ninin さんの感想・評価

4.0
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態：観終わった

世界は常に未知の魅力にあふれている。

原作未プレイ　全13話

全生徒が５人の女の子（無愛想で雄二に攻撃的な榊 由美子（さかき ゆみこ）、やたらと主人公に絡んでくるお姉さん的存在の周防 天音（すおう あまね）、無理してツンデレキャラクターを演じている松嶋 みちる（まつしま みちる）、無邪気な女の子で妹キャラの入巣 蒔菜（いりす まきな）、真面目で何故か普段からメイド服を着ている小嶺 幸（こみね さち））で全寮制の高校に、主人公である風見 雄二（かざみ ゆうじ）が転入してきました。普段は個性的で明るく振る舞う女の子たちは、実は人には言えない悲しい過去がある人ばかりでした。一人一人が過去と向き合い、その解決を雄二がアシストしていくお話です。

キャラクター原案に渡辺明夫さんが入っていたので少し化物語と被るキャラがいましたね。

最初はサービスシーンが多くてハーレム作品のような印象があったので視聴に躊躇していましたが、観ていくうちに少しずつ引き込まれていきました。

13話の中に導入部分と5人のエピソードを入れているので、キャラによっては展開が早く1話で終わっているお話もありました。

どのお話を焦点にするかは難しいですが、少しバランスが悪い感じがしましたね。（「えっもう終わり」という感じがしました。）

学園作品ですが、特殊な場所で、特殊な過去で、特殊な解決方法で終わりますのでこの作品は身近には感じません。

エピソードとしては、松嶋 みちるのお話が一番良かったです。（普段は残念キャラ扱いで可哀想でしたねｗ）

重くつらいお話ですが、結構見応えはありました。グロいシーンもありますので視聴するときは注意してくださいね。

ＯＰ　黒崎真音さん、ＥＤは複数の方がそれぞれ歌ってます。その中でもやなぎなぎさんの「Rainy veil」は心にグッときましたね。南條愛乃さんの「あなたの愛した世界」も好きでした＾＾

最後に、最終話も続きがあるようなニュアンスで終わっていましたが、４月に２期も決定しているようです。（『グリザイアの迷宮』『グリザイアの楽園』）