当サイトはアリフィエイト広告を利用しています

「蟲師(TVアニメ動画)」

総合得点
88.4
感想・評価
1960
棚に入れた
10494
ランキング
114
★★★★★ 4.1 (1960)
物語
4.3
作画
4.2
声優
3.9
音楽
4.0
キャラ
4.0

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

レビューを絞り込む
☆の総合評価
文字数
サンキュー数
視聴状況
表示形式
キーワード
この条件で絞り込む

蟲師の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

刻様(こくさま) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

蟲師✧見た感じ(koku✱96)

独特の世界観が素晴らしい
ファンタジーであり 現実的で 妙に寂しかったり静寂で心が温まるような
なんとも言い難い作品

「生きるのための力のせめぎ合い」
「常に共に生きている」
そんな印象

蟲の絵柄は ちょっと見れば可愛くて でもちょっと気持ち悪くて
ほんの少しグロい でもグロすぎないし
背景が幻想的でありながら現実的な緑を多くつかっているせいか
蟲がいても違和感がない世界観
とても綺麗です

お話は一話完結型
主人公ギンコは毎回 蟲のトラブルと遭遇し解決し
その結果はギンコが どちらにも肩入れしないから
どんな結果であっても なんとなく一つの結果として静かに受け入れてしまう作品なんじゃないかなって
人間側のバットエンドでも ほっこりすることでも
どこかで そんなことありそうで ちょっと怖いですね

ギンコの幼少期のお話が特に好きでした
そこにでてくるヌイの印象が個人的に好きで
そして語り掛けるように話す内容がとても心に残りました
{netabare} 「蟲というのは、時にひとに悪影響を及ぼすが、それは蟲のせいではない
全て蟲が悪い訳ではない」 {/netabare}

あとはそうです
化野とギンコのお話が好きです
親交が深いので砕けた話し合いがなんだか楽しいです

{netabare}ギンコの手荷物に興味をもっていたり、珍名などを求めてトラブルに見舞われてギンコが解決みたいなこともあったけど
ギンコもギンコで偽物を売ったりしていたので案外お互い様なのかもw
{/netabare}

ナレーションも最高ですね
この作品にとってはなくてはならないものです
雰囲気がすごいあってるとおもいます

あとはでてくるキャラたち
みんな同じ顔に見ます わざとなのかな?
でもみてほしいです
動作がとても美しいです 特に女性
和服その裾を触る仕草 髪を梳かす仕草 すごくかわいくみえます

OPもEDもよかったです
EDが特に好き 作りこみが凝ってていいですよね

この世界観が静寂という雰囲気ですかね?
好きな方は嫌いにはなれず 悪いとこが見つからないくらい
いい作品だとおもいます

投稿 : 2017/10/09
閲覧 : 294
サンキュー:

13

ネタバレ

srkEI83645 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

考えさせるアニメ

言い伝えや生物の生態など上手く蟲というモノに落とし込んでいる。
人間に危害を加える蟲でも蟲には生存本能であってどのように共存していくのか
現実で問題になっている事象を考えさせられる作品

投稿 : 2017/09/07
閲覧 : 211
サンキュー:

5

モウ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

隠れた名作

私自身昔から一話完結ものが好きで
この作品も前から大好きなものです。

大人でも十分に楽しめるアニメだと思います。

ギンコさんの昔話はどの話だったのか
もはや行方不明なのです。。。

投稿 : 2017/08/01
閲覧 : 257
サンキュー:

15

Familiar さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

率直にこれは芸術作品

 
 (※コメント編集中)

 物語性は1話完結型。主人公は各話の人や場所、情景の物語に関わる形で話が進んでいく。幽霊や怪奇、未解明のものを"蟲"というものに隠喩し迷信のようなものを上手く表現している。私の心を虜にしたのは、この作画と音ではないだろうか。作画はキャラクターに関して言うと割と普通。しかしこの蟲師という自然の世界を構成する上での美しい背景は圧巻で、色も緑であれば、唯の緑ではなく、森の緑、草の緑、山としてみる緑のように本当に美しいのだ。そしてなんといってもこの音だ。私は音に関して他の人よりも過敏に反応する人間だが、一つ一つの音がとても丁寧で聴いていて心地よい。そして心が置き去られる様な曲は見終わった後にホッと一息ついて余韻に浸りたくなる様なそんな何かがそこにある。私的にはOPで心を落ち着かせて話に静かに入っていくスタイルが気に入っている。最後にキャラクターと声優だが、アニメをあまり意識させないような作りで、キャラクターは皆何か陰を感じる...それは良い悪いではなく、人間らしい陰だ。声は上記の音との相性がとても良く、喋るというより呟くだったり声を漏らすが近いような1対1で話を聴いているような演出だ。
 アニメーションという形態をとった芸術作品として鑑賞するような気持ちで観ると良いかもしれない。是非とも空気感を楽しんでもらいたい。

 

投稿 : 2017/06/06
閲覧 : 203
サンキュー:

