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「persona4 the ANIMATION(TVアニメ動画)」

総合得点
82.7
感想・評価
1933
棚に入れた
10570
ランキング
350
★★★★☆ 3.9 (1933)
物語
3.8
作画
3.7
声優
3.8
音楽
4.0
キャラ
3.9

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persona4 the ANIMATIONの感想・評価はどうでしたか?

ねるる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

鳴上悠というよく出来たキャラクター。サスペンスアクション×学園コメディ。バランスの良さ際立つ良作アニメ

原作ゲーム未プレイ。2011年放送。全24話。

~あらすじ~
都会から引っ越してきた主人公"鳴上悠"。穏やかな時間が流れる田舎町で囁かれる"マヨナカテレビ"の噂。繰り返される事件とマヨナカテレビの真相に迫っていくサスペンスドラマと、仲間との友情と絆の物語。

隠していたい本心や逃げたい自分を受け入れて成長するというテーマが分かりやすく描かれてたし、サスペンス要素もありつつも仲間たちとの学校生活シーンはギャグ要素もあって面白く、2クールものでしたが楽しんで見終わりました。
主人公が他者と絆を深めることで強くなっていくという原作ゲームらしさのある要素も攻略していく感じがして楽しかったです。狐の回はお気に入りです。

浪川大輔さんが演じる主人公"鳴上悠"のキャラクター性も非常に良かった。目立ちすぎず地味すぎず、クール系かと思わせといて、真顔でボケかましたり、言葉のチョイスがちょっとズレてる感じが面白く、浪川さんの、カリスマ性+爽やかさ+クールさ+優しさ+正義感が混ざった丁度いいトーンでの話し方がどんぴしゃで、キャラの魅力が更にたっていたと思います。ハイカラだろはあまりにも有名。
その他のキャラたちもしっかりキャラ立ちしていて、学校のイベントシーンのやり取りもそれぞれの関係性でのやり取りを楽しめました。妹の菜々子の可愛さは絶大。あんないい子いたら絶対大事にする。

ラストは、物語の真相に向けて一気にシリアスモードになりますが、中盤までシリアスアクションと日常学園コメディと半々くらいの要素で進んでいくので、重すぎず軽すぎず丁度いいテンポ感で中だるみせず最後まで楽しめます。物語のテーマも良く、女の子キャラクターも可愛く、主人公のギャグセンスも高いので、約10年前の作品ですがあまり古臭さ感じず見れると思います。オススメです。

投稿 : 2023/09/11
閲覧 : 96
サンキュー:

10

ネタバレ

なっぱ‪‪𖧷‪‪𓈒𓂂 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

雨が降った日は真夜中0時にテレビ画面へ手を伸ばしてみたくなる

予備知識なしの初鑑賞。
作品を観終えた後に調べて知ったのですが、
原作はゲーム(RPG)だったんですね!

作中で場面の切り替え時に一旦暗くなったり、
日付がカチカチカチカチッてなったり、
なんかゲームみたいだな〜と感じていたので納得。

アニメ化で完全なアニメにするのもいいけど
こういうゲームっぽさを残してるのもいいですね!


こちらの作品は弟に勧められて観始めました。

弟もアニメ〜漫画〜ゲームとオタク気質なので
会った時は必ずアニメの話で盛り上がるのですが、
お互い軽く好きなアニメの趣味は合うのに
勧めてくる程の好きとなるとあまり合わないんです。
(本人には言わないけどねw)

それでも弟に勧められたものは一応観るタイプなので
今回も「どうせ」と失礼な感覚で再生したところ、、

子供心をくすぐるマヨナカテレビという設定と
大人心をくすぐる謎解きストーリー。

要するに、最高の作品でした(ノ*°▽°)ノ

前置き長くてすみませんw


さて本題ですが、
12話目で一区切りついた感じありましたね。

この12話までは内容は違えど
同じ展開が繰り返されてるのにマンネリ知らず、
話のテンポが良くて出し惜しみしないところが好印象。

だからと言って13話以降も
バンバン情報を開示していくのではなく
ちゃんと謎解きとして成立させる為の部分は
面白さを保つために程よい小出し感。

{netabare}
解決すべき大きな問題が1つ(マヨナカテレビの犯人)あり
その問題の中に存在するいくつもの小さな事件を
解決していくのは観ていてワクワクしましたね。


諸岡先生が殺害された時は
すごく嫌ぁ〜な人だったはずなのにショックでした。

だけど諸岡先生はテレビに映らなかったのに何で?
というキーパーソンになりましたね。

ここから今までの謎解きが
少しづつ違う方向へ進んでいくのが面白い!

前半は探偵の直斗があまり絡んでないから
謎解きよりペルソナを使うシーンが多かったけど、
後半は直斗がマヨナカテレビを理解し仲間になったので
頭を使うシーンが増えてより楽しめました。


ペルソナを使う機会がなくなったら
みんなとの関わりもなくなるのかと考える鳴上の元から
どんどんペルソナメンバーが離れていくシーン。
せっかく転校先で友達できたのにね(´;ω;`)
と悲しくなっていたら、

え?部屋で赤ちゃんに取り込まれた?
なんで陽介が上から呼んでるの?
えぇー!みんながここにいる!?

と混乱しました。
どうやら鳴上と一緒に私まで
ペルソナの精神攻撃をくらっていたようでw

悲しくなったり驚いたり嬉しくなったり
感情が大忙しですよヾ(・ω・`;)ノ


感情が大忙しと言えば、
最後の被害者となる菜々子ちゃん事件です。

菜々子ちゃんいい子だし
鳴上だけじゃなくてみんなにも懐いてて可愛いし
少しでも巻き込まれて欲しくないキャラだったから、
全て解決するまでは心臓握りつぶされてました(T^T)

変な手紙が来た日の夜に菜々子ちゃん1人残して
菜々子ちゃんの父親(刑事)が鳴上を連れ出た時は、
おいおい何してんだよ!と嫌な予感しかしませんよねw

父娘の仲を再確認し深めたばかりなのに
この父親まじで菜々子ちゃん雑にしすぎだろと
私の感情が怒りでいっぱいだったところに、、

鳴上の言葉は結局信じない綺麗事オヤジ発症するわ
菜々子ちゃん本当に誘拐されちゃうわ
そのまま鳴上を取調室に閉じ込めておくわと
最悪の大コンボをかましてくれてもう嫌いですwww


テレビの世界へ連れていかれた菜々子ちゃんには
お母さんの元(天国)へ行きたいという思いが
まだ残っているのがよく分かる、舞台は天国。

テレビから救い出すことは出来たけど
体力のない菜々子ちゃんは入院、
その入院中にテレビ世界の霧が現世に溢れ出して
菜々子ちゃんの容態は急変し死亡。
、、いやそんなまさか!でしたねw

からの、そんなまさかの生き返り!

菜々子ちゃんはどうして生き返れたのでしょう。
自分の正体が影だと知ったクマが
菜々子ちゃんの名前を呼んでいたのと
なにか関係があるのでしょうか。


ここから真犯人に迫るわけですが
黒幕の正体が個人的に最高すぎました。
心置き無くぶちのめしてくれよと( *´꒳`*)

初登場の時からずっとずっと
好きになれないキャラだったんですよw

いい加減な人だし見ていてムカムカしてくるし
見る度「なんなのこいつ」と思ってたので、
そういう嫌いなキャラが敵の黒幕として暴かれると
こんなにもテンション上がるんですね。

好印象キャラが実は黒幕で頭抱える展開なら
割とよく経験してきましたがこれは初めてかも?

