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「特別編 響け!ユーフォニアム~アンサンブルコンテスト~(アニメ映画)」

総合得点
78.0
感想・評価
107
棚に入れた
374
ランキング
563
★★★★★ 4.2 (107)
物語
4.0
作画
4.3
声優
4.2
音楽
4.1
キャラ
4.2

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☆の総合評価
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特別編 響け!ユーフォニアム~アンサンブルコンテスト~の感想・評価はどうでしたか?

白毛和牛 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

TVシリーズ3期に向けた前哨戦

本作の立ち位置としてはTVシリーズ3期に向けた前哨戦という感じですが、
内容的には他愛のない一つの出来事を描いたというだけで
ストーリー的には大きな盛り上がりとかは無く平坦な内容だったのと、
それと派手な演奏シーンとかも無く本シリーズとしては印象の薄い感は否めないけど、
でも久々に久美子や麗奈を初めとした馴染み深いキャラに会えたのと、
そして何よりも久々に本シリーズが観れた事が嬉しかったので
確かに今までのシリーズと比べて物足りない点こそ有るがそれでも楽しめました。

【評価】

75点・3B級

投稿 : 2024/04/22
閲覧 : 4
サンキュー:

0

お茶 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

3期への序章

新体制を描いたこと自体を評価したい。
今まで人気だったキャラクターが抜け、新しいキャラクターを生み出すのは、メリット、デメリットがあり、主人公で引っ張っていければいいものの、久美子は黒子役のようなタイプで目立ちにくい。そこをどう魅せるかが、面白さの分かれ目だと鑑みます。

物語はアンサンブルコンテストにむけて練習していく流れ。どのメンバーと組むか&練習での葛藤などが描かれていて、先輩も登場させるのが巧みな演出で、さらに新キャラクターを活躍させることで、デメリットを減らし、メリットを生み出していた。

周りからあれこれと言われながらも受け入れる柔軟性と、譲れないところは貫き、部の課題をなんだかんだ解決する久美子部長は、群像劇の主人公として優れたキャラクターだと思います。

リズと青い鳥などもそうですが、群像劇でありながら、特定の誰かにスポットライトを当てる作風は、本作のお家芸といった趣で、色々なスピンオフを生み出せる伸び代を感じさせます。

残念なのがインパクトに欠ける点。なにかしら劇的な展開や演奏がほしかった。三期がはじまっているので、そちらに期待ですかね。

投稿 : 2024/04/20
閲覧 : 45
サンキュー:

16

ネタバレ

アニき さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

劇場作品として満足のない駄作。

「1期2期でのあのキャラ達が還ってくるぞ。」

そういう3期のプロモ的な作品。
そして3期を作るための資金集めの作品。

それがこの作品の立ち位置だろう。
キャラが大好きという視聴をしているなら、

細かいセリフ回しや表現にいちいち喜んだり驚いたりできるだろう。
だが、「響けユーフォニアム」としてどうなのかと言えば
「駄作だろう」と言わざるを得ないだろうな。

特に、ラストの「アンサンブルコンテスト」自体の部分を
作りこまずに大会までのキャラの動きに終始した作風は
タイトルにわざわざ「アンサンブルコンテスト」と
冠しながら、構成がおざなりすぎて
正直「金返せ」と言わんばかりの出来だ。
OVAで出たなら「まあこんなものかな」と思う程度の作品だった。

サブスクにあるなら見ても腹が立たないだろうが
これを劇場で見た人間っがこの作品から持ち帰れたものは

「三期いよいよたのしみだねえ」という言葉しかないだろう。
ドラマ自体を楽しみたい人間は見る必要はない。

投稿 : 2024/04/16
閲覧 : 29
サンキュー:

0

ネタバレ

Takaさん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

~アンサンブルコンテスト~

久美子2年生編で、部長になった直後の話。

60分程度なので、アニメだと2話分かな。
久美子部長としての取り組み方が見れる劇場版。

3期放送開始にあわせてサブスクで見れてよかった!

投稿 : 2024/04/13
閲覧 : 24
サンキュー:

0

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

スモール・ステップ

3期を前に配信されていたことに気付いたのです。
そう、図らずも、いや、図られたことに心地よさを感じつつ、ワクワクドキドキが止まらぬ、とても幸せな57分間でありました。
そして、ご覧になった皆さんと同じく、やはりあの場面ですよね。
開かずの窓の隙間から「…」、我が道をゆく鎧塚先輩のお姿、お声!
…もそうですが、学園モノと言えばの定番シーン、“渡り廊下”であります。重くて大切な物、マリンバを運ぶあのシーンですよね。
小さな段差を一度降りて、もう一度運び上げた時、スモール・ステップによる気付きが、何とも感動的でありました。
2年生キャラに厚みが加わり、一年生との絡みも板につき出しできたようです。
さあ、チーム黄前、京アニの新しいスタートを楽しみましょうか^ ^。

投稿 : 2024/04/03
閲覧 : 209
サンキュー:

16

ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

オフシーズン的な劇場版です。

久美子2年生編、第2弾劇場版です。
前劇場版で2年生編のメイン部分が終了しているので、今回はちょっとした付け足し。
上映時間も60分弱だし。

新部長久美子、本格始動。
たどたどしくも、いじらしい。
迷いながらも、成長は感じられる。
なかなかの適任じゃないかな。

基本優しいけど、ちょっと引いた目で人を観察する久美子。
厳格で融通が利かない麗奈とは好対照です。
この二人の信頼関係はますます堅固になったみたい。
あの自然なやり取りでわかります。
互いを補完できる良いコンビに成長しました。

そんな大したエピソードはない劇場版。
けれど、着々と足場が固まっている印象です。
だから、2024年4月から始まる3年生編は楽しみしかありません。
全国制覇してもしなくてもたぶん、感動するでしょう。

投稿 : 2024/03/24
閲覧 : 167
サンキュー:

18

ネタバレ

たかし さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

久々のユーフォニアム

来年から始まる3期の前座みたいなポジションの作品
今までみたいな圧倒的な感動はなかったけど、みんな可愛すぎてずっとニヤニヤしていた
ちょっと気になったのは、どうせ部員の投票が優先されるなら一般投票ってやる意味あるのかな?と思った

投稿 : 2024/03/21
閲覧 : 120
サンキュー:

6

ネタバレ

タック二階堂 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

“神アニメ”3期のための助走。

詳細は公式サイトでも見てください。

2024年春アニメで放送される3期の前に、2023年に劇場公開された、いわゆる「番外編」といった位置づけの作品です。

とはいえ、番外編ではあるのだけれど、久美子が新部長に指名されて初めての大仕事「アンサンブルコンテスト」の校内オーディションに参加するための、各部員への気配り目配り心配りを部長として行うといった話。

要するに、3期への助走といったところでしょうね。

OPのクレジットから号泣です。なぜって、狂人によって命を奪われたキャラクターデザイン・池田晶子さんの名前が…

作画は安心の京アニクオリティ。やっぱり「ユーフォ」は京アニの看板作品だなあと感じさせてくれる文句なしの出来。もちろん、1期、2期、「リズの青い鳥」などシリーズを観てこないとわからない部分はありますが、追いかける意味は十分にある作品です。

そして、3期という名の次の曲が始まるのです。

投稿 : 2024/03/21
閲覧 : 67
サンキュー:

5

あ~にゃ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ストーリー構成が残念

これはファンしか観ちゃダメなやつですね。

ファンだったら懐かしいキャラ達が動いて喋っているだけで感動ものだと思います。
声優さんはとても良いし、作画もまあまあ良かったです。

しかしながらストーリーが‥
なぜ1時間なのか分かりませんが、中途半端としか言いようがないです。
セリフに関しても吹奏楽をやっている人にしか分からない言葉が多く、内容がよくわからない場面も多かったです。

