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「星屑テレパス(TVアニメ動画)」

総合得点
66.8
感想・評価
119
棚に入れた
306
ランキング
2638
★★★★☆ 3.4 (119)
物語
3.1
作画
3.8
声優
3.4
音楽
3.4
キャラ
3.3

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星屑テレパスの感想・評価はどうでしたか?

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

雰囲気から「きらら系」かな?と思ったら…そうだったw

レビュー タイトルにはこう書いたものの、実際に視聴した印象は序盤から、ちょっと違ったので、あれ!?と思ったのが正直なところ。

作画はだいぶカッチリとキマっているし、線もシャープな印象。
全体的に作画クオリティは高めな方かと。
きらら系らしい「ふわふわ感」や「ゆるゆる感」、「幼い感」に振った要素は控えめと言っていい、

何なら、視聴後の感想はキャラ同士の気持ちの衝突具合や葛藤具合から考えると、ガチモン要素も結構あったな、と。

しかし、この前に視聴したshyも、気弱な頑張る女子系だったが、連続でこのタイプを視てしまった。

星屑テレパス…。
このタイトルの要素はエッセンス程度でしたね。
ロケットと言う事で、星屑(宇宙)要素は間違いないですが、今のところ、まことしやかに描かれてはいますが宇宙人要素は、それ程メインストリームではなくキッカケ程度、おでこテレパスも折々に登場するスパイス程度といったところ。

「放課後ロケット日誌」でも、
「放課後ロケット倶楽部」でも、
「ゆるロケ↑」でもよかった気がしないでもないw。

え!どっかで聞いたことあるって?サーセンm(_ _;)m



物語は気弱でアガリ症でコミュ障で自己肯定感の低い主人公の小ノ星海果が(宇宙人の)明内ユウと出会って宇宙を目指す為にロケット作りを目指す…。
ひとりは、自分の居場所を宇宙に求めて、一人は宇宙に帰るために。
最も海果の目的は仲間たちとの触れ合いで変化していくことになるのだが…、この変化、成長を海果のキャラを受け入れて見続けられるかどうかが一つの課題かなぁ。
この手のキャラにはありがちですが、相当イジイジしながらの視聴になります。

そしてこの他にも、後に登場する雷門瞬もかなりクセのあるキャラで、こちらも相当イライラしながらの視聴になるかもしれません。
真の想いは後にポジティブな方向性として表れるのですが そこまでが相当強くあたります。
きらら系とは思えないギスギス感かもしれません、

バランスの良いキャラに見えた宝木遥乃も、雷門瞬と、かなりの衝突と自己、自身の心へのへの葛藤をみせます。

結局、本気でぶつかろうとすればこういうこともあるよね、信頼関係を築こうとすればこういうプロセスが必要になる事もあるよね。
此れ即ち「青春だなあ」って事なんですが、意外なほどこの面では硬派な作り だったかもしれません。

ロケット作りを目指すにあたって、良きライバル、良き仲間と出会い今後の目標も明確になった形で物語は終了します。

作品の作りとしてはきらら系の枠を外れ しっかりとした作りの作品になっていたと思います。
今後の物語についても興味がわき、今後の展開が気になります。
普通に 続編を作って欲しいぐらいの作りになっていますので、 機会があれば是非 続編を見てみたいと思っています。

投稿 : 2024/05/02
閲覧 : 167
サンキュー:

17

ネタバレ

とろろ418 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

宇宙を目指すシャボン玉

【魅力的に思った点】
・意外と物語性が強く、メッセージ性もある
・キャラクター(主に感情の爆発)を描けている
・上記の理由からシーン単位で突き抜けている部分がある

【残念に思った点】
・スロースターター
・終盤がかなり雑
・無理やりねじ込んだ感のある百合要素
・上記の理由から全体としてのレベルはイマイチ

【総評】
・70点
  よくある女の子たちがキャッキャウフフしてる日常系かと思いきや、意外としっかりした筋書きのある成長物語で良い意味で裏切られました。
  特に中盤の展開では上手くキャラごとの感情を爆発させているため、感情を揺さぶる力はかなりのものがあると思います。すべてがこの水準だったら90点ぐらいつけていたかもしれません。

  ここからは気になった部分です。
  まずは序盤が退屈なこと。この主な原因は瞬の加入が遅すぎたことでしょうね。物語進行の鍵と突っ込み役を担っている人物なので、逸早く登場させるべきだったと思います。
  終盤についてはもう悪い意味で言うことなし。たぶん尺の都合で端折ったんでしょうね。せっかく飛んだシャボン玉だったのに割れてしまったのが残念でした。たぶん本来なら{netabare}敗退後に瞬なしの状態で再出発→新たな仲間の加入→徐々に全員のレベルが上昇→嫉妬で捻くれた瞬が敵として立ちはだかる→負けて消えようとする瞬を引き留めて再合流 {/netabare}ってな感じの流れになっていたかと。
  最後はユウという存在。ここをファンタジーなのかそうじゃないのかハッキリしてくれないと見るほうが困惑するんですよね。おそらく今後物語上の謎として関わってくるんだとは思いますが、現状はただ百合要素追加したかっただけに見えちゃってるので、ユウを暈すなら他で明確にするなどの工夫をしてほしかったです。

  全体としては強い推進力を持ちながらも尺と構成の都合で残念な仕上がりになってしまった非常に勿体ない作品という印象でした。原作がどんな感じなのか気になるので今度読んでみようと思います。

【こんな人におすすめ】
・成長物語が好きな人
・ただの日常系じゃ物足りないと思う人
・シーン単位で良いものを探してる人

投稿 : 2024/02/01
閲覧 : 105
サンキュー:

1

あと さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 1.5 作画 : 4.0 声優 : 2.5 音楽 : 3.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

ギスギス、楽しくないきらら系

 きららアニメといえば学園の部活で女の子たちがキャッキャウフフしてるのを見るのが楽しいアニメなんですが、このアニメはずっとギスギスしてた上に爽快感や主人公のキャラも弱くて楽しいところがなかったですね。今の時代には珍しい電波系ヒロインとぼっちコミュ障系主人公で、妄想を膨らませるのかと思いきや単純にこの子が友達がいないだけ、友達がいないという理由もなんだかよくわからなかった。女の子たちでギスギスさせるならもうちょっとリアルな展開だったり衝突だったりを描けばいいのにな、と思ってしまった。現実でこんな気持ち悪い衝突する女の子たちなんていないし、こんな形で問題が解決するほど世界は優しくない。
 結局全員コミュ障で傷つくのが怖くてウジウジしてるだけ、というのが見ている側としてはイライラしてしまい可愛いキャラにも妙にシリアス要素が付きまとうので萌えキャラとしても見れなかった。
 キャラの作画などはすごく良かったが、可愛いきらら要素と妙にシリアスな要素がなんか邪魔になってたし青春ストーリーにしてはあまりに暗すぎる。
 そもそもストーリー展開として最終目標が宇宙に行くためのロケット作りとかちょっと無理がありすぎる。結局ロケット作りが一時しのぎの居場所にしかなってない。この関係性は続かない。その上雷門瞬(またたき)ちゃんに任せっきりでその上会話もしない。仲が良いとは思えないのになんか急にイチャイチャし始める。キャラのやり取りが違和感。雷門さんしか常識人がいないのにすぐヘラるからね。青春ストーリーとしても何を成長したのかわからないし、主人公がずっとふわふわしてる。
 単純に楽しくないという評価なので良くはなかったです。

投稿 : 2024/01/31
閲覧 : 243
サンキュー:

1

エゴ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

暗い

きららのアニメって、明るいイメージがあったから期待してたより、暗いというかギスギスしてた。

投稿 : 2024/01/30
閲覧 : 66
サンキュー:

1

ネタバレ

たくすけ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

自分が見たいきららアニメと何かが違う

雰囲気はいつものきらら風だし、ほんわか系きららアニメは好きだけどいまいちハマらなかった。

海果の宇宙に行くという目標が大きすぎる。
きららアニメって現実的な活動したり目標を立てることが多くて、活動を通して変化があったり目標を達成したりする所が個人的に見所だと思ってます。
ハナヤマタは花彩よさこい祭りに出る
ぼざろはコミュ障の自分を打ち破ってステージに立つ
スローループは釣りを通しての交流
という感じで近い所に目的や目標があるから見てる側としては感情移入しやすいと思う。
今作は目標がでかすぎて「いや、無理でしょ…」と思ってしまう。
夢が大きいのは素晴らしい事なんだけどね。
主人公が宇宙飛行士になるために小さい頃から勉強してるとか、バイトしてお金貯めてますとかやってるなら応援したくなるけど、そんな事はない。
何よりも宇宙に行きたい理由が「人付き合いができないから、したくないから宇宙に行きたい」的な事らしい。
何言ってるのこの子…
それにはわわわしすぎ。
あのあのあのでもでもでもみたいなキャラはちょっとイラっとする。
きららアニメにありがちな内気な主人公は慣れてるけど海果には共感しにくいです。

海果の相方的なユウは宇宙人と自称しており中々痛いです。
ギャグアニメじゃないので笑いにならないし見てる側は頭の中でどう処理していいのかわかりません。
ロケット同好会の要である瞬はイライラカリカリしてて海果とは逆の意味で面倒臭いです。
不登校だけどそもそも行く学校を間違ってるので自分がやりたい事をできる学校へ転校したらいかがでしょう()
遥乃は4人の中で1番まともでこの人居なかったら話が成り立たないと思われるが他の3人の癖が強いので存在感は薄め。

途中から宇宙に行くという目標や同好会の活動よりも、4人のやり取りがメインになった感がある。
女の子同士で色々あるのはきららアニメのお約束なのだが瞬がカリカリしすぎでギスギスしすぎ。
ギスギス展開は嫌いじゃないけど瞬がいつもカリカリしてるからちょっとしんどい。
きららアニメは嫉妬して軽く揉めましたくらいでいい。

ぶつかり合いながらも良い感じになって終わってはいるのだが、設定が合わなくて感情移入できず乗り切れないまま終わってしまった。
一見無理そうだけど頑張ればできるかもくらいの目標だったら良かったかもしれません。
「宇宙よりも遠い場所」がそれかと。

作画は良かったです。
Studio五組さんやればできるじゃん。
今作の作画のために「夢見る男子は現実主義者」が犠牲になったのだ…

OPとEDですが、楽曲自体は良いのだけど伊藤美来は相変わらず下手…歌も演技も成長しないね…
サンドリオンは某成海さんのゴタゴタで活動してないのかと思ってました。頑張って下さい。

2023年のきららアニメは今作だけだったんですよね。
年1だと淋しいです。
ヒットしたぼざろ以来1年振りのきららアニメでしたが、残念ながらここ数年のきららアニメで1番のハズレでした。

投稿 : 2024/01/21
閲覧 : 130
サンキュー:

4

ネタバレ

はく さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 2.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

2期をやってほしい作品

キャラが可愛くて設定も面白かった。
ただ、仲間同士の喧嘩なども多く瞬がやっと正式に仲間になってこれからというような作品なので2期をやってほしい作品。

投稿 : 2024/01/21
閲覧 : 98
サンキュー:

1

ネタバレ

Glutton さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

作画は安定感抜群

とにかく作画が良い。
並の作品の場合キャラが遠巻きに映っている時は絵が適当になったり酷い作品になると
ギャグでSD調になる作画を手抜きの為に使ったりするが、この作品はそれが無い。
どの場面を切り取っても可愛く、一定以上のクオリティで描かれている。
まぁキャラ描写に力をほとんど全振りというか顔のアップやキャラがカメラに近い場面が
多いからだと言われればそうかもしれないが、大抵の会社はそれすらできてないので…。
とにかくキャラものはここが命。
{netabare}
ストーリーについては…よくある途中で曇らせてからの~系の一言で終わってしまうかもしれない。
{/netabare}

投稿 : 2024/01/18
閲覧 : 37
サンキュー:

2

ネタバレ

やまげん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

想定外の展開

原作は読んでいない

序盤から中盤はとにかく絵面のかわいさに目が向いて、きらら作品&Studio五組の組み合わせはやっぱりいいなーとか思って見ていた

{netabare}それが、モデルロケット選手権の準備をするあたりから、メンバー間での割と真剣な衝突が始まり、「かわいい」どころではなくなった。この衝突が、リアルでもありそうな衝突の仕方で、アニメの世界から急に現実に引き戻されたようで見ていてけっこうきつかった。「途中脱落」の文字が頭をよぎりながらも、なんとか視聴を続けていたが、こんなに気持ちが冷めてしまっては、もうここからおもしろくなるような巻き返しは期待出来ないだろうと思っていた

ところがどっこい、終盤では、メンバー間の衝突を経て、各キャラが自分や相手の内面を理解し、そこからみんなで新しいスタートを切るという熱い友情の展開になり、完全に想定外だった

きらら作品はかわいさを売りにした作品が多くて、真剣にぶつかるような友情はあんまり描かれないイメージだったが、本作品はその辺をしっかり描いた青春小説っぽい作品だった。キャラクターをもうちょっと一般向けに改変したら、普通に小説で楽しめる作品だと思う{/netabare}

途中の展開に嫌気がさして脱落する人も多そうな作品だけど、最後まで見ないともったいない作品だと思う

投稿 : 2024/01/12
閲覧 : 52
サンキュー:

1

あんこもち さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

可愛いだけじゃない作品!

 登場人物は勿論可愛いっ(*´艸`*)
 尚且つしっかりと人間模様を描いてて、とっても見応えのある作品でした!!

投稿 : 2024/01/08
閲覧 : 49
サンキュー:

2

ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

人はそんなに簡単に変われない。地位で人はそうそう育たない。でもね……

コミュニケーションが苦手過ぎて宇宙人との交流に憧れるようになった高1主人公少女が、
同級生で宇宙人を自称する陽キャのピンク髪少女らと遭遇し、ロケット研究同好会の4人で、モデルロケット製作活動から、宇宙を目指す夢を共に追い掛け始める『まんがタイムきらら』連載中の同名萌え四コマ(未読)の連続アニメ化作品(全12話)


【物語 4.5点】
私が本当にメンタル沈んでいる時は、アニメの青春成長物語すら眩しすぎて直視できなくなります。
最初はウジウジしていた主人公が、シナリオを進める都合もあって、
性格も能力も、トントン拍子で殻を破って好転していく。
それに比べて自分は何て駄目なのだろう?と陰キャをこじらせて面倒臭いことになって行くわけですがw

その点、本作の主人公・小ノ星海果は、ロケットで宇宙に行くとの大望を抱き、
三歩進んで二歩下がったりしながら、ずっと人見知りしてるし、口下手だし。
{netabare} 同好会会長に就任{/netabare} して、グループを牽引すべき立場になってからも、
にわかにリーダーシップを発揮したりしないし、{netabare} スピーチ{/netabare} も空回りして落ち込むし。
やっと一皮剝けたかな?と思ったら{netabare} 発熱して看病されてるし。{/netabare}

人はそんなに簡単に変われないし、地位なんかでそうそう人は育たない。
立派にリーダーしているあの人も、実はスピーチ前、緊張したりしているし、
仲間内ではポンコツだったりするw
急成長できない自分に落ち込む必要など全くない。この包容力に救われます。

ど派手な成果と成長インフレで魅せていくスポ根の華やかさはないけど、
およそ1クールアニメが拾ってくれそうにない、
挫折や、繊細な人間関係とそれに関する悩み、葛藤アルアルなど、
題材にするのが難しい要素にも光を当て表現してくれる。

人間関係の本質的な部分にも踏み込んでいくため、きららだけどシリアス&ギスギスもあったりしますが、
きららならではの優しい空気感というオブラートに包まれているため、
ギリギリ視聴脱落せずに、痛みを共有できる。


以上、ふわふわした感想を並べましたが、この辺りが、
本作から私が感じた、何か安心できて良いの正体だと思います。


【作画 4.5点】
アニメーション制作・Studio五組

『きんモザ』で勝手知ったるきららアニメ制作。
一見、簡素な構成の画面が多く、高作画カロリーでゴリゴリ押すわけではないのかな?との印象を抱きますが、
本作は特に星空などの背景や、髪の毛などの人物共に、グラデーションが美しく癒やされました。

制作エピソードで凄いと思ったのは、
海果の青&ピンクグラデーションヘアーが、
クラスに配置すると目立って、内気主人公の性格ともマッチしないから、
周りのモブの髪型を青系に色彩設定したりして調整しましたという一件(※)

こうして作画・背景全体で角の立たない柔らかい映像を形成し、
人間関係のアレコレもオブラートに包みこんでいく。
白黒ハッキリした世界では無視される中間色の心の機微も多彩なカラーで捉えていく。

作風にもリンクした胃に優しいアニメーションで、ギスギスしても、もたれずに消化できます。
それでいてモデルロケットの挙動にはリアリティも感じる。

回を追うごとに作画の堅実な仕事ぶりに感銘を受けたので、
初回時の作画3.5点から4.5点に上乗せ。


【キャラ 4.5点】
主人公・小ノ星海果
終始おどおどしている内気な性格だが、
“宇宙人”明内さんと宇宙に行くという夢への情熱など、
芯の部分は力強く、ロケット研究同好会のエンジンとなる。
打算で人を口車に乗せたりしないなど、良い意味で不器用な言動が、
人間不信で引きこもった瞬(またたき)を部屋から引きずり出す。


自称“宇宙人”明内ユウ
ボナヴー♪マティヴー♪などと“宇宙語”で明るく弾けているアホ毛ピンク髪お団子少女。
“おでこパシー”によりデコを介して心を読み、灯台の一室に居住しているなど、
掴みどころがない。
一方で、普段と違う遥乃の些細な言動の変化を察知するなど、
人間の心情を捉えるアホ毛アンテナは伊達じゃない。
終盤は海果と中々の微百合ムードに。

あとは、自称宇宙人ってリアリティの壁にぶつかった時に、
宇宙人だからでゆるふわとかわすことができる便利な設定だなと思いましたw


宝木遥乃(はるの)
クラス副学級委員長で面倒見も良い、所謂イイ人なんだけど、同好会4人の中でも影が薄い。
が、薄い印象も、後半、{netabare} 夢を持ちたくても夢が見つからない、だから私は誰かの夢を応援する{/netabare} という葛藤として伏線回収され納得。
夢が無くたって生きる権利はあるし、輝くことだってできる。
凡百を勇気付ける貴重なキャラです。


雷門瞬(またたき)
同好会のメカニック兼ツッコミ担当。
海果にダメ出ししてひるませるなど、思ったことを口走る直情的な言動で、
宇宙に行きたいというフワッとした夢を、モデルロケット設計のシビアさで具体化し、
現実の冷水を浴びせる、ギスギスの主要発生源。


以上の主要4キャラクターが互いにぶつかり合ったりしながら、
各々の悩みの本当の原因や、自分では思ってもみなかった自分の価値などに向き合っていく。
星は人間関係という宇宙の大海原に出て誰かに観測されることで光り輝く。
互いに引き立て合うキャラ相関もまた美しかったので高評価。


サブではライバルでモデルロケットやリーダーシップに関して海果らの数歩先を行く
竜岡科学技術高の秋月彗(けい)の才能の一等星が無邪気に無自覚に、
六等星を脅かす感じで良好でした。


【声優 4.0点】
主演・小ノ星海果役の船戸 ゆり絵さん。
ちゃんとした滑舌で話すのはモノローグくらい。
会話シーンではドギマギと途切れ途切れになりながらも、一生懸命言葉を紡いで行く。
弱々しいようで核があり周囲を引き付けて行く海果の性格を汲んだ好演。

明内ユウ役の深川 芹亜さん。
みんなの前では炭酸飲料の如くシュワッと爽やか陽気な宇宙人。
海香と二人きりの時はシットリちょっとオトナな微百合成分配合。
大味なようで、シチュエーションに応じて声質を“湿度調整”する器用なアフレコ。

宝木遥乃役の永牟田 萌さん。
名前の付いた役は今回が初めてくらいの新人声優。
でありながら、上記のキャラ立ちさせ辛い深掘り設定を再現する堂々たる演技で片鱗を見せる。

雷門瞬(またたき)役の青木 志貴さん。
言葉はキツイけど、本当は良いやつというキャラクター性を、
口調のトゲの尖り具合を調整して、鬱が泥沼化しないスレスレのラインを通す。


新人1名を除けば、堅実にキャリアを積み上げて来たけれど、
大当たり!と言える当たり役がないまま中堅の域に差し掛かりつつあるキャスト陣が、
培って来た技術で、キャラの二面性をグラデーション表現するいぶし銀の演技で作品を下支え。

人気うなぎ登りの話題の若手も見たいけど、
こういう中堅どころで渋い仕事する声優さんにもどんどん活躍して欲しい。
私の声優欲は貪欲です。


【音楽 4.0点】
劇伴担当はsakai asuka氏。
平時は得意のエレクトロ・ポップでゆるふわなムードを醸しつつ、
ヤマ場ではピアノとストリングスで心情表現に連れ添ってガツンと盛り上げる好アシスト。

主題歌は声優アーティストで固め終始耳も癒やされる。
OPは伊藤 美来さんの「点と線」
EDは声優ユニット・サンドリオンの2ndシングル「天体図」
いずれも人間関係という大宇宙に勇気を持って飛び出したからこそ得られる煌めきを歌った、
作品の核を捉えた良質なテーマ曲。

終盤、挿入された明内 ユウさんによる全編“宇宙語”歌唱曲「spektro」
(※宇宙語表記では入力できないのでアルファベットでご勘弁をw)
“故郷の”星空に向かってキモチを解読不能な歌詞で綴ったピアノバラードに乗せて唱う姿が、
何だかんだユウが一番宇宙人らしいカット。


【余談】
最後に私も瞬(またたき)を見習って?直情的に余計な毒を吐きます。

きらら20周年を飾った本作を見放題独占配信したFOD。
たかだかフジ一局の映像配信サービスが、外資系を押し退けて天下を取ることなどあり得ません。
目指すべきは宇宙的視野に立った国内系配信サービス大同団結によるグローバル資本への対抗なのではないでしょうか。
チマチマした時限独占配信などやめて、本作も早急に開放して頂きたいです。