そしてこの人めちゃくちゃ拗らせてますやんw

少し分からなかったのが、
この人を倒したと思った後に出てきたでっかい目が
色々とお喋りしていた内容を聞き取れなくて
戻してもダメだったので諦めて続けました。
ここで何か大事なことを言ったりしてましたか?

調べるにも2期のネタバレまで
一緒に出てきたらイヤなので保留してます。


最終回の最後で鳴上がこの街を去りますが
2期があることを考えるとまた戻ってくるのかな。
それとも鳴上以外のメンバーとはここで
お別れになるんでしょうか、、寂しいな〜。

中学生みたいな服着た強面の完二とまた会いたいw{/netabare}


兎にも角にも、
ザワついてホッとしてザワついてホッとして…
衝撃続きの良い意味で心休まらないお話でした。

またこの話のいいところは
映像や言葉に謎解きのヒントを入れてくれているので、
考えれば視聴者の方が先に謎を解ける楽しみがあるし
考えなくても中の人達がちゃんと解いてくれるから
一緒にスッキリして観進められる楽しみもあります。


魅力的なのは内容だけに限らず
キャラもメイン〜サブまで素敵でした!

主人公の鳴上だけがあまり特徴のないキャラで、
むしろそこが作品の魅力を引き出してる気がします。

周りのキャラが強いというのもあるでしょうが、
{netabare}テーマとして各キャラの二面性が重要となるので
鳴上に特徴があるとそれらは引き立たなくなりますし{/netabare}
特徴のない主人公の成功例ではないでしょうか。


個人的MVPキャラクター〚中村あいか〛
{netabare}サブキャラにも関わらず悠木碧さんが演じると
どうしてあんなにキャラ濃くなるんでしょう!?
お陰で大好きなキャラに♡

"どこにでも出前を届けてくれる"という設定に
あの独特なイントネーションが加わった事で
色々なシーンで笑いを提供してくれました。

登場回数少ないのに
1番笑いを取ったキャラなんじゃないかなw{/netabare}


最後に。
{netabare}テレビの中に行ったメンバーの中で
どうして鳴上だけ何ともなかったのかな?

話の最初と最後に出てくる
おじさんとお姉さんは何者なのかな?{/netabare}

投稿 : 2023/05/10
閲覧 : 122
サンキュー:

9

pH さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

神作

いやぁめちゃくちゃ面白い。
やっぱそうだよね?原作やってたから楽しめたのかもと思ってたけど評価見てみたらちゃんと高い。良かった良かった。やっぱ面白かったもん。
そもそも原作からキャラは良く、茶番というか日常エピソードがエグい出来だったのがアニメでもちゃんと活きてる。
ストーリーもやっぱり面白いし、コミュ活動の組み込みも上手い。
鳴上もめちゃくちゃ良いキャラしてる。信じられるか?あんな良いキャラなのに原作ゲームには居ないんだぜ(主人公だから)。
個人的お気に入りは18話。とにかく涙が止まらなかった。
いやぁ面白いって言ってる人多くて安心した。

投稿 : 2023/03/11
閲覧 : 97
サンキュー:

3

ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ウルトラQ

岸誠二監督、AIC ASTA制作。
デザインコンセプト金子一馬。

閑静な地方都市稲羽で起こる連続殺人事件。
異界の存在を知り能力に目覚めた少年少女が、
犯人を追う伝奇ミステリー×学園異能バトル。

雨の夜、午前0時に消えているTVを、
1人で見ると謎の人影が写る。
{netabare}都市伝説のような噂に反応した主人公鳴神悠は、
異世界への扉を開いてしまう。
やがてそれは現実世界とリンクを始める。{/netabare}

最新作が好印象でこちらも視聴しました。
ベルベットルームはどこでも健在なのですね。
田の中勇さんのイゴールは圧巻です。
キャラクターでは「クマ」が最高ですね。
シリーズ中ではコメディパートも多く、
このバランスの良さが高評価に繋がっている。
青春活劇としても十分楽しめるのではと思います。

抑圧された心が歪んだ世界を創る。
{netabare}現実に立ち向かう強い心と誘惑に負けない信念を。
暗い霧の世界を切り裂いた閃光は「絆」でした。{/netabare}

デザイン、音楽、世界観、どれも良好、
またいつか向き合ってみたいと思います。

投稿 : 2022/09/04
閲覧 : 669
サンキュー:

44

ネタバレ

LgRYd18895 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

言わずとしれた神

リアタイ勢
アトラスを十数年支え続けて経営危機を乗り切った作品だけあってキャラクター達がとても魅力的でストーリーも面白い!

投稿 : 2022/07/26
閲覧 : 184
サンキュー:

2

ネタバレ

エイ8 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

俺はからっぽじゃない

『Persona4 the ANIMATION』(ペルソナフォー・ジ・アニメーション)のタイトルで、2011年10月から2012年3月まで、MBS、TBS、CBCにて放送された。全2クール。(wikipedia)

P4Gをプレイ済み。ペルソナシリーズでプレイしてるのは4Gと5Rだけでアニメとしては3の映画4部作と5を先に視聴済み。アマプラで無料のうちに観ておこうと思い視聴を始めたのですが、途中で26話が別にあるということが判明。しかもおまけ回のようなものではなくガッツリ物語の真相に絡む真エンドだとは……いくらゲームでも隠し要素扱いだったとはいえ、こういうやり方は感心しないんですがねえ。

それはさておき、3に関してはゲームと内容がだいぶ違うとのことなので置いておくとして、5がほぼ完全にゲームの総集編といった感じだったのに対し4は大筋ゲームの内容に沿っているにもかかわらず一つの作品としてかなり完成された仕上がりになっていると感じました。もっともそれは4と5そもそものボリューム量の違いということもあるでしょうが、個人的にはやはり4のシナリオとキャラがしっかりしているからこそアニメ化にも耐えられたのだとの印象を受けました。(別に5をディスってるわけじゃないんですよ?あくまでアニメという媒体に落とし込んだ場合についての話です。)

ペルソナシリーズをアニメ等メディアミックスする場合において最大のネックの一つとなるのが主人公の「個性」だと思います。ペルソナシリーズ――と言っても自分は4と5しかプレイしていないため3以前のは知らないのですが――の主人公はドラクエ的な無個性なキャラです。これはあくまでプレイヤーのアバターとしての側面を重視しているということでありそれ自体が悪い事ではないのですが、ことアニメ化するにあたっては問題になります。本作『Persona4 the ANIMATION』において主人公は「鳴上 悠(なるかみ ゆう)」という名前と個性を与えられ、以降スピンオフ作品においてもこの名が使われることが多くなります。
ただ元々がある意味「からっぽ」であることを求められている主人公であるため、その扱いはたいへん難しい模様です。次作に当たる『PERSONA5 the Animation』でも主人公は同様に「雨宮 蓮(あまみや れん)」との名前を与えられますが、やはり似た問題を抱えていると感じました。

本作ペルソナ4においては「本当の自分とは何か」というものがテーマの一つとなっていると思います。シャドウとは一種の抑圧された自己のようなもので、それを否定することは自己否定に繋がるからこそ暴走が起こり、それを受け入れること自体が自己そのものを受け入れることに繋がるため成長する、といった感じです。だから本作におけるペルソナはシャドウを克服したものの象徴として扱えるようになるわけです。(このペルソナシリーズがユング心理学を踏襲していることは明白ですが、ここでは学問的解釈についての議論は控え、あくまでガジェット的に援用しているものとしてそのまま受け入れます。というか、ほんとのところあまりよく知りませんし。)

