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「機動警察パトレイバー the Movie(アニメ映画)」

総合得点
78.5
感想・評価
381
棚に入れた
1817
ランキング
541
★★★★★ 4.1 (381)
物語
4.2
作画
4.2
声優
4.0
音楽
4.0
キャラ
4.1

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機動警察パトレイバー the Movieの感想・評価はどうでしたか?

ペガサス さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

サイバーテロと東京の風景

うる星やつら〜ビューティフルドリーマーに続いて、パトレイバーのキャラを使って押井守のインナースペースが全面展開する劇場版アニメ。

攻殻機動隊でのコンピュータ社会の精緻な設定と描写の見事さは、すでに題材としてここでも描かれ、サイバーテロの可能性をシミュレートしている。

公開当時は日本のバブル景気の真っ只中であった。
東京という都市の享楽と倦怠は、如何にして天才プログラマーの精神を蝕んだのか。
狂気に取り憑かれた電脳の亡霊は、終わらない日常を終わらせようと首都の破壊を企てる。

投稿 : 2016/09/09
閲覧 : 262
サンキュー:

3

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

コンピュターウィルス犯罪が題材。89年作って信じられない アニメ映画オススメ

ロボモノと思われるかもしれませんが、人間ドラマがメインです。
レイバーと呼ばれる2足歩行ロボも登場しますが
ロボの戦闘シーンはごくわずかですね
犯罪捜査をする特車ニ課(公務員)の面々の人間くささがハンパじゃない
踊る大走査線がパトレイバーをモデルにしていると聴いたことが
ありますが、本当にダラけた公務員たちです。。やる気がない(笑)
しかし、普段ダラけてるからこそ、仕事スイッチが入って
目の色を変えたときがカッコイイんですよね。
この作品はとにかくストーリー構成と演出力が凄い!
終盤が盛り上がるのは当然ですが、導入が上手なんですよね

映画冒頭は
夕日をバックに1人の男が海で投身自殺をします
微笑をたたえて海に沈んでいく男。。。
シーンは一転して
軍事用レイバーの暴走を自衛隊が必死に止めようとしている
シーンになります。
やっとの思いでレイバーの暴走を止めて、コクピットを開くと
操縦者がいない。。。無人だと?
ここからOPが始まります
冒頭だけで事件の概要を伝えきってしまう構成になっていて
ツカミが上手いんですよね。
ここから物語に一気に引き込まれます


・ストーリー
レイバーの暴走原因を突き止めるために捜査をしていきます
現場の努力で原因解明まで行き付いても
事件に責任を負いたくない官僚たちは自分たちで指示はしません
現場判断を暗に了承した形になります。
実際のお役人とのやり取りってこんな感じだろうな。。。と
思わせる会話劇は非常に面白いですね


・アクション
ストーリーは静と動が明確な作品で
アクションシーンの迫力はまさに動
終盤はアクションシーンが怒涛の連続で
それまでの静のストーリーが嘘のようです
鬱憤を吹き飛ばしてくれるアクションは爽快でした。
派手な演出が物語りを一段と盛り上げてくれます。

これが映画だ!って感じですね


・さいごに
SF要素はありますが、レイバーの姿が浮いてしまうほど
町並みは現代に近いです。。むしろ寂れた感じがします。
パソコンが一般普及していなかった時代の作品ですが
監督の先見性は凄いと思います。。。コンピューター管理社会への
警鐘として作られたのか、娯楽大作として作られたのか真意は
わかりませんが、映画作品として完成度の高いアニメです。


機会がありましたら、ぜひご覧いただきたいです。
最後までご覧いただき誠にありがとうございました

投稿 : 2016/05/24
閲覧 : 202

ゆっぴー さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

20年以上経っても名作は名作!

原作ゆうきまさみ
シナリオはヘッドギア
監督 巨匠押井守!
制作もヘッドギアです!
音楽 川井憲二

誰もが知っている巨匠、押井守監督作品です。
ベースには当時サンデーで連載していたパトレイバーの世界観に、オリジナルストーリーを充てたもの。
作画はバリバリの手書きで、丁寧に作られてます。
世界観をあらわす背景美術も秀逸!
また、音楽が作品を輝かせてます!戦闘シーン、回想シーン等、シナリオを盛り上げます!
当時中学生だった自分は映画館で観ました!
まだ難解なシナリオ(OSとか、フォーマットとか、マスターとかの難解用語等も含め)について行けなかったですが、作品の強烈なインパクトが忘れられず、パンフレットを買い、レンタルビデオを何回も借りていたのを思い出します!
それぐらいシナリオが秀逸すぎます!
20年以上経った現在なら、シナリオについて夢物語では無く、現実味がある(レイバーはいませんが涙)シナリオだと強く思います!

ストーリーは、天才プログラマーが仕掛けた大がかりな犯罪を、警視庁特車2課(レイバー隊)が防ぐお話。個性的なメンバーで構成された2課が挑む思想的犯罪テロをどう解決していくか?攻殻機動隊でもあったハラハラ感をすでにこの作品で表現しています!謎ときも含め、最後の爽快感はたまりません!
巨匠押井守監督の渾身の作品をぜひおすすめします!

投稿 : 2016/04/28
閲覧 : 279
サンキュー:

8

ネタバレ

ひーちゃん^^ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

当時大好きなお話でした^^

これを観たのは私が20代前半の頃で、パトレイバーのシリーズはおそらく、全部観ているはずです。

そんな中で、このお話は大好きなお話になります。

パトレイバーがどんなお話か知らなかった頃は、スーパーロボットとか、ガンダムとか、そんなお話なのかなぁと思っていたのですが、実際に観てみると、実に人間臭いお話というのかな。

世界とか、宇宙とか、人類の存亡とか、そんな、普段私達が意識していないようなスケールではなくて、もっと身近で、私でも想像が及ぶ範囲での人間関係を中心としたお話が多いので、だからこそ、生々しくてリアルに感じられるのではないかと思います。

あと、イケメンがひとりもいない!!!(笑)