9

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

最高でした。

1話完結系はあまり好きではなかったのですが、非常にキャラや作画、自然懐かしさ思わせるBGM、内容にはまってしまいました。即お気に入り追加しました。

投稿 : 2017/05/25
閲覧 : 187

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

今宵は蟲と共に冥界の淵を眺めようではないか

原作は漆原友紀が月刊アフタヌーンに連載、2008年に連載終了したが、特別篇なども発表されている

舞台となっているのは19世紀の日本らしき世界で、日本海側っぽい描写が多い
日本が鎖国をしていたのは江戸中期まで、以降は特に日本海側は無法地帯で、大陸の品物が入るため表日本と呼ばれていたらしい
幕府も黒船来航以後は横浜で開国に踏み切っている
ちょんまげの人間が登場しないことから、明治維新後とも考えられる

主人公ギンコの風体はゲゲゲの鬼太郎のアダルトバージョンと言う感じで、蟲退治の専門家にふさわしい
物語の中で蟲は退治すべき悪とは描かれず、自然現象の一つであり、人間との共存が望ましいとされる

ゆるやかに流れる時間、厳しい自然環境、無力ながら生命を謳歌する人間、蟲は時には病となり、時には光となって物語を彩る

この作品は静かに一人の時間をくつろぎたい人にお勧めしたい
特に盛り上がりがなくとも2期が制作され、こんなに高評価を受けたのだ
偶然もあるだろうが、望んでいた人が多かったことも確か

この私も1期2期全話ゆっくりと楽しい時を過ごしたのだから
お茶を用意してリラックスできる椅子で誰にも邪魔されずに観たい作品です

投稿 : 2017/05/23
閲覧 : 362
サンキュー:

27

totehi さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

凄く好き

1話1話面白くて切ないような物語でいて良かったです
見ていてなんか昔の人の生きる大変さを見ていた気がします
時間があればもう一度見返したい

投稿 : 2017/04/14
閲覧 : 213
サンキュー:

7

ネタバレ

4423 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

唯一無二の雰囲気を持つ名作アニメ

およそ遠しとされしもの

下等で奇怪

見慣れた動植物とはまるで違うと思しきもの達

それら異形の一群を、人は古くから畏れを含み

いつしか総じて「蟲」と呼んだ。


漆原友紀による漫画「蟲師」をアニメ化した作品。

この物語の「蟲」という存在は、現在この地球上に存在している私達の身近にいる「虫」とは異なる存在であり、この作品における重要なファクター。

その「蟲」を専門として扱う職業の人々の事を「蟲師」と呼ぶ。
彼らの仕事は
「蟲」に関する様々な事象を研究し
「蟲」に魅入られてしまった者を助ける
言わば「蟲」専門の研究者・医者である。

そんな素敵な職業が存在する物語の主人公が「蟲師」でないはずがない。
{netabare}
主人公は旅をしながら「蟲師」の仕事をしているギンコ。
彼の第一印象は、どこか淡く、柔らかな、この作品の雰囲気によく似合う良いキャラクターだと思った。
しかしよくよく考えると周りの人物は皆和服で黒髪、町並みは日本の明治時代の様。
その中に唯独り洋服を着こなし、白髪で緑眼の男。明らかに浮いている。
私は何故ギンコだけこんなに異質な格好をしているのだろうかと考えた。
その結果は「ギンコは未来人で、ある蟲の力によってタイムスリップしてきてしまった、蟲師なのだろう。」というとんでもないSFチックな結論に至った。
そんなマヌケな考えも後に「眇の魚」を観て完全に葬り去られたのだが。

しかし髪の色、瞳の色は説明されたが、洋服については未だ謎のままで自分なりにもう一度考えてみた結果。
洋服は私達とギンコを繋ぐ重要なファクターの一つなのではないだろうかと思った。
ギンコ唯独りだけが洋服なのではなく私達読者、視聴者も同じく洋服を着ている。
作中ギンコだけが洋服を着ている事で、他のキャラクターには存在しない、私達とギンコだけにしかない特別な共通点を作っている。
そうすることで「蟲師」の世界に対しての、唯一洋服を着ているというギンコだけの異質感が、外側の異なる世界から覗き見ている異質な存在の私達と重なる。
言うならばギンコは私達の案内人のような存在で、私達はギンコを通すことで「蟲師」の世界を解り易く、より魅力的に観ることができている。

私達は「蟲師」という不思議な物語の世界に何の知識も持たずに入り込んでも
そこには「蟲」と呼ばれる得体の知れない存在達がいるにも関わらず、いつも心のどこかで安心して観ていられたのは、ギンコという案内人が見慣れた洋服を着て迎えてくれたという暖かさのおかげだったのかもしれない。
{/netabare}

投稿 : 2017/04/09
閲覧 : 444
サンキュー:

23

ネタバレ

チョコ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

味わい深い物語です^^*

蟲師として旅しているギンコの物語です!
一話完結で途中から見ても見やすく、毎回胸に染みる名作でした!*ˊᵕˋ*
映像も綺麗で漫画の世界をよくここまでアニメにいい形で制作されているなと驚きました!