アニメ版主人公の鳴上はゲームではなかった葛藤を覚えます。奇しくもそれは「からっぽ」においてです。
アニオリ展開として中ボス的立ち位置のキャラである「久保 美津雄(くぼ みつお)」のシャドウが鳴上に幻影を見せるシーンがあります。鳴上にはこの少し前から事件が終わってしまうことを寂しく思っているかのような伏線が張られており、そこを突かれるように事件終了後という形のif世界を体験させられることになるのですが、そこでは仲間達が次々と鳴上への興味を失っていき陽介ですら鳴上が元の学校に戻ることに対して何ら惜しんでいないというシーンを見せつけられ打ちひしがれます。そこで美津雄のシャドウに鳴上も「からっぽ」の存在と指摘され苦しめられるのですが、それまで苗字で呼んでいた筈の陽介が「悠」とワンランク親密さを増した呼称で呼び彼を幻影から救うという流れになり、そして「俺はからっぽじゃない」とのことでありったけのペルソナを使って美津雄のシャドウを撃破するわけなんですが……正直ちょっとズレてるなという感じは受けました。

アニメでは「仲間なんて幻、君も一人だ、からっぽだ。絆なんて無い、君にも何もない、僕と、同じだ」などと美津雄のシャドウに言わせてますが、本来それの言う「からっぽ」とはあくまで自分自身のことに対してであって、だからこそ強烈に肥大化した承認欲求を持ったキャラだと思うのです。アニメでは掲示板に書き込みをして自分がどれだけ大きな存在であるのか「証明」しようとましたし、また彼が雪子に目を付けたのもおそらく「天城越え」を達成出来れば自分の価値も上がる、或いは逆に自分には価値があるから「天城越え」にふさわしいと考えたからだと思われます。そして彼のシャドウが虚無的なのは深層心理では自分が「からっぽ」であることを自覚しているからであり、鳴上へ「からっぽ」と言ったこともその流れにある筈なのですが、そんな彼からのアンサーは言うなれば「俺にはたくさんの仲間がいる。だから俺はからっぽじゃない」というやつなのです。なのでこれ見よがしにやたらめったらペルソナを呼び出したわけなんですが、ハッキリ言ってアドレス帳の登録人数とかSNSのフォロワー数をドヤッてるような品のなさです。確かにガチぼっちの美津雄くんには強烈なマウントとなるためダメージ自体は甚大だったかもしれませんが、それってどうなの?って感じです。
勿論鳴上に中身があったからこそ仲間と信頼関係を築くに至ったというのは確かかもしれませんが、それをペルソナ(=アルカナ)の数として誇るのであれば、逆説的に承認欲求を満たそうとした彼の行動自体は間違ってなかったという話になりかねないのですよね。というか、承認欲求というもの自体がそういう「多くに認められる→価値がある」という発想に基づくものなわけですから。もっともこれはペルソナ4自体がアルカナを集めることを目的としている面があるためそこからこういった流れにしたのでしょうが、やはりあそこは「俺はからっぽかもしれない。だけど仲間との絆を信じる」とかの方が良かったんじゃないかと思います。あそこは鳴上の力で美津雄を倒すのではなく、皆の力を一致団結して倒したとかの方が良かった気がしました。

というか、仲間の数云々で言うならペルソナ4の仲間自体結構皆ぼっちなんですよね。雪子には千枝しかいなかったし、完二や直斗も友達がいないキャラ。じゃあ彼らは「からっぽ」だったのかという話です。更に言うと「からっぽ」がそんなに悪いのならば、本当の自分なんていないと悟ったりせちーはどうなるのか?更にクマに至っては中身そのものがなかったわけですし。アニオリ展開として鳴上にも苦悩を持たせるという試み自体は良かったと思いますが、ちょっと方向性が違ったんじゃないかなと感じました。先述したように彼は元々アバターだったわけですから、皮肉にもそのコンプレックスの裏返しであれほど「からっぽ」であることに怯えたかのように見えてしまいました。

26話のネタバレを含むので一部隠します。
{netabare}
実は26話においてもまさに似たようなシーンがありました。鳴上は隠しボスのイザナミの術中にはまって永劫の3月20日を繰り返します。彼もまた本心では仲間と離れたくなかったという願望に基づくものなのですが、そんな鳴上の弱さに失望したマーガレットに攻撃されるというアニオリ展開です。
そこで彼を救ったのは戦闘メンバーではない他のアルカナ達。鳴上が何かをするのではなく仲間達の想いがペルソナとなり彼を救うというものでした。
かなりアツいシーンではありましたが、重要なのはそこではありません、その後ゲームでは存在しなかった鳴上のシャドウが本心を吐露します。

「みんながいない明日が不安だった。仲間を失って、ひとりっきりで前に進むのが怖かった。もう一人にはなりたくない、もう一人は、たくさんだ!」
「ずっとみんなといたかった。たとえそれが霧の中の偽物でも構わない。誰ともつながりのない人生になんてもう戻りたくない。みんなと一緒なら、それでいい」

そこで鳴上はそんな自分のシャドウを「お前は、俺だな」と受け入れます。そして――

「俺はもう、一人じゃない!」

――と、悟るに至ります。

こちらは実に素晴らしい展開だったと思います。彼は自分を受け入れることで孤独を克服したというわけです。その後マーガレットはこう言います。

「たとえ全てを失っても、あなたの魂に、もう孤独など訪れない」

結局、美津雄戦までの鳴上は彼とそんなに違わなかったということです。このイザナミ戦を通じてようやく彼は本当の意味で「からっぽ」じゃなくなったと言っていいのではないでしょうか。

……ペルソナ使えてるのにシャドウでるのは矛盾じゃないか?という疑問はとりあえず考えないようにしておきます。一応足立にも似たようなの出てましたし。そういやあの分身は本当にシャドウだったんでしょうかね?

ところで余談ついでなんですが、鳴上が孤独ってオフィシャル設定なんでしょうか?実はゲームのOPでは彼が前の学校を転校することを教師から告げられている時、教室は結構ざわついてるんですよね。よく聞くとみんなビックリした感じなんですよ。本当のぼっちだったら「ほーん、それで?」ぐらいが関の山だったと思います。ただアニメ版ではそういったリアクションは収められていないので少なくともこちらでは初めからぼっち設定なのかもしれません。

またアニメのOPでは陽介の声のようなのが聞こえ鳴上が目を覚ましますが、案外あの世界も霧の中だったのかもしれませんね。
{/netabare}

本作において美津雄というキャラは良くも悪くも最も一本筋が通ったキャラです。彼だけは最後まで己を顧みることなく虚言を弄して偽りの自己を演じ続けます。その過程において彼のシャドウが消えるという現象まで起きるのですが、自分にはこれ自体が何を暗示しているのかはよくわかりませんでしたが少なくとも本当の自分を受け入れなかったということだけは確かでしょう。
実は本作には彼と似たキャラクターが二人存在します。それは塔のアルカナである「中嶋 秀(なかじま しゅう)」と黒幕でもある「足立 透(あだち とおる)」です。中嶋が美津雄の前身、足立が成れの果てのような立ち位置と言っても過言ではないと思います。どちらも鳴上との出会いにより変わっていくわけなのですが、美津雄だけは彼と関わりを持つことが無かった。ひょっとしたらそれが分水嶺だったのかもしれません。美津雄がこだわったのはあくまで雪子だけでしたから。