これもまた、この作品の良いところだと私は思っています。

だって、現実世界では漫画のように、そうゴロゴロとイケメンはいないですもんねww

私は特車二課第二小隊のみんなが大好きです。

あと、整備の神様と呼ばれている榊さんや、シゲさんも。

この作品は、そんな大好きなみんなを身近に感じられる雰囲気の中で展開されていくお話だから、特に好きだと思える作品なのかもしれないです。

{netabare}

このお話は、篠原重工の天才プログラマー帆場暎一が自殺するところからスタートします。

一見そうは見えないのに、実はすごい切れ者の後藤隊長が、上手に遊馬を使って色々調べさせ、名探偵のように帆場の犯罪を解き明かしていくのですが、まるで実際に見たかのように、こう言います。

「おそらくあいつは、俺たち、いや、この街に住むすべての人間を嘲笑しながら飛び降りたに違いないよ。」

事実、帆場は口元に笑みを浮かべながら飛び降りていました。

こういうシーンが、私的にはゾクリとして、好きなんですよね。

この後、第一小隊の南雲隊長に「ねえ、気がついてる?あなた、帆場の話をするとき何でかとても嬉しそうな顔してるわよ」と言われ、とたんに後藤隊長が「え?そりゃあ危ないなぁ。ホントに?」と手鏡で自分の顔を見てみたり(笑)

こういう、シリアスな中にユニークな合いの手が入るタイミングが絶妙なんですよね。

あと、後藤隊長の「この借りはいずれそのうち、精神的に♪」は大好きなセリフのひとつです♪

シゲさんも、ちょこっとしか登場しないのに、すごくいい味出してるんだよなぁ。
どの声優さんもキャラクターにマッチしていますが、シゲさんは特に、声優が千葉繁さんで本当に良かったと思います^^

ここにあげたのはほんの一例ですが、このお話の見どころは、細かい箇所に及び、沢山あります。「細かい箇所に」というのが、また、パトレイバーらしいというか(笑)

作品が古いから仕方ないのですが、第二小隊のひろみちゃんや香貫花、特車二課の福島課長などの声優さんは、もうお亡くなりになっているんですよね…寂しいです(;_;)

{/netabare}

1989年に公開された作品ですから、かなり古い作品になりますが、今回久しぶりに視聴して、当時私が観て、感じた興奮やニヤニヤが蘇り、懐かしく思いながらも楽しく視聴することが出来ました。

作風が嫌いでなければ、お薦めです^^

投稿 : 2015/10/24
閲覧 : 237
サンキュー:

7

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

私見ではコレは紛れもない名作だと思います

ストーリーとか背景とかは他の方が詳しく書かれていると思いますので。

 放映当時、私は訳あってパトレイバーと言う作品群に強い偏見を持ってたのですが、その負の認識を一掃する素晴らしい作品でした。
個人的には今の押井守という方は見てる側の方を見ずに作品作ってるんではないかと思う事多々なんですが、この作品はエンターテイメントとして成立してます。判り易い訳では無いですが、難解過ぎて理解できないという作品ではないです。
もし近年の押井守作品の印象でこの作品を敬遠している方がいらっしゃるのであれば、それは杞憂と申し上げたいです。

一寸序盤は退屈ですけどねw

投稿 : 2015/05/06
閲覧 : 438
サンキュー:

11

ネタバレ

シェリー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

人にアニメ作品を勧めるときにまずこの作品をおすすめします。

羽海野チカさんの『スピカ』に収録されていた「イノセンスを待ちながら」を読んで興味が湧き、初めてこの映画を観てみました。それからも、ふと思い出してみては何度も観ている大好きな作品です。

 科学技術が進む中で二足歩行型ロボットである「レイバー」の製作に成功し、それに足並みを合わせるかのように町の開発も進んでいく、まさにその過渡期の東京を舞台にした話。近頃、安全だと信じられていたレイバーが暴走する事件の増加に疑問を持った篠原という若い男が事件解決に取り組みます。
 何が原因で、誰の策略でなんてことをいちいち細かく調べていく過程は観ていて面白いし、それがだんだんと明らかになってくるストーリーも流石です。さらに作中に出てくる人たちもその描かれ方は非常に繊細で、1人1人がその息遣いまでもが分かるくらいにリアルに描かれています。
 まるで本当にこんなことがあったかのような強い現実感を帯びた物語は風化することなく、今の僕らにも十二分に楽しめます。

 「現実的」この言葉がいろんなところでしっくりとくる映画です。レイバーが大量生産され、工業化は大きく進んだけれどそれはすべてではなく、同心円状に街は開発されていったのでその周りには、この映画の製作年代の1980年代の趣のある街並みがまるで見捨てられたように印象強く残っています。
 それはたとえば夏。凌ぐことのできない暑さに加え、容赦なく照りつける太陽の光を心の底から憎む季節。そこにはクーラーのひんやりとした涼しさはなく、ただただ暑さを耐えるだけで途方がなく、救いもない。目線を上げると20メートル先の景色が少し歪む。そんな夏をスーツ姿で背広を肩にかけ、敷き詰められた木造住宅街を歩くシーンはそれそのままのように感じます。
 「ちょっと前まではこうだったよ。」なんてどこかのサラリーマンが言いそうな映像です。しつように描き込まれた風景は既視感を生んだり、または人の想像力を限りなく現実に近づけてくれる装置となり、僕らはこの作品によりのめり込み共感していくことができます。
 他にも篠原の事件解決までの道のりでの上からの圧力などの障害や、後藤刑事のすること成すことが、そこにあるべき不自由さを持って描いているので非常に現実的です。

 一見の価値があるかどうかまでは分からないけど、「何か面白い作品ある?」と人から訊かれたときには必ず『GHOST IN THE SHELL』と一緒にこれを勧めます。面白いですよ。いやいや、ほんとに面白いんだって。

{netabare}

 箱舟に乗り込んでから、泉が帆場のところに向かってそこに大量の鳥しか発見できなかったときに篠原に報告した言葉「ここに人間なんていないわよ!」。僕はこの言葉がずっと頭に引っかかっていました。ここでこんなことを言うなんて何か変だと思いませんか?他にも言い方はたくさんあっただろうし、なんというか抽象的で暗喩的。んー、なんでだろうと思いながらひとつ思い当りました。それは一体なんだったのか。