一週間限定で各話無料配信したTVer。
フジは見たくないから見ない。FODには加入したくない私にとっては大変有り難かったです。
ですが、相変わらずサーバーは貧弱で、CMを挟むタイミングも空気読めてません。
最近TVCMやYou Tube広告等でよく見かける、なかやまきんに君の「このネタ見飽きてひまぁ~~」のCM。
しつこくて超ムカつきますw
ひま~~とか言ってゴロゴロしている暇があったら、
まともなサーバー接続、固まらないUI実現によるサービス向上に励んで頂きたいです。

以上、うだつの上がらない国内系配信サービスへの愚痴をこぼしました。
お目汚し失礼致しましたm(_ _)m


【参考文献】※「星屑テレパス」のギスギス&シリアスの正体は……!? 大熊らすこ(原作者)×かおり(アニメ版監督)×原作担当編集者スペシャル座談会【まんがタイムきらら20周年記念企画】



【1話感想】見放題配信FOD独占なのでTVer見逃し一週間無料配信で視聴しているきらら系

{netabare}
サブスクにアニメ視聴を依存している身としては、
視聴当落線上に独占配信がちょいちょいあって鬱陶しく感じる2023年秋アニメ。

SF要素がちょっと気になるきらら系の本作もその一つ。
見放題独占しているFODに入りたくない私にとってはTVerだけが命綱。
初回の一週間無料配信終了も10/16(月)に迫っているので検討している方は注意が必要。


本作もまた、“コミュ力”などと言う曖昧模糊としたスキル評価に晒され心を磨り減らす現代人に向けて、
コミュ症の生態を描いて、共感や癒やしを与えるトレンドに乗った一作。

自称宇宙人・明内ユウは本当に宇宙人なのか?
常識的に考えれば記憶喪失少女の戯言だが、
対象とデコ同士をくっつけて意思を汲み取る微百合な交信能力“おでこぱしー”や、
アホ毛で捜索物を探知する“宇宙人レーダー?”を見るに、
ユウが宇宙人と言うのも強ち嘘とも思えない。
“宇宙語辞典”もネタか本気か判然としない。

SF要素がシナリオを牽引する原動力にもなるのでしょうが、
肝心な部分は結局ぼかされて終わりそうな予感も。

それよりもむしろ私は、コミュ力に不安がある登場人物たちが、
クラスの誰とでも仲良くなろうとする世間体を意識したコミュニケーションには真っ向から立ち向かわずに、
夢を宇宙に求める意外な方向性にピントを合わせた方が、深イイ収穫物が得られるのではと感じています。

{netabare} 海果が一生懸命に自己紹介してくれたことにユウが感謝{/netabare} する一コマとか、
結構コミュ論のツボを押さえているなと感心しましたし。

生き辛さを抱えた者たちにとって、本作の宇宙は何を象徴するのか。
秋の夜長に、SF視点と合わせて文学的な観点からも噛み締めたい作品です。{/netabare}

投稿 : 2024/01/04
閲覧 : 256
サンキュー:

26

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:途中で断念した

きらら系の女の子が可愛いだけの作品に興味は… いやクオリティ高いぞ

さて、きらら系はちょっと久しぶりのような気が。
定期的にアニメ化するものの、ただ女の子が可愛いだけの作品というのはいまいちに感じることが多く、切る候補として見たのですが…。

本作はクオリティ高いですね。
作画が綺麗で、絵が可愛いです。
コミカルな描写などもあって動きがあり、面白さがあります。

主人公の陰キャっぷりが共感できるし、宇宙人ちゃんは果たして? というところで…。
まあ本当に宇宙人であるより、何らかのトラブルを抱えた娘の方が感動的な内容になりそうな気もして先が楽しみになりました。

可愛いだけなら興味はないですが、その可愛さが突き抜けて可愛ければ今度は興味が出てくるのです。
そういうことで本作は可愛さ一点突破で視聴レベルを突き抜けましたね。

スタジオ五組はいつも文句をぶーぶー言っていますが、本作は全く問題なし。
非常に素晴らしいです。

今後宇宙開発系の内容を真面目にやったら、内容でまでクオリティが高まるかもしれませんね。いや流石にそういう内容では無いかな?

とはいえ、今期は本数が多すぎなので諦める可能性はあります。
でも高優先順位です。

5話あたり 3.9
途中まで見たのですが本数が多く見きれないので、どれを切るか悩んで、断念。
別に悪いわけではないですが、うーんまあ期待が重すぎましたかね。

昔のエロゲーのロケットの夏は面白かったなぁ、とか。
主人公が陰キャなのはぼっちざろっくを思い出すなぁ、とか。
優秀な先人を思い出して勝手に期待を高めてしまったかもしれません。

しかし主人公の陰キャっぷりがリア充になっていくに連れて無意味になっていくので、やっぱりボッチな人気というのはぼっちちゃんのように面白いキャラじゃないと成立しないものだと思いました。


後はロケットの夏が秀逸だったのは、科学水準を上げたのか下げたのか、学生でも本当に宇宙に行けるロケットが作れるというフィクションを入れたんですよ。
だから本当にロケットは飛ぶし、そこに感動や成果が生まれる。
何となく科学的な気分にも浸れる。

リアルだったらできるわけない、で終わりですよ。
リアルに頑張るならNASA就職を目指して英語や鍛錬を死ぬほど頑張るべきで、コミュニケーションが苦手とか言っていられない。
肉体も頭脳もコミュ力もすべてが超人クラスにならないと宇宙を目指す資格は無いのです。

ある程度まで加速すれば魔法で宇宙に帰れる、とかフィクションを入れて女子高生が達成可能な目標にして、後は帰る帰らないの心のつながりがどうこうといった心の繋がりメインの話にした方が良かったと思います。

投稿 : 2024/01/04
閲覧 : 190
サンキュー:

7

ネタバレ

jKAqT70173 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 1.5 作画 : 3.5 声優 : 2.5 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

きっつ・・・

NHK Eテレで夕方にやってる女児向けアニメって感じで、大の大人が喜んで見るような作品ではなかったです。

主人公の子は声と性格、見た目から現実社会ではいじめに遭いそうだけど、同じ境遇の子が狙いなのか不思議ちゃんすぎて誰向けに作品が作られているかよくわからず。

対象年齢が低めのごちうさ見てるよりきつかった。

投稿 : 2024/01/04
閲覧 : 85
サンキュー:

1

taketake4 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

き、きららなのか

仲間内の特定人物にヘイトを集めるやり方は好きじゃない
ずっとギスギスしてたという印象しか抱けない

投稿 : 2024/01/02
閲覧 : 106
サンキュー:

2

ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 2.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

主人公に共感できない

{netabare}
今年唯一のきららアニメ。
女子高校生4人がロケット作りを目標に、第一段階としてモデルロケットでの大会優勝を目指したりする話。

女子高生4人がロケット作りって現実味がなさすぎるだろと思ったけど、フィクションにそういう突っ込みは野暮なんだろうか・・・。
そこは理解していても遠い目標すぎてその時点であまり話に乗り切れない感はある。
モデルロケットと実際のロケットとだと規模が違いすぎていて、あんまり目標に近づいている感じがしないのもなぁ...。
モデルロケット大会優勝が第一歩でなければならないぐらいスケールの大きな話なのに、大会優勝が最終目標に据えられている感があって何とも。
せめて1クールで大会秋月さんのチームに勝利して欲しかったけど、中途半端に終わってしまった。

それは抜きにしても、この作品は共感し難い作品だったように思う。
何せ海果が宇宙を目指す理由が、人とコミュニケーションを取りたくないから、という意味不明なものだから。
目的がネタなのか本気なのか分からない。
人から離れることが目的なのに、ロケット作りを4人で協力して行うのは、もう既に本末転倒で話が破綻している気がしてならない。

それと、4人で作ると言っても基本雷門に任せっきりなのは気になる所。
雷門が自分一人でいいと言ったのに対して宥める展開があったけど、実際見てる側からしても雷門一人で良くね感が強いし最後までその印象は拭いきれなかった。
仲間を団結させるという点においては海果は活躍していた気がするけど、実際のロケット作りでのこれと言った活躍の描写は不足していた気がする。

きらら作品はストーリーが微妙でもキャラのやり取りが面白ければそれでいいと思ってる派閥だけど、この作品はその部分も結構苦手だったかな。
百合に媚すぎてて自分的にはきつかった。
キャラも海果はオドオドしすぎててあまり好きになれないし、雷門ちゃんもギスギスしすぎてていい印象がない。他の二人は結構空気。

私的評価:40点
私的ベスト回:なし
{/netabare}

投稿 : 2024/01/02
閲覧 : 433
サンキュー:

12

ネタバレ

けいP さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:今観てる

令和のスターシードアニメ?

スターシードとは
前世が宇宙人の魂で
ある時から地球に転生している人、らしい。
自分はYou Tubeで
(自称?)スターシードを名乗る
ユーチューバーの動画をよく観るのですが、
地球に馴染めずよく宇宙に帰りたくなるんだって。

このアニメの主人公みたいな感じですね。
この娘はスターシード?
自称宇宙人の娘もスターシード?
もしかしたら原作者の人がスターシード?

信じるか信じないかはアナタ次第です笑

2023/12/3
聖地が自分の地元だと判明。
作品に親しみが湧いてきた。

マタタキが登場してから
それまでフワフワ一辺倒な感じが
ロケット制作における
現実的な要素が増してきた。

そして大会で優勝宣言!?
緩くノンビリ活動するタイプかと思いきや
まさかのガチ路線!
ギャップと意外性がイイね!

マタタキの海果ちゃんに対するスパルタが
見てて切なくなる。ぴえん

2023/12/31
全話視聴。
ユウの存在やおでこパシ〜等のファンタジーな部分と
理数系で具体的なロケット作りの現実的でシビアな部分の
両面あって面白かった。
二期も期待しています。

投稿 : 2023/12/31
閲覧 : 139
サンキュー:

9

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

主人公の海果さんが好きかどうかで評価が分かれる。私は、この手のキャラが好きではないので、微妙に感じました。

 最終話(12話)まで観ました。2023.12.28

 作画も良いし、キャラも可愛いし、ロケット部というのも中々面白いですが、主人公の海果がなぁ…。

 陰キャや変り者、ぬけ作でも、好きな物や、やりたいことに対してグイグイ来るキャラなら感情移入出来るし、仲間も集まると思います。

 ぼっち・ざ・ろっく!のひとりや、ゆるキャン△のなでしこ、Do It Yourselfのせるふ等、陰キャだったり変人だったりしますが、やりたいこと、好きなものが明確でキャラに芯が通っています。

 それに比べて本作品の海果は、ロケット作りをしたいという欲求が外部(自称宇宙人)から与えられたものですし、技術上の問題も雷門に頼っているだけなので、応援したくなる芯の部分が欠如しています。

 海果が拗らせたロケットヲタクなら、まだ分かりますが、他人の欲求に乗っかっているだけの主人公では、他の作品の主人公に比べて、やはり弱いです。

 主人公に芯が無いので、成長を描くと言っても、自分で獲得したものが何も無いので、上手く描けていません。結局、百合的な萌えに逃避してます。

 ココココココ…、上手く鳴けない吃った鶏がコケコッコーと鳴ける様になっても、所詮鶏だからいずれ鳴けるでしょ?肉質には関係無いさね…。

 海果の成長は、この程度の印象しかありません。成長云々より、まずは精神内科での治療をオススメします。

………………………………………………………………………

 9話まで観ました。2023.12.05

 ロケット大会はあっさり終了しました。主人公、例の如く落ちこみますが、なんやかんやで自称宇宙人と仲を深めました。良かったね!