そういえば序盤に美津雄が雪子を誘うシーンがあります。「行くの?行かないの?どっち!?」と、かなり強引な口調で迫るものの彼女にそれを拒絶されるという流れなのですが、最初あれは単に美津雄というヤバそうなキャラのお披露目でしかないと思ってました。作中では「天城越え」の挑戦者であるように匂わせていましたが、あくまで鳴上らに美津雄の特異性をぼかしているだけで本質的に雪子は関係ないシーンだと思っていました。が、アニメを観て違うかもしれないと思いました。あれはむしろ雪子の伏線だったのかもしれません。
雪子は旅館の跡取りという縛られた人生に息苦しさを感じていることから誰か「王子さま」に連れ出して欲しいという願望を持っていました。そこで最初に目を付けていたのが千枝、しかしアニメ版では明確な時期に彼女が「王子さま」でないことに気づき失望しています。
では何故「天城越え」が困難なんでしょうか?本質的に連れ出して欲しい願望を持った人にたくさんの王子候補がやってきているんです。当初は千枝に期待していたとしても、彼女がその役割を果たさないとわかったのなら他の誰か「代わり」を求めるのが普通の心理だと思います。通常彼女のようなハイスペを狙うのはある程度以上自分に自信を持った者達なのですから一人か二人くらい候補となるものが現れてもおかしくないのに全て袖にしている。彼女が本質的にどれだけ理想が高かったとしても、本当にそんな心理状況ならばある程度は相手に望むハードルが下がる筈なのです。強い調子で引っ張られたらうっかり「この人なら……」と心揺れてもおかしくないと思います。
勿論裏読みすれば彼女はヒロイン候補なわけなのですから作品として純潔性を持たせた、という単純な理由が一番なのかもしれません。ですがあえて作品に沿って考えるならこれはおかしいんです。美津雄がヤバげな奴だったため誘いを断ること自体自然のように思えましたが、ある意味それはミスリードだったんだと思います。ようするに初めから彼女は旅館から出たいわけではなかったことが示されていたんですね。シャドウは相当願望を誇張し露悪的な姿として現れるため家を出たい想いが強かったように感じますがそうではないわけです。
雪子が男子自体に興味がない可能性もあったわけですが、案外速攻で鳴上にはデレてしまってるからそういうわけでもない。共に彼女を救うために命懸けで戦った陽介は電話番号すらまともに教えてもらえなかったことを考えるとこれはかなり特殊なことと言えるでしょう。
逆に言うと何故鳴上にはデレたのか?彼がどれぐらいのレベルのイケメン設定なのかは判断できませんが、クラスの女子がこぞって熱を上げる程ではないようです。ただ彼は都会っ子であり田舎の少年たちにはない何らかの雰囲気を持ってる可能性はあります。実際序盤の彼はややミステリアスな感じでしたしね。
ジュネスの王子様もこの路線で行ってれば「天城越え」を果たせていたのかもしれません。あるいは一条あたりが狙ってればイケたような気もしますがそういうのに限ってまさかの千枝派……世の中上手く行かないもんですね。いや、上手く行ったからこそこの流れなんでしょうか。というかだからこそ一条は千枝狙いに「させられた」のかもしれませんが。

ところが、少なくともアニメの鳴上はそんな彼女にも然して惹かれていないようなのです。先述した通り彼は都会っ子なのでその水準からすれば雪子もあまり大したことない可能性があります。彼女はあくまで一昔前によくあったハードルをダダ上げするマスコミの嫌がらせ行為「美人過ぎる〇〇」系なだけだったのかもしれません。
とはいえ彼はりせちーに対しても同様な塩対応を繰り返しているので実態はただのむっつりスケベなんでしょうけどね。彼女もひょっとしたら某アイドルグループのように「クラスで3番目」クラスの可能性もありますが、ペルソナ4の最初の発売が2008年7月、某アイドルの活動開始が2005年12月、制作日数なども考えればそういう想定キャラでは無いと思います。普通に全国トップクラス級の美女相手にも表向きは動じないのだから中々筋金入りのむっつりです。
実際、アニメ中盤までの鳴上はほとんど自分を表に出さないキャラでした。時折おかしなノリの良さを見せますが、基本的にはほとんど受け身。ゲームでの「アバター」の頃の姿を踏まえていることは明らかです。
そういう意味で「鳴上悠」としての本来のキャラクターは自分を出すようになってきた中盤以降なのでしょう。仲間との信頼関係が築かれていくに従って己を出せるようになったと言ってもいいのかもしれません。

アニメでの彼は誰もヒロインを選びませんでした。強いて言うなら相手は陽介です。ヒロイン候補たちも一様にデレはしましたがやはり作品として正ヒロインを作るわけにはいかなかったのでしょう。序盤の段階だと何となく鳴上と雪子、陽介と千枝といった感じでしたが仲間が増えるに従ってそういう匂わせも減っていきました。ゲームでは散々アピってたりせちーも結構大人しい方だったと思います。結局恋愛よりも友情という形で落ち着いたのは悪いことではないかもしれません。ただ個人的には一応ヒロイン候補の一人でもある「小沢 結実(おざわ ゆみ)」の扱いがあまりにも悪いのは気になりましたが。彼女は「松永 綾音(まつなが あやね)」と共に太陽のアルカナであり、ゲームではどちらか片方を選ぶことになるためアニメでは松永の方を選んだこととして小沢の存在感自体が薄くなるのは仕方ないことだとは思いますが、それにしてもあんまりな扱いだったと思います。同様に選択制のアルカナである剛毅では「長瀬 大輔(ながせ だいすけ)」「一条 康(いちじょう こう)」共に活躍したのですからもうちょっとぐらい出番をあげても良かったんじゃないかと思いました。この点はやっぱりちょっとマイナスポイントですね。事実上彼女だけがハブられた形となってるわけですし。

とはいえ全体的に見ればとても良い仕上がりだったと思います。しかし「マヨナカテレビ」そのものに関してはもう一つよくわからない点も残りました。事実上のラスボスに当たるアメノサギリによって「人は見たいものを見たいように見る」とのことであり、また当初の噂自体が「運命の相手が映る」というものでしたから本来は個人個人で見えるものが違っていたことが想定されているものと思われます。
そこで疑問になるのは、本来的にテレビの中に落とされる前の画面に映ってたのも後にテレビに落とされた者と同一なのか、ということです。視聴者/プレイヤーの目にはほぼ明らかにその通りなのですが一応原則として他のキャラはどのように見えていたのかわからないという事実があります。つまり順序として
・マスコミに報道される(この場合雪子とする)→稲羽市中で雪子への興味が集まる→雪子がマヨナカテレビに(ぼんやりとだが)映る→生田目が雪子を特定しテレビに落とす→雪子がより一層はっきり映る。
というように映る人物自体には客観性があったのか、それとも
・マスコミに報道される(この場合雪子とする)→ただし人によって見たい人が違うのでマヨナカテレビに雪子が映ってるとは限らない→生田目がマヨナカテレビにぼんやり映った人物を雪子と認識する→テレビに落とす→それまで不確定だった人物が雪子であることが確定する。
といったように実は確定自体は生田目、或いは足立次第だったのかという点に疑問が残るのです。
テレビに落とされシャドウが出たような人物は優先的にマヨナカテレビに映ること自体は確定していると思います。根拠のほどはわかりませんがwikipediaには「中に入った人間の「見せたい欲求」も投射するため、見たいと思われている当事者が中に入ればより鮮明な「番組」が生成される。」とあります。もっともそれなら山野アナや小西先輩の番組は何故作られなかったのかという疑問もありますが。また一方で「主役となる人物は一度明確に報道されている必要があるようで、報道されていない陽介・千枝・久保、報道はされたが特定されていなかった菜々子らのバラエティは発生しなかった。」ともあります。しかし少なくとも完二は一応匿名でしたし逆に山野アナは実名と基準にあいまいな点は残ります。