少し昔風の村人たちが、なんとも言えなくて好きです!
色んなものを蟲として扱っている所がなるほどー!これも蟲の仕業なんだな!と、どんな風に退治するのか楽しみでした!(´▽`*)

投稿 : 2017/03/22
閲覧 : 334
サンキュー:

48

ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

蟲という《怪異》にまつわる、とってもダウナーな《人情ばなし》

日本的な世界を舞台とした《怪異》譚ということで、先日1期だけ完走した『夏目友人帳』と前後して視聴してみました。
が、『夏目』の方は、ほのぼのとした温かみのある《人情ばなし》で、視聴がサクサクと進んだのに比較すると、本作の方は、とってもダウナーな(=気分が滅入ってしまう)作風で、視聴がなかなか捗(はかど)らず困ってしまいました。

確かに、本作も『夏目』に優るとも劣らぬ脚本の見事さで、どの回もそれぞれ見所があって楽しめたのですが・・・
私の場合、本作の主人公が働きかける対象が、"蟲"という基本的に{netabare}人とほとんどコミュニケーションを取らず(話によっては蟲が話し出すこともあります)、何を思っているのかはっきりしない謎の存在(《低級怪異》とでもいうべきもの){/netabare}であることから、おそらく『夏目』の視聴時と違って、怪異の側に感情移入して、共感を持ったり反感を持ったり、ということが難しかったのが、視聴に難儀した原因と思います。

但し、作品世界の造り込み自体は『夏目』以上に見事だと思って、毎話唸りながら見ていたので、本作の暫定的な個人評価を、『夏目』と同点の ★ 4.1 としました。

続章および未視聴の特別篇2本についても、しばらく時期を置いて視聴してみたい作品です。


◆作品別評価

(1) 蟲師           ★ 4.1 (26話)
(2) 特別篇1 (日蝕む翳)  ☆ 3.9  (1話) ※実質2話分
(3) 蟲師 続章(分割1期)  ※未視聴 (10話) 
(4) 特別篇2 (棘のみち)  ※未視聴  (2話) 
(5) 蟲師 続章(分割2期)  ※未視聴 (10話) 
(6) 特別篇3 (鈴の雫)   ※未視聴  (1話)        
----------------------------------------------------
総合            ※未評価 (46話+実質5話分=51話相当)


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

============ 蟲師 (2005年10月-2006年3月、2006年5-6月) ============
{netabare}
第1話 緑の座 ☆ ※人情ばなしか?
第2話 瞼の光 ☆ 
第3話 柔らかい角 ★
第4話 枕小路 ★
第5話 旅をする沼 ★
第6話 露を吸う群 ★ 生き神様の少女の話
第7話 雨がくる虹がたつ ☆ 橋大工の話
第8話 海境(うなさか)より ★
第9話 重い実 ★ 
第10話 硯に棲む白 ★
第11話 やまねむる ★ 老蟲師ムジカ、主(ぬし)の交代
第12話 眇(すがめ)の魚 ★ 銀髪・隻眼の女(ぬい)、隻眼の魚、常闇、ギンコ
第13話 一夜橋 ★ 谷戻りの女(偽蔓(にせかずら)に乗っ取られた女)
第14話 籠のなか ★ 白竹 
第15話 春と嘯く ★ 蟲の見える少年
第16話 暁の蛇 ☆ 記憶を喰う蟲(かげだま)
第17話 虚繭(うろまゆ)取り ★ 虚守(うろもり)兎澤綺(とざわ あや)、双子の姉緒(いと)の失踪、虚穴
第18話 山抱く衣 ☆ 衣絵師
第19話 天辺の糸 ★ 迷い星(天辺草)に触れた娘(ふき)
第20話 筆の海 ★ 金種の蟲を封じた娘(狩房淡幽)、狩房(かりぶさ)文庫
第21話 綿胞子 ★★ 子供の形をした蟲、ギンコ負傷、知恵を備えた蟲
第22話 沖つ宮 ☆ 胚に戻る島(生み直し)、生き物の生きた時間を喰う蟲
第23話 錆の鳴く聲 ☆ 錆に蝕まれた村、口を訊かない娘
第24話 篝野行(かがりのこう) ★ 女蟲師(やはぎ)の守る村、野焼き、蔭火(かげび)
第25話 眼福眼禍 ★ 幻の蟲(眼福)、蟲師の娘(あまね)、琵琶弾き、千里眼
第26話 草を踏む音 ☆ 渡りと主(ぬし)の子、光脈筋の終わり ※ギンコの少年時代のエピソード{/netabare}
--------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)17、☆(並回)8、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.1

OP 「The Sore Feet Song」


============ 蟲師 特別篇 日蝕(は)む翳(かげ) (2014年1月) ==========

全1話 ☆ 3.9 {netabare}日食を終わらせない蟲(日蝕み)、双子姉妹(ヒヨリ&ヒナタ){/netabare} ※約45分(実質2話分)


※以下、未視聴
{netabare}
================= 蟲師 続章 (分割1期) (2014年4-6月) =================
{netabare}
第1話 野末の宴
第2話 囀る貝
第3話 雪の下
第4話 夜を撫でる手
第5話 鏡が淵
第6話 花惑い
第7話 日照る雨
第8話 風巻立つ
第9話 潮わく谷
第10話 冬の底{/netabare}
--------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)0、☆(並回)0、×(疑問回)0 ※個人評価

OP 「SHIVER」

=========== 蟲師 続章 特別篇 棘(いばら)のみち (2014年8月) =========
{netabare}
前編
後編{/netabare}
--------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)0、☆(並回)0、×(疑問回)0 ※個人評価