 陰キャというより、吃音の精神疾患っぽい主人公の成長?なのかなぁ…。どうオチをつけるのかとても気になります。

 もう少し、ロケットあるある的な話をしても良かった気がしますが、どうなるんでしょうか。

………………………………………………………………………

 6話まで観ました。2023.11.14

 同好会結成!ライバルも登場し、主人公達はロケット作りを本格化する様です。

 メカニックの雷門以外の頭が女子高校生の割には悪すぎる気もしますが、女の子キャッキャウフフの青春モノとしては、良さそうです。

 雷門さんは高専へ進学した方が良かったのでは…?普通科にいる意味が…。イヤ、ツッコミは野暮ですね。

 作画も丁寧です。良い仕事をしている感じです。派手さは無いですが、良作の予感がします。

 顧問の先生も熱血教師で良い感じです。上手くロケット作れなくて、ギスギスする展開は辞めて欲しいですが、これからどうなるのか期待大です。

………………………………………………………………………

 4話まで観ました。2023.10.31

 登場人物達は全員女子高校生らしいですが、陰キャの主人公筆頭に、天然不思議ちゃん、空気読まないメンタルモンスターと、エキセントリックな人物しか登場しません。

 4話で頼りになるエンジニアが仲間になりました。自己中ツンデレですが…。

 作画は良く、丁寧に作っているようですが、何が言いたいかイマイチ不明確です。

 高校生が宇宙を目指すと言うのが荒唐無稽なので、ペットボトルロケットとか作り出されても…。

 ウクライナ支援のために、日本からモスクワを狙えるミサイル作ってプーチンを懲らしめてやろう!位、目標が難しいので、現実味が希薄です。

 まさか、有人ロケット完成はしないと思いますが、今後の展開に期待です。

投稿 : 2023/12/28
閲覧 : 213
サンキュー:

8

ネタバレ

Mi-24 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

なにものにも成れず、溺れる者達

「君の夢を信じたから」


集まった三人。
自分の居場所を求めて奮闘する少女達の物語。

「有人ロケットを造る!」
主人公はかなり極端な事を言っていたが、結局はモデルロケット制作に落ち着いた。

有人ロケットに拘って腐らずに、真面目にモデルロケットに取り組んだのは良かった。


それぞれ問題を抱えている三人組。

「自分の居場所が欲しい」
三人の思いは一緒なのに、すれ違いから中々上手くいかない。
葛藤や衝突を繰り返しながらも決して諦めず。
ゆっくりとした歩みだったが、前に進み続けたのは立派。


最後が随分とぼんやりした結末だったのは残念。
でも、モデルロケットの解説も色々してくれたし、宇宙人の存在もいい刺激になって、飽きずに楽しんで見れた。



【人物それぞれの感想】

【小ノ星海果】
「自分で作ったロケットで宇宙に行って、宇宙人の仲間を見付ける」

地球に見切りを付け、宇宙に救いを求める。
既にかなり追い詰められている状況だ。

「有人ロケットを造る」
とか言っていたが、本当の目的は
・友人を作る
・友人と一緒に何かをやる
(今回はモデルロケットになったが、取り組むものは手芸でも料理でも、友人と一緒にやれれば何でもいい)

明内ユウの助けを借りたけれども、彼女は努力の末に見事目的を達成した。


【宝木遥乃】
「私には本気で好きになれるものがない」

八方美人で誰にでも愛想よくしているが、自分がない。
何が相手を傷付けるか分からないから、「なにもしない」を選択してしまう。

いつも「偽りの笑顔」の仮面を被っている。


怖がって何事にも「本気で取り組まない」彼女の言葉は響かないし、誰にも届かない。


【雷門瞬】
高校生で不登校の引きこもり。一番ヤバい人。

この子も小ノ星海果とタイプは違うが、人付き合い、他人とのコミュニケーションが全く取れない。


「結果を出さないと追い出されて、自分の居場所を失う」
思い込みが激しく、意固地で頑固。
他人を信じる。「信頼して託す」事ができない悲しい人。


【明内ユウ】
未知の存在。
生物なのか、そう見えるただの現象なのか。まさに未知の存在(unknown)だ。

小ノ星海果が拒絶したら消滅しそうになる。海果が産み出した存在なのか?

一体なんなのか全く意味不明な存在だが、一つ確かな事がある。
明内ユウは、海果に取って都合がよくて必要な存在だ。

投稿 : 2023/12/27
閲覧 : 94
サンキュー:

9

ネタバレ

たナか さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

「もっと光を」

かおり監督とスタジオ五組による完全体きららアニメ。
キラキラ青春ドラマなジュブナイルのニューエイジきらら。

きららのガワだが動物園ではない一般向けキラキラメルヘン青春ドラマ。
中身は全く別物なのでレジェンドきららが好きな人こそ合わないと思う。

「宇宙人」の大きな嘘以外では地に足がついた誠実な作り。陰キャ少女のささやかな成長を丹念に紡ぐため、陽キャを差し置いて大活躍するような痛快さはない。サブスク時代に対応した次世代きららか。美醜や才能、身体能力が問われないモチーフ選定もグッド。ウミカのフエフエがやたらとクドイのが唯一の難点だが、どうみてもビジュアルが美少女なのでああでもしないと嫌味になるからなのかも。話が進むにつれて減らすにしても堂々とした喋りをさせるわけにはいかないのであそこまでの差分が必要だったのだと思う。どうみても最初から美少女だった加藤恵みたいに顔面はイジれないから見せ方で演出するみたいな。

急角度に下げて上げるアニメに慣れてると今作は誤差程度。たいして不幸でもないしトラブルも大したことはない。大した結果も残せておらず何もおきてないに等しい。最終話でも当面のゴールだった部活昇格すら成し得てない。ウミカの対外的なポジションもさほど上昇してないし、仲間3人からの印象も最初からいいのでそれほど変化は見られない。覚醒して問題解決してせいちょうした!みたいなカタルシスは皆無。ここまでブリブリな見た目なのにアニメ的なドラマチックさが弱いのは確か。ただ。

ハルノや瞬にとってはたいしたことはなくともウミカにとってはけして小さくない階段を一歩一歩挑んでいく様子が詳細に描写されている。ウミカに寄り添って観ればこれは確かに彼女の戦いの記録なのだと思う。子育て経験者、教育者、療育者、必要に応じて発達心理学等を勉強されてる方など、他人の弱みや分かり合えなさに能動的に向き合ってる人には眩しい理想論を堂々と語る力強さを感じられる作品だと思う。

12
お、おう。これで終わりか。

いきなり膝上カットやローアングルが増えた気が。サービスのつもりなのかもしれんがもう遅いのでは。膝もやたらテカってた。

ヒキも弱くオチも無いようにも思えるが無理矢理詰め込んで台無しにするより何倍もマシ。しかし歴戦のきららファンからは「なにがしたいねん」だろうし、一般人は見た目からアレルギー起こしそうなのでニッチで終わりそうな雰囲気。スッキリ動画でも名言ミーム素材集でもお約束コレクションでもないのでKAWAIIだけの作品って認知で終わりそう。しかし新海コピーなんかで陰キャものやると生々しくて見てられないというか、萌え絵以外でフエフエをやるとあまりにも痛々し過ぎるしデフォルメするからこそ表現の自由度は高まると思う。

映画的な内容のアニメも出てきてはいるので今は過渡期なのかな。

投稿 : 2023/12/27
閲覧 : 318
サンキュー:

8

ネタバレ

てらし さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

きららキラキラ

最終話
明るさと解放感が漂い、みんな仲良くワチャワチャイチャイチャなこれぞ、という展開
各キャラはそれぞれの思いを抱えつつ、まだまだ道半ばですが着実に一歩を踏み出した様子
ここにきてようやく皆が地に足付いてスタート出来たというところでしょうか

終盤で同好会と海果妹やクラスメイト達との交流が描かれるようになりましたが、こういう部分をもう少し見たかったなという想いは正直あります
世界が広がり、画面も華やかになりますし、色んなキャラの掛け合いによる相乗効果や掘り下げにも繋がったと想うので
まあそこも含めてまだまだスタートしたばかりということなんでしょう

その分、海果の亀の歩みのような成長過程をよく我慢して描いたなあと関心します
ここを圧縮してたらもっと違った展開と印象になったかもしれないですけど、最終話の海果とユウ雷門さん遥乃を見て、最後まで見てきて良かったと素直に思えました

11話
{netabare}ついに雷門さんを攻略しました
弱いのはみんな同じ
居場所を求めていたのもみんな同じ
4人の奥に広がる水平線の構図
立場や考えの違いはあれど、雷門さんも海果達も行き着く答えはみんな等しく同じだったということでしょうか
失敗して学んで何度でもチャレンジし続けようと言う彗さんの言葉と何度でも雷門さんに言葉を届けると言う海果
海果が雷門さんを抱きしめた時は逆に水平線をフレーム外にし、キャラの心理に焦点を絞ることで海全体が優しく包み込んでいるようにも、今までを洗い流してくれているようにも見えます
その後海果が雷門さんに手を差し出す場面では2人の心を繋ぐように水平線が広がっています
最後は何度でも寄せては返す波を受けてキレイに揃う4つの貝殻
とてもキレイに締めてくれました

次回どういうラストを見せてくれるでしょうか{/netabare}

10話
{netabare}遥乃のメイン回と言える内容

自分から逃げるように踏み切りを通った遥乃
回想で祖父の言葉で灯台から外に出た遥乃
雷門さん家のシャッターを開けて入った遥乃
今回は室内や灯台の中、踏み切りなど入口やゲートを用いて分かりやすく各キャラクターの心情や立ち位置を表現していたように感じました

ユウの助け、祖父との思い出、海果の言葉でようやく今の自分に向き合うことが出来た遥乃。
変わるためにリボンを解いた遥乃と変わるのを諦めてゴーグルを外した雷門さんという対比も小道具を上手く活かした演出になっていたと思います。

ユウは登校した海果を入口から室内に引っ張って来たり、遥乃を追いかけて踏み切りを通ったりオデコパシーで想いを通わせたりと積極的に皆を支える繋ぎ役になっていました。

逆に海果は教室も職員室も踏み切りも悉く自分から進んで通る描写は一つも無い。
だけど自分と向き合い、自身の気持ちを素直に伝えることが出来るまでに成長しました。
おそらく次は自分の意思でゲートを通ってくれるでしょう。
次回どういう姿を見せてくれるかに期待です{/netabare}