26話のネタバレを含むので一部隠します。
{netabare}
26話でイザナミによりマヨナカテレビの仕組みが説明されました。

「人間が真に望む世界とはどのようなものか、その過程であそこに何が見えるかを決めていたのは常に君たち自身だ」
「聴衆の前に晒された人物のことを人々はもっと覗きたいと願う。人間のもつ抑圧された心とそれを覗きたい周囲の人々の心、見せたい存在と見たい存在がある。だから私は、それをつなぐ窓を授けた」
「全ての発端は人間の身勝手の好奇心。望んだままをみたいという愚かな心が装置を起動させ、その願望のままに映し出す。なんとも愚かだと思わないかな?人間は真実など望んでいない。ただ見たいものだけをみて信じたいものだけを信じる。そんな霧に包まれた世界を望んでいるんだ」
「これで理解できたでしょう?永久に閉ざされた霧の中で自分の望んだ世界だけを見続けることが君たち人間の真の幸福だと」

……こうやって見ると客観性がある方が正解みたいですね。ただそうなるとみんなあの時生田目の映像観てたの?という疑問も残りますが。あのシーン自体は主人公達の「見たい姿」だったとして、テレビの中にいる状態ならば「見せたい姿」の方が勝つということ?だとしたら久保のはおかしくない?とか色々腑に落ちない点も残りますよね。テレビに映った状態の挑戦的な「掴まえてごらんよ」と出会った後の虚無的な姿に明らかな齟齬がありますし。まあこちらはゲームではちゃんと虚ろな感じではありましたが。

ま、この辺は後付け的にどうとでもなる設定だとも思いますのであまり細かくどうこう言ってもしょうがないのでしょうが。

そういえばクニノサギリは生田目、アメノサギリは足立ということで、ガソリンスタンドでイザナミと握手した人は神がつくようですが、鳴上につかなかったのはどういうことなのでしょうかね。ペルソナに目覚めてるという意味では足立も一緒だったわけですし。案外彼にも何かついてたのかもしれませんし、それが次作ゴールデンのあのキャラに繋がったのかも……。
{/netabare}

本作のオチとしては「虚構に逃げ込まず現実と向き合え」というものだったと思います。まあよくある王道展開ですが、今では現実社会の方がそれを「許さなく」なってきているのが皮肉な話です。
『サピエンス全史』や『ホモ・デウス』という著書で有名なユヴァル・ノア・ハラリという人物がいるのですが、彼はその中で21世紀に「ユースレス・クラス(無用者階級)」というものが現れることを想定しています。
無用者階級とは

「経済的価値や政治的価値、さらには芸術的価値さえ持たない人々、社会の繁栄と力と華々しさに何の貢献もしない人々」

のことを指します。そしてその人たちは「失業しているだけではない、雇用不能」の状況だと言うのです。

何故そんなことが起きるのかというとAIに仕事をとって代わられるからです。
ではそういう人たちの居場所はどうなるのかというと、それはコンピューターゲーム等のバーチャルな世界だと言うのですよw食料なんかは何とかなるんだそうです、問題になるのはこの「役立たず」達に如何にして人生の意味を与えるかということであり、その答えが虚構の世界に逃げ込めというわけです。これ、最近フェイスブックがメタに社名を変えてまで「メタバース」事業に取り組み始めた様にビッグテック界隈がガチなんですよ。つまり一昔前に爆死した「セカンドライフ」とはわけが違うのです。

ね?皮肉な話でしょ?パンピーにはもう現実と向き合うことすら許してもらえない時代がすぐそこまで来ているわけなんですよ。言っときますけどここでいう「経済的価値」っていうのは自動処理できないような高度な仕事なわけですからね。おそらくブルーカラーはあらかた全滅しますしホワイトカラーもその多くは失業するでしょう。せっかく悠くん達が頑張ったのに、世界は霧の中を選んだというわけです。

……そういや昨今日本では異世界転生ものが流行っていてその多くはそのまま帰ってこないものばかりですが、案外そういった人生を促すためにビッグブラザー達が仕掛けた陰謀なのかも(; ・`д・´)!

いずれにしろそう遠くない将来、生の肉を焼いて食えるのは一部の金持ちだけになる時代がくるでしょうから皆さん今のうちに惣菜大学へ名物のビフテキを食べに行っといた方がいいかもしれません。

信じるも信じまいも、ユー次第!m9( ゚д゚)ビシッ!!

投稿 : 2022/05/19
閲覧 : 308
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7

あと さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ペルソナを巡る賑やかな青春群像劇

めちゃくちゃ面白かったです。これは流行るのわかります。アニメの出来がすごくいいですし、話も面白いしキャラもよく目立ってます。比較するべきではないかもしれませんが、ペルソナ5のアニメはどちらかというとストーリー重視で話の面白さがあまり無く楽しめなかった部分があったのでこの作品はゲームのアニメ化としてよく考えられていてセンスもある作風で凄いです。また、主人公もとっても個性が強くギャグ展開とシリアス展開のバランスが非常に良かったです。とても素晴らしい作品です。

投稿 : 2022/04/07
閲覧 : 173
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2

ASKA さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ゲーム「ペルソナ4」のアニメ化作品です。アニメとしては面白かったです。

このアニメはゲームペルソナ4のアニメ化作品です。ゲームは未プレイです。
このアニメは主人公の鳴上悠が田舎町八十稲羽市に引っ越してくるところから始まって、夜中にテレビを見ると不思議な物が映ると噂されているマヨナカテレビという都市伝説がある町で、いろいろな事件が起こってそれを学校で仲良くなった少年少女が力を合わせて捜査、解決していく話で、ミステリー要素もあり楽しめました。

OPやEDもオシャレな感じで、いい意味でアニソンって感じじゃなくオシャレな曲でした。

投稿 : 2021/08/19
閲覧 : 337
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15

セシウス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 1.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ナナコンオヤジも脱力の作画

 原作のゲーム版は元祖のPS2版をプレイしました。当時海外でもJRPGの代表作扱いだったと思います。そんな名作のアニメ化作品全25話と真エンドの26話を見た感想です。
 
 ストーリーはある田舎町に引っ越してきた主人公がペルソナという超能力に目覚めたところで連続誘拐殺人事件に遭遇し、仲間を増やしながら犯人を追いかけるサイキック・ミステリーですね。原作に忠実に作られていたと思います。ただ何といいますか原作ではコミュというタロットの大アルカナに分類される21種類の人間関係の構築を8ヶ月かけて進めていく仕様になっていたので、2クールでは若干尺不足に感じました。「絆」と呼ぶにはちょっと浅いかな、と。
 超能力がベースなので、ミステリーとしても若干物足りなく感じます。ただ原作の最大の魅力であった登場キャラクターの魅力はアニメでも十分に引き出せていたと思います。特に原作はゲームなので無言のアノニマスキャラだった主人公は、アニメではとても魅力的なキャラクター像になっていて良かったです。声優さんたちも完璧でした。

