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「妄想代理人(TVアニメ動画)」

総合得点
70.5
感想・評価
797
棚に入れた
4183
ランキング
1503
★★★★☆ 3.6 (797)
物語
3.7
作画
3.7
声優
3.6
音楽
3.7
キャラ
3.6

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妄想代理人の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

banjo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 1.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

先ほど全話見終えました

 この作品は解釈が分かれそうなので、私個人の解釈を前提としたコメントになることを注意しておきます。

 仕事関係、賠償金の返済、精神障害と世間体、父娘関係等、社会によって究極的に追い詰められた状況の人間たちが登場し、彼らは『少年バット』という通り魔に襲われます。襲われた彼らは病院の一室で、一時的とはいえ社会から隔離され安堵の表情を浮かべます。実は『少年バット』は、初めての被害者である月子の生み出した妄想上の存在なのでした。2人目以降の被害者は『少年バット』のウワサにすがりついたのです。

 そう言ってしまうと、被害者たちが都合よく『少年バット』を利用しているようにも聞こえますが、違います。そんなことをしても根本的な原因は解決しませんから。
 彼らは単に被害者を演じている訳ではないのです。本当に襲われたと思い込んでいるのです。
 つまり、『少年バット』の本性は、究極に追い詰められた状況の中、精神が潰れる寸前に働く、一種の防衛本能。究極の逃避行動として脳に見せる幻想のようなものでした。

 少年バットとは別に『マロミ』というマスコットも登場します。マロミは愛くるしい姿で人を癒します。人によっては、精神にストレスが生じたときに「きみは悪くない」「きみを守ってあげる」と声をかけてくれます。『マロミ』は人の精神を救う妄想です。その点は『少年バット』と同じです。
 違う点は、いわば精神の砦であり、言い換えれば窮地極まった状況の象徴である『少年バット』ほど、究極的な存在ではない点です。ですから、その状況に至る前になんとかしようと、マロミは少年バットから人間を救おうとします。作中の描写には、マロミが消えていくとともに、少年バット率いる黒い物質が人間たちを、社会全体を飲み込む場面がありました。

 この作品は現代社会に蔓延る精神的ストレス、その崩壊に至る前にあらわれる2つの現実逃避の在り方を表すものであると考えます。

 さて、以上の私の解釈を踏まえ、最後に、私の評価が厳しくなった理由を記載します。

 まず、推理モノだと思って見ていたため、途中からは着地点を見失って暴走したのかと思いました。例えば、特にストレスを抱えていない人物(牛山)まで狙われていることによって警察の読みが外れていく様や、犯人だと思わしき少年(狐塚)が真犯人によって殺される事件等、推理モノとしての謎を深める展開をしている点です。その着地をせずに別ジャンルに移行していったので、煙に巻かれたかのような印象を受けました。
 また、無意味な過剰演出と、5、8,9、10話は「何を見させられているんだ」という気分になり、シラケます。

投稿 : 2018/10/13
閲覧 : 334
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4

TaroTanaka さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

風化しない衝撃を持った作品

OPのインパクト。
作中で出てくる少年バット。
等々、見てから何年経っても覚えているくらいの強度を持っていると思う。
ただ解釈が如何様にも考えられうる最後だったのは惜しかった。
もう少し収斂した展開にしてほしかった。

投稿 : 2018/10/07
閲覧 : 349
サンキュー:

7

ネタバレ

UNJrC15621 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

難解だけど

独断と偏見入ります。

マロミと少年バットの関係性をサスペンスホラーとして物語った作品。
特に少年バットは現実逃避そのものをあらわしていて、マロミはその逃避を正当化するための道具であると感じた。

苗字や登場人物、OPやEDなどいたるところに伏線が張られていて、話自体は理解しにくいものとなっているが、その分テーマの一貫性を感じることができた。

何か困ったことがあったなら、自分を外側から守るような現実逃避ではなく、自分の内側から克服していく気持ちが大切であると伝えたかったのではないか。


自分が好きな回は第8話、1~4話あたりの模倣犯のはらはら感も見ごたえがあります。登場人物は鷺月子がかわいらしくていいと思います。全体的に観て損はないと思いました。

投稿 : 2018/07/22
閲覧 : 304
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3

kabaj31 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

一見の価値アリ。

全13話ですが、かなり濃い内容。
結構惹き付けられます。
遊びゴコロ満載で、色んな物が詰まってます。
とにかく、やりたいようにやってる感じ。

内容は、
なんとなく、黒澤明の「夢」という映画が思い浮かびました。

投稿 : 2018/06/17
閲覧 : 434
サンキュー:

4

ネタバレ

あぱぱ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

月日が流れても変わらない

視聴回数 全話3回くらい

この作品が放映されてから、もう14年も時が流れていました。
「でもまだ14年しか経っていないのか」というのがリピート視聴した
今の私の感想です。

それほど時間が流れても、この作品に描かれている問題がこの先ずっと
問われているのだと感じています。

作品テーマは現代社会の深層心理、集団、家族などが取り上げられています。

「集団心理」「自己逃避」「挫折とやり直し」など、様々な人間ドラマが
この作品に多く詰まっています。

物語の妄想というのは人によっては都合よくあったり、不都合であったり
自分自身の境遇によって左右されることを指しているような事象です。

今敏監督は「PERFECT BLUE」の時から、人間個人の永遠のテーマを
問題にして作品を作るのが巧みです。

この作品もそうですが、物語と言うより啓発です。
視聴者によっては図星を突かれて、嫌な気分にさせる作品とも言えます。
(興味本位で視聴しても低評価は止む終えません)

作画の評価は、物語の内容重視で製作されているイメージからすると
視聴した個人が評価することであって、あにこれの評価点は
関係ないと思います。

オープニング曲「夢の島思念公園」は歌詞の意味が色々な考察などで
とりあげられている有名な曲です。

<個人的な歌詞感想>
{netabare}私が感じた歌詞の内容で一番触れられていると思うのが猪狩が
地下鉄から荒廃した地上へ戻った時の台詞「まるで戦後じゃねぇか」が
歌詞の印象とマッチングします。{/netabare}

現代社会を「生き地獄」と感じる人には刺激が強い作品ですので
その点だけは視聴される前に注意しておいてください。

年齢制限は設けられていませんが、セクシャルで暴力な描写が多いので
大人向けな作品になっています。

投稿 : 2018/06/17
閲覧 : 390
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10

ゆかりさん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

最終回の減速感が…。

最初は凄い面白い!
不気味だし謎だし、テンポ良く見れた。
最後また時代は同じ流れを繰り返すって感じだったけど個人的にぱっとしなかったな。

人間の汚いとこを繊細に表現してた。

OP、EDも不気味で引き込まれた。

投稿 : 2018/05/29
閲覧 : 346
サンキュー:

1

ネタバレ

371 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

妄想世界

「えぁ~いぃ~あぁあ~♪」って歌いたくなるOP。一時期頭から離れなくなる。怖い。鉄筋コンクリートやパプリカみたいなアニメが好きな人に向いてる。ローラーブレードが懐かしい。たまにやりたくなる。

投稿 : 2018/04/01
閲覧 : 320
サンキュー:

0

ぱくちぃ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

かなり面白い!

考察厨にはたまらないアニメでした!

現代の諸問題などを提起してます。
が、それは表層的なもの。
核心的なテーマは「過去との決別」「現実を受け入れること」であると思います。

一見するとよくわからないシーンも何度も見れば、そのシーンを描こうとした製作陣の意図が分かるはずです。

投稿 : 2018/02/08
閲覧 : 377
サンキュー:

2

藤乃 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 1.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

妄想代理人

今敏監督の映画作品を全て見て、「東京ゴッドファーザーズ」「パプリカ」が好きなので期待して視聴。

まず、OP「夢の島思念公園」の強烈さに衝撃を受けました。
歌声が壮大に響く晴れやかな音楽なのに、登場人物が全員気色悪い笑顔で圧倒されます。
頭から歌が離れないくらい中毒性がある曲です。

序盤のストーリーはテンポ良く、次の展開が気になって引きこまれていきました。
しかし、中盤はそれまでのストーリーから離れて路線もころころ変わり、すごいごった煮感です。
しかも間延びして失速しているような感じでした。
一話がすごく長く感じて、見ていて辛くなってきたので断念しました。

テーマも面白いし、映画的な演出や技法が盛り込まれていたので挑戦的な作品だと思います。
ただ、テレビシリーズ13話でやるにはちょっと冗長的だったのが残念です。
今敏監督の作品は映画の方がサクサク進み、すっきりまとまっていて好きです。

投稿 : 2018/02/04
閲覧 : 391
サンキュー:

3

ネタバレ

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ファイト・クラブ

大好きな今敏監督、唯一のテレビシリーズです。

それまでに制作された劇場アニメから漏れたエピソードやプロットが素になっているということもあって、第3話には「パーフェクトブルー」第5話には「千年女優」第8話には「東京ゴッドファーザー」みを感じます。