 冒頭のシーンで帆場は笑みを浮かべて自殺しました。レイバーの暴走が起こることを確信し、自分を蔑んだ者たちに復讐ができるから。その悪意に満ちた計画こそがこの事件の核心でした。そう、彼が死んでも、肉体が水圧で潰され跡形もなくなろうと彼の計画は、その悪意だけはこの世で生きていました。
 そしてそれは実際に起ころうとしていました。特車二課の彼ら有志諸君は箱舟に到着し帆場の反応を発見し泉をそこに向かわせます。そこで泉が見た不気味に赤く目を光らせたたくさんの鳥たちは、まさしくそれを象徴していたのではないでしょうか。
 「人間なんていない。」じゃあ何がいたのか。それは鳥の形を模した”悪意”でした。
 人は死んでもこの世に何かを残せる。非情に前向きな文句だけれどもそれは憎悪や悪意も同じこと。死んでも死なない観念は計画としてじっとそのときを待ち、悪霊のように鳥の形をしてこの世に住み着いていました。
 鳥は空を飛び回ります。僕らはそれを日常生活でも頻繁に目にします。彼らは空を自由に行き来し、世界のあらゆるところを飛び、街の中にもごく普通に存在します。意味は異なりますが『グレート・ギャッツビー』もしくは『華麗なるギャッツビー』のT・J・エックルバーグ博士の眼や、『1984年』の冒頭でウィンストンが見るポスターの眼、さらに"ビッグ・ブラザーズがあなたを見ている"の文句、『空の境界 第5章』の巴がコルネリウスを街中で見かけたときに彼の後ろにあった両目の看板のように、この鳥たち(もしくは悪意)も僕らのすぐそばで、その両の眼で「あなたを見ている」のです。その隙を窺っているのです。押井監督がどういう意図で意図的に鳥を使っているのかは知りませんが僕はこう思う次第です。

 この映画で示した、今まで安全安心だと自分が信じていたものが突然裏切り攻撃してくるのも非常に怖いもの。
そこに付け込んできた帆場の計画は相当残虐な事件となり得たでしょう。その度合が悪意のそれだとするならば、この世に残った悪意もちょっとやそっとのものではなかったです。
 おぞましき悪意は果たしてここで消えたのでしょうか。いいえ、この社会に根付いた悪はとても深い。終わりのない人為的なカタストロフは主役を変えて繰り返され続けます。この社会ができたときからすでにそう運命づけられているのです。それは次の映画でも証明されます。

でもまあ、そんなこと考えずともこの作品は単純でいて面白いですよね。うんうん。ホント好き。
{/netabare}

余談

 本作にはオリジナルバージョンとリニューアルバージョンがDVDまたはブルーレイに収録されています。オリジナルバージョンは劇場公開されたとき(1989年)の映像そのままです。リニューアルバージョンは1998年に音楽・効果音を録音し直し、さらに再アフレコをしたものです。
 で、どちらが良いのかというと一言ではとても言いにくい。実際に比べてみると、オリジナルはリニューアルと比べて声のノリがいい。泉野明役の富永みーなさんはもう全然違う。オリジナルの方が元気でいてとても良いです。南雲しのぶ役の榊原良子さんもかなり違います。オリジナルでは声も高くおだやかにリラックスしているように感じ、リニューアルではおしとやかに、大人の雰囲気が一層強くなり諭すようにものを言います。後者はちょうど映画第二弾のときのトーンに近いです。これは押井監督かな。何の根拠もありませんが。後者の方が押井監督の作品の雰囲気にぴったりだし、一言一言が重くなることでその場の空気もシリアスになります。
 音は確かに変わっていると思う。でもね、最初は「変わってんのかなあ。」なんて気にしながら観てはいるけど、結局話に集中しちゃってまったく忘れてしまいます。だから僕にはあんまりわかりません(笑)。
 こう見るとオリジナルの方がいいけれど、全体的な会話のリアリティーはリーニューアルの方が幾分か高いです。それにこっちでは、箱舟突入前で後藤さんが海上保安庁に出頭する際に、南雲さんに一度呼びかけられて「はい?」と返事するところが僕は個人的にとても好きなんです。オリジナルでは「はい。」と普通に返事をするのですが、リニューアルでは「はい?」とわざと語尾を上げて返事をするんです。こういう言葉にしないところでの表現は見事ですし、後藤さんの魅力をこの一言でバン!と表現できちゃってるところはすごい。だから僕はリニューアルの方も捨てがたいです。
 初めて観るのであれば、初めにオリジナルの方を観てみるのがいいかもしれません。これが当時公開されたものですし。もしTVアニメを先に観ていて、後藤さん好きであればリニューアル版を先に観ることをお勧めします。それでこの映画をとても気に入ったら比べて観てみて下さい。何度観たって面白いんですから。

投稿 : 2015/01/17
閲覧 : 424
サンキュー:

19

esso-neo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

後藤さん気づいてる?あなた帆場の話をするときとても嬉しそうよ

 2が押井監督の映画なら、この1はまさしくパトレイバーなのだ。良かれ悪かれ。この大型2足歩行ロボがデッキから起こされ、その一歩を踏みしめて事件を終息させる。表面上のスケールがでかくても起こっていることは実際には人の話である。だからこそ後藤隊長はじめ刑事も整備班もだれもが目を離せない。さすが監督と言わんばかりの映画ほぼ丸々使ったギャグも炸裂。パトレイバーの持つエンタメ性はこちらに凝縮してある。

 あとラストバトルが沖浦博之ってのは本当だろうか。あの人のロボシーンなんてガンダムOPぐらいしか知らないから貴重。

投稿 : 2014/12/02
閲覧 : 525
サンキュー:

3

サブアカウント01 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

古い作品ですが十分楽しめる

古い作品でシリーズでもいろいろあるので見づらいのかなと思いましたが
この作品単品だけでも十分楽しめる内容でした。

1時間半程度なので、ちょっとした時間の時にオススメ

投稿 : 2014/10/23
閲覧 : 226
サンキュー:

3

やっぱり!!のり塩 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

☆近代史を語れるエンタメお手本作品(仮)

■評価
テーマ性  :★★★★★ 5.0
エンタメ度   :★★★★★ 5.0
シリアス度   :★★★   3.0
脚本巧み度 :★★★★★ 5.0
おススメ度 :★★★★☆ 4.5

■ストーリー
レイバーメーカー篠原重工の天才プログラマーである
帆場暎一が不可解な投身自殺を図る。それと同じくして
東京界隈で原因不明のレイバー暴走事件が多発する。
事件対応に苦慮する特車2課であったが、後藤隊長の
暗黙の命により同課の遊馬が単独捜査に乗り出すが
帆場暎一の自殺には恐ろしい陰謀が隠されていた。
1989年劇場版パトレイバー第一弾作品

■感想
本作は劇場版のエンタメ作品としての出来の良さは随一と断言できます。
1989年作品ではありますが、古臭さや前時代を感じるというよりも
近代史を感じるといった方が分かりやすい作品です。

まず本作で一番に褒め称えたいのは、ストーリー構成・脚本と描写の
完成度の高さでしょう。帆場暎一をめぐる捜査の過程で描かれるキャラ達の
心理描写と展開される真相の動線が非常に分かりやすく、視聴している側も
一緒に真相をおっている様な錯覚を覚えます。また予想の半歩先を行く二段
三段落ちの素晴らしいおケツマツもお見事の一言につきます。
押井監督が作ったとは思えない程パトレイバーらしさを保ち、至極の
エンタメ作品に感じれるでしょう。また作中に登場する『サイバーテロ』
『リコール隠し』といった要素は当時よりも現代の方がその恐ろしさを
実感できる点が古臭さを感じさせない要因の一つでもあり、未だに本作を
視聴していない人に薦めてしまう作品です。

そして本作のテーマですが、個人的には『時代への不満と怒り』だと
思います。まず本作の真相の肝は『犯人の動機』になると思いますが
これを考える前に本作が作られた当時の時代背景を少し語っておいた方が
楽しめると思います。
当時1980年代後半は日本は経済大国といわれる程の経済的な発展を遂げ、
時代はバブル時代へと突入していました。そのため湧き水の様に吹き出る
ほどお金が稼げた上に、大枚ばら撒いて昼夜問わず遊び倒し、量産型T式
パンツを見せながら踊り狂うジュリアナ嬢、飲酒運転、高級車の衝動買い
なんてのも当たり前。また日々自覚できるほどの科学・工業・建築技術
が発展した事で古き物(古き良き物も含む)は壊され、物を大量消費し
大量廃棄する事が正義とされ、人も文化も洗練されていない時代でした。
(これはその時代に生きたお父ちゃまにヒアリングして裏をとっております)

この行け行けどんどんの時代で、果てしない欲の追求と無限の浪費生活を
送る日本人に少なからず倫理観への猜疑心、不満や怒りを漠然と感じて
いた人もいたのではないかと思います。おそらく押井監督もその一人だった
のでは??だからこそ漠然としてみえない不満や怒りを、そのまま形を
なさない動機として犯人に宿し、同時にバブル時代の価値観というものを
間接的に風刺したのではないかと考えています。またこの漠然とした時代
への不満と怒りが、明確な形として描かれているのが次作の劇場版パトレイ
バー2になります。

総じて、この100分程度の劇場版作品に色々な要素を盛り込んだ作品であり
作画も含めて褒める所の多い作品です。お時間のある時にでも気軽に
見てみてくださいまし。

でゎでゎ~ご拝読有り難うございました。

投稿 : 2014/08/03
閲覧 : 1004
サンキュー:

18

ネタバレ

くらうち さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

人類の思い上がりなのか

押井監督作品ということで視聴しました。
原作未読、関連作品としては初めて見ましたが、設定は難なく理解できました。
{netabare}
散々ゴリ押ししてくるのですが、「バベルの塔」の話がモチーフになっていますね。
科学技術が発達し、レイバーというロボットが生み出され、人類は飛躍的に発展を遂げる。
これは、神に近づこうと天まで届く塔を建設しようとした人類の所業と一致します。
帆場は、OSにレイバーが暴走するような仕掛けをする。人類の所業に怒った神が塔を破壊することと同じですね。それだけでなく、技術やその産物の退廃をももたらしますから、言語の分断と同じようにも見えます。

なぜ帆場がこんなことをしようとしたのかは、難しいですね。
帆場は日本にいたころ、再開発地区のボロアパートを転々としています。
再開発地区は、科学技術の発展によって失われたものの象徴的存在であるといえます。天才プログラマーとして人類の発展の最前線にいた帆場は、それによって失われていくものに思うところがあったのかもしれません。
海外にいたとき、周りから「エホバ」と呼ばれていた帆場は、Jehovahが「ヤハウェ」とも読むことを知って驚喜したといいます。
一つの言葉が二つに読まれる。言語の分断を象徴しているといえます。
このとき帆場は、自らが神たる存在としてバベルの塔を破壊することを思いついたのではないでしょうか。
そして、あえて後発のメーカーであるシノハラに入社する。

こんなことを書くとお堅い話のようにも思えますが、コミカルなシーンがちょいちょいはさまれます。これがウケるw
遊馬が謹慎を命じられるシーンは爆笑でしたw
{/netabare}
作品群が多いのでどこから手をつけたらよいか迷いますが、他の作品も楽しみです。

投稿 : 2014/06/21
閲覧 : 224
サンキュー:

7

sukasuka さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

一見さんでもOK?