================ 蟲師 続章 (分割2期) (2014年10-12月) ================
{netabare}
第11話 草の茵
第12話 香る闇
第13話 残り紅
第14話 隠り江
第15話 光の緒
第16話 壷天の星
第17話 水碧む
第18話 雷の袂
第19話 泥の草
第20話 常の樹{/netabare}
--------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)0、☆(並回)0、×(疑問回)0 ※個人評価

OP 「SHIVER」

============ 劇場版 蟲師 続章 特別篇 鈴の雫 (2015年5月) ==========

全1話 {netabare} {/netabare}{/netabare}

投稿 : 2017/03/20
閲覧 : 508
サンキュー:

41

567 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

短編集ですが

1つ1つの話がとても面白く、この作品がとても好きになりました。

投稿 : 2017/03/15
閲覧 : 214
サンキュー:

7

わさビーフ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

時間の経過の中で高評価になった作品

私がこの作品を見たきっかけはオダギリジョーさん出演の実写版「蟲師」
こちらを先に観てしまい、漫画は勿論アニメでもあるってわかった日にゃー
見る順番を間違えて蟲の病気になったのかと思いました(笑

そてそて何だかんだ言いつつ幸運にもリアルタイムで少し鑑賞しています。
その当時の記憶を辿りながらですがさほど印象深い作品では決してなかったです
時が経ち改めて見るとようやくこの作品の良さが分かる
そういった部類の作品ではないでしょうか?

独創性というジャンルがあったとしたら間違いなく蟲師は上位に入る作品といえます。
あの何とも言いようのない不思議な世界観で主人公ギンコが送る日常系の物語
今でしたら蟲師が名作とわかります。

見ていない方がいたら見て欲しいなぁ~

投稿 : 2017/03/04
閲覧 : 354
サンキュー:

31

オブ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

大好き

観ないなんて勿体無い
何度観ても良い

音楽、作画、物語、キャラ、声優…
ほんと原作の世界観をアニメにしてくれてありがとうとスタッフに言いたい

投稿 : 2017/02/13
閲覧 : 189
サンキュー:

7

ほほほい さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

日本昔話、大人版

ノスタルジックな雰囲気がなんか日本昔話と似てて、日本昔話、大人版と感じて見ていました。音楽もちょっと切ない物語も絵も。。全て良し。

基本、一話完結もので、ギンコっていう男が「蟲」という精霊みたいなものが引き起こす(人や自然に与える)現象と対峙します。いつ、最終回でもいいんだけどど続が気になるアニメ。

そういえば一度、合コンで「でさぁ、俺、全くアニメとか興味ないんだけどさぁ(大嘘)。。。。蟲師っていうアニメをたまたま見たんだけど。。。」とオサレな感じをアピールしたことありました。そんなアニメです。

投稿 : 2017/02/11
閲覧 : 146
サンキュー:

8

remma さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

背景好きにはたまらない。

テンポの早いアニメが好きな人はあわないかもしれない。
これはまったり楽しむものだと思う。

自然現象や身近にひそむ蟲と人間との関わりの話。
江戸時代の田舎のような世界観の中、蟲師のギンコは村を渡り歩いていきます。

見所は、まず背景の美しさ。自然物が多く出てくるのですが、それが普通に絵画として飾りたいほどに丁寧で細かい。「鏡ヶ淵」の湖面、「日蝕む翳」の白花畑は一見の価値あり。

Edが毎回違う、それもインストのみのアニメは珍しいのではないでしょうか。各話のイメージに合う曲がエンドロールをバッグに流れるのでいつもEdの余韻が楽しみでした。私のお気に入りは「露を吸う群」です。

投稿 : 2017/02/04
閲覧 : 206
サンキュー:

11

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

およそ遠しとされしもの

下等で奇怪、見慣れた動植物とはまるで違うと思しきもの達

それら異形の一群を、人は古くから畏れを含み

いつしか総じて「蟲」と呼んだ。


蟲と人との橋渡しを務めるのが蟲師と呼ばれる者たち。

飄々としていながら思いやり深く、蟲という存在に畏敬を抱きながらも油断せず、抜け目無く賢く振舞うやつ、それが本作の主人公ギンコという男。

ギンコを見ると医者っぽい事を生業にしている所や風貌から、私は手塚治虫先生の往年の名作漫画の主人公ブラックジャックを思い出します。ただギンコの場合、専門は人でなくて蟲、死生観についても生を全肯定するBJよりかはいくらか中立の立場。死を自然の営みの一部として受け入れている所がやや違います。死を退けるのが彼の務めではなく、自然の中に見られる生と死の均衡を観察し研究している様でもあり、※1箱を背負って山野を旅する姿はさながら修験者の様でもあります。

本作で描かれる"蟲"は妖怪や幽霊、はたまた※2細菌やウィルス、あるいは両者のイメージを掛け合わせたもの。そんな風に私の目には映りました。幻の様に姿を見え隠れさせたり、人の体に入り込み奇病を起こしたり、誰もがその存在を認めざるを得ず、それでいて誰にでも見えるわけではない曖昧模糊とした存在。そんな蟲達の起こす事件を解釈し解決するのが蟲師ギンコの仕事です。

