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「るんは風の中(OVA)」

総合得点
計測不能
感想・評価
5
棚に入れた
15
ランキング
7719
★★★★☆ 3.5 (5)
物語
3.5
作画
3.5
声優
3.7
音楽
3.5
キャラ
3.4

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るんは風の中の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

ちょっぴり切ない恋物語と思っていたら

少年時代に原作の短編マンガを読んだ時はポスターの少女が好きになった少年の切ない恋物語と思っていただけにアニメを観たら、サイコホラーっぽい内容で衝撃を受けた。

何より主人公が精神異常の状態になって、周りからズタボロにされるばかりか自身も追い込まれてとんでもない行動を取ったりと悪循環に陥っているところは見ていられないものがありましたね。

また、ポスターの少女のモデルを探す為に会社に凸し、会社の社員もペラペラと個人情報を話したりと大らかな時代だなと感じる反面、そら恐ろしいものがありました。

投稿 : 2022/09/18
閲覧 : 111
サンキュー:

2

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

ペラペラの彼女

またレビューのない作品にかきこんでみる

風変わりだけどオーソドックスな作品だった…
手塚治虫原作。作品自体は没後の1985年作のOVA。

一年前は成績優秀だったのに、なんだか成績が落ち、担任がかける言葉もクラスメイトの笑いも勘に触るようになってしまった少年の話。自分だけがこのくだらない世界に馴染めやしないんだ…畜生どもめ…!とやさぐれた気持ちで歩いていたら、ガード下に貼ってあった一枚のポスターが輝いて見える。
ポスターの中には笑顔のセーラー服の少女の姿。彼がすっかり魅入られ、話しかけると、麗しい声が返ってくるではないか!このペラペラな彼女、会話ができるのだ。
いそいそとポスターをはがし、自宅へ持ち帰り一緒に生活しだすのだが…

「るん」はポスターの文句の一部から取って名付けた名前。
帰れば彼女が居てくれる。それだけで楽しく生きられる気がしたものの、夢中になるあまり現実の都合が目に入らなくなり、周囲から浮いてどんどん変人扱いされる。このへんの混乱が痛くて笑える。
学校にまで彼女を連れて行っちゃってポスター盗られたり、
この彼女が「変な人が私を見てるの」と怯えるので外を見ると選挙ポスターがあって、彼女のために少年は塗りつぶしに行ってこっぴどく叱られたり。
そんなこんなで問題ばかり起こして、ひとり親の父との仲も荒れてくる。

「ぶら下がり健康機」が少年の部屋にあって、時代を感じさせる〜と思ってたら、
もう世の中が嫌になった少年が、ぶら下がりのバーの部分におもむろに縄をかけて…。あの手…手塚治虫的なモチモチしたクリームパンみたいな手でクルリと上手に輪を結ぶ作画さばきに、う わ ぁ〜と…なったその時、ペラペラのポスター少女が必死でとめにかかった。

やめてやめて!やめてくれないなら私を破り捨ててからにしなさいよ!あなたのそんな姿みたくない!弱虫!なにか目標をもって行動してみなさいよ!どこかにいる本物の私を探してみなさいよ!

思ってもみなかった提案に、少年は少女の実像を探すことを死ぬまでの「暫定目標」として動き始める。
一転して「会えたらこんなこと言っちゃおう…(@ ´ ρ ` @)ウクク」と浮かれだすんだけど

これまでの独りよがりな空気から、先がこわい。見つかっても一方的な想いを拒否されたらどうするんだよ。クリームパンみたいな手で今度は何をするつもりだよォー( ;´Д`)

ここからすんなりとは少女の居場所が掴めず、猶予の日々の中で少年は、多少の目線の変化や時の過ぎる意味を感じ取ったりする。
やがて少女本人と会える日が来るのだが、拒否はされないかわりに意外な事実がわかる…

という風変わりなボーイミーツガールもの。
最後はアッサリ爽やかで、中盤のハラハラさからすると「ア?´д` そうなるん。よかったね」ってオチでした。

わかりやすく「二次元の夢に閉じこもってないで現実にでようぜ!」っていう内容ですが、現実として描写される彼氏彼女もクリームパンみたいなワケで、あんまり現実味ないワケで、混乱部分を笑う作品でしたるん。

投稿 : 2013/12/21
閲覧 : 335

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2014/07/20
閲覧 : 145

るんは風の中のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
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るんは風の中のストーリー・あらすじ

巨匠・手塚治虫の同題短編を原作としたファンタジックラブストーリー。完成は85年だったが、「手塚治虫アニメーションワールド」のOVAとしての刊行は手塚が没した89年に入ってからであった。 高校生の少年・豊田明(アキラ)は友だちがいないため孤独な日々を過ごしていた。そんな彼は町で見かけたポスターの写真に映っている美少女に淡い恋情を抱く。名前すらわからなかった美少女に「るん」と名づけ、アキラは彼女との生活を夢想するようになる。やがてポスターに映っている本物の「るん」を探しはじめるアキラだったが。 本作の制作は手塚プロダクションによるもので、監督も手塚自身が担当。当初は『ライオンブックス』というオムニバス形式のストーリー仕立てによるTVシリーズの一編として放送することを想定していた。(OVA『るんは風の中』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
OVA
放送時期
1985年1月1日

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