 作画は粗末の一言です。キャラクター、ペルソナ、背景全てPS2以下のレベルに感じました。動画も低質で原作の擬似3Dキャラの動きの方が余程良かったです。バトルシーンもアニメならではの迫力が出せておらず、強いペルソナと弱いペルソナの区別がつきませんでした。

 音楽は原作から流用しまくっていて豪華絢爛です。ただ使いどころがイマイチで浮いているシーンが多かったです。

 RPGのアニメ化は体感時間の問題(プレイ時間50時間なんてアニメ化できない)もあってそもそも難しいとは思います。この作品はそれでも結構上手にアニメ化できていたと思いました。あとは作画さえ良ければ… 尺不足の点は原作をプレイ済なので色々脳内補完できましたが、初見の人はわけがわからないかもしれませんね。まあシリーズファンなら見ても損はない作品だったと思います。

投稿 : 2021/06/12
閲覧 : 270
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2

van2013 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ゲームやってれば

一番最初にこのアニメを見たときは、正直面白くなくて
すぐやめてしまった。。ただ、ゲームをやった後にこれ見ると、
とても面白い、良くも悪くも「ゲーム通り」のストーリーで
話の組み立て方もゲームシステムに沿っている。
 ゲームやらずに見たときは、なんか日常回あって、敵出てきて、
が単調に見えたんだけど、ゲームをやった後だと、
あぁ、あったね。とか「ななちゃんかわいい。」とか
作り手がかなり頑張って作ってるのがわかるので楽しくなってくる。
「なんでこういう話の組み立て方なのか?」っていうのが理解できた上で
見たら、本当に最高だった。
これ見て、エンディングだけゴールデンのDVD(放映版から追加部分あり)
見るのが自分の中では結構鉄板。

※やったゲームがゴールデンなので。

投稿 : 2021/05/10
閲覧 : 355
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0

yu. さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

伝奇ミステリー×青春群像劇

ゲーム原作はプレイ済。
両親の都合で都会から田舎に叔父の家に居候する事になった主人公が、クラスメイトに出逢い”マヨナカテレビ”の噂、そこから繋がる連続殺人事件の謎に迫っていくというお話です。本作品の魅力はミステリー要素だけでなく青春要素がある事に定評があり、毎話コミカルな要素やシリアスな要素だったりと匙加減が良くて観ていて面白かったです。
個人的に良かったところが、学内外の人達とコミュニティを築く事によって主人公である鳴上悠自身の心(ペルソナ)の強さに繋がると原作でもある根底にあるテーマを丁寧に描かれていて良かったです。
音楽は国内外でペルソナミュージックとして評価されているだけあって凄く聞き応えがありお洒落で、カジュアルで、ペルソナ独自の色を出していると思います。
アニメ「ペルソナ4」は原作をやった事がなくても楽しめる作品となっていますので、気になってる方は是非視聴することをオススメします!

投稿 : 2021/05/03
閲覧 : 195
サンキュー:

2

ネタバレ

ウィラード さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

OP映像とかはオシャレだけど内容は至って普通

正直これを機に再評価されたのは正直よく分からなかった
普通にペルソナ3の方が自分的には面白い


4はやってる事はそんなに面白い訳ではない
分かりやすい話が
スマホゲー臭いかな ソシャゲアニメのようにキャラが集まって会話しているから


ソシャゲアニメが面白いのであれば
同様にこれは面白いだろうけど
そういうの無いなら多分つまらなく感じる気がする

投稿 : 2021/01/28
閲覧 : 186
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1

ごる さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

友情パワーで解決!

3に比べると、ストーリーとキャラはかなり明るい感じです(・∀・)
中盤までは、かなり砕けた感じで進みます(´°ᗜ°)ハハッ..

見てる限り、前作との繋がりは無さそうです( ´ ᐞ ` )
影時間ではなく、今回は真夜中テレビでテレビの中に入りますw
カンジがペルソナ手に入れる回はキモくて笑えますww
ラストは友情パワーであっという間に片付いてしまいます:(;゙゚'ω゚'):

投稿 : 2020/12/31
閲覧 : 174
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3

りょ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 2.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

おしゃれでハイカラ

学生時代に友達ゲームでプレイしていたのを見て、興味はあった作品。
電信柱の遺体のシーンが当時トラウマものだったけれど、おしゃれで独特な雰囲気の世界観にいつか触れたいと思っていたので、視聴することにしました。

物語は、アクションファンタジーでありながら謎解き要素もあり、面白かったけれど、うーん。キャラクターの掛け合いは20代で見るとやっぱり合わなくなってる印象。ただ主人公のボケはクスッとくるシュールなボケで良いキャラしてるなあと思いながら見ていましたね^^

物語のテンポはゲーム原作なので、個人的にはどうしても遅く感じたのが微妙なところ。

シリーズ自体はまだまだ先があるそうなので、続けて
見ましょい

投稿 : 2020/11/07
閲覧 : 155
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2

スーパー沼袋 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ゲームをしてない人のほうが楽しめるかも

僕はゲームプレイ済みなので、ラストは分かった上で見ました。
懐かしい気持ちでほのぼのとして気持ちで楽しめたは楽しめたのですが、やはりストーリーをしっているので、伏線が気になるとかオチが気になるというワクワクはなかったです。

とはいえ、ゲーム未プレイの人が楽しめるのかってなるとどうだろう。
キャラクター設定が弱いと感じるかもしれない。ゲームだと主観になるので感じないけど、アニメだと主人公がクールすぎて、誰にでも良いやつで、面白みにかけるかも。

24話と長いので、そこまでオススメできるアニメではないかな。

投稿 : 2020/06/17
閲覧 : 248
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0

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

僕個人の感想としてこのアニメは後半、終盤に向かうにつれ面白くなっていきました。

序盤
設定付けが強引だったように感じてしまい、ややついていけない部分もあった。
強引さを気にしなければ、面白かったです。

中盤〜
やや中だるみしてるんですが、何故かじわじわと引き込まれつつありました。不思議ですw
日常パートは高校生気分に浸れてかなり良かったです!このおかげで引き込まれていったのかも!
ここが一番のペルソナシリーズの魅力でしょうか?(^^)

{netabare}主人公以外の男キャラも魅力あるのに主人公一強でモテてたのは気になった。主人公ももちろん魅力キャラなのは疑いない事実。いい人だし頼りになるしクールだけど、天然と鈍さがかなり強いからそこまではと思う。。(^^;
菜々子ちゃんパートはどのパートも涙なくして観れなかったです(T-T){/netabare}

終盤〜ラスト。
{netabare} 敵の刑事についてはこのヤロウと思う所はあったものの、おおよそしっかり締まってくれて満足いく終わり方でした。エンディングは○です(^^)気づけば良アニメとなってました。 {/netabare}

気になった点
バトルに迫力が欠けてた点。バトルは負けそうになってもラスボス以外は割とあっさり勝っちゃうので緊迫感が少ない。
ペルソナの扱いがやや雑になってた点。
イゴールの合成合体はペルソナシリーズにおいてかなりのウエイトを占めてるはずなのにその描写がなかった。この扱いなら主人公ペルソナは自我ペルソナだけでよかったかも?