9話
{netabare}ようやく海果が吹っ切れたようです

大会が終わって帰宅するシーン、夕陽の逆光を受け自分は何も出来なかったとユウにブチ撒ける海果
キラキラが見えなくなったと嘆くユウ

数日後、海果が偶然彗さんと出会い、お話することになります
木陰で会話する2人
自身を卑下して身を焼くように日向へ出る海果と海果に寄り添おうと傍に来てくれる彗さん。
その後海果を前へ進ませるため、誘うように日向へ出る彗さん。
最後、吹っ切れた海果と正対して自分自身の希望や夢を素直に打ち明ける彗さん
ここでは光源を逆光にすることで明確に彗さん自身の内面を表に出していることを強調した演出となっています。
おそらくは海果がユウにネガティブな思いをブチ撒けてしまったシーンとの対比になっているのではないかと思います

話のラスト灯台でユウと再会した後、螺旋階段でお話するシーンは状況が元に戻ったというより、確実に一歩進んだことやこの先のユウとの関係性を示唆しているんでしょうか。

故郷を思い出して急に歌い始めたユウさん。宇宙人設定も気になるといえば気になりますが、どっちかというと気になるのは雷門さん
正直ロケット同好会より雷門さんをどうするかの方に興味が移っちゃってます{/netabare}

8話
{netabare}品質と結果に妥協せず1人で抱え込んで突っ走る雷門さん
現状技術的な部分を雷門さんに依存し過ぎているため、こうなるのも当然といえば当然の流れ
この辺の格差は今後どうしていくんでしょうか?

今回は遥乃が雷門さんに寄り添ってバランサーを努めたのが地味にファインプレーだと思います
ケーキを作るシーンでは同時に遥乃の内面も描写しており、今後の伏線になるのかなと密かに期待してます
あと顧問の先生気苦労多すぎ、面倒見良すぎです
ケーキ沢山食べてください

一度は逃げ出したけど諦めない気持ちでようやく雷門さんにタッチダウンする海果
雷門さんが海果と正対し、前を通り抜けた時点で一つ峠は越えたという演出なんでしょうか
ただ大きく何かが変わったわけでもなく、これで解決というわけではないんでしょう
その辺も含めて選手権がどういう風に展開していくのか楽しみです{/netabare}

投稿 : 2023/12/27
閲覧 : 83
サンキュー:

3

ネタバレ

はちごー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

ぼざろ系きららへのアンチテーゼ、なのだろうか?

1話の最後で不穏な雰囲気に。多分大きな伏線なのだろう。現状The王道の展開を急ぐばかりだが。シリアスになりそうな予感。

投稿 : 2023/12/27
閲覧 : 107
サンキュー:

2

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 2.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:途中で断念した

かわいけりゃいい

高クオリティな不思議ちゃん系の美少女達がわちゃわちゃしてるだけのアニメ
とにかく女の子達のデザインが可愛い、そして作画が美しい

私には女子達の不思議ちゃん度数がかなりきついので途中でリタイア・・・

こんな女いるかー!!!
女子が見たらこのアニメの女子同士の掛け合いは鳥肌が立つほど気持ち悪いですが、女子向けアニメのイケメン同士の絡みも「こんな男いるかー!!」なので、お互い様かな

これは紳士諸君が思い描くユートピアなのでしょう、淑女の皆様は邪魔してはいけません

最初から女の子の可愛さを振りまくことしか頭にない作品で、そんなんでうまくいくか!!とかそうはならんでしょとか突っ込んでも仕方ないと思う

かわいいからいいんじゃないですか?

投稿 : 2023/12/27
閲覧 : 100
サンキュー:

18

ミュラー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

コミュ症少女の成長物語

超絶コミュ症の主人公、海果が、話のできる仲間を求めているところに
現れた宇宙人。まあ、本当じゃないだろうが・・
ロケットを作って宇宙に出ようと奮闘する女子高校生を描く。
いや、そんなん無理だけど。
最初はペットボトルロケットだったが、
メカ大好き少女の雷門が入ってから本格的なモデルロケットに取り組むことに。
そしてロケット同好会の会長となった海果。
他校の部活の部長の姿を見ながら、自分から行動するようになる。
とてもじゃないがイライラして見てられなかった海果。
本来芯の強かった彼女。
彼女の頑張る姿がまわりのみんなを変えていく。
終盤になって急激に良くなってきた。
この作品の本質は女子高生4人の心温まる交流。
溜めていた想いをぶつけるさまは感動でした。
それだけに最終回はもっと何とかならなかったのかなあ。
どうにもこじんまりと終わってしまった。

投稿 : 2023/12/26
閲覧 : 69
サンキュー:

7

ネタバレ

えりりん908 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

メソメソちゃん+ODEKO-Pathy )(☆

芳文社さんの「きらら枠」では、
ゆるキャン△であらたに切り開かれた、
「マイナー(部)活動×女子高生」という1大ブームからの派生作品群と、
昨年、未曽有の金字塔として屹立した、
ぼっち・ざ・ろっくという大傑作を生み出していた訳ですが、
今回また、いつもの、古典的きららっぽさ守りに来たなーっという感じ?
幼女っぽくデフォルメされたJKチームがワヤワヤとマイナーな部活して、
主人公がメソメソコミュ障っぽい引っ込み思案なのに、
何故だかこの主人公に初っ端からグイグイ攻めてくる、
謎の自称宇宙人JKと、
最後はユリですか?
見ているこちらが恥ずかしくなるぐらい
ふたりして顔真っ赤にして、それでもオデコくっつけて、
キスシーンかよ?!ってww

正直、きららっぽいきららというこのジャンル、
一定の需要があることは否定しませんので、
お好きな人は遠慮なさらずどうぞご覧になってという感じ?

海辺の高校なのに水着回も無かったし、
部活だけど、合宿でお風呂攻撃というのも無かったのは、
最近のきららアニメの方針なのかな?
こういうところは観ててイラっと来ない分、よかったです。
でも、作風の全体像は、
やっぱり幼女系きららっぽいところに落ち着いていて、
コミュ障の扱い方も、ぼっちちゃんの巨大破壊力見せつけられたあとでは、
ちょっとちょっと!なショボさだったかも。

ゆるキャン△のチアキとかが出てたら、
「お前らシャキッとせんかい~!」とか、
カツ入れてくれそうw

残念な作品でした。

投稿 : 2023/12/26
閲覧 : 92
サンキュー:

15

ネタバレ

Bハウス さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

深く静かに潜航せよ

きららおじさん待望の新作であり
スタッフはかつて「ゆゆ式」を制作したチーム

そらぁ(期待値高く見積もる)そうよ

他人と関わることが緊張するタイプである
小ノ星海果が主人公

周りの人とうまく付き合えないのなら
宇宙に出て宇宙人と友達になりたいと思っていた

高校入学式当日

海果の前に一人の少女が現れる

彼女の名前は明内ユウ
自らを「宇宙人」と名乗り明け透けなくふるまう姿に
海果も興味を示す

だがやはりしゃべられない海果に
ユウはいきなり顔を近づけておでこをつける

ユウは特殊能力でおでこをつけると
つけた相手の心がわかる「おでこパシー」を持っていた

海果はそこで今まで言わなかった思いを口にする
「私はロケットで宇宙に行って他の宇宙人にあいたい」

ユウも母星の記憶はないものの
海果と一緒にロケットで帰りたいと伝える
ここから宇宙へ向けての小さな一歩が始まった

ロケット作りするメンバーは二人のほかに
クラスの副学級委員長で人当たりのいい宝木遥乃

ロケット制作の資格を持つ技術屋気質で
周りと意見が合わないことから高校入学後は
不登校を続けていた雷門瞬

海果の拙いながらも真剣に宇宙へ目指す眼差しに
両人とも手伝おうと仲間に加わる

不器用な関係性ながらも仲間になった4人は
担任の笑原茜を顧問とした同好会を設立し
全国大会予選に臨む

しかし結果は惨敗

海果はショックを受けており
瞬も勝つことで自分の存在意義を示したかったが
敗れたことによって自らを否定することに

ここからいわゆる曇らせ展開になって
最終盤の瞬回収回まで続いていくのだけど

ネット上ではきららでこれはちょっとと言う
拒否反応が多いね

比較対象として同じようにバンド間の対立が多かった
「BanG Dream! It's MyGO!!!!」を含めて書くと

同じような曇らせ展開でも
唐突で衝動的なシーンが続く「MYGO」より
こちらは行動原理がきちんと裏付けされている

海果がそもそも宇宙に行く動機は自己の否定だし
瞬も人に認められないなら一人でいいという
バックボーンがあるから

私個人的にはこのやりとりはノイズにならなかった
「なんで春日影やったの」と血相変えた台詞の方が引いたw

物語としては再び4人でロケットを作り
宇宙を目指すという収束はしているから
締め方も悪くないと思うけどね

かおり監督は「五等分の花嫁」でも
原作カットが多すぎて批判されていたけれど

「シスターウォーズ」の展開見ても
力のある人だと思っている

さて他作品の横道それまくったので
まとめに入ると

まあきらら版「ET」と思えなくはないw
OPもEDも落ち着いた曲を起用したのは
この作品の良さを引き出していると思うし

海果の台詞は序盤ほぼどもる癖があるしゃべる方だったが
部長(会長)になって以降が頻度が下がっている

この流れで成長は感じるし
ナツコバイアスも少なめだから見てほしいけどねw

投稿 : 2023/12/26
閲覧 : 71
サンキュー:

9

ネタバレ

テナ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ベッギョヴ=モヴロヴピヴーバヴヴ=ウヴ!

何この作品、可愛が溢れてるww
可愛が眩しいww
おでこパシーってなんだよ!この可愛作品ww
なんか全てが可愛いwww
この可愛さが癖になり頭の中で「可愛い♡」がクルクル回りながら視聴するwww
そんな私も可愛いw
ん?なんですか?誰ですか?今、不純物が混じってると思った人は!