僕がイメージする深夜アニメというものは、まさに今作のようなものです。
たまたまチャンネルを合わせて、見てはいけないものを見てしまった感じ。

何が僕をそんな気持ちにさせるのかなと今回考えてみたのですが、
"無音"の多さが原因ではないかと考えるに至りました。ほぼBGMが無く、画面から聞こえてくるのは生活音のみ、みたいな。特に、無音で暗転するときに最も"深夜アニメさ"を感じます。

アナログノイズのエフェクトにも、深夜アニメ感と同時に懐かしさを覚えます。

声優では、三石琴乃さんがいろんな意味(笑)で最高でした。

{netabare}「ファイト・クラブ」におけるタイラー・ダーデンが、{netabare}今作における少年バットでしょうか。タイラー・ダーデンが「ファイト・クラブ」で"全力で生きないと殺すぞ"というメッセージを内包していたように、今作で少年バットは"言い訳してると殴るぞ"{/netabare}というメッセージを視聴者に提示しているのかもしれません。{/netabare}

あるいは逆に、{netabare}ストレスを抱えた現代人が言えない"辛い気持ち"を少年バットが殴ることによって、
社会に顕在化させた{/netabare}と考えることもできます。

さらには、少年バットは{netabare}"仮病の実体化"{/netabare}だと考えても面白いかもしれませんね
(監督がインタビューでそんな感じの話をしていましたし)

ハッキリとストーリーが解決しておらず円環構造になっている所も、
繰り返しの視聴に耐えうる名作アニメの条件を満たしていると思います。



P.S.第10話を見て、改めて{netabare}制作進行という仕事は絶対にやりたくないな{/netabare}と思ってしまいました(悲しい)

投稿 : 2018/01/09
閲覧 : 367
サンキュー:

7

ネタバレ

くろ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

もう休みなよ(甘美な誘い)

何系なんだろうこのアニメ。
今敏監督特有のごった煮感満載。
ストーリー路線?も色々移り変わります。


時々激しく面白く、時々激しく面白くない。
現代社会が舞台なのに、終始まとわりつく現実離れした異質感。
2クール!? かと思ったら1クールだった、やたら長く感じた。
ラストは…やはりごった煮でした(



一体妄想代理人とは誰なのか!?
何なのか…!?


{netabare}
最初は事件めいたところから「誰だ!?」で始まり、
何度も何度も出題されて形を変えて、登場人物達が「少年バットがやったんだ!」なんて口々に言うようになって、それでも
「えぇー誰だよ;:」って犯人を追いかけて。
そしてラスト付近でやっとネタバレされるのですが、
デザイナーの子が犬を自分の不注意で死なせてしまったが
それを誰かのせいにした。そうやって何かのせいにしたり
言い訳したりする人間の弱さ、ズルさが実は妄想代理人
――少年バットの正体っていう。
いやぁ人間って面白いですね(´∀`)


色んなシーンが頭に残っているし、決して面白くない作品ではないのだが
好きか嫌いかでいうと、長くて面倒くさいなぁ、という印象。
今敏さんの作品は映画の方がサクサクしてて好きかな。
{/netabare}

投稿 : 2017/12/23
閲覧 : 342
サンキュー:

2

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

アニメ史上、最高ランクのオープニング

オープニング曲の圧倒的な鮮烈さに比べると、中身は薄い。

オープニング曲だけで、私は120点くらいこのアニメに付けたい…(笑
時折繰り返し見たくなるほどの麻薬性も孕む、凄まじいまでに、強烈なインパクトをもつオープニングです。
おそらくは、オープニングの出来だけならアニメ史上でも最高ランクではないでしょうか。

内容は、今敏監督のお得意の世界感で、妄想100%。そのサジ加減で、好き嫌いが解れるだろうと思います。

シンプルな構成ながら、ワンクールの強みを活かして、スピンオフ的な描写の回も織り込み、世界観の膨らませ方も上手いと思いますが、やっぱりオープニングが鮮やか過ぎます。