今回はシーズン3へのつなぎと考え、次に期待したいと思います。

投稿 : 2024/03/20
閲覧 : 48
サンキュー:

1

ネタバレ

RFC さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

3の予習 久美子2年の関西大会の後の小話

ここまで私的ユーフォの評価は非常に高いです。
短編集を拾った初めての作品ということで、視聴開始。

【作品概要】
久美子の2年の都市のコンクールの成績は、
関西大会金賞に終わりました。
来年への強化も兼ねて、アンサンブルコンテストへの参加を
新たに部の活動に組み込みます。

アンコンに出場できるのは各校1組だけ。
今作は校内予選の物語。

【作品に対する感想】
これまでにない良かった点もありつつ、
アンコンの話だけで劇場版として成り立たせるのはちょっと
しんどかったか?という印象です。
これ単品では「こういうことがありました」という日記、
およびキャラ紹介になっちゃってます。
ということで従来の作品群に比べると評価は低めです。

1)物語
 ➀強いインパクトの話ではない
  1期のソロ戦争+府大会突破
  2期のみぞれ+関西突破+あすか
  誓いのフィナーレのまさかの敗北
  といった強烈な物語がない 
  というのが、まず厳しい所ですね。

  本当はこういう物語はテレビシリーズの
  どこかに織り込みたいところだと思います。
  しかし構成上それが難しいんでしょう。

  アンコン  12月~
  北宇治定演 2月ごろ?
  と冬場のイベントです。
  
  一方でテレビ版の物語は
  コンクール(8~10月)を最後の大イベントとしたい
  でしょうから、入れづらいんだと思います。 

  クール全体の流れを
  3年生引退後の新体制⇒進級・新入生⇒コンクール
  としてしまえば出来なくはないんでしょうけどね。

  盛り上がりという点では、むしろ「未来へフェルマータ」
  (Tp.小日向夢の話)入れたほうが良かったかもです。
  ↑涙腺やばいです
  
 ➁演奏のテクニカルなところが描かれてた
  ・低音楽器の鳴りの遅さ
  ・呼吸の必要性
  まあほんの一部なんですけど、
  それでも描いてくれて嬉しいですね。 
  
 ➂個人≠アンサンブル≠全体
  全体で全国レベルでもアンサンブルだとイマイチ、
  全体でいまいちでもアンサンブルだとめちゃ強かったり。
  メンバーだけ見たらチーム高坂が強そうでも、
  結局クラ4が代表になったり。
  これ結構あるんですよね。
  原作者さんが経験者なのがリアリティ面で強みですね。

4)音楽
 文化祭のOMENS OF LOVE!
 これだけでご飯3杯いけるくらい好きな曲なんで、テンションMAX。
 どこかの高校の吹奏楽部の演奏ではじめて聞いて
 ものすごく心揺さぶられたんですよね。

5)キャラ
 ●釜屋つばめ
 Percussionって、みんな違う楽器やってるから
 ミスったら誰もカバーできないんですよね。
 そういう意味では割と心臓に毛が生えた
 強メンタルな人でないとしんどいと思います。
 釜屋さんのようなタイプはキツそうって思って視聴してました。
 

6)印象深いシーン
{netabare}
 ➀みぞれ 
  「窓開けるの上手いね」
  みぞれの心の扉ってことですよね?
  みぞれは割と詩人なのかもしれません。
  
  あと小さなことなんですけど、
  アンコン予選のフォロー、希美が参加してても
  ちゃんと自分の意志で断ってるんですよね。
  これがみぞれの高校生活の成長の証かなと思えます。

 ➁久美子の観察眼
  麗奈は天才肌なんでしょうね。
  凡人がなんで出来ないかが分からないんでしょう。
  ゆえに凡人久美子にこそできることがあります。

  麗奈は高みに立ち、みんなの目標になればいいと思うので、
  彼女はこのままでもいいのかなと思います。
  もちろん両方の視点を切り替えられるなら、なおベターですが。

{/netabare}

投稿 : 2024/02/10
閲覧 : 73
サンキュー:

13

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

チューニング、OK!

この作品の原作は未読ですが、TVアニメと劇場版は視聴済です。


新世代スタート♪

京都アニメーションが描くのは、吹奏楽に懸ける高校生たちのささやかだけれど“トクベツ”な青春!

武田綾乃の小説「響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部のホントの話」(宝島社)から、人気エピソードを中編アニメーション化!

強豪吹奏楽部の新部長、はじめての大仕事は部内の“調整”!?

総勢65人の吹奏楽部。

主人公・久美子の部長としての日々は、部員たちから舞い込む相談と勃発するトラブルで幕を開ける。

無事に初仕事をやり遂げることができるのか──。

チューニング、OK!


新部長・久美子を待っていたのは、
アンサンブルコンテスト――通称“アンコン”に出場する代表チームを決める校内予選だった。

無事に予選を迎えられるように頑張る久美子だが、なにせ大人数の吹奏楽部、問題は尽きないようで……。

様々な相談に乗りながら、部長として忙しい日々を送っていた。

部員たちがチームを決めていくなか、肝心な久美子自身はというと、所属するチームすら決まっていなくて──。


公式HPのINTRODUCTIONとSTORYを引用させて頂きました。

本作は京都アニメーション放火殺人事件発生後、初となるシリーズ新作となる。
同事件ではキャラクターデザイン・総作画監督の池田晶子や楽器設定・楽器作画監督の髙橋博行など本シリーズの主要スタッフも犠牲となっているが、2名とも引き続きスタッフとしてクレジットされている(wikiより)。

正直、あまり引きずらない方が良いのかもしれません。
きっと、京アニの皆さんは思いを残しながらも前に進もうと必死になっていると思いますので…。
ですが、あまりにも事が大き過ぎて作品を見ると事件が頭をよぎってしまいます。
この記憶が消えることは一生無いと思うので、微力ですが引き続き応援したいと思います。

公式サイトを見たら、きっと気付くと思います。
この作品ならではの、こだわり抜かれた楽器の緻密さと輝き…
教室に差し込む日差しが生み出す陰影が、決して従前とクオリティが変わらないことを物語っています。

黄前部長の初仕事…
4月より本格的に始動する第3期が始まる前に、黄前部長の仕事っぷりを見られた構成は良かったと思います。
彼女らしさが溢れているというのが私の率直な感想です。

最上級生で部長ともなると、背中でモノを語る先輩もいると思います。
昔の職人の様に、師匠の技は見て盗め…みたいな感じ^^;

でも久美子の後輩に対する接し方は、それとは真逆でした。
一つの道を指し示すのは、きっと簡単なんです。
ですが、幾つもの可能性の中から最適な選択肢を後輩に選んで貰おうとすると、そう簡単なことではありません。
幾つもの可能性を提示するって、個人差があるので結構難しいですよね。

そこに寄り添う久美子の姿を見れたのは、彼女自身の成長を感じた一面でもありました。
1年生の時には自分の事で精一杯だったんですから、それを考えると喜びもひとしおです。
この作品を視聴して、第3期が益々楽しみになりました。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

主題歌は、TRUEさんによる「アンサンブル」

約1時間弱の作品でした。
サクッと視聴できるので、4月から第3期を視聴するなら必見の作品だと思います。
一回り大きくなった黄前部長、高坂麗奈との変わらない距離感など、見どころ満載でした。
4月からの第3期は絶対視聴したいと思います。
楽しみに待っていますね!