作中世界観において、蟲の存在が専門家である蟲師以外の人々にも、蟲師の存在とともにいくらか認知されている所にこの作品の大きな特徴があります。これは蟲が光や空気、上述の目に見えないほど小さな生き物といった、我々の住む世界にも当たり前の様に存在するものと近しいもので、その延長上にあるものという印象を強めています。命の水、生命そのものとされる光酒(こうき)もちょっと酵母のイメージに近いですね。八百万の神とも例えられ、万物に宿るとされる神道におけるカミの概念とも遠からぬ因縁があるようです。

古来から人は、あやかしの類や神隠しなどの怪奇現象を、作り話や人為的なものとは認識しておらず、それそのものと捉えていた事は伝承の中でも語られており、想像の産物としてではなく"あるもの"として受け入れられていた事が知られています。

これは室町時代に起源を持つという百物語の様に、肝試しまたは余興として語られた御伽噺(おとぎばなし)の類とは袂を分かつもので、古事記や伝承文学の説話集として名高い(最近知って読んだんですけど)柳田國男先生の「遠野物語」などでも"事実"として語られている所からも分かります。

民間伝承に残る実際の怪異の真相については知るべくもありませんが、それはそれとして、本作「蟲師」で描かれる数々の蟲にまつわる出来事についても、淡々と語られ、静かな結びの下りとなるところなどがそれらの特色に近く、けれん味や肝試しの要素を盛り付ける怪談物語とは異なった趣があります。子供の頃に聞いた昔話に抱く親しみやすさや、それを懐かしむ気持ちを思い起させる所為か、不思議なリアリティがあり、観ている内に作り物としての印象が段々と薄らいでいき、そして終幕は、語り部が結びの文句を詠う様に、ゆっくりと夢が覚めてゆく様に、いくばくかの余韻を残しながら物語は閉じてゆくのです。やや恐ろしげながら心地良く韻を踏んだ、土井美加さんによる深みのある語りからも、視聴者を作品世界にいざなう魅力がしみじみと感じられるのではないでしょうか?

ただ人物の描写について、現代の私たちがすんなりと共感出来る程に洗練された倫理観、礼儀正しさを供えていて、人情豊かな性格が多く描かれている点が気になりました。安心感がある様でもあり、違和感がある様でもあり、どっち付かずの印象が残ります。書に記録されている江戸時代~明治時代にかけての東北地方の僻地に住む人々(マタギとか)の性格描写には※3極度に排他的だったり暴力的だったりするものも見受けられるので、それで若干の引っかかりを覚えてしまったのかも知れません。

「蟲師」では舞台背景が明確に提示されていないので、現実になぞらえる必要は無いのですが、文明のレベルや文化の種類によって人々の認識が作られるのなら、蟲のいる世界で狩猟や漁、農耕などを生活のつてにしている人々と、文明の利器に囲まれた都会に住む私たちとでは、価値観に少なからぬ隔たりがあるはず‥ごろつきや悪漢の類を登場させるのは論外ですが、ファンタジーの性質を欠けの無いものとする為には何らかの差別化が必要だったのではと思ってしまいました。

表層について、人々の服装が着物である事、金銭のやり取りの描写が殆ど無く、物々交換が頻繁に行なわれる事、子供でも酒を口にする描写がある事など、昔話の性質を十二分に引き立てており見事な演出でした。旅人が一夜の宿を求めて民家を訪れるという、昔話では御馴染みの語り始めがちらほら用いられているのも物語に入り込み易くていいですね。

不満がましい事もいくらか述べてしまいましたが、総じて素晴らしい作品でした。動植物に対する畏敬の念が感じられる世界観、雄大な自然の中で語られる珠玉の和製ファンタジー是非ともご堪能下さい。


※1:木箱に肩帯が取り付けられたもの。修験者の背負う笈(おい)よりも行商人の背負い箪笥に近いデザイン。蟲や液体の入った小瓶とか薬草とかが入っている。リュックよりも重そうだけれど、小さな引き出しがたくさん付いていて必要なものをさっと取り出せる。洋服を着たギンコのしょってる姿が面白い。

※2:細菌とウィルスはかなり異なり、細菌は単体でも生物としての機能を果たすため、無生物にも取り付いて増殖出来ますが、ウィルスは生体の助けを借りなければ増殖出来ません。本作に於ける蟲は"者"と"物"の間にいるものとされているので、どちらかと言うとウィルスに近い存在と言えるのかも知れません。‥蟲は蟲ですね(笑)

※3:怪しい身なり見慣れぬ風体の人物がいたら、人外のものと疑い、取り敢えず銃で撃ってみるとか、かなり酷い行動も見受けられる。

※レビュータイトルおよび冒頭は本編ナレーションより引用させて頂きました。

投稿 : 2017/01/21
閲覧 : 564
サンキュー:

47

superior さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

1話完結で綴る物語

怪奇現象を題材にするアニメは他にもあるが、このアニメは一線を画すものだと思います。「怪異」「妖怪」「もののけ」「心霊」など怪奇現象を表現する手法は沢山ある中で「蟲」をチョイスする作者のセンスに脱帽です。