投稿 : 2017/12/22
閲覧 : 309
ネタバレ

雀犬 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

妄想の時代

2004年、WOW WOWで放送された故・今敏監督が手掛けた最初で最後のTVシリーズです。
全13話のオリジナル作品。

事の始まりは東京・武蔵野で起きた通り魔事件。
被害者の月子が国民的人気の癒しキャラクタ-「マロミ」
の生みの親であるデザイナーだったため話題となります。
その後同じような手口の犯行が続出し、いつしか犯人は「少年バット」と呼ばれはじめます。
被害者たちは皆、生きることから逃げたくなるような悩みを抱えていて、
少年バットは犯罪者でありながら被害者からは救世主のように扱われる奇妙な事態になります。
現実と妄想の境目を曖昧にした独特の表現が本作の見どころのひとつ。
謎の通り魔「少年バット」をめぐるサイコサスペンスですが、
ミステリーのように真犯人を探し出すストーリーではないのでご注意。

それでも「少年バット」の正体について説明しろと言われたら
{netabare}
本作のテーマである「人間の心の弱さ」を表現したもので、
ある時は狂言、ある時は妄想、そしてある時は模倣犯
{/netabare}
ということになりますか。

心の病んだ人間の悲哀をコメディタッチで描きつつ、痛烈に皮肉ったこの作品。
高得点を付けてはいますが正直あまり人にお勧めできないですね。
おそらく、今10代20代の人達が見ても心に響くものがないと思うんです。
それは妄想代理人は世相というものを強く反映している風刺アニメだからです。
もう15年以上前のことになりますが、憶えている方は憶えているでしょう。
1999年から2000年にかけて癒し系ブームというものが起きています。
ヒーリング音楽に始まって、本作のマロミのような癒し系グッズが量産され、
人の性格にまで「癒し系」という言葉を使うようになりました。
ブームの背景にあるのはバブル経済崩壊から長く続く不況だと言われています。
停滞する状況をただ受け入れ、実態のない安らぎを追い求める日本人の姿に対する憂いや憤りが
恐らく今監督にこの作品を作らせたのだと思っています。
「そんなものはまやかしだ。現実を見ろ」と。

しかし残念ながら「失われた10年」は「失われた20年」になり、
癒しという概念はブームが去ってからもすっかり定着し、
もはや私達の価値観に取り込まれてしまったのが現実です。
アニメの世界を見ても現世では冴えない少年が異世界で大活躍する妄想ファンタジーや
女の子がキャッキャウフフする妄想の日常を描く作品がウケています。
悲しいかな、今この作品を見て「妄想に逃避せず現実を直視するべきだ」と言われても
アナクロな価値観を押し付けられているようで、感銘を受ける人は少ないと思う。
僕も「現実を切り開く勇気を持つことが大切だと感じた」なーんて
歯が浮くような感想を書けないもの。
妄想は時代を飲み込んでしまったのです。
そもそもバブル時代の「土地の値段が上がり続ける」なんて考えが
日本人の妄想だったというのが最高に皮肉ではありますが。

本編の感想は以上で終わりますが、
今監督の初のTVシリーズということでOPやアイキャッチ、次回予告ならぬ「夢告」など
本編以外でも独創的なアイデアが溢れています。
特に「晴れやかすぎて気持ち悪い」イメージで作ったというOPは
一度見たら忘れられないほど強烈なインパクトがありますので、
これだけでも是非一度見ていただきたい逸品でございます。

それではみなさん、さようなら。

投稿 : 2017/11/03
閲覧 : 408
サンキュー:

31

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

グロイ。OPだけでも凄い。

1話の出だしは引き込まれる。
カルト、SFぶっ飛びアニメ。
とにかく平沢進のOPが素晴らしい。
今敏監督が2010年に46歳で亡くなったことは
日本アニメ界にとって痛恨の極み。

途中作画崩壊やストーリに不和が生じるが、
作品として割り切って見続けられる。

現代社会の闇や人間の業をリアルに映し出すので
不快な人には嫌悪以外の何物でもない。

投稿 : 2017/09/11
閲覧 : 240
ネタバレ

狗が身 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

雑感。

少年バットという空想に対して空想で立ち向かおうとして敗北した馬庭と、妻の死という辛い事実を機に空想を打ち破った猪狩の対比が面白かった。

居場所のない現実こそが自分の居場所。

そんな受け入れがたい事実を、妻の死を機に受け入れた猪狩の勇姿に痺れる。

一方の馬庭は一連の事件の真相に迫りながらも空想に空想で対抗した結果、空想に取り憑かれてしまったというのがなんとも哀れだったな…。

中盤がやや退屈だったものの、終盤の盛り上がりを考えれば、充分に良作。
ただ、出来れば少年バットの被害者達が猪狩のように現実を受け入れた姿が最後に描かれていたら、もっと気持ちの良い作品になっていたかも。