投稿 : 2024/01/14
閲覧 : 66
サンキュー:

15

ネタバレ

すたぺり さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

映画館で観ました。

全体的に良かったですが、もっと演奏シーンが欲しかったです。続きを楽しみにしています。

投稿 : 2023/12/28
閲覧 : 37
サンキュー:

1

ヒロインコレクター さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

3期に向けて

懐かしい気持ちとお馴染みの気持ちが混ざって嬉しい気持ちがありました
ただ映画になってから少しずつユーフォも力落ちてきているとは感じたから今回も現状維持のAランクアニメ映画です
3期に向けての指標になればと思って見ました
ただ京アニさんが復活してリハビリ中にも関わらず質の高い作品作る力を確認できて収穫でした

投稿 : 2023/12/26
閲覧 : 49
サンキュー:

3

ネタバレ

既読です。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

アニメ無くしては語れない原作。31日~3日Eテレ11:05!!

響け!ユーフォニアムのシリーズが放映!!
EテレはCMがないのでGJ!

ところでアニメと原作を何度も見返してますが
アニメは麗娜と久美子の互いの特別感を
盛ってますが・・・ソリの相手は

久美子がいい<上手な久美子がいい
<<上手な相手がいい(滝先生御指名)

となります。
久美子はいとも簡単に麗娜の特別の座から
降ろされます。

原作では辛くて仕方がなかったです。
アニメではマイルドにして欲しいです。

2023年8月4日

原作通りで波乱なしでした。
ただ、OPでユーフォだあ!!
って気分が上がります。

EDエンドロール後に三期の
プチ予告がありますよ。

本作では三期の波乱となる
麗奈無双を期待したのですが。

そう言えば布石はあったかな?

まあ、原作未読の方は
お楽しみということで!

2023年7月11日原作再読。

ユーフォは波乱が必須なのに
原作「アンサンブルコンテスト」
には、波乱らしい波乱がないので
映画では盛るのかなあ?

何にしても楽しみです!!

2023年4月28日(金)聖地巡礼。

宇治駅を降りてダッタン人
朝霧橋を渡りながらプロバンス
塔の島でリズ青
観流橋と宇治川を眺めながらランチ
からの宇治観光センターで
ポスター見つけ
「ハウわっ!!」
ってなりました。

投稿 : 2023/12/16
閲覧 : 212
サンキュー:

10

ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

最終楽章に向けた、久美子部長のプロローグ

アニメーション制作:京都アニメーション、
監督:石原立也、副監督:小川太一、
脚本:花田十輝、キャラクターデザイン:池田晶子、
総作画監督:池田和美、音響監督:鶴岡陽太、音楽:松田彬人
音楽協力:洗足学園音楽大学、
演奏協力:プログレッシブ!ウインド・オーケストラ
吹奏楽監修:大和田雅洋、原作:武田綾乃

部長に就任した黄前久美子。
最初の大仕事は、アンサンブルコンテストとなった。
これは小編成による大会で、吹奏楽連盟が主催。
全国までの道もある大きなコンテストのことだ。
久美子は、60名を超える部員全員の前に立ち、
「全国大会」の文字が書かれた黒板をバーンと叩いた。
つまり、前部長・吉川優子のパクリである。

今回の物語は、久美子が部長として
自分らしいやり方について悩み、
吹奏楽部をまとめていく話がメイン。
これまでの黄前久美子というキャラクターが
部長という役職に就いて、久美子らしいやり方で
どのように部をまとめるのかが
最大の見どころとなっている。

そのひとつとして描かれているのが、
鎧塚みぞれとのやり取り。
初めて原作を読んだときは
よく理解できなかったのだが、
久美子は、他者の心の「窓を開ける」のが
上手いということなのだろう。
ユーフォ初期の頃は、あらゆる事件に遭遇する「特技」を
持っていたが、そのうちに問題に直面して、
他者の心に入り込んで、なるべく波風が立たないようにしながら
解決に導くことができるようになった。
ここで言う「窓を開ける」とは、「他者の長所を引き出し」たり、
「その人の立場での気づきを与える」ということだろう。

今作での久美子はさまざまなところで「らしさ」を発揮する。
アンサンブルコンテストにおける投票のやり方や、
部の全員があぶれないように編成を組ませること、
加藤葉月に対しての心配り、
釜屋つばめの演奏についての気づきと心のフォローなど、
久美子らしい部長としてのふるまいが確立された印象だった。

また、違った方向から見たこの作品の特徴は、
アニメ発のキャラクターが原作に取り入れられ、
再び、アニメで活躍するところだ。
それは、今作の主人公ともいえる立ち位置の
パーカッションの釜屋つばめと井上順菜。

原作に登場しない吹奏楽部員の名前は、
最初のアニメ化のときに全員のキャラデザを
確定させるために考案された。
知っている人も多いと思うが、
ふたりは、それぞれかまやつひろし、井上順が由来。
グループサウンズに所属していた
ミュージシャンの名前を参考に命名された。
原作に存在しないアニメのみのキャラクターの一部は、
後の原作で著者の武田綾乃が取り入れるという
逆輸入とでもいうべき手法がとられたのだった。
ちなみに、グループサウンズ系の名前は、
ほかにもパーカッションの堺万紗子(堺正章)、
ホルンの沢田樹里(沢田研二<ジュリー>)など
アニメでは多数存在している。

演奏会のシーンがない今作において、
いちばん重要な場面は、ほかの演奏者と合わせるコツを
気づかせてあげた久美子が、
つばめとふたりでマリンバを運搬するシーンだろう。
{netabare}これは原作にもあるのだが、
アニメでのシーンは不自然と思えるほどしっかり見せている。
渡り廊下での段差で重いマリンバをふたりで下ろして、
持ち上げていくという何てことのないシーンを執拗に描く。
そして、最後の段差を上げるときに
つばめの意識が大きく変化した会話があり、
つばめが積極的にひとりでマリンバを押していく。
それを久美子が優しい眼差しで見つめるのだった。
久美子部長が大きな仕事を成し遂げたことを示していた。{/netabare}

{netabare}アンサンブルコンテストの結果、
優勝はクラリネット四重奏『革命家』となった。
久美子たちはベストを尽くしたが、
一般投票で2位というものだった。{/netabare}
ただ、今回の小編成での練習によって、
つばめの件を含め、吹奏楽部全体の
強み、弱みがはっきりした。
全国吹奏楽部コンテストに向けて、
とても良い機会となったのだった。

物語のラスト。
久美子が音のする方向に走って何かを見つける。
最終楽章の予感が示された。
2024年の春クールに最後の物語が始まる。
ずっと待ちわびていた作品の結末が
いよいよ放映される。
楽しみで仕方がない。

※約4年前に起こった京都アニメーション放火事件。
甚大な被害を受けながら奇跡的に助かった人を含め、
新たに参加した人たちとともに会社が再建され、
いよいよ待ちわびたシリーズが再開された。
キャラデザに少し違和感を覚え、
作画監督の池田晶子氏がいないことを思う。
また、演出の山田尚子氏が戻ることはない。
裁判が始まり、被告の動機が明らかになり始め、
山田尚子氏への感情が語られるなど、
取り返しのつかない現実に再度痛みを感じる状況。
元には戻れなくても、傷を受けた人たち全員が、
前を向いていける状況になることを願う。
(2023年9月16日初投稿)

投稿 : 2023/09/22
閲覧 : 441
サンキュー:

