手するとその場面では話の進行が止まってしまうとこがある。本作ならミラベルが持っているギフトは、特別なものじゃなく人間力、即ち思いやりの心だって着地のために必要な描写がもっと入れなきゃならなかったような。


 他の家族の面々も能力じゃなくて、それぞれのあるがままの人格が大切なんだってよりなるべきなんだろうがキャラ多すぎ+ミュージカルで尺足らず問題が…。


 決して悪くはなくてイキそうなになるけど(クライマックスのドアベルのとことか)、イキ切れない勿体ない印象の作品ですた。それにしても、イザベルを平野綾さんがやってるのを意味深に感じてしまうお年頃。


 それにしても、なんか最近アメリカアニメ映画は家族推しが過ぎる気がする。こんなに多いと逆にアメリカ人は不安なのか?と勘繰りたくなる。


 ちなみに近年の家族作品だと『ミッチェル家とマシンの反乱』は傑作でした。基本イケテナイ駄目駄目家族で、家族マンセーじゃないバランス感覚が良い。主役の娘がオタクの映画志望なのがクライマックスにちゃんと活きてるし。

投稿 : 2022/12/13
閲覧 : 259
サンキュー:

6

ネタバレ

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ラテン系アメリカ人に向けてる

サモア系(ハワイ近辺に住んでいるポリネシア人)や東南アジア系の次はラテン系と、アメリカ人の人口が白人や黒人が少なくなっていることが昨今のハリウッド映画の潮流である。

だからこそ、ラテン系やサモア系のいわゆるブラウン(褐色系)と言われる人たちの映画が多く作られ、今年で言うと「ワイルドスピード」シリーズや「イン・ザ・ハイツ」などがそれに値する。

この「ミラベルと魔法だらけの家」もそういった次世代のアメリカを担う有色人種のための映画であり、MARVELやスターウォーズシリーズにも有色人種率が高くなっていることを考えてみても、今後のハリウッド映画はますます多種多様な映画が増えると思う。

来年公開のスピルバーグがリメイクする「ウエストサイド物語」に登場するニューヨークのウエストサイドもじつはラテン系の人たちが多く住む地区だったりします。

投稿 : 2021/12/17
閲覧 : 190
サンキュー:

3

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

呼び寄せる奇跡の魔法

 親子3代で、魔法の家と奇跡のロウソクよりギフトという魔法を授かった家族の話で、ギフトを授かれなかったミラベルを中心におばぁちゃんたちとの関わりを描いたです。吹替版を見たです。

 楽しい生活といとこの晴れ舞台を境に家に起きつつある異変に気づいたミラベルが、真相とそれを防ぐために聞き込みを繰り返し冒険的な展開になるです。
 ミラベルの家族のルーツと、守ってきたことが失ったとき大切なことを見つけ、奇跡を生む感動の展開が素晴らしかったです。

 ミラベルなどのキャラCG、リアルに近い表情や本当のような手など、美しい背景、魔法の家のパフォーマンスがすごく良かったです。
 特にミラベルをはじめ家族の歌、音楽、ラテン系の音楽、ミュージカル展開も素晴らしいです。動物が出てきたり、蝶が舞う映像は綺麗だったです。
 またもDISNEY凄い映像をつくったです。家族でも楽しめるです。字幕版も見るです。

投稿 : 2021/11/27
閲覧 : 275
サンキュー:

4

Ricky さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/02/27
閲覧 : 34

pikotan さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/01/04
閲覧 : 8

さくら さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2022/10/21
閲覧 : 29

五月雨 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2022/04/08
閲覧 : 54

ぷちぷち さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 2.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

投稿 : 2022/03/10
閲覧 : 25

ニャンキチ君 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2022/01/10
閲覧 : 33

ASKA さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観たい

投稿 : 2021/11/30
閲覧 : 28

ルカ☆ルカ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:----

投稿 : 2021/09/19
閲覧 : 23

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ミラベルと魔法だらけの家のストーリー・あらすじ

監督:バイロン・ハワード『塔の上のラプンツェル』『ズートピア』、ジャレド・ブッシュ『ズートピア』
音楽:リン=マニュエル・ミランダ『モアナと伝説の海』
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン(アニメ映画『ミラベルと魔法だらけの家』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2021年11月28日

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