投稿 : 2017/09/10
閲覧 : 264
サンキュー:

10

ika_sig さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

観客を選ぶが最高

結局、作品を理解できないのは作者のせい?それとも観客のせい?
しかし、少なくともそれは知識もセンスも明らかに作者より劣っている一般人の観客が言うことじゃないと思う。
さすがアニメ映画の英傑、TVアニメなのにあらゆる映画の手法を使いこなしている。もはやカットごとに絵が語りかけてくる。

投稿 : 2017/08/23
閲覧 : 211
サンキュー:

1

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

何だ?この作品は

まず、OPとED映像に衝撃を受けました。独特。

考えれば考えるほどに難しい作品でした。妄想が膨らみすぎて現実のようになってしまうということなんでしょうか?また、一体何を伝えたかったのでしょうか?こうやって考えさせるのが今敏監督の狙いだったのかもしれないですね。

どうでもいいことですが、途中の回で出てくる警察のおじさんを見るのは非常にきつかった。

投稿 : 2017/07/04
閲覧 : 319
サンキュー:

3

sin411 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

神OP

星はOPの点数です。内容は3くらいだと。
平沢進さんと出会わせてくれた感謝を込めて。
今敏のアニメは平沢進のプロモーションとしての社会的役割が大きいように今では思う。
はっきり言って名曲中の名曲なのだが、歌詞に一言出てくる『津波』というワードから膨らませたと思われるのだが、OPアニメが凄い。
完全に予知で、怖い。ってくらい凄い。
本編は、最初の頃はまとまったテーマのようなものがあるように思えるが最後の方わけわかんなくなるので評価が低いのも致し方なし。
もっかい見たらわかるかな。わかんないだろうな。

投稿 : 2017/06/19
閲覧 : 294
サンキュー:

0

レモン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3
物語 : 1.5 作画 : 2.5 声優 : 2.5 音楽 : 2.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

面白いのは序盤だけのクソアニメ

駄作扱いされるから期待はしてなかったが他の今敏作品が好きだったので見ることにした
最初の数話は結構面白かったと思ったが、それ以降はただただ意味不明な駄作にしか思えなかった

少年バットの正体もよくわからなかったしパーフェクトブルーの方が正体明かしてる分だけマシだと思う
個人的な今敏作品の評価は
東京ゴットファーザーズ>>千年女優>>>パーフェクトブルー>>パプリカ>>>>妄想代理人

まだLainや灰羽の方が良いんじゃねとも思ってしまう

投稿 : 2017/05/26
閲覧 : 2007
サンキュー:

1

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

2話まで視聴

普通に面白かったけどネットの評価だと中盤から意味不明とか言われてるし時間無駄にしたくないからここで切ることにした

投稿 : 2017/05/20
閲覧 : 249

ダビデ さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 2.0 キャラ : 1.0 状態:途中で断念した

残念ながら

1話目から4話目・・・ う~ん,なかなか設定に入り込めない。
5話目・・・う~ん、、断念しようかな。。(最後)ん? 次の話までは観てみよう。
その後,9話まで観ましたが、やっぱり、入り込めない。断念しました。

入り込めないというか、世界観を私には理解する頭が足りなかったのだと思います。
残念です。

投稿 : 2017/05/18
閲覧 : 309
サンキュー:

11

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

夢と現実の狭間

夢と現実を行きつ戻りつ、
やがて双方が混ざり合って、
煩悩にまみれた人間の暗部をあぶりだす。

あらゆるセオリーを無視するかの如く、
一見関係のないピースを縦横無尽に組み合わせていく、
そのバランス感覚は見事。
平沢進の音楽もまたすばらし。

いまさらながら日本アニメ界はこれほどまでに、
とんでもなく惜しい人を失くしていたのかと、
ただただ残念に思う。

投稿 : 2017/03/04
閲覧 : 270
ネタバレ

これはアニメじゃない さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

狂ったOPに狂ったストーリー

100人に考察をきいたら100通りの答えが帰ってくる。
監督が笑ってるだろうね。妄想代理人はお前らだと。

それでも敢えて考えてみると、この作品のテーマは
自死自傷に精神病トッピングと言ったところだろうか。
OPがそれを物語っているし。

精神に病をきたすと「少年バット」という名前の死神=自分がやってくると。
そして、マロミのように少年バットが噂で広がり、自分の中で具現化されると
いう形で自死や自傷、事故になって現れるという感じ。
でも、それは決して自分の弱さだけではなくて、噂や誹謗中傷という
客観的要因である現代の闇も問題なんだけど。