26

ネタバレ

ぴかちゅう さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

再始動!でもユーフォを響かせる見せ場はカット・・・

ついに、響け!ユーフォニアムが再始動。大好きな作品の一つで、滅多に買わない原作も遅ればせながら読み進めています。しかし、冒頭、久美子が、同じく黒沢ともよさんが声優をしている「スキップとローファー」のみつみにしか聞こえず、焦ってしまいました笑 部長のみつみとか、普通にありそうですからね笑 

全体としては、2年生(久美子の代)と3年生(リボン先輩やポニテ先輩の代)の主な登場人物を網羅しながらも、このあとのTV3期久美子3年生編で登場する同級生や後輩たちにもスポットをあてることで、TV3期への導入も兼ねているようです。個人的にはモブで一番可愛いと思っている堺万紗子の出番がなかったのが残念。

それから、アンサンブルコンテスト、演奏が冒頭だけだったのは、とても残念でした。予算の問題なのでしょうが、ちょっとこれはどうなんだろう、と思います。尺が長い映画なら仕方ないかな、と思いますが、本作は尺がかなり短いですし。せっかく音響のよい映画館で視聴しているのに。。。

総じて、ユーフォファンなら見るに値するとは思いますが、この内容だったら映画館でなくてもよいかもなぁ、という印象は残ってしまいました。とはいえ、TV3期、楽しみにしています。

投稿 : 2023/09/14
閲覧 : 99
サンキュー:

6

ネタバレ

ひろたん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

世代交代の時期の雰囲気が良くも悪くも出ていた

私も吹奏楽部でしたので、このシリーズはとても好きです。
ただ、いままでの作品に比べると今作はもう少しだったかなと言うのが素直な印象。
上映後の劇場の雰囲気も満席に近い割には全体的に無言で少し重ぐるしく感じるくらい。
他のお客さんも期待値には届いていなかったと思っている感じなのでしょうか・・・。


■引退した3年生の存在は偉大
{netabare}
実は、指揮者、部長をはじめとする3年生の存在が偉大だったと気づかされます。
特にあのド派手な雰囲気の指揮者の田中あすか先輩!
その雰囲気で部を引っ張ってきたのがそのままアニメの印象にもなっていたようです。
でも、その偉大な先輩が抜けてしまいました。
そして、どちらかと言うと、おとなしめな2年生を筆頭とした部になりました。
とくに今回部長になった久美子は、その性格上、表面的には、派手さはありません。
そんな久美子自身も3年生の偉大さをいやと言うほど痛感していました。
最初は、なんとか雰囲気だけでもあすか先輩に似せようと四苦八苦していました。
そうなんです、新部長になって一番悩めるのがこの時期なのです。
そんな中で、久美子は、自分が部長としてどうあるべきかを模索していきます。
そして、徐々にではありますが、「久美子部長」らしさを見つけていきます。
これができて初めて本当の部長になれる、そんな大切な転換期を描いた作品でした。
{/netabare}


■この作品の雰囲気は実は意図したもの!?
{netabare}
今までの作品の延長線上で観ようとするとちょっと物足りないかもしれません。
それは、この作品は、北宇治高校吹奏楽部の射影そのものだからです。
そして、その吹奏楽部は、引退した3年生が作り上げてきたものでした。
それが、世代交代するタイミングで、一度、リセットされるのは当然のことです。
そう考えると、今回の作品は、ある意味その雰囲気がとてもよくでていたのでは?
実は、引退した3年生とのギャップを見せるのがこの作品の意図だったのでは?
そう思うと、あながち悪いとは思えないんです。

私は、確かに、今までの作品の雰囲気と同じものを期待した部分はありました。
でも、それではダメなんです、今回は。
なぜなら、「これからだから」なので。
今回は、久美子部長が成長するきっかけをつかむ大切な物語でした。

今回の作品の雰囲気は、おとなしめですし、生ぬるい部分はあったかと思います。
それでも、その中にはふつふつと熱いものが芽生えたことを感じることができました。
{/netabare}


■まとめ

私も、吹奏楽部の部長でしたので、久美子の気持ちが痛いほどわかる作品でした。
私もカリスマのような先輩とは真逆のタイプでしたので、本当に共感しかありません。
とにかく久美子部長には、がんばれ!がんばれ!と言いたくなる作品でした。
来年、3年生になった久美子部長が全国大会にどのように挑むかがとても楽しみです。

ところで、パートごとに楽器を持ってポーズをとっている写真が作中に登場します。
そうそう、やったやった、こう言うの!って感じです。
吹奏楽部だった人には、とても懐かしかったんじゃないでしょうか?

投稿 : 2023/09/03
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18

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テナ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

そして次の音楽が始まったのです。

この作品は楽しみにしていた作品の1つです。
主人公の久美子が部長になり後輩を導く立場となります。

まず全体を通して劇場アニメではなく特別編、映画館でみるOVAに近いかな?と思います

内容はアンサンブルコンテストが題材になっています。
全体的評価は悪くなく100点中で言うなら90点です。

何故、90なのか、演出にストーリーに演技に映像や音は文句なしの素晴らしい作品です。
ですが、1つ残念なのが部内での大会参加を掛けた出場権の審査がオールカット。
時間的に出来なかったんだろ?仕方ないじゃないかと言われると、そうなんですが……

せっかく、劇場と言う舞台でアニメと言う映像や音源を使えるのですから、そこは部員の頑張りの成果を見せてよ!ってなります。
せっかく、引退した3年の先輩方も参戦してくるのにww

勿論、他は凄く良かったけど、他が良かった分、そこの残念さは浮き彫りになってしまったかな?

で、今回はやっぱり久美子が良かったかな。
麗奈に嫉妬する場面や、逆に麗奈の久美子に対する不安そうな表情は可愛かったです。

最初は、久美子は部長としてはなんだろ?
少し頼りないかな?って。
最初は投票の話とかも自分の意見と言うよりは反感を買わないように、2つの意見を纏めて間を取ったりと……

確かに部長とか立場ある人って自分の事より部員を気にかけたりとか、1人1人の意見を聞いてしっかり自分の意見を加えて発言する事も大切だと思いますし、久美子は自分の意見を言えてないかな?と思いますが、けど、最初はそんなもんですよね。

初めての部長だし、手探りだし、私もそうした場合は意見の両方を纏めてました。
部長って立場だし、どちらかに肩入れも中々出来ないですよね。
そうした決断をするのが部長かもしれませんが、それは誰もが出来る決断ではなく、意見の間を取ると言う久美子が選んだ回答の理由が解る気がしました。

でも、久美子は部長として成長していきます。
部員を一人一人見てアドバイスをする。
これって凄く難しい事ですよね。

その人を一人一人見ていないと絶対に出来ないアドバイスです。
出来ない事にザックリした言葉で言うのではなく的確にアドバイスをする。
出来ないなら出来ない理由を一緒に考えてくれる。

良い部長さんだと思う。
彼女が部長に選ばれた理由が解った気がしました。
麗奈が言う様に「部長に向いている」のだと思います。

麗奈は逆で厳しい先輩かな?
彼女の言葉は正論です。
言葉は厳しくても実力や頑張りを認めてくれる先輩だと思う。

多分、1番優しい人かな?
優しいだけが優しい人じゃないし、優しいから相手の事を思うから相手に厳しくあたる。
厳しいのは、その人なら出来ると信じているからです。

けど、久美子の言うように本当に彼女の言葉は「正論」なんですよね。
正論は正しくはあるけど正しさは時に人を傷つけるし、心を簡単に折っちゃう場合もある。
だから、正論を伝えるのは正解かもしれないけど正しさではないと思います。

けど、やっぱり麗奈は良い先輩だよ。
優しい久美子先輩と厳しい先輩の麗奈先輩
上手くバランスが取れてる気がしました。
副部長は……副部長は……力仕事担当かな?
出番が少なすぎてあまり言葉に出来ないww

そして、コンクールの結果は……
私はてっきり……
けど、何かリアルな結果な気がしました。

さて、そんな訳で短い話ではありますが、久美子ファンは部長としての成長が楽しめるし、物語もいいし制作も安心の京アニさんだし、見るか悩んでる人にはオススメです!
悩むくらいなら見た方がいいレベルの仕上がりかと思います。

ラストの麗奈と久美子の決意。
彼女達の高校生生活最後のコンクールへの決意がカッコイイですね!