このシリーズの放映版は全く観ていませんし、興味もありませんでした。
当時LD(笑)をジャケット買いしていた時に、何となく手に取った作品。

キャラ同士の関係や立ち位置などが分からなくても特に問題無し。
観ているうちにそれとなく理解できます。

登場する主要人物の中で女性は二人だけ、しかも美少女系とは程遠い。
最近のアニメではありえないようなキャラ構成ですね。
それでも人気があったのは、やはり脚本と演出の秀逸さがあってこそ。
攻殻機動隊と同じスタンスの作品ということになるのでしょうか。

話数が多い放映版と違い、単品視聴で気軽に楽しめるのでお勧めです。

投稿 : 2014/06/12
閲覧 : 316
サンキュー:

4

フローズン さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

精巧すぎる構成

・押井監督の作品はGITS、イノセンスしか見たことがなかったので、こういった作品もあるのかと驚いた
・時に笑わせつつ、時に緊張感を張り巡らせて一気に最後まで見られる
・おはなしも精巧で、見終わっても充実感を感じる
・夏が来るとまたみたくなる

投稿 : 2014/05/31
閲覧 : 272
サンキュー:

3

ネタバレ

kiss-shot さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

サイトシーイング?ノー、コンバット

TV版から続けて観たんだけど

圧倒的にこちらの劇場版のほうが好き

TV版に比べるとコメディが少なくなってますが

中盤からの怒涛の展開に引き込まれました

扱っている内容も凄い

この作品が1989年製作とは思えません

時代を先取りしてるなぁ


キャラの作画はTV版のほうがしっくりきますが

まあ、気にならないレベルです

いやぁ、ドキドキした


それと、香貫花さん、その受け答えじゃあ入国できないよぉ

投稿 : 2014/05/28
閲覧 : 1767
サンキュー:

11

ネタバレ

(´◉◞౪◟◉`) さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

AA

2014年・・THE NEXT GENERATION -パトレイバー-

その前に見返さなきゃ!

投稿 : 2014/05/09
閲覧 : 249
サンキュー:

2

ネタバレ

ごはんちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

映画1つ目

パトレイバーの映画1本目です。
こちらは、ノアちゃんが主人公ではなく、篠原くんが主人公です。
ノアちゃんも勿論でますが、ちょっとだけです。

物語の概要は、私なりに書くと、レイバーが突然暴走するという
事故が多発し、それが実は・・・?という物語になっています。

ギャグ要素もちょっとありますが、中々真面目な内容。

私は映画版パトレイバーではこちらが一番好きです。

オススメしたい作品のひとつです。

投稿 : 2014/04/17
閲覧 : 236
サンキュー:

5

ネタバレ

雷撃隊 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

アニメが幼稚という偏見を持った人こそ見て欲しい映画

「ロボットアニメなんて幼稚だ、いつまでそんなガキ臭いもの見てるんだ」という偏見を持った自称一般人(凸守風に)こそ見て欲しい映画だ。「お前らにこの高尚なストーリーが理解出来るのか?」と言ってやりたい。25年も過去の作品とは思え
ないほど洗練されていて完成度も高い。WINDOWSなんて影も形も無くパソコンはマイコンとかDOS.Vとか呼ばれてた時代にコンピューターウイルスを使ったサイバーテロを描いているのだから押井監督の先見性、感服する。もともとパトレイバーというシリーズは公務員の日常の話で特定の悪役が出てこない。つまり縦軸のストーリーが存在しない独特の作品なのだが100分の映画に凝縮すると「ああなるほど、パトレイバーってこういうテーマの警察ドラマなんだ。」と納得する。

押井さんのテーマである都市論、組織論も重厚な社会派ドラマだ。台詞が無いなか朽ち果てた神田川や御茶ノ水の風景を映す場面は近代都市の描写と相まって東京の光と闇を見事に表現。サイバーテロを仕掛ける犯人は既に自殺。さながら亡霊のようなウイルスプログラムが一人歩き。死んだ男のメッセージが様々な顔をもつ首都東京に浮かび上がる。「我々は何者なのか、どこへ行くのか?」「俺が仕掛けたトラップを解けるものなら解いて見せろ」と。対してメッセージを受け取った後藤隊長と松井刑事は「ここ(東京)は奇妙な街だな、見慣れていた風景があっちで朽ち果てこっちで廃墟になり、時の流れに取り残されたような気分にまっちまう」「俺たちがいまこうしてる場所だってちょっと前まで海だったんだぜ、それすらもすぐに一文の値打ちも無い過去になっちまう、悪い冗談みたいなもんだな」とくる。犯人が哲学的なら警察の哲学的だ。

犯人の人物像を推理するのは後藤隊長。犯罪のシステムを暴くのは篠原遊馬、アクション担当は主役メカのイングラムを操る泉野明。彼らの役割分担も絶妙だ。後半のロボットバトルも迫力満点だ。台風の上陸までの時間との戦いとイングラムや零式の大活躍、今みても作画のレベルが高いし臨場感抜群。「発砲は避けろって言っただろが」「だから避けたよ、可能な限り」なんてやりとりはイノセンスでセルフパロディに使用されてた。後藤さんが官僚相手にトークバトルやらかすシーンは「踊る大捜査線」の原型だ。「台風の進路を変えるか、8000台のレイバーを解体するか、超高層ビルをなぎ倒すか、それとも四者択一、ご決断願います」名台詞だね後藤さん、中年のカッコよさ全開だ。「今更言う事は何も無い。思う存分暴れて来い」「俺はね、しのぶさん、奴が高層ビルを見上げながらどんな犯罪を企てていたかよく解るよ」「奴が飛び降りた時、本当の勝負はついていたのかもな、どっちに転んでも分の無い負け戦さ」なんか、気がつくと覚えてる台詞のほとんどが後藤さんの台詞だ。彼は作品のテーマを語る影の主役で押井監督の分身だ。次回作では後藤さんが主人公に。後に「踊る」の本広克行監督は「サイコパス」を製作する。

この製作チームの作品、「パト」「攻殻」「サイコパス」とどれも面白すぎて困る。普通の刑事ドラマやサスペンスがつまらなくなってしまう弊害があって困る。

キャストは古川登志夫や千葉繁ら「うる星やつら」から引き続き登板している人達が多い。主人公の野明、初見のとき、変身してない森沢優が20台になったみたいだな、と思った。南雲しのぶは綾瀬めぐみみたいだったし後藤隊長は木所課長に似てるなーと思いながら見ていたが、「クリーミーマミ」と「うる星やつら」の製作陣が合流して「パト」を作ったと後に知り世の中狭いと驚いた。