それでも実際にデブ2人は他人(模倣犯)に襲われているんだが、
少年デブは劇中で語られているように精神病ではない。
(模倣犯に襲われただけであり、少年バットに襲われていない)

デブの汚職警官に関しては、模倣犯にも襲われた後、
罪の意識(泥棒、強姦、娘への盗撮)などで精神が蝕まれ
その後少年バットに襲われている。

けど、この作品のわかりづらさはそれを「劇中劇」で表しているという事で
納得している。結局は実際に起こっているのではなくて、
フィクションの上にフィクションを重ねて嘘で塗り固めたといった感じ。

そして、それがまたループし続けるんだね。
バットの冒頭「ただいま。」と最後「さよなら。(またね)」のセリフが物語っている。ストレスや社会が永遠と少年バットを生み出している。

だらだらと書いててよくわからなくなってきたけど
「バットの正体は?」と聞かれればそれは「自分と他人」と答えるかな。

投稿 : 2017/01/13
閲覧 : 243
サンキュー:

1

丸米 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

すごかったです

こうして、関係ないと思っている私たちにも、罰されることによって救われようとする心があること、そんな見逃してしまいがちな事実・真実は私達一人ひとりにも潜在するのだということ。

ややこしいことは語り尽くせませんが、とにかく一度見てみて下さい。

投稿 : 2017/01/12
閲覧 : 220
サンキュー:

0

DB さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

いわゆるサスペンスものでしたが、導入部は結構出来がよかったと思っていたのですが、結末がどうも・・・。
後半に入ってからパワーがなくなり、最後はグダグダで終わってしまったような気がします。ただ、この作品の目的が現代社会の病的な部分を気持ち悪く見せるということなら成功かも。

投稿 : 2016/09/02
閲覧 : 206
サンキュー:

1

ネタバレ

ぱえりか さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.5
物語 : 1.5 作画 : 1.5 声優 : 1.5 音楽 : 1.5 キャラ : 1.5 状態:観終わった

別に音楽や絵が嫌いなわけじゃないが OPやオッさんの描写は正直気持ち悪い。

8話目あたりの聖戦士から
ベテラン刑事のキャラクターが
すこしブレてしまいました。。
ファンへのサービス編かな?と
思う事にしましたが9話目の明るい家族では
全く関係のない人物達が現れ一話完結編…。
どうせ死んだ描写を書かなくゾッと
させたいんだったら序盤で
死んでた程にしてほしい。
少年バットを絡ませたいなら、
もう少し何かあるでしょ…。
次の話で「旅館で3人死んでました」の
一言で終わり興ざめしました。


それでも、見続けます。
前半が本当面白く
まだ気になる事が何点があります。

月子の過去、ウッシーは本当に白?
イッチーのその後、蝶野はるみの結婚後、
蛭川親子のその後、などなど。
登場人物全員が異常(ベテラン刑事を除く)で
イッチーがあれだけ腹黒だっただけに
ウッシーの純粋さがある意味異常だった。
化けの皮がはがれるの?
蝶野くらいはハッピーエンドに
なってほしい!

いろんな妄想を膨らませて
最終回まで見たが…
結局、月子の過去しかわからず
ダラダラして終わりました。

残念です。

投稿 : 2016/08/05
閲覧 : 288
サンキュー:

3

をぬ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

音楽が良すぎる

追い詰められた人々を少年バットが救う。

今敏と平沢進のタッグの世界観スゲエ

10年ぶりくらいに観ました
今観たらどうかなーと思ったけど
やっぱり引き込まれました

8話は再度見直したら泣けますね

投稿 : 2016/03/24
閲覧 : 206
サンキュー:

1

タケ坊 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

思考力と想像力が問われる

2004年、今敏監督唯一のオリジナルTVアニメ。

この作品はかなり好き嫌いが別れるだろう、というか観る者を選ぶんじゃないだろうか。
視聴者が想像し考えて解釈しなければならないので、
必然的にある程度の大人向け、ということになるんだろうと思う。

このように言うと、非常に難解なアニメなのかというイメージを持たれるかもしれないが、
本筋のストーリー自体はそこまで難解なものではないと思う。
ただ、「ながら観」で理解できるような、薄っぺらい作品でないことは明らかで、
注意深く観なければ(注意して観ても)混乱することは間違いない。

自分はメモを取りながら2回観たけど、
作品をより理解したいと思って、今敏監督のオフィシャルページ「KON’S TONE」の中の、
妄想代理人の製作過程、秘話、解説を読ませてもらった。