投稿 : 2023/08/26
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フェイルン さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

エンドロールは最後まで

大前久美子が吹奏楽部の部長になり初仕事といったところでしょうか。

アンサンブルコンテストという小編成でのコンテストへ出場する為のオーディションをするまでの過程を描いた作品。

理想通りにオーディションの組が出来なかったり、同じ組の中でのレベルの差をどう解消していくのかを部長である大前久美子が解決していく。

作画は京都アニメーションだけあり、被写体深度があって遠近感のある情報量の高い作画で安心して観られる。

普段は出番が少なかった登場人物にもスポットが当たり、更に成長もみられる。
吹奏楽の音に合わせて違和感なく動画している様はやはり京都アニメーション。

時間的な制限の為で、実際のオーディションの演奏は描かれない。
可能であればBlu-rayで完全版のようなものが後々出て欲しいが、劇場で同時販売しているので難しいか。

エンドロールの後は、3年製編への布石だろうか。
意味ありげな映像が流れる。

投稿 : 2023/08/20
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薄雪草 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

部長にだけ伝わるもの。久美子だけに聴こえるもの。

立場が人をつくる。

それを経験した人なら、痛いほど意味がわかるはず。

ドラムメジャーでも、副部長でもない。

北宇治をまとめ上げるのは、部長の役目なのだ。

滝先生は、{netabare} だから、久美子の意見というより、性格に賛助したのだろう。 {/netabare}


部長にだけ伝わるエンパワーメントってあるんだ。

北宇治に得られた滝先生ならではのマネジメントなのだ。



全国で銅。関西で金(ダメ金)。

その勝因は何か?

そこの敗因は何か?

全てはそこに伏線がある。

そして必然がある。


これまでの北宇治にあって、これからの北宇治にはいらないもの。


そのためのアンサンブルコンテスト。

風を吹かすのだ。

一人ひとりに、新鮮でフラットな追い風を。

自主自律を鍛え上げる、力強い上昇気流を。



EDが流れる。

ここまでの "軽さ" といったらどうだ。

北宇治の演奏に飢えて仕方がないじゃないか。

あぁ、このやるせなさにいったい何を吹き込めばいいと言うのだろう。

でも、ちょっとだけ待ってほしい。

{netabare}

EDのあとに流れてくる {netabare} ユーフォのメロディ。{/netabare}

誰も聴いたことがない、久美子が {netabare} 血相を変えるそのメロディ。{/netabare}

原作に傾注していた私も、意表を衝かれてしまった。


サウンド オブ ユーフォニアム。

たった10秒の演出が、99%の思い悩みを帳消しにしたのだ。

完全にガツンとやられた。

二の句が継げなかった。{/netabare}



城は人でもつ。

この "もつ" は、 "保つ" と書くのだそうだ。

北宇治という城。

もちろん城主は久美子だ。

2024年の春、新しいメンバーたちが石垣を組み上げる。

それぞれの夢を全てのステージで叶えるために。

その輝かしいプレイヤーシートの指名を受け取るために。


いよいよ事態は風雲急を告げるのだ。



京アニってすごい。

期待を少しも裏切らない。

原作をさらに超えてくる。

この58分はアツすぎる。

この入場料は、安すぎる!



おまけ
{netabare}
プロデュースとして【推しの子】と似た手法。

でも、コンテンツとしては久美子たちが先輩だよ?

3期もメインステージに押し上げよう!

わたしは【 推しの久美子 】で行く!!
{/netabare}

投稿 : 2023/08/17
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シボ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

新部長のスタート編

お盆休み、娘と一緒に劇場に足を運びました。
上映劇場数が少ないのもあっていつもと違う劇場まで足を運んでの
観劇でした。
席は満席で恐らくユーフォファンが多いんだろうなって
雰囲気、熱気が感じられて視聴前から期待感が爆上がりでした♪

今回は小編成での大会「アンサンブルコンテスト」に参加する
為の部内でのメンバー選定と代表を決める学内選抜を巡る
物語です。

新部長として部をまとめる立場になった久美子。

1年生の時に部に入るのをためらってた姿から見続けたからこそ
ここまできたか~ってなんか感慨深いです。

だからといってまだまだ貫禄とは程遠い
ぎこちない立ち振る舞いはご愛敬ですね。

メンバー選びで誰かに声をかける側(上手い子側)と
声かけられるの待ちで、残ってしまう子がいたり、独特な部の
人間関係がリアルです。
フォローしてくれる3年組も良いし、我が道をいくみぞれの姿も
らしくて良いです!

上手いメンバーを集めてどんな大会も本気で臨もうと
チームへの声掛けしてた麗奈。

それぞれの肩書、役割があるなかで麗奈と久美子の
お互い意識しつつも本音を後回しにする感じや本心を聞けて
ほっとする、そんな二人の深いところでの絆が嬉しくなりますね。

高みを目指すうえで麗奈のように技術でも立ち姿でも引っ張る存在が
もちろん必要だと思いますけど
そこは大所帯。
誰もが自信を持って前を進み続けるほどの実力がある訳では
ありません。
厚みのあるメンバー編成の為には部員みんなの底上げが大事です。

そんな時、先輩、後輩の橋渡しとして、1年生の相談役だった経験
を持つ久美子のような引っ張るってより後ろから押しあげる存在もまた
必要なんですよね。

久美子のちょっとした気付きや助言で
マリンバ奏者のつばめが自信を持って一気に上手くなっていきます。
葉月もそうだけど全体の底上げが出来る学校はきっと強くなるし
そういう流れが出来なければ、毎年メンバーの変わる学生の
部活動で強い学校であり続けることは出来ないんでしょうね。

マリンバの独特な響きが劇中心地よかったな~。

真っすぐ上だけを目指し1点を追う麗奈目線と
今まで何故そこに?ってくらい色々な人間関係に接してきて
常に周りを見てきた久美子目線。

どちらも目標を達成するためには不可欠なんでしょうね。
あっ、それとたぶん二人の調整役?の塚本も・・・


確実に成長している久美子達2年生ですけど
かつてのあすか先輩達のような新1年生からすると絶対的な世代差を
感じられるような大きな存在になれるのか?