良かった点
擬似高校生活送れました。
辰巳パートと菜々子ちゃんパートと直斗パートが良かったです。
{netabare} 陽介が本音を主人公にぶちまけて殴り合ったシーンは良かった。陽介の気持ちも殴り合いを提案した主人公もどっちも◎です。
{/netabare}

終わってみると良かったと思えるアニメでした!

投稿 : 2019/09/15
閲覧 : 291
ネタバレ

ValkyOarai さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

すごい・・・ 犯人は消去法で分かる 釣りでペルソナッってwwwww 兄貴はPS2もVitaも購入、そして5リメイクでで引退を...

ザコ戦闘曲が神だしストーリーも素晴らしい、そして「瀬戸の花嫁」や「星のカービィ」みたいに神回が何回も発生するという至れり尽くせりなアニメ

神回は
完二さんを助けに行く(でも俺はBLは嫌いです)戦闘BGMが止まります
毒カレーの林間学校
ペルソナ3な修学旅行
非常にリア充な夏休み
あいつとのイン・ザ・ファイナル

裏ボスはDVDを買わないと会えません
兄貴は全部買いました

犯人は考えると自然に分かりますのでみなさんも考えてみてください
そして現実を受け入れてください

そして5は...ハメられた執行猶予付きの主人公
すさまじい格差が生じる...

投稿 : 2019/06/28
閲覧 : 652
サンキュー:

17

大重 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ゲームからの理想的なアニメ化

原作ゲームプレイ済みで視聴。

素晴らしく良いアニメ化でした。
選択肢でしか喋らない寡黙な主人公が、あそこまでナイスキャラになってしまうとは。
脚本や演出の妙味なんでしょうかね。普通にアニメ化したらここまで面白くはならなかったのでは?

原作に忠実な絵はゲーム中のアニメ絵よりはるかにクオリティが高い。
内容は原作ゲームで保証されているとはいえ、ゲームからアニメへの落とし込み方が非常にクオリティが高く、理想的とも言えるアニメ化でした。
原作を知っていても十分に楽しめ、非常に面白かったです。

投稿 : 2019/05/02
閲覧 : 465
サンキュー:

3

ゆに さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

シリーズ通して

全体的に面白かったかな~
構成作家さんて色々考えつくもんやね!!

投稿 : 2019/04/05
閲覧 : 373
サンキュー:

2

プクミン さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ゲームをアニメ化

雨の日、午前0時になると、テレビに運命の相手が映るという噂(地獄少女じゃないよ)。
主人公の鳴上悠は、都会からこの田舎に転向してきた(ひぐらしじゃないよ)。
元々コミュ力の高かった主人公は、直ぐに気の合う友達を作り、そして日常を送るが、ある日テレビに入れてしまう!!

そこにはシャドーと呼ばれる化け物がいて、逃げ惑う主人公達。
ピンチの最中、主人公の中で何かが目覚める!!
それがペルソナ。

というところから物語が始まる。
そして、ペルソナ使いが次々に増えていって、みんなで戦っていって、事件を解決しようという、まさにゲームにしやすい内容ですね。

ところどころにおかしな発言や行動をとるキャラ達が面白い。
一人一人が個性的で魅力的なキャラなので、こちらも作品の魅力の1つ。
バトルもの(だと思う)けど、バトルシーンよりも日常パートや、ストーリーが面白いと思いました。

ゲームをやったやってないに関わらず、オススメ出来る作品です。

投稿 : 2019/02/25
閲覧 : 362
サンキュー:

5

dbman さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

つまんねえ → なにこれ面白い!

原作:ゲーム/放送期間:2011年10月-2012年3月/全25話+1話/アニメーション制作:AIC ASTA

人気シリーズのTVゲーム「ペルソナ」のTVアニメ版。ペルソナシリーズは、女神転生からその名は知っていたけれど、まったくゲームに触れたことがなかったので、どういった世界観なのかも分からないままに視聴。

物語序盤は主要キャラの顔見せといった展開で、テンプレ化した似通ったエピソードが続くものだから、頑張って観たもののあまりにもクソつまんなすぎて第4話くらいで挫折。

しかしながら作品の評価がかなり高いこともあり、時間を空けて続きから再挑戦したところ、クソつまらんという穿った目線で観ていたのにも関わらず、回を重ねるごとに段々と面白くなっていき、気づいたらクソ面白い! に評価が一転しておりましたw 久しぶりに私の得意技、THE・掌返しが炸裂。

起点となったのは第6話のなんてことのない完二に追いかけられるシーン。怒涛のごとく繰り広げられるコントのようなギャグの連続に涙が出るほど笑ってしまい、思い返せば、ここからこの作品の虜になってしまったように思います。このレビューを書きながら適当にもっかい流していたけれど、音声だけでもやっぱりこのシーンで大爆笑w

登場するメインキャラクターたちは、主人公の悠をはじめとした仲間たち全員が魅力ある人物に映り、愛すべきキャラばかり。またペルソナ使いのキャラだけでなく、どこまで聞き分けの良い子なんだってくらいの素敵少女・菜々子、セリフはとても短いのに演じている悠木碧さんの演技力も手伝ってか存在感ありすぎるラーメン屋の中村あいか。そして、ミステリアスで妖艶な雰囲気を醸し出すもどこかお間抜けな美女・マーガレットなど、サブキャラまでも愛すべきキャラばかり。

基本的には毎話、戦闘パートは「ジョジョ」のスタンドを彷彿とさせるようなペルソナで戦い、「戦隊ヒーロー」のようなお決まりの構成で成り立っている側面があるので、スタンド戦隊「ペルソナーズ」みたいな印象を持ちました。(あんまり語呂がよろしくないけれども)

なかでも、とりわけ日常パートが実に面白いものとなっており、幾度も爆笑。戦隊ヒーローもお決まり構成もといお約束展開がありつつも戦闘以外の日常パートがクソ面白いので、このペルソナ4も実に私好みな点が多く楽しませてもらいました。

もちろん戦闘パートでも面白かった箇所も多く、なかでもシリアスな中に挟まれた久慈川りせ(声:釘宮理恵)の扱うペルソナによるちょっとふざけた戦闘スタイルのギャップで笑ってしまうこともありました。

作中では、人間の本能など深層心理を扱っているので、わりと深いなあなんて考えさせられる部分も多く、とくに終盤で発せられたセリフの数々は、現実から逃げてばかりの自身に通ずるところばかりで、胸に突き刺ささるような感覚に陥り、見ているのがちょっと辛くなったりも。

また事件が軸を成しているので推理要素もあるなど、伏線も張られているので見応えバッチリ。きちんと推理しながら観ていれば分かったんだろうけれど、判明する直前まで真犯人に気づけなかったのがちょっと悔しかったw

ちなみにキャラデザやアニメーションなど作画が良かったのは間違いないのだが、気になる箇所が一点。キャラクターの顔にある影と思われるグラデーションの色使いがおかしいというか、顎鬚のように見えるのが違和感すぎて仕方なかったのは自分だけだろうか。

なおOPやEDだけでなく挿入歌も含めて、作中での楽曲はお世辞抜きにどれもが良い曲ばかりでした。この作品は基本的に1.2倍速で視聴していたので、OP「sky's the limit」、EDの「Beauty of Destiny」ともに冒頭の英語RAPがより疾走感のあるものとなり、毎回「かっけえなあ」なんて思いながら聴きいってしまった。