そこでは、

<話や物語や人物を説明することほど、あるいは説明されることほどつまらない ことはない。
<そういうのがお好みなら「水戸黄門」とか「NHK朝の連続テレビ小説」でも見ていた方がよろしい。

と仰っているくらいなので、視聴者に読み取る能力や想像力がなければ、
(理解できなくても自分で考え解釈することが楽しいと思えなければ)サッパリ楽しめないだろうと思う。
こういう作品を説明不足とか視聴者置き去り、と言うのはお門違い。


☆物語☆

物語は「感染するサイコサスペンス」という謳い文句どおりだけど、
内容は現代の社会的な問題と絡めて、ブラックかつアイロニーに溢れている。

監督が「KON’S TONE」の中で仰るには、

<改めて断る必要もないだろうが、「妄想代理人」は犯人探しの話ではないし、謎解きでもない。
<だってそういう話の構図を使っているじゃないか、という反論 は子供じみている。
<定型のルー ルに従ってしか物を見られないのは想像力の貧困である。
<私は観客にも自分自身にも、少しでも知的活動を要請したいと思う方だ。

とあるように、物語の中で起こる事件や出来事から、一体この作品が何を言いたいのか考えないといけない。
これはとにかく観てもらうしかないのかな、と思うし、ネタバレは避けるべきかと。
まぁ後半の11話、13話辺りでハッキリ言いたいことを言っているとは思うけど。。
因みに「KON’S TONE」を読ませてもらうと、一つ一つのシーンやカットに込められている意味が、
非常に深いなぁと感心した。

ただ、部分部分の繋がりでちょっと都合良いな、と思えるのが少々気になるかな。
これが今監督のTVアニメ唯一の作品とのことだが、
この作品も話数削って映画くらいの尺にしたほうが、より濃密な作品になったかもしれないな、とは思う。

でも個人的に興味深かったのは、物語の本筋から逸れるサイドストーリーの10話。
アニメ制作の現場が舞台になっているものだが、かなりブラックな話。
これを観る限り、「SHIROBAKO」の元ネタの一つになっているものだなという事が判る。

というのも、この話の主人公は制作進行の猿田という、どうにもこうにも使えない人物なのだが、
声優が「SHIROBAKO」でもうだつの上がらない制作進行、高梨役の吉野裕行さんが担当されていて、
これは狙ってやっている事が明らかなキャスティング。
「SHIROBAKO」自体パロディやオマージュに溢れた作品ですが、改めて心憎いなぁと。


☆声優☆

演技力のある声優が揃っている印象。
特に深夜アニメでのキャスティングとしては珍しい、ベテラン声優さん達の演技が素晴らしい。
監督からの注文も結構あったようですが、見事に応えているなと思う。

☆キャラ☆

声優陣の演技による所も大きいかと思いますが、かなりインパクトが強い。
何を考えているか解らないキャラも存在するが、
各キャラの内面、心理が物語を構成する上で非常に重要な役割を持っている。

☆作画☆

今監督のこれまでの映画作品に関わったスタッフが多く採用されていて、
動き自体はそこまで派手ではないが、各キャラの表情の変化など、細かい所に気を配った作画だなという印象。
全体的な色合いがセル画のアニメを思わせるようなトーンで味わい深い。
「KON’S TONE」を読ませてもらうと、作品の制作はかなりいっぱいいっぱいだったというのがよく分かった。

☆音楽☆

文句の付けようのない素晴らしさ。
OP,ED、作中のBGMを全て平沢進氏が担当されているが、
兎にも角にも、まず最初に聴いたOPのインパクトは本当に強烈なものだった。
OPの「夢の島思念公園」は爽快感や高揚感に溢れた明るい曲調だが、
その歌詞はとてつもない皮肉を含んでおり、
どうにもこうにも不気味なOPアニメーションとの相互作用は、まさにインパクトの塊。
これは数あるアニメのOPの中でもトップクラスのインパクトではないだろうか。

それに対するEDのギャップがまたなんとも言えず、これまた意味深。
サントラも聴いてみたが、作品中のBGMのクオリティ、センスは素晴らしい。
本当にこの平沢進という人の才能は計り知れないですね。。


最近の深夜アニメは、たとえ面白くても想像力や視聴者独自に解釈が必要とされるような、
深みのある作品が少ないのが残念だと思ってて(作っても円盤が売れないから仕方ないのだろうが)、
何気にネットで「大人向けアニメ」を検索してて、面白そうだと思って観てみたのが出会い。