いつも自分が正しいかどうかの葛藤をしつつ後輩を導いてく
久美子の姿にまだまだ貫禄のようなものは感じませんけど
それは1年生、久美子目線で先輩達を観てきたからこそ
感じるものであって
当時の小笠原部長にしたって、常に自分が部長として十分に出来てるか
の葛藤は描写されてたんですよね。

やっぱりずっとシリーズを作り続けてきてくれたからこそ
そしてそれを追ってきたからこそ
キャラの成長と共に1年生~3年生それぞれの立場、目線を
久美子達と一緒に体感できる。
あたかも自分が1年生から、2年生、3年生と時を重ねたかのような
リアルで熱い感覚を味わえる。
こういう青春、成長物語って大好きなんですよね~。

どのチームが代表になるかのクライマックス
部内のオーディションに当たる演奏シーンについては、
思い切りよくバッサリカットされてて
結果のみでの演出ってことでちょっとあっけなかったな~。

特別編だけど、演奏シーンはちゃんと入れてほしかった・・・。
音楽の審査って人の主観で多少なりとも左右されるものだろうし
劇中、一般票も加味されるってあったから、
かつての麗奈と香織先輩のソロオーディションみたいに
実際の演奏で自分も
審査するつもりで音楽聴けたら最高だったかな~って。

ただ
チームメンバー紹介を次々眺めてて、改めて吹奏楽部の人数の
多さ(特に1年生の充実ぶり)+新1年生が加わる更なる
熱いオーディションや全国金に向けての歩みに期待しちゃいますし
これだけの人達を高い目標にむかってまとめ上げ導いていく
久美子にがんばれ~~って気持ちが入っちゃいますね。

主要メンバーだけでなく各パートの
脇キャラまで見覚えある~~ってなることでより北宇治の吹奏楽部に
感情移入して観れるんじゃないかなって来春の新作が本当に
楽しみです。

そして、来春、次の曲が始まるのです!

投稿 : 2023/08/14
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25

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けいP さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

4年ぶりのユーフォ

部活の部長って大変よな。
自分も部長だったから分かる。
先生の仕事手伝ってるようなモンだから
タダ働きさせないでギャラ払えって
思うよなw

久しぶり登場(というか声を出した)みぞれ先輩。
久美子との窓のやり取りは意味深ですよね。

みぞれは窓を開けるのがヘタ
=心を開くのがヘタ

久美子は窓を外から窓を開けるのが上手い
=ヒトの心を開かせるのが上手い

みたいな?

窓を開けるのが上手い久美子部長は
ツバメちゃんの指導も上手くやる。
麗奈は人の窓を開けるのはヘタそうw

相変わらずミドリちゃんは強キャラですね。
そう、日本人は謝りすぎ、
場合によっては「ありがとう」に変えよう。

奏ちゃんの動きがコミカルで楽しそうw

ただ今作は初見さん向きではないですね。

投稿 : 2023/08/12
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9

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ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

そして次のステージが始まるのです。

原作未読 58分

完全新作中編アニメーション、事前に響け!ユーフォニアムの1期・2期・劇場版を観ることをオススメします。

劇場版の続きですね。新部長になった黄前 久美子(おうまえ くみこ)の部長奮闘記って感じでした。

アンサンブルコンテストは、少人数で組み披露するコンテストです。

出場は1組のみなので校内で予選することになりました。

部員同士でで自由に組み、練習していきます。

場面場面でクラシック調の美しい音色を聴くことできますが、演奏シーンは少なかった感じですね。

どちらかと言えば、黄前部長と部員との関わり合いがメインだった感じです。

でも、部員1人1人がよく分かるようになっていましたね。

お話は綺麗に纏まって終わっています。

そして嬉しいお知らせがありました。{netabare}(春が楽しみですね){/netabare}

主題歌はTrueさんが歌っています。

最後に、月曜(8/7)に観たのですが、入場特典は売り切れでしたw

投稿 : 2023/08/09
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nyamu さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

1本の映画と言うより3期への繋ぎ

内容は(当然作画も)良かったのですが、時間から分かっていたものの尺が物足りない。
見終わってユーフォ成分に更に飢えるという悪魔的仕様。

今までセリフが無かったメンバーにもフォーカスが当たったり、いつものキャラ同士の絡みにニヤニヤできたりなどで満足な一方、ユーフォと言えば豪華な演奏!だったのが今回は本番がバッサリ無かったのが残念。

今までのシリーズや映画で精緻な作画と場面に合った演奏がふんだんに盛り込まれていたので期待値が上がってしまっているようです。

久美子が部長になって覗き見する時間が無くなってしまったのか、久美子チーム以外の練習風景などは無かったのですが、その辺も見たかった。
梨々花の全員1年生チームとか、奏の打倒高坂チームとか、優子・夏紀・希美の3年フォローチームとか、それぞれ違っていて面白そう。

映画と言うよりテレビの半クールぐらいでやりそうな内容。来年の3期はこれの続きになるので今までのシリーズを見ている人には見ないという選択肢はありません。

投稿 : 2023/08/06
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9

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でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

春が待ち遠しくなりました

長い間、待った甲斐がありました。
58分の短い時間ですが、起承転結がしっかりしており、楽しんで鑑賞することができました。

主人公の黄前久美子(おうまえくみこ)はいつも謝ってばかりで、部長としての威厳がありません。
どちらかというと、ドラムメジャーの高坂麗奈(こうさかれいな)のほうがてきぱきとしており、威厳があります。

でも、久美子がいるとみんなは安心します。
きっと久美子はみんなの心の窓を開けるのが上手なのでしょうね。


この特別編では、部内で行われるアンサンブルコンテストが描かれています。
気の合う人達と一緒にチームを作り発表し、見事部内の投票で1位になったチームは代表として本大会に出場でできるのです。

久美子は、いつも巻き込まれキャラです。
今回は、麗奈が集めたチームに久美子も呼ばれて一緒に練習することで問題に巻き込まれます。

麗奈は、いつも一生懸命です。自分にも厳しいですが、一緒に演奏する人たちにも厳しい。
部内で最も演奏が上手な麗奈に厳しく指摘されると、それが的を射ているだけに、皆は委縮します。音楽が楽しめなくなります。
{netabare} でも、久美子の指導のおかげで、パーカッションの釜屋つばめ(かまやつばめ)は、見違えるようにのびのびと演奏ができるようになりました。{/netabare}

今回は麗奈の指導の仕方と久美子の指導の仕方の違いがしっかりと描かれており、久美子の指導方法が良いような印象を受けます。
でも、それは、麗奈がしっかり指摘してくれたからこそ、久美子の助言が功を奏したのだと私は思います。
やはり、久美子と麗奈は、お互い助け合い高め合う親友ですね。


ちなみに、今回は3年生も登場します。
吉川 優子(よしかわ ゆうこ)と中川 夏紀(なかがわ なつき)は、相変わらずケンカするほど仲が良いですね。
そして、鎧塚 みぞれ(よろいづか みぞれ)は、いつも少ししか話しませんが、なかなか奥が深いことを話してくれました。


そして最後は…、春が待ち遠しくなりました。
{netabare} 田中あすか先輩の持ち物と同じ銀色のユーフォ…。その演奏者は誰でしょうか?{/netabare}

投稿 : 2023/08/06
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ミュラー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

あくまでも繋ぎの作品

製作側も言っているように、3期の3年生編への繋ぎの作品。
57分という短編の映画。
内容より、ついにユーフォニアムが始動したという感慨が強い。

前回の作品は2019年4月の「劇場版 響け!ユーフォニアム -誓いのフィナーレ-」。
私、見た後宇治市に行ってきました。
そしてすぐ後にあの事件。
偶然にも世界はコロナ禍で様々な大会やイベントが中止になってしまいました。
でも今年から全面解禁。
まるで合わせたかのように、ユーフォニアムシリーズも動き出しました。
久美子たちを動かす原動力に、「悔しくて死にそう!」がありますが、
その悔しささえ味わうことができない日々が続いていたのです。
来年4月から3年生編がはじまるとのこと。楽しみに待ちます。

そんな前置きはともかく、映画そのものの評価を
{netabare}
冒頭の演奏の音はさすが。
ただ映画に関して褒めるのはそこだけかな。
もうリソースは3年生編に移行しているのだろうか。
映画としては雑な作りが目立ってしまった。
全チームの演奏はさておき、投票や結果発表の様子は描いてもいいんじゃない?
奏ちゃんが悔しがる姿を見たかった人は多いと思うぞ。
映画単体では凡作です。
京都アニメーションだからこそかもしれませんが、
妥協せずにいいものを作って欲しかったなあ、とは思いました。