川井憲二と押井アニメとの相性、この時から既に健在だ。映画1,2とも最強タッグだ。「約束の土地へ」という主題歌があるが本編未使用なのが残念。歌詞の内容がぴったりなんだけど・・・。
20年以上経っても古臭さをまるで感じない名作なので自信を持って布教活動させていただきます。

投稿 : 2014/02/08
閲覧 : 292
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19

ネタバレ

sinsin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

押井作品。

【良い点】良く世界観を表現している点。

【悪い点】やや、緻密な世界観とふつりあいになってしまった、ロボットデザイン。

【総合評価】この作品の舞台は、レイバーと呼ばれる巨大人型ロボットが、存在する1999年の東京である。
レイバーは多くの作業機械に導入され、レイバーを悪用する、レイバー犯罪も起きるようになる。
それを、取り締まるため警察もレイバーを持つ。そのレイバーを持つ特車二課(警察の部署)の物語である。
基本的に、カメラの位置、レイアウトはやや引き気味で、人物を映した。その分の余白は、このためにわざわざロケハンしたとゆう、緻密に描き込まれた東京の背景画。
全体的に、背景を映像の前面に出すことによって、世界観、空間を表現することに成功している。攻殻機動隊以降世界観が狭くなってゆくイメージだが、この頃の押井監督には、広がってゆくイメージを感じる。
作画による演技は、アニメらしい。最近の押井監督では、見られない。
ご都合主義的な展開もあるが、全体的に整合性があり説得力がある。

そんな、機動警察パトレイバー 劇場版の世界観。
帆場暎一(天才プログラマー犯罪者)=コンピューターによる管理=心を大切にしない。
対比
特車二課=現場の判断=心を大切にする。
全編にわたり、コンピューターによる管理、人の心を大切にしないことへの危機感を、描いた。なお、画面に登場するカラスは、魔女の使いつまり、科学技術に取り込まれ、踊らされている帆場暎一を象徴していると思われる。
ラスト、そのカラスは、ヨハネの黙示録に出てくる獣の数字666のプレートを下げている。それは、支配や管理を意味する。
カラス=魔女の使い=科学の僕。
以上のことからテーマは、「科学技術に支配されてはいけない」だと思う。

全体的に背景によるヴィジュアルイメージで、世界観を巧く表現した作品。また、失われた技術、背景動画をたくさん見られるのも特徴。
やや引き気味のカメラワークも、この時期のアニメとは思えぬほど凝っている。魚眼レンズで撮ったような演出も良かった。
黄瀬和哉氏も、若い時があったのだなぁ。
世界観と共に、テーマ性、娯楽性を高次元に表現した素晴らしい作品。

投稿 : 2014/01/29
閲覧 : 283
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6

ネタバレ

disaruto さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

エンタメ重視の警察活劇

制作はスタジオディーンのメディアミックス作品です。
ジャンルはSF警察です。
押井守監督作品になります。


「機動警察パトレイバー劇場版」の第一作。
天才プログラマー帆場暎一が仕掛けたコンピュータウィルスに立ち向かう第2小隊の活躍を描く。


ファン向けの要素がかなり強い「攻殻」シリーズよりも、こちらの方が分かりやすく万人向けだと思われます。
個人的にはこちらの方が楽しめました。
とは言ってもキャラの数が多く、人間関係が最後まで良く分からなかったですがねw

世界観の説明が冒頭からしっかりとされており、初見でも問題はないと思われます。
「レイバーシステム」という万力機械が開発されたというのを抑えれば後は気にしなくても構わないです。
話の筋は警察を題材にした作品にしては複雑でなく、分かりやすいです。
どちらかといえば、第2小隊の活躍を楽しむエンタメとして楽しむべきでしょう。


この作品、1989年に公開されています。
当時はコンピュータなんて普及していませんでしたから、これを見た人はどう思ったのであろうか?
正直、現代のようにネットが張り巡らされた世界ができるとは思っていなかったのでは?
古臭さが全くなく、普通に面白い。

その理由としては硬質過ぎない内容やセリフ回し、結構動いて迫力のある戦闘シーンとそのBGMが大きいでしょう。
「攻殻」シリーズレベルとは言いませんが、時代を考えれば十分すぎる動きっぷり。
終盤の{netabare}レイバー同士の一騎打ち{/netabare}は震えたw


難点としては、やはりキャラクターが多いことでしょうね。
しっかり予習しておけばより楽しめたかもしれません。
まあ重要なのは4人くらいなので、その人たちだけはしっかり見ておけばいいんじゃない?w


総括して、これは良いエンタメ作品だと思います。
クスッと笑えて、硬質過ぎず軟派でもなく、爽快な面白さがありました。
時代を先取りした押井流エンタメ作品を楽しんでみてはいかがでしょうか?

投稿 : 2014/01/28
閲覧 : 638
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32

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

いつもの風景なのに、いつもの街なのに、戦いはもうはじまっている

1989年劇場公開作品

押井監督作品
よく練られたストーリーが素晴らしい
帆場暎一の仕掛けたHOSというOSによるレイバー災害を防ぐ為、第二小隊が奮起する
警察の松井さんが足を使って操作するシーンが緊張感があって素晴らしい
第二小隊のドタバタアクションが少し足りなかった気もするけど。
でも最期は大暴れしてくれたからいいか!