視聴後、こんな作品作れる人って恐ろしい才能と知性の持ち主だなぁ、と思ったものの、
2010年に46歳という若さで既に他界されてると知った...つくづく残念。。
「KON’S TONE」を読んでいると、自分にも他人にも非常に厳しい人だな、というのがよく解るが、
それは本作の持つテーマやメッセージにも現れているな、と実感した。
興味をもった人は、是非「KON’S TONE」も読んでみてほしいと思う。

投稿 : 2016/02/20
閲覧 : 312
サンキュー:

15

ネタバレ

たこやきトンママン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

アニメーションという表現を楽しんでいるような、映画的な作風。今の"キャラアニメ"とは異なる趣はよい刺激に。

●絵を動かすことを楽しんでいるのが伝わってくる。
"キャラクター"が全面に押し出された最近のアニメではあまり感じられないような、
映像を表現手法として楽しんでいる感がすごく伝わってくる。
ちょっとしたトリックを入れている点も
「何度も見返してね」と言っているように感じられる。
どことなく"映画的"で、TVシリーズとして13話やるのはちょっと冗長に感じた。

●今回はどうやってメインストーリーにつながるの?というドキドキワクワク。
ほぼ毎話、異なるキャラクターが一人称視点になって話が進むので、
何が起こるんだろうというドキドキ感がある。
「あ、この人は前の話のこのキャラに繋がるのか」という発見的な楽しさも。
ただ、メインストーリーがぼんやりしているので、
大きく広がった伏線がどわっと収束してたり、
起承転結がしっかりしてたり、という爽快感のようなものはない。

●いつ「嘘だよーん」と言われてもおかしくない、現実と虚構の境目が分からなくなる感覚。
作中のキーキャラクターである少年バットの正体が{netabare}
妄想と現実の狭間を行ったり来たりするシンボル
{netabare}
(『攻殻機動隊』の笑い男のような、
一人の妄想を皆が勝手に受け継いでいく存在)
{/netabare}
なのと同様に、
作中の現実と各キャラの頭の中のことが入り乱れ、
ドロドロ溶け合っていくような不思議な映像。
見ているうちにその境目が分からなくなり、
次の回になってやっと、
「前回のアレは作中の現実だったんだ」と分かるような。
いつ「あれは嘘だよーん」と言われるのか、ビクビクしながら見ていた。
そういえば今監督の『千年女優』もそんな感じだった。
得意なテイストだったのかな?

投稿 : 2016/02/18
閲覧 : 286
サンキュー:

8

さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

世界館や音楽は割と好きなんですが途中絵がダメなところがありくじけそうになりました(-。-;
一話目からルポライター気持ち悪い。気持ち悪いというのも魅力の1つでしょうか。
最終話は謎も解けますし1クールなのでサクサクみれます。

投稿 : 2016/02/18
閲覧 : 234
サンキュー:

1

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妄想代理人のストーリー・あらすじ

『妄想代理人』(もうそうだいりにん)は、マッドハウス製作の今敏監督によるアニメ作品。
疲れた現代社会を癒す人気キャラクター「マロミ」をデザインした鷺月子は、ある夜、通り魔少年バットに襲われた。
突如世間に現れた少年バットは次々と人々を襲いはじめ、市井の人々を恐怖へと陥れていく。しかし、幾人も被害者が出、多くの目撃者がいるにも関わらず、少年バットは一向に捕まりそうになかった。刑事猪狩慶一と馬庭光弘は捜査を進める中、被害者の持つ不思議な共通項に辿り着くのだが…。
(TVアニメ動画『妄想代理人』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2004年冬アニメ
制作会社
マッドハウス
公式サイト
www.mousou.tv/
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A6%84%E6%83%B3%E4%BB%A3%E7%90%86%E4%BA%BA

声優・キャラクター

能登麻美子、桃井はるこ、阪口大助、飯塚昭三、関俊彦、槐柳二、京田尚子、内海賢二、陶山章央、山口眞弓、中嶋聡彦、水樹奈々、藤原啓治、三石琴乃、津村まこと、郷里大輔

スタッフ

原作:今敏、 総監督:今敏、シリーズ構成:水上清資、キャラクターデザイン:安藤雅司、美術監督:池信孝、色彩設計:橋本賢、撮影監督:須貝克俊、編集:瀬山武司、音楽:平沢進、音響監督:三間雅文、音響効果:倉橋静男

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