あ、チーム編成見返したいならパンフレットは必須だと思います。
まあ原作既読の方には関係ないか。
{/netabare}

また今回も北宇治高校の面々について一言
黄前久美子:部長がんばって!
高坂麗奈:ドラムメジャーってことはあすか先輩ポジションなのか。
塚本秀一:あなたが副部長だとは。信頼感あるんだな。
川島緑輝:低音パートのパートリーダー。でも、幹部に入って欲しかった。
加藤葉月:主役級キャラながら技術の向上は遅い?高坂チームが1位になれなかった原因が彼女だとしたら・・
井上順菜:パーカスのパートリーダー。この映画で初めてセリフがあったのでは。いままでも演奏シーンによく映っていたけど。明るくていい性格だと思う。
久石奏:すっかり毒舌が身に付き、大物感が漂っている。ポスト黄前部長の第一候補なのでは。
剣崎梨々花:名プレイヤー鎧塚さんが卒業してしまったためオーボエは彼女にかかっている。黄前部長によればしっかりやっているようだ。
釜屋つばめ:この映画で自信を付けたので、コンサートメンバーを目指すようだ。
滝昇:ボサボサの髪は整えてから学校に来ようよ。

私は原作未読なので、続編が楽しみしかありません。

投稿 : 2023/08/05
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たつや さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

4年ぶりの待ちに待った1作。5秒で久美子の音に感動߹ ߹

公開初日に見に行ってきました🎺 2015年からアニメ1期が始まり、2期、リズと青い鳥、2019年の誓いのフィナーレと続き今回がなんと4年ぶり。もう響け!ガチファン勢からすると待ちに待った1作。映画開始5秒で久美子の音に感動し鳥肌がやばかった😭ほんまにこの音を聞くだけで来てよかったと思える。

映画の内容に関しては、基本的に12月のアンサンブルコンテストについての1幕で、学校単位で1チームしか出られないため、その1枠の出場を目指し、部内でバトルを繰り広げるというもの。響け!ユーフォニアムの強みはなんと言っても作画・音の良さ、そしてキャラクターの心情の表現力であると思うが、今回もその力が存分に、本当に存分に発揮されていた。部長としての自覚、2年生のそれぞれの立ち位置、つばめと葉月の心情などなど。ここは文章では到底語りきれないので、ぜひ映画でご覧になってほしい。メンバー決めは本当はもうちょい人間関係のいざこざがありそうだけど、まあ北宇治だし生徒のレベルも高いし大目に見た。

どのメンバーにも愛着が持てる、というのもこの作品の強みだと思うし、今回も素直に感情移入することができた。今回出てきた新キャラも含めて、一人一人どの子も欠けることなく個性があって、本当に良い。エクセレント以外の表現が思いつかない。

気になった点をあげると、やはり70分という今回の映画の短さだろう。やはり最後の展開が急すぎた感じは否めないと思う。なぜ70分という時間設定にしたのか、現場の考えや状況は勿論あるだろうが、やはり最後の詰め込みをもう少しゆっくり、+5.10分はいるだろうと感じた。久美子たち8人の演奏(金打8重奏)のフルシーンも見たかったし、そこをメンバー紹介にするのはちょっと意外すぎたなーと。1番気になったのは、結果発表のシーン。※最重要ネタバレかもしれません。

結果アンコンの枠を勝ち取ったのは{netabare}「クラリネット4重奏」だった。別にそこを1位にすることには不満はないが、その時の結果発表を「字幕」で終わらせたことにはちょっと不満かなぁ。せめて結果発表だけでもアニメーション、久美子や麗奈、奏たちメンバーの様子をアップに切り取るべきだったと思う。1期の1番最初、中学生の頃も久美子と麗奈がアップの結果発表だったし、これまでも結果発表には必ず誰かの表情が入っていたはず。それを文字だけで済ませてしまうのは、少し遺憾だった。{/netabare}

とまあ感想はこのくらいにして。まだまだ語り足りないことはたくさんありますが、それはどうか映画でご覧になってください。

それでは今回はこの辺で。総合評価は90点に限りなく近い89.9点で。4年ぶりの期待を裏切らない良い作品でした!

投稿 : 2023/08/05
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12

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かんぱり さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

3年生編への期待値を上げてくれた短編

8月4日初日に見てきました♬

OPは演奏から始まって、ユーフォが戻ってきたぁ!!って気持ちが上がるわたし。
いい曲だなーと思って調べたらT-SQUAREのOMENS OF LOVEだそうです。
ちなみに私の好きなTakarajimaという曲もT-SQUAREでした。

3年生が引退し、久美子が部長になってからの初めての大会、アンサンブル・コンテスト。
いつもの吹奏楽コンクールと違って、指揮者なし、編成も3~8人の少人数で演奏するみたいで。

好きな子たちで編成を組むんだけど、すんなり決まったり決まらなかったり・・
そういう苦労もあるかもだけど、少人数編成ってことは今まであまり目立たなかった子にもチャンスがあるってことで。
そういうところが面白いなって思いました。

久美子が部長としてアタフタしながらも頑張ってみんなをまとめてる姿も良かった。
{netabare}みぞれが久美子に言ってた「窓を開けるのがうまい」って心の窓のことかなって。
同じ編成チームになったマリンバ担当の釜屋つばめさん。
自信が持てなかった彼女が久美子と一緒に練習しながら少しずつ自信を持てるようになっていって、重いマリンバを2人で運ぶシーンがすごく良くて、最後いつのまにか釜屋さんが1人でマリンバを運んでいたのが印象的でした。{/netabare}

あと嬉しかったのは{netabare}葉月の演奏が上手くなったと評価されてたところ。
3年生編でレギュラーになってたら嬉しくてちょっと泣いちゃうかもです。。{/netabare}

唯一残念だったのが、{netabare}アンコンの演奏シーンがちょっとしかなかったこと。
これは尺の関係で仕方ないですけど、久美子たちのチームの演奏、マリンバも含めて聞きたかった。。{/netabare}

60分の短編でしたが、とにかく見てて作品の雰囲気、キャラたち、音楽などなど間違いなく私が感動したユーフォが帰ってきたんだって思うことができました。
久美子の、次の音楽が始まるのです。の決めゼリフも聞けたし。

エンドロール後にちょっと嬉しいお知らせもありました。
来年春がとても楽しみです♡

最後に入場者特典について・・
ヴァイオレット劇場版を見に行った時に特典の小冊子が在庫切れでもらえなかったんですけど今回は無事GET👌
3種類の書下ろし短編小説がランダムで貰えるんだけど、私のは久美子&麗奈のでした。

投稿 : 2023/08/04
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101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

先輩の想いを受け継ぐアンコン編

久美子2年生時、冬の短編エピソード(購読済)の中編OVA化作品。劇場にて鑑賞。

【物語 3.5点】
北宇治高校吹奏楽部の新部長に就任した久美子の初仕事。

アンサンブルコンテストとは小編成による演奏を競う大会。
勝ち抜けば府大会から地方、全国へと進むが、
代表して出られるのは各校一編成なので、北宇治では各々組んだチーム同士で部内オーディションを行うことに。

メンバー分けや、タイトな練習スケジュールに関する諸々。
それなりの地雷原であり、久美子部長の胆力を試すにはうってつけの初舞台。


アンコンについて本作では触れられない原作シリーズ(主に「第二楽章 後編 第四章」)の要素から補足すると。
北宇治のアンコン参加は、先代・優子部長の意志によるもの。
夏の全国吹奏楽コンクール終了後、3年生が引退してから新入生が入るまでの間の音の厚みの低落を補うため。
何より{netabare} 男子校のパワフルな演奏等の後塵を拝した関西大会の雪辱{/netabare} のため。
冬にも何か目標を設定し、部のレベルとモチベーションの底上げを狙った施策。