さて、本当に可愛い作品。
キャラデザは勿論、キャラ一人一人の雰囲気も可愛いし、物語も可愛いww
後、声優さんもキャラにあった声で、どの子も声に可愛らしさがある。
何か癒される作品です。
ARIAの次くらいの癒し枠だと私は思う。

キャラの発想も可愛い♡

主人公の海果ちゃんの宇宙へ行くロケットの作り方つまりスペースシャトル……
普通のアニメなら多分私は「学生には絶対作れないよ」と否定するけど、ネットで検索する海果ちゃんを見ると可愛いから見てて楽しいのですよね。

さっきから可愛いの連発してるテナさんの語彙力が心配になっているそこのアナタ!
見て頂けたら解る!
ヒロインが可愛いアニメは沢山あるけど、この作品で言う可愛さは、それとはまた別で差別化が出来ていて、可愛いの使い方が上手いかと思います。

原作もこれくらい可愛いのかな?
アニメが可愛いのかな?
もしかしたら原作の方が可愛いのかな?
なんでもいい可愛い作品なのは間違えない。
誰がなんと言おうと、この作品は可愛い!
だから、私は原作を買った!
可愛かった!後、何これ……めちゃくそ泣きそうになるエピソードが割と多い……

ペットボトルロケットを作る話もありますが私もペットボトルロケットには思い出があり、私が小学生の頃に家の近くに男子高があって、よくその学校で遊んでいました。

子供達で言う公園扱いで、よく子供達が遊んだり老人の散歩道だったりwelcomeな学校でした。
今は関係者以外立ち入り禁止ですがw

当時の化学の先生と知り合いになり、よくペットボトルロケットを飛ばして貰ってましたw
何かの実験で飛ばすものらしいですが、私が友達や弟を連れて通うし、無限に飛ばそうとするから先生の体力の限界まで空気をいれては飛ばしてのくり返しで途中から1日何発って制限がつくくらいに気に入ってましたね。

当時から私は空が好きで飛びたかったから空を飛べるペットボトルロケットは私にはキラキラに見えましたね。
海果は宇宙だから私より高いですねw


さて、そろそろキャラについて。

【小ノ星海果】

自分に自信がない女の子。
誰かに気持ちを伝える事が苦手の極度のコミュ症。
地球人とは意思疎通出来ないけど宇宙人なら意思疎通出来るから友達になれると信じている女の子。

自己紹介すら苦手だったけど宇宙人のユウと出会い勇気を出して彼女に自己紹介をするシーンは凄く頑張ったと思う。
ユウと出会い少しづつ変化をしていきます。

海果はね、私は1番好きかな?
理由としては、凄くオドオドしてて自分に自身はなくて、自分の気持ちを伝えられないウジウジした女の子なんです。

けど、彼女は人を信じる気持ちを持っています。
ユウが宇宙人って発言を周りの人は冗談だと思っています。

けど、海果は疑いません。
それをもしかしたら馬鹿だと思う人がいるかもしれない。
確かに、ユウが宇宙人と言う証拠はないけど、彼女はユウの言葉に嘘がない事を見抜き友達として信じているのです。

瞬は周りから噂されてしまい、距離を置かれています。
それを耳にした海果は少し恐怖を感じますが瞬自身を見て、彼女と友達になりたいと思います。
それだって相手の噂や見た目で判断するのではなく自分で相手を見て見極めた結果です。
彼女はしっかり人と向き合おうとする強さを持っているのです。

彼女はよく自分を過小評価します。
それも、多分自分としっかり向き合えるからです。
勿論、殆どの人は自分を大なり小なり過小評価するかもしれないけど、海果は過小評価して更に強くなりたい、そんな自分を変えたいと小さな勇気を持っている女の子なんです。
そう言う気持ちって凄く大切だし、自分としっかり向き合えるから一人一人と向き合えるのかもしれないと感じるからです。

後、彼女は自分の気持ちを表に出すのが苦手なのですが頑張って気持ちを伝える姿に感動します。
私も海果程ではないけど、自分の気持ちを伝えるのは苦手かもしれません。
だから、気持ちを伝えるって簡単な様で難しいのを私も知っているので、小さな勇気をだして気持ちや言葉を伝える姿が素敵だと感じます。
割と気持ちが解る部分も多いので好きなキャラかもしれませんね。


【明内ユウ】

この子は凄く明るくて元気な宇宙人
普段は灯台で魚を捕獲して生活してます。
ただ、彼女は記憶がありません。
彼女に残されたのは宇宙の航海日誌、学生手帳、自分が宇宙人である自覚だけでした。

この子はムードメーカーですね。
常にテンションが高い女の子かな。
私は「リコリスリコイル」の千束の様なポジティブな生き方に少し憧れがありますが、明内ユウの様なテンションで生きてみたいと思えるレベルに憧れますw
何するにも楽しそうだしww

海果はよく悩みます、そんな時に彼女の側にいて居てくれて彼女の背中を押してくれる存在です。
海果が頑張れるのはユウのおかげでユウが頑張れるのも海果のおかげでお互いにお互いを大切にしてる関係が凄く素敵ですね。

この子……髪のお団子をテスト終わりに落としてない?www
机に落ちてる?
お団子を取れるのは「ゆるゆり」の赤座あかりちゃんの特権じゃないの?ww


【宝木遥乃】

灯台の持ち主の孫であり。
2人が灯台に出入りしている事を知り彼女達とペットボトルロケットを作る事になる女の子です。
彼女の夢は宇宙人に地球人の素敵な所や素晴らしさを知って貰う事で、地球から逃げ出して宇宙人の仲間になりたいて考える海果とは反対の意見持っています。

彼女は凄く周りの人を大切にしているのでしょうね。
彼女の見た景色や日常や家族や友達を本当に素敵だと考えているから誰かに知って貰いたいのだと思います。

遥乃はお母さんポジションかな?
常に皆をフォローしたりとかこのメンバーで纏まってるのは彼女のお陰だと思いますww
考え方が1番大人ですよね。
彼女の言葉1つ1つが相手を思いやっているのが凄く伝わる。



【雷門瞬】

海果の提案で機会に詳しい人として仲間に引き入れたい考えるも、追い返されてる。
そして、彼女が最初に友達になりたいと思った女の子です。

周りから少し煙たがられていた女の子。
機会が好きで変わり者の様に周りに扱われていたのですが、海果はそれでも気になっていて中々自分の気持ちを伝える事が苦手な海果が彼女に頑張って気持ちを伝える

言葉も少し意地っ張りで乱暴だし火薬ロケットはやっぱり卑怯だし指摘したら屁理屈並べるし……けど、凄く優しい子だと思います。

乱暴な言葉は照れ隠しなんです。
多少、言葉は乱暴でもこうした優しさの伝わる見せ方がいいですね。
だからか顔は赤いときもあるし顔によく出る子だよねw
あと、学校に来なかった彼女が学校に来て海果達と楽しそうにしてるのが凄く良い!

彼女のニックネームセンス好きですw
「明内ユウ」→「電波団子」
略して「電団(れんだ)」
1度聞いたら忘れられないww

後、彼女が入ってからペットボトルロケット講座が入るのが学びがあっていいねww
ただ、数式の計算は私は……解りませんでした……
私の知力は明内ユウでしたwww



この作品なんですがらこれ可愛いくて楽しい作品だと思っていたのですが、感動もあるのに驚きました、

コミックでも3巻と4巻は私は泣きながらページ捲ったりしてましたし、アニメの後半のロケット選手権の話ありから

ペットボトルロケットを勝利の為に瞬が設計と制をすると話す。
1人で作ると言う彼女に海果は皆で作ろうと話すも却下される。

瞬の「皆を勝たせたい」気持ち。
これは確かに素人が手を出すのは確かに効率的ではないかもしれないし、本気で優勝を狙うのなら、知識ある人間が作り込むのがベストかもしれない。

けど、私はそれを喜べるのだろうか?と言う疑問があります。
優勝と言う結果は勿論嬉しい。
けど、ロケットは1人の優秀な技術者だけがつくったもので、自分達は何もていない。
必要経費を出しているだけ……

チームとして優勝してるのに、その優勝したロケットに手をつけていないって事実が私なら寂しく感じると思うんです。
本人が了承しているとしても、1人に押し付けているような気がして……
勝利も敗北も1人に背負わせて居るような気がして……

せっかく皆で出場しているのだから結果はどうであり皆で作ったロケットで皆で優勝を目指す。
その方が私には魅力に見えるし、ロケットとしては性能が落ちるとしても……
価値はある様に感じるのです。

まぁ、制作の空気は悪いね……
海果ちゃんは怒られちゃったね……
彼女も頑張っているし彼女なりにはしっかり頑張っているのにね。

出来る人は出来るからこそ、出来ない人を見てイライラするのかもしれないし、怒るのも注意するのも相手に期待してるからだと思う。
そして、絶対に優勝したいと思っているからそれだけ本気なんだろうね。

けど、海果がノートに書いてあった「選手権優勝」の一言が瞬に響いて海果ちゃんの気持ちを知る事になります。
海果ちゃんも直ぐに起き上がり自分の気持ちを伝える姿は凄く嬉しかったなぁ〜

なんだろ?海果ちゃんを見てると凄く応援したくなっちゃうんだよねww
私、自身もそんな前向きな方でもないし直ぐに凹むし傷つく事も少なくはないから他人事に見えないと言うか、子供の成長を見守る親の感覚といいますかw

で、大会がスタートするも海果のスピーチも大会の結果もボロボロで……予選負け。
この辺りからメンバーの心はバラバラになってしまいます。
何か見てると痛々しくて心苦しい感じがするのが、この辺りのエピソードですね。

ただ、海果ちゃんは自分の「居場所」に気づけるエピソードでもあるんですよね。
私は「居場所」ってどんな場所なのかな?と思うけどさ。
居場所は探す物でも与えて貰う物でもないんです。
「その場所に居たい」と想える場所なんじゃないかな?と思うんです。

それは誰かには決められる物でも自分で決められる物でもなくて、気づいたらそこが居場所になっているものなんだと思います。
海果の様に、気づいたら案外その場所は居場所になっていて、それに気づいてないだけ、なのかもしれませんよね。

ユウの登場タイミングは何かの力が働いたのでしょうね。
海果は言葉にする事が苦手だけど、その気持ちが言葉に乗って届いたからだと思うんです。
彼女があのまま迷っていたら二度と会えなくなっていたかもしれませんね。



遥乃は優しいね。
自分が評価されて友達が評価されない事に悩んで、友達が夢を諦めてしまった事に悩み続ける女の子ですね。
他人が傷つく事を見たくない優しい女の子。

一緒に目標を目指して頑張っていて自分が評価されて評価されなかった友達が辞めてしまう。
それが現実だし、仕方ない事だとは思う、それでも凄く悲しい事だよね。

けど、そう思うくらいに彼女は優しくて、一緒に頑張る時間が大好きで友達の事を大切にしているからこそ彼女は悩んでしまう。

だから「夢を応援する人」なる事を目指してきたけど、外野からの応援では「本当の意味で、同じ目標に向かう仲間じゃなくちゃ悔しい気持ちを共有する事も傷ついた仲間に声もかけることもできない」だから遥乃は変わりたいと言います。

確かに、そうかもしれない。
エールを送られた側から見たら。
応援ってものは凄く力になる。
例えば試合前ならやる気が上がるし。
試合中なら勝利への推進力になる。
結果を出せば応援に答えられる。

けど、、負けた時の励ましの言葉は、有難いし嬉しいけど……言葉も理解出来るし、励まそうとしてくれる優しさは解る……けど、心には届きにくい気がする。
勿論、全てがそうだとは言わない。

けど、そう言う時はやっぱり同じ痛みを知る仲間やライバルの方が響きやすいかもしれません。

後、遥乃は寂しくて悲しかったんじゃないかな?
応援側と選手側、多くの場合はこの2つに別れますが、遥乃の場合って、選手側に立っている応援者って少し特殊な立場なんですよね。