ゲーム原作からのアニメ化作品は、ゲームの方をプレイしていないと存分に楽しめないかななんて不安要素もあったけれど、『シュタインズ・ゲート』同様に、未プレイでも十分に楽しむことが出来たんじゃないかなと思われる一作でした。どういう順番で観るべきか迷っているけれど、別のペルソナシリーズも視聴したいと思っている次第。機会があったらゲームの方もやってみたいと思っとります。

余談もいいところですが、この作品に出演しているのはベテラン声優ばかりなので当たり前なのかもしれないけれど、その上手さを心底実感してしまうほど全体の演技力の高さが際立っていたように思いました。そんな風に感じた作品もなかなかなかったので、やっぱ名のある声優さんって凄いなあ。なんて思ったっていう話。


▼キャスト
鳴上悠:浪川大輔
花村陽介:森久保祥太郎
里中千枝:堀江由衣
天城雪子:小清水亜美
巽完二:関智一
久慈川りせ:釘宮理恵
白鐘直斗:朴璐美
クマ:山口勝平
堂島菜々子:神田朱未
中村あいか:悠木碧
マーガレット:大原さやか

投稿 : 2019/01/31
閲覧 : 612
サンキュー:

18

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ペルソナシリーズは初めて見た

菜々子ぉぉぉおお!

大人向けではない気がした。自分は好きだけど。

投稿 : 2018/12/08
閲覧 : 222
ネタバレ

ラグマット さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ゲーム原作としてはかなりとっつきやすい。

このアニメの魅力はなんといっても絶妙なオサレ感。
作画、BGM、キャラがそれぞれ良い具合に噛み合っていて、ファンタジーとも学園モノでもない別の何かになっている。

ペルソナ自体はシリーズ化されているゲームで、今作はその4作目のアニメ化である。シリーズとは言ってもストーリーやキャラに繋がりはなく、一定の世界感が引き継がれているだけなので特にナンバリングに意味はない。

今作は基本的にゲームのストーリーをなぞるだけだが、そこの出来が良かった。本来2クールでは決して説明しきれないストーリーをうまく削り、かつキャラの魅力を魅せていたように感じる。

メインのキャラは全員がかなり濃く、基本的に無駄なキャラというのはいなかった。それだけでも評価できる。
ただ、やはり原作ゲームありきのアニメなので新規には細かな設定はわからないし、ゲームファンからすれば不満点もあった。

ただ、それらを考慮しても非常に出来の良いアニメだったと感じた。

総評として、作画は違和感の感じないレベル、ストーリーもメリハリが効いていてとっつきやすく、キャラは全員が活躍する、音楽もテーマにあっているなど、非常に原作愛を感じるアニメだったように感じた。

投稿 : 2018/07/16
閲覧 : 299
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4

ゆかりさん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

独特な世界観

ビジュアル、BGM、から
ペルソナの独特な世界観がある!
オチ?というか笑いどこも独特(^^)

投稿 : 2018/07/01
閲覧 : 351
サンキュー:

2

ネタバレ

冬依 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0
物語 : 2.0 作画 : 2.0 声優 : 2.0 音楽 : 2.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

面白いんだけど………

主人公の軽いノリとクマの声のウザさが気になった。

投稿 : 2018/04/23
閲覧 : 308
サンキュー:

1

ぴっぴ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

最高です!!

主人公のキャラがとにかくいい!!!!
ストーリーも面白いし
日常シーンがとっても楽しいです

投稿 : 2018/04/15
閲覧 : 296
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1

メッター さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

円盤特典の26話込みでの感想

ゲーム未プレイ、アニメはリアタイ込みで3回見ましたが、
改めて見てすごく面白かったのでレビュー投稿。
26話を見ないのはすごく勿体ない作品。

主人公無双な作品だとは思いますが、
色々なテーマが内包されていてストーリーが面白い。
音楽もすごくオシャレだし、ギャグも結構面白い。

この作品を見た直後に
ペルソナ4 ザ・ゴールデンを見てさらに楽しめた。

マルチエンディングゲームなので、
ゲームファンには納得いかないこともあるのかもしれないけど、
ゲームをプレイするのが好きではない自分的には、良いアニメ化をしてくれて本当にありがたい。

ゲーム好きじゃない自分がゲームも少しやってみたくなりました。

投稿 : 2018/04/02
閲覧 : 256
サンキュー:

2

ネタバレ

国重 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ゲーム原作

アトラスのRPG、ペルソナ4が原作です。
家庭の事情で八十稲葉の叔父の家に一人で越してきた主人公、鳴神悠。
奇妙な事件と噂をきっかけに、現実世界で起こる事件解決のため仲間と共にシャドウと呼ばれる怪異と戦うことになります。

ゲームのストーリーを踏襲する形で物語りは進んでいきます。原作をプレイしていなくても楽しめるアニメです。ゲームでのネタなども所々で出てきますのでプレイした方は楽しめるのではないでしょうか。
作画も安定しています。音楽もゲームで使用された曲が流れ、オリジナルの曲もあり、OP曲、ED曲はカッコいいです。

仲間との友情や家族愛、世の中の闇が描かれています。キャラクターは強烈な癖はなく(例外あり)魅力的で、ストーリー展開も丁寧に描かれています。
RPG原作の作品は戦闘シーンの描写が難しいですが上手く表現できていると思いました。
オススメのアニメの一つです。

{netabare}最初は情けない印象で飄々とした足立が事件の犯人だと分かってからの変わりっぷりが最高です。私が特に好きな女性キャラクターは千枝です。男性キャラでは堂島が好きです。キャラクターみんな好きです。{/netabare}

投稿 : 2018/03/04
閲覧 : 350
サンキュー:

3

ネタバレ

ガイヒラ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

駄目だった

会話が辛かった。残念。

投稿 : 2018/02/23
閲覧 : 308
サンキュー:

0

SK-046(しろ) さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ゲーム原作

RPGゲーム未経験の僕でしたが、このゲームは2周プレイしました

それぐらい面白くてのめり込んだ作品

ゲームやってから観た組なので、忠実にまとめられた内容だったのでとても観やすかったです

ゲーム未プレイでも楽しめるとは思います

ですが個人的には是非ゲームをプレイしていただきたいところ


キャラはりせちー推しです、可愛いです!

ゲームとしてもアニメとしても良作でした^^

投稿 : 2018/02/23
閲覧 : 316
サンキュー:

7

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persona4 the ANIMATIONのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
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persona4 the ANIMATIONのストーリー・あらすじ

「ねぇ、マヨナカテレビって知ってる?」
家庭の事情で都会から伯父の住む稲羽市へと越してきた鳴上悠。閑散とした町並み、寂れた商店街、若者たちの集まる大型ショッピングモール……。穏やかな時間の流れる田舎町で八十神高校の新しいクラスメイト達と過ごす生活が始まる。しかし転校初日の朝、市内でとある女子アナウンサーの遺体がテレビアンテナに吊るされた状態で発見される。町を覆う原因不明の霧と、若者達の間で囁かれている「マヨナカテレビ」の噂。雨の夜の午前0時、消えているテレビをひとりで見ると画面に映るという自分ではない別の人間の正体とは……。個性豊かな友人たちと過ごす日々の中、徐々に迫りくる異変は、果たして何をもたらすのか--?(TVアニメ動画『persona4 the ANIMATION』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2011年秋アニメ

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