ついでに言うと、原作にて優子たちは幹部就任当初から次期部長人事の布石として久美子を新入生教育担当に参加させたり、
“黄前相談所”を部内に吹聴したりと暗躍。
(1年生の基礎練習を見続けて来た久美子だからこその“気づき”が、本作でも描写されているのが嬉しいです)

さらに優子らは部長が何でも抱え過ぎたとの反省の元、
部長、副部長に加えて演奏指導等を担当するドラムメジャーの役職を新設し、
麗奈を“入閣”させバックアップ体制を整備。

私にとってアンコン編は優子部長の置き土産を味わうエピソード。
アニメでは描かれませんが、“優子政権”はシリーズ三代の中で一番有能だったと私は確信しています。


多少トラブルはありますが、本作は久美子2年生編と3年生編をつなぐ物語ということで、まだウォームアップといった雰囲気。

ですが、正しいが部員を追い詰めてしまうドラムメジャー・麗奈。
優しいが優柔不断で舐められかねない部長・久美子。

久美子3年生編の原作既読組から見ると、来春予定の3期に向けて、
導火線付きの伏線が着々と張られているようで、早くも胃が痛いですw


【作画 4.0点】
アニメーション制作・京都アニメーション

例の放火事件に関しては同スタジオも取材メディアも触れない方針。
ですが、私はここに言及しないと書けないので、恐縮ですが敢えて踏み込ませて頂きます。

多くの貴重な人材が失われた同事件。
『ユーフォ』に関しては、キャラクターデザインで総作画監督も務めてきた池田 晶子氏。
楽器設定で職人芸と言うべき描写で演奏シーンを支えてきた高橋 博行氏。
特に、このご両人の喪失が大きく、訃報を知った時には、
私も、屋台骨をへし折られて、シリーズ再開の目処など立つのだろうか?と途方に暮れたものです。
前作から4年という月日も再建の苦難を物語っています。

本作ではクレジットにキャラデザ・池田 晶子氏、楽器設定・高橋 博行氏と故人の名を残した上で、
総作画監督に池田 和美氏(Key原作アニメ、『中二病』シリーズなど)
楽器作画監督に『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』にて高橋氏と共に細密な小物設定を担当した太田 稔氏を据え、
旧来の作風継承によるシリーズ存続を目指した模様。


これを踏まえて本作の作画。
課題が浮き彫りになるかもと懸念していましたが、
劇場版クオリティとしては最上級とは言えないまでも、OVAとしては及第点以上。
思った以上に高水準にまとめて来た印象。

楽器描写の方は、金管楽器の光沢含めて奮闘。
今回は特に木製鍵盤楽器マリンバにこだわりを感じました。
内部構造まで見せてみたり、移動、運搬の様子を描き込んだり。
私は見ていてマリンバがだんだん巨大宇宙戦艦に思えてきましたw
こうして一つの複雑な構造物を描き切った自信と経験。
確実に3期における大編成の合奏シーンに繋がると思います。

キャラデザに関しては、今回はまだ久美子2年時なので池田 晶子氏が残した既存キャラの設定を踏襲すればよく、
アンコン編は作画班にとっても丁度よい叩き台になったと思われます。

ただ、これが3年生編になると、新1年生も入部して来て、新規デザインを大量に用意しなければなりません。
今回は身体の一部だけ垣間見せた例の新キャラと合わせて、どう整合性を保って行くのか。
これから真価が問われるのだと思います。


【キャラ 4.5点】
エピソードの重要キャラとして二年パーカッションの釜屋つばめをピックアップ。
マリンバに苦闘する姿を通じて、あくまで音楽アニメとして愚直に行くとのシリーズのアイデンティティを再提示。
“釜屋”の名は3期でも重要になるので覚えておいて損はありません。

また“くみれい”が予想以上に高糖度と言いましょうか高粘度と言いましょうかw
“焦らしプレイ?”も絡めてぶっ込んで来るので、久美子&麗奈推しの方は衝撃に備えましょう。

その他、{netabare} 梨々花のあざと可愛さも増量された奏&梨々花。
ついにコンバス二重奏を披露した緑&求の余人の立ち入れない師弟関係。
相変わらず喧嘩している優子&夏紀{/netabare} など、カップリングの絆はより一層強固に。


葉月、緑輝と“北宇治カルテット”の他の二人の出番が多かったのも嬉しい要素。
{netabare} 「部長は謝りすぎるな」{/netabare} との緑の助言。
“閣外協力”なのがもったいない卓越した人間観察眼です。


引退した3年生もまだ卒業前ということで“南中カルテット”も健在。
それにしても{netabare} 「窓を開けるのが上手い久美子」{/netabare}
みぞれ先輩の視点は独特かつ的確です。


【声優 4.5点】
主演・久美子役の黒沢 ともよさん。
新部長として空回る様を絶妙な塩梅で表現する流石の演技。
そんな妙演に釣られた?麗奈役の安済 知佳さんも安心して、
外面は厳しい、久美子たちの前だけで可愛い所を見せる麗奈のままでいられます。

個人的に一番ツボだったのが、{netabare} 滝先生と親しげに雑談する久美子が、鋭く突き刺さる麗奈の視線を感じて「見るな」とモノローグ連呼する、ともよさんの平坦な演技w{/netabare}


その他のキャスト陣も継続。
不倫騒動で降板作品もあった滝昇役の櫻井 孝宏さんも続投。

同じく不倫騒動で降板が相次いだ鈴木 達央さんを起用し続けた『Free!』の時もそうですが、
プライベートで問題を起こそうが、裏で誰かを泣かせようが、演技には関係ない。
そう言わんばかりに、ゴシップなど意に介さずキャスティングし続ける京アニのある意味冷徹なこの姿勢。
私は断固支持します。


【音楽 4.0点】
定期的に吹奏楽の定番曲を起用して吹部アニメの矜持を示す本シリーズ。
今回はOPの「オーメンズ・オブ・ラブ」で疾走するメロディの高揚感と共に『ユーフォ』の帰還を宣言。

オリジナル吹奏楽曲「フロントライン~青春の輝き~」は、
焦点となるマリンバの課題を鑑賞者とも共有しやすい。
息を合わせて刻まれる木琴とチューバの成長を噛み締めながら味わいたい一曲。

ED主題歌はTRUE「アンサンブル」
アカペラから歌い出し、どんどん重なって行くブラスバンドにも押し負けない。
変わらぬ声量を生かした堂々たるバラード。

投稿 : 2023/08/04
閲覧 : 416
サンキュー:

24

ゆきとも さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/04/22
閲覧 : 0
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特別編 響け!ユーフォニアム~アンサンブルコンテスト~のストーリー・あらすじ

新部長・久美子を待っていたのは、
アンサンブルコンテスト――通称“アンコン”に出場する
代表チームを決める校内予選だった。

無事に予選を迎えられるように頑張る久美子だが、
なにせ大人数の吹奏楽部、問題は尽きないようで……。

様々な相談に乗りながら、部長として忙しい日々を送っていた。

部員たちがチームを決めていくなか、肝心な久美子自身はというと、
所属するチームすら決まっていなくて──。(アニメ映画『特別編 響け!ユーフォニアム~アンサンブルコンテスト~』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2023年8月4日

この頃(2023年8月4日)の他の作品

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