大会前から負けた後を心配していた遥乃。
自分が一緒に優勝の目標に向けて居なかったことに気づいてしまったり、悲しむ仲間に声を掛けたのも心配も本心だけど、自分はその結果に思ったよりもショックを受けていない事に気づいてしまい、自分の言葉は全て他人事の様な言葉にしか仲間に聞こえていないのに気づいてしまったから。

ホントの意味で一緒に喜んだり悲しんだりしたいと思ったんじゃないかな?
私は上記で書いた彼女の紹介を「お母さんポジション」って書いたんだけど、このエピソードで何故彼女がそう見えたのが解ったエピソードです。

で、その遥乃を居場所に気づいた海果が彼女を励ます為に言葉を伝える立場になるのが凄く良かったですね。

そして、海果は瞬にロケットバトルを仕掛けます。
学校に来なくなった彼女に自分の気持ちを伝えたくて、結果は海果ちゃんの勝ち。

海果の言っている事は瞬に心に刺さります。
それを彼女は否定する、多分本当は嬉しかったんだと思います。
だから、彼女は否定しようと怒鳴り返すけど……

海果の「雷門さんや皆のいる所が居場所になったんだよ、今度は私が雷門さんの居場所になりたい」ってセリフが凄くいいですよね。

私は海果の言葉を聞いて気付かされました。
ずっと、自分の居場所って自分が居やすい場所、心地良い場所、居たいと思える場所なんだと思っていました。

けど、多分居場所って、自分だけじゃなくて相手にとっても、居やすい場所、心地良い場所、居たいと思える場所、なんだと思いました。

居場所は誰が掛けても成立しないし、全員がそこに居たいと思わなければ成立しない。
自分にとっての居場所は誰かにとっての居場所じゃなきゃいけない。
自分一人では成立しないのだと気づかされましたね。

瞬の弱音と本音が凄く素敵でした。
彼女は人に素直になれなくて、今までも何かある度に強い言葉で否定してきた。

瞬「どうせなくなるから最初から要らないだよ。言葉も慰めも」

彼女は言葉が鋭いから沢山の大切な関係性を失って来たんだと思う。
その度に傷ついて悲しんで苦しんで絶望して、そうした痛みが辛くて、周りから拒絶されて、それなら拒絶される前に拒絶しようと考えちゃったんだよね。

瞬「失いたくなかった、本当に失いたくなかったんだ……今だって本当は、またお前達とロケット作りたい」

素直に言葉を伝えるって凄く難しいんです。
素直に言葉に出来る人もいると思うけど、それが少し恥ずかしかったり、思う様に伝えられなかったり、伝えたらどう思われるかな?とか色々と考えちゃうんです。

私も素直に言葉に出来ない人かもしれませんね……
だから、伝えなくて後悔した事もあるし、素直になれてたら自分が得をしてた時もあったし、あんな言い方になって傷つけたよなぁ、素直に言えたら良かったのに、と沢山後悔した事が何度もあります。

だからこそ、本音じゃなきゃ伝わらない事があるのも解るし、伝えなきゃ何も伝わらないのも解る。
けど、1番解るのは、言葉を素直に出せる勇気かな?って思います。

自分の気持ちを素直に話すって何か凄く勇気が必要で、これは海果達がここまで向き合って伝えてくれたから、やっと出せた本音なんだと思います。

瞬を解ってくれた海果、ユウ、遥乃が居たから言えた言葉で私は本当にいい友達が出来たんだねって涙を流しながら観てましたww
本当に失いたくないから言えた言葉なんだと考えると涙が止まりません。
海果が伝えるシーンから私が泣いてるのに更に泣かされるんだからw

海果が体調をクズした時にユウに海果が不意に伝えた一言がユウを悩ませてしまいます。
恋する乙女みたいになっちゃって可愛いw
恋の病ですね。

そして彼女達が見据えた目標も決まり始めますしたね。
アニメ的には最終話だけど物語的にはスタートって感じがしますね。


さて、可愛い作品だけど、共感出来る話も多くて、今期で私が1番泣かされたし1番惹かれた作品でした。

内容も楽しく癒される部分もあれが考えさせられる部分もかなり多く、泣かされまくりです。
後半は私は割とこの悩みを抱えながらも不器用で優しい女の子達に感動させられたり癒されたり、ホントに良かったねって涙を流しながら思える話もあってこの作品は好きだなぁ〜って。

原作は4巻まで出てますが3巻の半分くらいまでがアニメ化されているこら続編は多分かなり先かもしれませんが絶対に2期も見たいですね。
原作は引き続き読みますが、やっぱり私は彼女達とはアニメで出会ったのでアニメでも見届けてあげたいです。

因みにタイトルは宇宙語で「こんにちわ」らしいですw

投稿 : 2023/12/25
閲覧 : 47
サンキュー:

13

ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ゴチャゴチャしてるのが惜しい作品なのか、だから面白いのかがよくわかりません

 TVer視聴にしたのが悔やまれます。9話の明内ユウが一度消えたのがよくわかってないのでモヤモヤしています。脳内友達かとも思いましたが、普通に他の娘ともコミュニケーションしてるので違いますよね?本当に宇宙人ということでOK?

 全体の印象としては結構面白かったと思います。何のジャンルなのかもはっきりしませんでしたが、微SFで部活ものとでもいうんでしょうか…女子だけ日常きららとは言えないと思います。
 競技はやってませんがロケットをやったことがあるので、非常に興味深かったです…意外な展開だったし。ですが、果たしてロケット競技がメインかと言われるとなんか違います。ここを深掘りしたいようには見えません。と言うのはロケットの発射シーンがほとんど出てこないからです。

 はっきり分かるのは、ヒロイン小ノ星海果の成長物語(主体性とコミュニケーション)の話なんでしょう。

 話がゴチャゴチャして煙に巻かれているような、それがいい味になっているような…不思議な感じです。評価が難しいです。ただ、毎週配信で見逃さずに見られる水準だったのは確かです。

 オデコパシーとか灯台とかが何を強調しているのか。灯台は居場所を示す場所の象徴ですよね?あるいは本来光ものが消えている…それが光る。オデコパシーはコミュニケーションなんでしょうけど…やっぱりTVerhなので振り返りが出来るまでこの辺はちょっとお預けです。

 うーん、評価…難しいです。オール3を下回ることはないし、音楽のセンスなんかも悪くないです。作画は12話は結構良かったと思いますが、以前のはどうでしたっけ?最近で言えばまあまあ?

 オール3.5…うーん、ストーリーだけ4にしようかなあ…ただなあ、もうちょっと面白くなったような、こういう感じだからかえって面白かったのかが良く分からないです、現状は。一挙放送とか無料配信が始まったらもう一度見たいです。



 
以下 リアルタイム視聴時のレビューです。


1話 ハルヒのリメイク?SF的な仕掛けがあるのかな?

{netabare} TVerでたまたま見かけて視聴しました。何のアニメかわかりませんが、どうもコミュニケーション論を扱ったSFの様です。

 2006年の「涼宮ハルヒの憂鬱」を2023年にリメイクした感じです。ゼロ年代は孤独上等自分だけの不思議が欲しいと言っていた少女は、病的な孤独に苦しむようになっていました。1話見た限りでは、そういう意図があるか原作者がハルヒが好きで無意識に類似性がでたんだと思います。雰囲気と設定は全然違いますけど、プロットとキャラを拾うとそっくりです。
 
 17年間でオンリー1であることが強制された時代から、友達と仲良くコミュニケ―ションすることが強制された時代に変化しました。自分らしさの定義が結果的に友達作りに帰結する感じです。オンリー1同様につらい無茶ぶりですけどね。

 宇宙人が記憶喪失だとすると、その意図は通常は地球破壊、人類滅ぼす、あるいは人類補完計画のような個性を失くした新しいコミュニケーションだと思います。人類の生存を探るための調査・試験なのかもしれません。

 あるいは主人公のヒロインが実は本当に宇宙人だった。人間として暮らしていたけど…という話が1話を見る限りだと自然かもしれません。宇宙人からJKになると記憶喪失になるらしいので。宇宙人に戻るときに友情を失うような話になるのでしょうか。あるいはあのピンクの子立場の入れ替わりがあったんでしょうか?

 そしてハルヒ同様思ったことが現実になる、という感じがありますね。1話の不自然なご都合主義はその伏線かなあという気もします。

 そういうSFマインドを刺激するような仕掛けがあるような気がする1話でした。考えすぎかもしれませんが…
 「きらら」らしいですけど…うーん…通常の「きらら」には見えません。女子しか出てこないので、百合百合した作品かと思いましたが、ちょっと何かありそうですね。見かけによらず一筋縄ではいかなそうな感じでした。{/netabare}


2話 過大評価かなあとと思いつつ、妙な面白さと引っ掛かりがあります。

{netabare} 1話でハルヒ的なSFの仕掛けを想像していましたが、2話になってどうなんだろう?といういわゆるキララ系の「女子だけ仲良しもの」になってしまいました。

 過大評価だったかなあ、と思いつつも、どうしても引っかかりがあります。ペットボトルロケットをここで出す意味とか…「電波少女と青春男」のような郷愁というか文学性もありますが、むしろペットボトルロケットの含意がありそうな感じ…まあ「スタート」あるいは「象徴」の印象なんですよねえ…

 となると「使われなくなった灯台」に何かあるんでしょうか。灯台の含意は光る、他人を導く、位置を知らせる等々ありますけど。

 アニメの出来は…うーん。セリフというかモノローグで全部内面を説明しちゃうとか不満はありますし、話の進行のチグハグなところに引っかかりがあります。ただ、見てられるんですよねえ…不思議なことに。展開も早いし次が気になるような妙な面白さがあります。

 そして金髪チョーカー少女の遥乃の行動がペットボトルを空にするとことの「他人を頼る」行動、宇宙に逃げるより「宇宙人に地球を知ってもらいたい」というところ。明らかに人間関係の含意ですよね?ここはもったいぶった説明がありません。その辺どういうことなんだろうっていう感じもあります。

 引っ掛かりがあるということは、面白さでもありますので多分、全部見ると思います。今のところTVer視聴で振り返り視聴ができないのが考察的には残念ですけどね。{/netabare}


3話 うーん。4人目のキャラ痛すぎ。テンプレ感がある強引な展開…1、2話からレベルが落ちすぎでしょう?

{netabare} ペットボトルロケットから次の段階というのはいいでしょう。ですが、新キャラのまたたたきのキャラが痛すぎるでしょう。ゴーグルって…それだけじゃなくて、性格造形が本当に痛いです。痛すぎです。なんでそういうキャラ設定にしちゃうかなあ??そもそもそこまで交流のない子がメカが得意だって思い出します?

 頑な少女がヒロインの熱意にほだされて打ち解ける話だとすれば噴飯もののテンプレです。ここでありきたりからズラせるかどうかが面白さだと思うのですが…テンプレとは違うストーリーであることを期待したいです。

 キャラ付けとか大きいストーリーはさすがに原作準拠だと思いますので、アニメというより原作かな。

 1、2話の導入が不思議な話だったので期待しましたが、過大評価の可能性がプンプンします…ぜひ悪い予感を裏切って欲しい。普通のきららよりも少しダークなだけで終わってしまいませんように。

 アニメのクオリティは高い気がします。動きは少ないですけど、丁寧だと思います。 {/netabare}


4話 褒めどころが分からないんですけど…何か惹かれるなあ?