簡単に言うならば「蟲の知らせ」という言葉を上手に具現化しています。
他の怪奇現象を題材にしているアニメより怪奇現象を自然に扱っており古来から伝わる日本の言葉文化にも通じる内容にもなっていると感じます。

投稿 : 2016/12/25
閲覧 : 188
サンキュー:

5

ネタバレ

いしゆう さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

昔の日本 蟲と蟲師の 奇妙で不思議な物語

あらすじはあにこれを参照ください
放送時期:
1話-20話 2005年10月~2006年3月 
21話-26話 2006年7月~8月

〇蟲師
日常の中 生き物と共生している 蟲 
( 自然現象 精霊 幽霊 妖怪 誰もが見えるものではない何か )
そんな蟲と蟲師( 研究者 医者のような人 )との奇妙で不思議な物語

作品を選ぶ基準って何ですか? 
色々あるけど タイトルも一つの判断基準になりませんか?

”蟲師” 虫が嫌いなわたしは 今まで 自然と避けていました
このタイトル どう思います? わたしと同じ人いますか?

でも 大丈夫! 安心して♪ 虫は出て来ません♪
大事な事なので もう一度繰り返します 虫は出ません! 

タイトル:蟲師※虫は出ません ←これならどうです?


蟲って漢字 普段使いますか
わたしは 風の谷のナウシカで登場する”王蟲”くらいしか知りません。

虫と蟲 調べると  
虫は 昔ヘビを意味するものだったとか
蟲が本来の ムシで
旧字体から新字体への移行で変わったとか 意外と深いです

確かに 蟲って 今の虫とは 違い なんかウジャウジャしてるイメージ
画数多くてめんどくさいし 今の方が楽だし イイかなって♪


〇背景
時代設定は いつでしょう 
和装/着物を着ている時代 
背景は 電灯もない昔の日本の風景が広がっています
( でもなぜか ギンコは洋服を着ているんですよね )

そんなノスタルジックな日本の風景と色鮮やかな日本の四季 
そこに 幻想的で不思議な 蟲が存在する世界観は まさにファンタジー
なぜだろう 言葉ではうまく表現できませんが 美しいと感じました。

 
〇物語
不思議/奇妙 普通この手の作品って 
主人公の身の回りに 不思議なことが起こるじゃないですか?
でも この作品は違います。
 
蟲と接触した人とその周りの 家族・姉妹・親子・恋人
彼らとの 色々な形の”絆” そこに 蟲師であるギンコが絡んでいきます
1話完結ですが それぞれテーマが異なり 毎回飽きませんでした。

問題の提示と 解決法を教え あとは 人生の選択を
その人たちの 意思に任せる感じ   
だからかな 物語全体的に 大人な作品 観る人を 選ぶと思います。
{netabare} 
蟲を一つの現象と考えると どうしようもない そう思います
だから物語の結末も ハッピーもアンハッピーもある  

人間と蟲 正義と悪 ではないんですよね 
単純明快 が好きなわたしには 少し もどかしかったです。{/netabare}
   

〇キャラ
主人公のギンコは まだまだ謎が多いです
( 個人的意見です 考えすぎかもしれませんが )

過去の話 交友関係 色々出てきますが 
目的はは何だろうとか ついつい深読みしちゃう

まぁ 各地の蟲と関わっているので作品名そのまま そうなんですけど
{netabare} 
作品の冒頭に流れる ナレーションの語り部 
12話で ”あっ!”ってなりました あの声 ”ぬい”だったんですね

知らないときは 少し怖い声だなって思いましたが
気付いて以降は 逆に好きになりました。  {/netabare}


〇観終わって
1話完結です 
世界観と物語が独自で雰囲気ある作品です 
内容も少し大人っぽいので 好き嫌いが分かれる作品かも
 
わたしは 連続視聴はせず お風呂で一日1話 そんなテンポで観てました

各地の蟲と出会い 人のために奔走するギンコ 
淡々と仕事をこなすけど 子供と会話するときの
あの口調 何だろう なんだか可愛くて 笑えます

蟲は 色々タイプがあって性質も異なるので( ヌシやナガレモノとか )
こういうもの!って一概に考えられず 
なんだか 良く分からなくて不思議 そんな怖さを感じました。
{netabare}
ただ ギンコが 蟲煙草 で捕まえられた蟲を観てると 
煙から抜け出そうと モゾモゾしてる姿がなんだかブサカワ♪
怖さなんて 全く感じなくなります。 {/netabare}
霧や虹などの ちょっとした自然現象 
そんな 現実の普段の生活に ひょっとして もしかしたら 
架空だけど蟲がいそう! なんて考えちゃいます♪
この辺の 雰囲気作りが とても上手な作品だなと感じました。


〇最後に 
原作は未読ですが ウィキペディアなどによると
2003年 文化庁メディア芸術祭・漫画部門優秀賞
2006年 第30回講談社漫画賞/一般部門受賞
2006年 東京国際アニメフェア
第5回東京アニメアワード・テレビ部門優秀作品賞を受賞
2007年 文化庁メディア芸術祭「日本のメディア芸術100選」マンガ部門選出

それに 実写映画 ゲームにまでなっていたんですね

個人的には 大人向けかなと感じた作品ですが
これだけ受賞している作品なので 実は一般向けなのかも・・・

 
以上 最後までお読み下さりありがとうございました。



 









 










   
 

投稿 : 2016/11/26
閲覧 : 321
サンキュー:

34

メリジェンヌ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

26話

投稿 : 2016/11/18
閲覧 : 198
サンキュー:

1

MSR2010 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

大人向け?!