個人的には吉永監督のパトレイバーの方が好みですけど、押井監督パトレイバーの中ではこの劇場版第一弾が一番です

刑事の松井孝弘さんを演じるのは西村知道さん
OVA湘南爆走族のシゲさんやスラムダンクの安西先生も演じてます

投稿 : 2013/12/22
閲覧 : 407

mikosaya さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

評価8

投稿 : 2013/10/29
閲覧 : 267
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0

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

アルフォンス♫

監督 押井守。同氏のOVAが好評の為に劇場版
制作が決定し、その後TV版アニメも作られた。

ロボットテクノロジーの発達によって登場した
汎用多足歩行型作業機械「レイバー(Labor)」

軍事・民生を問わずあらゆる分野で使用される
ようになったが・・レイバー使用による事故や
犯罪が増え、一般の警察では対応が難しくなる。

特科車両二課中隊通称「特車二課」を設けたが・・
従来の作業用レイバーの装甲を強化しただけの
機体を使用しており・・技術躍進する最新鋭の
レイバーには苦戦を強いられている・・

最新鋭の篠原重工製98式AV“イングラム”を導入
して第二小隊を組織するが・・組織されたのは・・
エリートとは程遠い・・素人が殆どだった・・

前途多難な第二小隊の悪戦苦闘が始まるが・・
レイバーの謎の暴走事件多発し、プログラムや
搭載OSの産業的な問題や陰謀等が複雑に絡み合う。

漫画は緩いラブコメやドタバタとしたギャグ等を
含んで、明るい雰囲気とシリアスで緩急つけてる
のですが、此方はシリアスでミステリーな雰囲気。

キャラデザも可也違い、大きな特徴を残す程度。
諸設定も違っていたりするようです。

声優はイマイチ・・諸星あたる?メガネ?
サブはそこそこ普通だけど・・微妙・・

メカデザは現在でも十分通用しそう♪
それこそ趣味的で面白い。


世界観等諸設定は現代でも通じる映画向け内容。
派手な演出より泥臭い感じの謎解き刑事物風かな。

制作当時のパソコンの普及度が低い時代に、現在
のサイバーテロ等を強く意識した設定などが話題
や高い評価を受けた作品のようです。

篠原 遊馬 - 古川登志夫
一号機の指揮担当。「篠原重工」の御曹司。

泉 野明 - 冨永みーな
一号機の操縦担当。機体に名前をつけ愛でるタイプ。
男所帯の小隊で紅一点?のアイドル的女性。

後藤 喜一 - 大林隆介
第二小隊隊長。飄々とした掴み所の無い性格。

南雲 しのぶ - 榊原良子
第一小隊隊長。第二小隊の騒動に悩まされる。

太田 功 - 池水通洋
二号機の操縦担当。凄腕だが短期で暴走気味。

進士 幹泰 - 二又一成
二号機の指揮担当→後方支援担当。気が弱い。

香貫花 クランシー - 井上瑤
二号機バックアップ。
ニューヨーク市警察から研修の為派遣された女性。

山崎 ひろみ - 郷里大輔
後方支援担当。身長2M超の巨漢控えめで涙もろい。

特車2課の整備員 - 子安武人

TVのお天気お姉さん - 林原めぐみ

投稿 : 2013/09/15
閲覧 : 326
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3

へたれパンダ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ED曲のかっこよさは異常w

5.1chの撮り直し版より初期のステレオ版のほうがいい。

初めてみた劇場アニメ。ま、自宅のビデオ&レンタルですがw

パトレイバーは大好きな作品です。劇場版パトレイバーは2からは展開が暗めで好きじゃない。

この劇場版はセリフ全部言えるんじゃないかってくらい何度もみた。

皆さんにも是非一度は見て欲しい作品。

投稿 : 2013/09/14
閲覧 : 208
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2

コンス さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

刑事ドラマとしての評価

原作の雰囲気を作り変えてしまう押井監督ならではの作品。

原作のかろやかな雰囲気はそこにはなく、刑事ドラマとして視聴すると楽しめる。

予算がある劇場版であるため作画等は当たり前だが出来がいい。

押井パトレイバーの世界観にどっぷりと浸っていただきたい。

投稿 : 2013/08/31
閲覧 : 271
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3

チョビ髭 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

実写パト!?つまんねーことすんなよっ

押井監督の代表作と言えばGhost in the shell/攻殻機動隊ですが、次点はやはりこのパトレイバーシリーズになるでしょう。
今でこそビューティフルドリーマーの評価は高いですが、当初は原作者高橋留美子さんの不興を買い、天使のたまごで業界に干されたといった環境からの捲土重来となった一作です。初期OVAの反響で映画化にこぎつけたパトレイバー、押井監督はその辺もあってか安全運転されたと推測。Movie2に比べると押井成分薄めと感じます。
遊馬や野明といった隊員やレイバーの活躍もありますのでロボ系パトレイバーとしては一番の映画作品と言えると思います。

しかし漫画、TVアニメを視聴した感想としましては十分異色の世界観を含ませています。
当時?の戦後日本から近代化へと移り変わる風景を社会風刺きかせた形で観せてくれ、犯人の名前が帆場 暎一(E.Hoba)とキリスト教、ユダヤ教、イスラム教等の指す唯一神を指す名称となっていたりします。(もうちょっと言えばそういった方言もある程度の様です)

技術面に関して、現地取材にて作画に使用するアングルからの建造物等の写真を取ってきてトレースするといった今では珍しくない技法ですが、そのことについて画期的技法と紹介している映像を見た覚えがあります。先駆けだったのでしょう。素人の私にはMovie2で初めておおぉと唸ったのですが、分かる人には分かるんでしょうね。紹介は川?湾岸?から見える古びた町並みだったと記憶しています。
こんなことを言っては元も子もないのですが描写の細かさを比べれば25年も前の作品ですので^^;しかしどこにパイオニア精神があったのか紹介したかったんです。

うる星やつらTVアニメ (1981年-1986年)
うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー (1984年)
天使のたまご (1985年)
めぞん一刻 (1986年-1988年)
パトレイバー初期OVA 1988年4月-1989年6月
パトレイバーMovie1 1989年7月
パトレイバーTV 1989年10月-1990年9月<<互換性有り>>後期OVA 1990年11月-1992年4月
パトレイバーMovie2 1993年8月
GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊(1995年)
パトレイバーMovie3及びミニパト 2002年3月

漫画 1988年-1994年
ライトノベル いろいろ出てますが未読

実写パト!?つまんねーことすんなよっ(まとめ)
初期OVA
http://www.anikore.jp/review/297175/
Movie1
http://www.anikore.jp/review/584130/
TVアニメ
http://www.anikore.jp/review/584144/
後期OVA
http://www.anikore.jp/review/584156/
Movie2
http://www.anikore.jp/review/584163/
Movie3(XIII)
http://www.anikore.jp/review/584180/
ミニパト
http://www.anikore.jp/review/584184/

投稿 : 2013/06/05
閲覧 : 327
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2

MAYUC〜 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 3.0 作画 : 2.0 声優 : 2.5 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

おもしろい

やっぱりいい作品ですね^^
個人的に古くさい作画は
少し苦手なんですが
なんか見ちゃうんですよね〜
パトレイバーは!!
次はTVアニメ版も見てみたいと思います♪

投稿 : 2013/04/01
閲覧 : 231
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3

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ストーリーが面白い

暴走するレイバーたちの原因とそれを仕掛けた人物の動機を追っていくところが面白い.