{netabare} …何といえばいいんでしょう?くだらない?つまらない?よくある話?テンプレ?まあ、いろいろ言い方はあると思います。

 ただ、なんか違うんですよね?俺何見てるんだろう?と思いながら、なぜか楽しみにしている自分が…うーん、癒し…なのかなあ?

 ストーリーは「ご都合主義」「いつものエセ友情もの」「くっだらない」で片づけてもいいレベルに一見見えるんですけどね。ほんの少しだけ感情がうごくんですよね…文学性?{/netabare}



5話 ロケットの基礎研究は想像より簡単です。なるほど部活ものはいいかもしれません。風呂短すぎ、布団の柄凝りすぎ。

{netabare} ロケットの研究って、実は基礎部分はそんなに難しくなくて、中学生の時に私もやっていました。だから感情移入している可能性もあります。ペットボトルロケットから先に行くアニメは少ないので。

 本作で記憶が鮮明によみがえりましたが、過塩素酸カリウム(酸化剤)+ボンドG17(燃料)を混合したものを固体燃料にして、紙の筒で作ったロケットの内部に均一に塗布(これも適当に塗るのではなくモーターで遠心力を利用する)して、ニクロム線を使った点火装置で発射台を作ったディテールまでよみがえりました。

 実際のロケットは過塩素酸アンモニウムだと思いますが、ロケットって基礎科学部分は非常に原始的です。軌道制御は難しいですけど。中学生でも研究できるし、何より夢がありましたねえ…こういう「科学する心」をもった少女の話はいいです。

 で、もう1点。「放課後インソムニア」「恋する小惑星」などで不満だった点。星空を見上げた時の感動です。畏怖にも似た背中がゾクリとするような感動と憧れ。それが何となく伝わるか、雰囲気だけの作品か、ですね。本作はそれをちょっと感じます。完全じゃないですけどね。今のところアニメ作品では「宇宙のステルヴィア」のしーぽん…というよりEDの曲が最高です。

 まさか部活ものになるとは思いませんでしたが、いきなりの合宿で話は相変わらずポッカーンですけど、やっぱり面白いというより惹かれる作品ですねえ。今話で不満があるとするとお風呂シーンがそれで終わりかい!というところですが、そのサービスタイムの短さが本作のきららにおける特殊性かなと思います。

 それと、布団の柄はなんでそこまで凝る???


追記 布団の柄が気になりすぎて、何回も見直してしまいました。

 柔らかい布団の形状の変化に合わせて布団の複雑な花柄が破たん無く動きます。手書きでは無理ですよね?(追記 動くというより変化します、の方が正解かも)

 他のアニメで見たことが無い気が…あまりに自然でスルーしそうですけど…新海とかジブリでも類例がない気がします。考えすぎ?でも、ここまで布団の模様が綺麗に動くアニメって見たことないなあ。

 着物なら「私の幸せな結婚」の着物が同じような技術かもしれません。CGテクスチャってこと?かなあ…こういう2Dライクの作画の新技術は大歓迎です。
(追記 布団がずり落ちるシーンの模様の歪みの感じはテクスチャっぽい気がします)


 再追記 ちょっと思い出して確認したら「好きな子がメガネ忘れた」の8話で、三重さんがトイレの場所をスマホで聞くシーンで主人公の男の子の毛布の柄が似たような動きでした。まあ、となると標準的な技術なのかもしれませんが、しかし、「好きな子」の毛布は幾何学模様です。

 本作のようにこういう「引っ掛かり」を残す形で花柄の布団を効果的に見せるのはセンスですから、やはり技術の使い方の意味でいうと驚きでした。{/netabare}


6話 癒し系か文学かと思ったら想像以上にワクワクする展開だった。これは面白い。

{netabare} 6話ははっきり面白かったです。ホビーというかロケットのキットってあるんですね。さっき楽天で調べたら3000円台で何種類かありました。

 こういう知らない知識と何か目標に向かって行く展開っていいですよね。そしてそれがロケットともなればワクワクせずにいられません。自分たちで立ち上げた部活に秘密基地。ご都合主義と言うのは簡単ですが、アニメだからこそのこういう展開は好みです。

 キララ系女子高生というデオドランドされた存在ではありますが、この作品のことです。何か面白そうな展開を期待させてくれます。

 ということで6話。話の方向性が見えてきました。いや、癒しモノかと思っていたらワクワクがありました。素晴らしい。{/netabare}


7話 あれ?凡作になってしまうのか?雷門さんの使い方が良くない。

{netabare} 7話でちょっと違和感がでました。目標が出来たことと、ライセンスの説明等は悪くなかったです。

 ただ、雷門さんのモノローグが分かりやすいツンデレすぎるなあというのも良くなかったし、その後のロケット競技の参加方針についても良くなかったです。

 これはここまでの総括にもなりますが、雷門さんが出てきてそれで具体的に話が回り始めたのは良かったと思います。が、話がドラマのためのドラマになっています。
 ストレスがかかるのが悪いのではありませんし、ここで雷門さんと仲違いするとかなら面白いと思いますが、どうせ…がある気がします。

 だったら、雷門さんは外部においてアドバイザーとかにして、3人の奮闘の方が良かったかも。

 せっかく良かった展開が7話に仕込まれたいろいろで急に平凡になる予感がして心配な感じでした。{/netabare}


8話 うーん、毎週楽しみだったのですが…ついにぎりぎりに…

{netabare}  毎週楽しみにTVerアップと同時に見てたんですけど、今週はぎりぎりになってしまいました。それだけモチベーションが下がっているのでしょう。

 で、まあ実際に見ても、かなり普通というか普通以下というか…ロケットの大会のあと何があるか?できまりそうですね。まだ8話。12話だとして大会が9話で終われば残り3話。1エピソードでしょうね。どうなることでしょう? {/netabare}


9話 いろいろ面白い要素は感じるのに…脚本・演出が弱いのかなあ?

{netabare}  なんだろう、プロットとかテーマとか大きなものはとてもいいと思うし、明内ユウちゃんの謎めいた感じがちょっとSFチックでいいと思います。

 ただ、なんでこうなるんだ?というくらいアニメそのものの出来がなあ、という感じがします。

 まずエピソードの一つ一つが非常に単純な展開です。ほとんどテンプレでしかないです。分かりやす過ぎて笑ってしまうくらいです。それを上手い脚本・演出で見せてくれるなら、面白さにつなげられると思うのですが、そこが弱すぎます。紙芝居みたいな展開になってます。

 また、登場人物の内面や感情、思惑の描写が全部説明セリフです。いや、そこはアニメで表現しようよ、という感じがものすごく強いです。

 ということで、最後は気になるのでもちろん見ます。TVerでしか無料がないので貯めてなかったし、見逃すと後悔するので強制的に視ざるを得ないのが逆に幸いしたかも。

 原作は面白いかも、という気もします。アニメはガチャにはずれたかなあ。{/netabare}
 







 

投稿 : 2023/12/25
閲覧 : 653
サンキュー:

16

猫好き さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0
物語 : 1.0 作画 : 4.0 声優 : 1.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:途中で断念した

いい加減、コミュ障女子を変な風にめでるのは止めて

私は配信サービスを使ってアニメを見てるけど、その中の有料アニメにお金払ってまで見たいわけじゃない。でも、ここでTVer使えばいいと知り、それで視聴中

作画は確かにいい、、、だけど、いい加減、頭と心の弱いうじうじ女子が主人公の話って見てて辛いわ。同じ女子から見たら見るべきところは全くないんだもん

もちろん、コミュ障の子が頑張って自分のやりたいことを見つけて頑張るっていいことよ。だけど、そんな子でもことあるごとに「ふぇ、ひぇ、ひゃぁー」なんてしないの。少なくとも私の知り合いで似たような状況の子は音なんか出さずに沈んでいくだけ

これって結局、男の子の妄想で自分がかまってあげられそうな女子を夢見てるだけの話なんじゃないのかしら

投稿 : 2023/12/24
閲覧 : 106
サンキュー:

6

ネタバレ

ナノトリノ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

狙った高度が出せてる

女子高生と宇宙人がロケット作って宇宙を目指す
という事前情報に「???」でしたが
掲載誌きららだしカワイイは期待できそう…
と思って観ています。

映像的にはパーフェクト、
こうだったらいいのにな~こんなの見てみたいな~と
期待したものをはるかに超えていました。
キャラデ色彩背景美術とっても好み。

ストーリーはかなり人を選びそう。
成長が極めて遅く、微妙に重くて微妙に不穏。
あしざまにいうなら辛気臭い。

内省的であったり重かったりは苦手なんだけど
こうまで徹底されるとこれはこれでアリな気もしてきます。
独占配信も含め広く浅くライトで速い潮流に迎合しない潔さ力強さみたいなものを感じました。

投稿 : 2023/12/10
閲覧 : 57
サンキュー:

3

ネタバレ

螺旋常連からくり剣豪 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 1.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

ドラマは良いです。しかしながら、前提となる設定に難あり

きらら原作のアニメ。
地球に来た記憶喪失の宇宙人(?)の少女を宇宙に帰してあげるべく、陰キャラの主人公が奮闘する話。
話はきらら系の中ではNEW GAME!やRPG不動産に並んでシリアスな方です。
3話の雷門を説得する話や4話のペットボトルロケット勝負の話はドラマ性があって良かったです。海果が打算抜きで雷門と純粋に友達になりたかったというオチは普通に痺れましたね。
悪い点としては高校生がロケットを作るっていう話の基盤にして主人公たちの目標にかなり無理があること。海果たちが通っているのは科学や工学を専攻している学校ではなさそうだし、それこそ宇宙人のユウが持ってきた超技術みたいなとんでも設定が無いとこの荒唐無稽な現状はどうしようもない気がしなくもありません。

投稿 : 2023/11/06
閲覧 : 114
サンキュー:

2

既読です。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:今観てる

原作未読だとキビシイっすよ?

原作は基本4コマオチ。

4コマでアニメ化成功したのは
「けいおん!」
「NEW GAME!」
かなあ?

しらんけど。

原作読んでるので
甘々評価です。

投稿 : 2023/11/05
閲覧 : 125
サンキュー:

2

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星屑テレパスのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
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星屑テレパスのストーリー・あらすじ

女子高生たちが宇宙を目指す“青春ロケットストーリー” まんがタイムきらら(芳文社)で好評連載中の大熊らすこ氏の4コマ漫画「星屑テレパス」は、 人とのコミュニケーションが苦手な女子高生の小ノ星海果は自称宇宙人の明内ユウと出会い、 なんと宇宙を目指す約束をする。そして副学級委員長の宝木遥乃や不登校気味の雷門瞬たちとの出会いの中でロケットを作ることになり── 女子高生たちがロケットを作って宇宙を目指す"青春ロケット"ストーリー!(TVアニメ動画『星屑テレパス』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2023年秋アニメ

この頃(2023年秋アニメ)の他の作品

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