全体の雰囲気?流れ的なものとして 近いのは、夏目友人帳かな。
蟲と言う禍々しい物を 題材にして 人の生活全般や人同士や人と自然の繋がりを描いた良い作品だと感じました。
派手な戦闘は ほぼ皆無。
あくまで知性的に完結して行く様は、感動すら感じさせると共に 見るものに問題定義をしてくる回もあり、自分は、十二分に楽しめました。

投稿 : 2016/11/13
閲覧 : 238
サンキュー:

6

湯印 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

淡い、仄か と感じる

普通のアニメでは線がはっきりしている。
ものを動かす動作を強調した為に線をはっきり描くようになったらしいが、この作品にはあまり無いと感じる。
確かに線で描かれているものもあるがこの作品は境界があまり無い。
霧のように薄ぼんやりとした描写が多く、日本画のように墨で描かれたような淡さ、仄かさを感じ取れた。

投稿 : 2016/11/12
閲覧 : 154
サンキュー:

7

taro さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

現代版 昔話

全体的なシュールな雰囲気と?現実的な要素がウマく調和して、バランスがとれた要素は、素晴らしいですね。音楽で言うならジャズのようなアニメ 好みの問題かな?w

投稿 : 2016/10/30
閲覧 : 188
サンキュー:

8

BLUEskY さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

独特の雰囲気。HAPPY ENDでもBAD ENDでもない…

ここまで独特の雰囲気がある作品は他にないぐらい蟲師ならではの空気感がある。

基本一話完結だが、思い返した後ここまでそれぞれの話を覚えていた作品はあまりないと思う。(攻殻機動隊以来)

HAPPY ENDともBAD ENDとも言いがたいなんとも言えない終わり方をする話がいくつもある。そこが蟲師の面白さのひとつだと思う。


好き嫌いは分かれると思うが、ここまで完成度の高い作品はなかなか少ないので是非一度観てほしい。

投稿 : 2016/10/25
閲覧 : 157
サンキュー:

9

K.Takamasa さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

視聴中「蟲師」

人間よりも、何者よりも原始的な存在、蟲。
霊的な存在と思ってもらった方がここでの説明ではわかりやすいかと。
故に限られた人でしかその存在を認識できない。
色々の根源にその蟲が関係しており、主人公はそれを駆除する人。

めちゃくちゃ簡単に言うたら
霊的な存在の蟲を霊媒師的な存在である蟲師の主人公が解決(駆除)していく。


一話完結型のアニメとしてはかなりの完成度かと思います。
それに製作側の頑張りが凄く良く見えてきます。
一話一話丁寧に作られていて、短編のアニメ映画を毎回見ているようです。
日本の明治あたりを舞台にしているようで
その雰囲気に合致した背景・人物描写の作画はとても良いと思います。
今のデジタルなそれは其れは綺麗な画が主流の昨今ですが、
波に逆行したいい味を出している作画です。

投稿 : 2016/10/02
閲覧 : 157
サンキュー:

6

weds さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

漆原友紀さんの雰囲気がよく残ってて好きでした

親が漆原友紀の漫画が好きだったので中学くらいから蟲師読んでました。原作が好きだった人が見るんじゃないかなぁ…と思いますが、原作の雰囲気がよく残ってていいと思います。音楽も世界の不思議な雰囲気を感じるようなものでした。

蟲師は謎だらけの生命体である蟲という存在についての一話、二話ほどで完結するような物語が続きます。時代は侍とかは出てこないくらいだけど、平安時代は超えてるくらい? 山間部に人々は集落を作って住み田畑を耕したりして生活をしています。基本的には蟲という存在は見えるものも見えないものもいて、怪異現象や不治の病いの原因となっているのが蟲です。
人々は長い時代で経験的に技術と知識を培ってきており蟲師と呼ばれる職業があり里に住んだりあちこちを旅して回ったりしています。
ですがその対処法や性質は完全には分かっているわけでなく、蟲は益となることも害となることもある「奇妙な隣人」といった関係です。

そうした設定からわかるように理屈で楽しむというより蟲と蟲師が織りなす不思議な世界観や私の場合それを描く絵を楽しむようなタイプです。萌だったりの要素はないです。
ですのでアニメ化のときその雰囲気をどこまで残せるかがポイントだったのですが、私はかなり原作の雰囲気を残してくれたと思います。ギンコは蟲を奇妙な隣人としながらも蟲と人間の関係に一定の思いを持っていることも伝わります。

これを好きになるかどうかは、これらの雰囲気が好きになるかどうかですね。合わなきゃそれはそれでしょうがないです。

投稿 : 2016/10/02
閲覧 : 183
サンキュー:

8

seiya さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

不思議な世界に引き込まれる作品

ジャンル:日本昔話のSF版とでもいいますか

物語/感想
昔の日本を旅する主人公が行く先々で起こる不思議な事が描かれた作品です。
昔の日本が題材ですが、歴史とは一部違います。また、主人公の職業も異質なものでその辺にSF要素が入っています。
話も一話簡潔でとても見やすく1話の中にちょうど良く作りこまれた話が収まっていて見終わると不思議な国を旅した感覚になれます。
とてもお勧めの作品ですのでぜひ見てください。

声優
印象的なのはナレーションで、語り手としてあえて抑揚を抑えておりとても良いです。

キャラ
主人公のキャラも話が進むにつれ自分の中でも理解度が上がっていき、最終的に好感が持てるようになり良かったともいます。

作画
とてもよく作りこまれており、引き込まれます。

音楽
とてもこだわっていることが聞くと良くわかります。音で自然の描写がされているような感じで臨場感があります。(作成側のエピソードなども調べてみると面白いかと思います。普通のアニメでは考えられないくらい気合が入っていることがわかります。

投稿 : 2016/10/01
閲覧 : 168
サンキュー:

8

あいつ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

背景の綺麗さが独特な雰囲気を増長していて引き込まれる。
基本1話完結だがその終わり方(EDへの入り)も他の人も書いている通り、余情を残したように終わるのが心地いい。
主人公の演技は賛否分かれるようですがわざとらしさがなく好きでした。

投稿 : 2016/09/03
閲覧 : 144
サンキュー:

5

ネタバレ

そうじ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

異世界!癒し

2005年秋

投稿 : 2016/08/25
閲覧 : 227
サンキュー:

1

ネタバレ

がぁべら♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

落ち着いた雰囲気のアニメです。

「蟲師」を生業とする主人公「ギンコ」が、様々な「蟲」によって引き起こされる事象に対峙していく物語デス。
------------------------------------

独特の世界観があり、とても引き込まれる作品だと思います。
大人向けの作品デス。
一話完結で、どのストーリーもある意味、昔話のようなゆったりした流れで進んでゆきます。

投稿 : 2016/08/02
閲覧 : 338
サンキュー:

9

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

原作も読まなければ

 以前から非常に気になっていた作品なのですが、今回二期が放送されるということで、急いでこの一期を視聴しました。

 最初に受けた大雑把な印象としては、夏目友人帳を思い出しました。あと、主人公が人々を治していく点からはブラック・ジャックでしょうか。さらに夏目友人帳よりも暗めの話が多いことから、地獄少女を思い出す場面もありました。

 衝撃を受けたのは、「音」です。音響がとにかくすさまじく、足音、天候、道具から出る音・・・全てが他の作品とは一線を画していて耳に心地良かったです。

 今までデ・ジ・キャラットシリーズくらいでしか名前を知らなかった増田俊郎さんによるBGMも素晴らしく、アンビエントな感じが喜多郎さんも彷彿とさせています。

 またEDの入り方が毎回絶妙でした。通常のテレビアニメのような流れ作業的に同じ曲を流すのではなく、タイミングを各話で変えるという、本編だけでかなり忙しいはずのスタッフのこだわりが感じ取れる演出でした。

 声優陣は、あえて有名なプロを使っていないところが逆に上手くハマっているような気がしました。中野裕斗さんの声は、同じく役者のかわのをとやさんを少し思い出しました。子どものキャラクターを子役が演じているという点も、個人的にはあまり好きではない演出なのですが、今作では気になりませんでした。

 そんな中、超一流声優である土井美加さんによるナレーションは、作品全体を見事にまとめあげています。

 あまり期待できる作品が少ないと思っていた2014年4月期ですが、蟲師の二期が楽しみで仕方がなくなってきました!

P.S.もちろん、その後原作は読みました。

投稿 : 2016/07/23
閲覧 : 413
サンキュー:

26

次の30件を表示

蟲師のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
蟲師のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

蟲師のストーリー・あらすじ

「蟲」(むし)は作者の創作であり、我々が一般的に知っている「虫」いわゆる「昆虫」ではない。「蟲」とは、我々の世界でいえば幽霊や妖怪のような存在がそれにあたり、霊能力者を「蟲師」(むしし)という「蟲」専門の医者、かつ研究者、退治者としている。
時代設定については「鎖国を続けた日本」、もしくは「江戸期と明治期の間にある架空の時代」といった所との事。ゆえに作中においては、登場人物は主人公を除いて全員和装をしており、登場する風景も日本の原風景を思い起こさせるようなノスタルジックなものとなっている。
本作は、「蟲師」である主人公ギンコが「蟲」により引き起こされる様々な謎を解き明かしていく物語であり、基本的に一話完結で物語が構成されている。(TVアニメ動画『蟲師』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2005年秋アニメ
制作会社
アートランド
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E8%9F%B2%E5%B8%AB
主題歌
≪OP≫Ally Kerr『The Sore Feet Song』

声優・キャラクター

中野裕斗、うえだゆうじ、土井美加

スタッフ

原作:漆原友紀(月刊アフタヌーン』講談社刊)、 監督:長濱博史、キャラクターデザイン・総作画監督:馬越嘉彦、脚本:伊丹あき/桑畑絹子/山田由香、音楽:増田俊郎、美術監督:脇威志、音響監督:たなかかずや

このアニメの類似作品

この頃(2005年秋アニメ)の他の作品

ページの先頭へ