また,登場人物の後藤隊長が良いキャラクターだ.普段はひょうひょうとしているのだが,実はとても頭が切れて先の先まで読んでいるところが魅力的である.そんな後藤さんの口車にまんまと乗せられる部下のアスマが気の毒であり,面白くもある.

投稿 : 2013/02/26
閲覧 : 184

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

昭和ロボットアニメの最高峰のひとつ

謎のレイバー(ロボット)暴走事件
見え隠れする不気味な敵の影と陰謀を解き明かしていくスリリングなストーリー展開
バブル時代を彷彿とさせる、急速な開発が進む世界設定
世界観とストーリーが密接に絡んだ、とても見事な物語です

投稿 : 2013/02/04
閲覧 : 187
ネタバレ

南のエデン さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

劇場版はこうでないとねw

普段のテレビ版では見れない内容や、ストーリーでキャラの奥深さを掘り下げて欲しいのですw


サスペンスばりのOPで始まり、最初から「謎」を提供してくれて、最後までこの「謎」の縛りを考えさせてもらいましたw


また、「鳥」の演出がとても良くて、ヒッチコックの「鳥」という映画を思い出しました^^


バビロンプロジェクトとの開発の裏で一体何が行われていた
なかが最大の焦点になっています。


この作品の面白さは、ひとつの問題を色々な角度、色々な立場の人たちがどう考え、どう動くのかがわかり、とてもおもしろいのです。


さすが「ヒューマン」を演出させたら最高の押井守監督の作品ですね^^


犯罪を起こすのも人間、犯罪を防止するのも人間、機械と動機は人間の意思によって動くもの。


そんな思いにさせられてしまうのです。


面白い作品だと思います^^

投稿 : 2013/01/30
閲覧 : 318
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16

chance さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

【サスペンス】未来人が現代を見て作ったかの様なサスペンス劇

エヴァ好きの知り合いが異常にハマってた本作。
内容的には人対人のサスペンスドラマで、ロボットはあまり関係なし。

本作がたぶん優れていた点は”先見性”で、当時はまだパソコンが普及していない中、よくここまで近未来の犯罪手法を予測出来たものだと考えます。
ただ、現在ではありふれた(使い廻された)ネタの一つなのかなー。

コンピュータ業界に入る人達はこの作品好きが多かったです。

投稿 : 2012/11/20
閲覧 : 264
サンキュー:

4

hiroshi5 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

この作品を見ると様々の作品の根源を垣間見ることができる。

1989年の押井守監督の作品。正直、時代が時代だけに不安があったのだが、気にすることはまったくなかった。

何度も言われていると思うが、この時代にOSを使ったサスペンス物語を展開するのは圧巻だ。
また昭和の東京の風景を見事に再現している。

この作品が傑作と言われる所以はこの二つにあるような気がする。(OVAも見ていないので確証はまったくない(;´∀`))

この作品を見ていると、どこか今敏監督の「老人Z」を思い出す。
時代的にはパトレイバーの方が古いので、どちらかというと「老人Z」の方が影響を受けているのだろう。
他にも「踊る大捜査線」や後に押井守監督が制作するあらゆる作品に精通する根源みたいなものを垣間見る。

それにしても、OSという概念が普及していない時代によくこれだけの作品を作れたものだと関心するばかりだ。

昔の作品が苦手という人もこの作品だけは是非見てもらいたい。

投稿 : 2012/11/14
閲覧 : 313
サンキュー:

12

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機動警察パトレイバー the Movieのストーリー・あらすじ

すべてが朱に染まる夕暮れ、篠原重工の天才プログラマー・帆場暎一が、バビロンプロジェクトの要となるレイバー用海上プラットホーム「方舟」から投身自殺する。その口元に嘲りの笑みを浮かべながら…これが、すべての始まりであった。時期を同じくして、レイバーが突如暴走する事件が多発、遂に自衛隊の試作レイバーまでが暴走事件を起こす。特車二課第1小隊は、近々正式配備される新型パトレイバー(通称「零式」)に関する研修中のため不在。単独で暴走事件の処理に追われる第2小隊の篠原遊馬巡査は、多発する暴走事件の異常性にいち早く気付いて独自に調査を始め、原因が暴走した機体すべてに搭載されていた篠原重工製の最新レイバー用OS「HOS」(Hyper Operating System)ではないかと推測する。(アニメ映画『機動警察パトレイバー the Movie』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
1989年7月15日
制作会社
スタジオディーン
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A9%9F%E5%8B%95%E8%AD%A6%E5%AF%9F%E3%83%91%E3%83%88%...
公式サイト
www.bandaivisual.co.jp/patlabor/
主題歌
《イメージソング》笠原弘子『約束の土地へ』

声優・キャラクター

冨永みーな、古川登志夫、池水通洋、二又一成、大林隆介、榊原良子、郷里大輔、井上瑤、千葉繁、阪脩、西村知道、辻谷耕史、辻村真人、小島敏彦

スタッフ

原作:ヘッドギア、原案:ゆうきまさみ
監督:押井守、企画:ヘッドギア、脚本:伊藤和典、キャラクターデザイン:高田明美、メカニックデザイン:出渕裕、演出:澤井幸次、作画:黄瀬和哉、美術:小倉宏昌、音楽:川井憲次、撮影監督:吉田光伸、録音演出:斯波重治

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