どらむろ さんの感想・評価

3.5
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態：観終わった

ラノベの異能バトル＆ハーレム。凡作だが、ユリエちゃん「ヤー」可愛かった♪

2015年冬期やたら多かった、ラノベ原作の学園異能バトルハーレム作品の一角。
「ブレイズ」という異能持ちの男女の学園で「デュオ」というコンビを組んで、学園生活送りつつ、バトルしたり軽くラブコメしたりする感じ。
ストーリー面や異能バルト面では粗が多くて期待薄か。
しかしメイン＆サブ四人のヒロイン勢の魅力は中々で、気に入ったキャラが出来た人ならば一定の満足感は得られるかも？
…私的には、銀髪ちっぱい大人しい系美少女のユリエちゃん可愛い♪
「ヤー」可愛い補正で、同期の競合作の中では一番お気に入りです。


{netabare}『物語』
とりあえず「ブレイズ」なる異能持った生徒が、学園で「デュオ」というコンビ組んで訓練したり学園生活送るお話…という認識でおｋのようです。
この手のラノベ系無数に視聴（もしくは購読）してきたならば、可もなく不可も無い設定。
異能持ちが集められて訓練させられる理由とか、一体誰と敵対しているの？とか、思わせぶりな展開続きつつ、最後まで明かされる事は無かった。

バトル面では平凡以下。
異能はあまり効果的に活かされなかったり、盛り上がりに欠けた。
何故そうする！？と色々とツッコミ所が多かったｗ
しかし一部に高速かつ燃えるシーンはあり、トールとユリエの共闘は中々。
欲を言えば「石破ラブラブ天驚拳」とか「俺の戦いだ！→ナイ、私達の戦いです」みたいなお約束の絆なノリをもっと見たかったｗ

ラブコメ面ではお約束の展開ありつつも、比較的下品になり過ぎない辺りが好感持てる。
ユリエはお人形さんみたいな可愛い系なので、割と微笑ましい雰囲気。
トールが一貫してユリエルートなのも良い。
本作の持ち味は「絆」を重視している点で、「デュオ」同士（主にトール＆ユリエ、ミヤビ＆トモエの2組）の交流や絆が構築されていく展開は中々良かったです。
ミヤビ＆トモエ組は百合…とまではいかないが女子同士の絆良し。
トールとユリエは一貫してベストパートナーで、強敵と共闘する過程で互いへの想い強め、ラストは結婚式の宣誓めいた誓い立てるのも好感持てた。

総じて
異能バトル＆ハーレム系としては凡作、ストーリー面は期待薄だが最低限の分かり易さはあり。
とにかく「ヤー」なユリエちゃんに萌えるアニメでした♪
物語評価は本筋ストーリーに難あり、キャラ萌えと割り切れば中々。
結構楽しめたので、好意的な評価です。


『作画』
キャラデザは可も無く不可も無いラノベ絵だが、十分以上に可愛い。
銀髪のユリエちゃんは萌える。
バトルシーンは一部高速戦闘で燃えるシーンあるも、間の抜けたシーン多くてバトルアニメとしては難あり。
本作は一応バトルも大事なのだけど、私はキャラデザを好意的に見ております。
OPシーンが一番作画良かった。

『声優』
主人公は安心の松岡禎丞さん。同時期多過ぎて混同しますｗ
ユリエを山本希望さんが可愛く好演、リーリスの山崎はるかさんも中々。
巴の諏訪彩花さんは「悪魔のリドル」の兎角さんを彷彿としました。
序盤退場して中盤再登場したイマリは戸松遥さん、中の人的にアスナさん連想するｗ
今村彩夏さんの、洗脳闇落ちヒロインの演技も好演。

全般的に優秀なのですが、バトルでの掛け声で些か力不足も目立った感。
相対的に、鬼教師の田村ゆかりさんの迫力が際立っていました。

『音楽』
OP「Absolute Soul」が中々カッコイイ上に主題に沿っている。
歌詞のラストに「アブソリュートソール♪」と作品名の一部挿入するのは主題歌として好印象。
ユリエ（山本希望さん）とリーリス（山崎はるかさん）歌うEDが中々良し。

『キャラ』
銀髪ちっぱいでお人形さんみたいなユリエちゃんが可愛かった。
「ヤー」かわいい♪
無邪気系な為か、あざとくても左程下品になり過ぎないのも良い。
リーリスも金髪お嬢様系としては親しみやすい良キャラでした。
敵だと強いが味方にすると弱くなるタイプでしたが…。
トモエは悪魔のリドルの兎角さんを彷彿としました。
ミヤビはコンプレックスと恋の葛藤あり、闇落ちするも、ひたむきさが好感持てる。
イマリさん、ちゃんと再登場出来て良かったｗ
男性陣もトラが割とキャラ立つっていたり、筋肉君もインパクトあったｗ
最低限の見せ場用意されていたり、一応キャラ活かされていたのは良い。
敵はボスはありがちな黒幕だが小物、前線ボスは中々の執念見られて強し。

同期競合作の中では比較的キャラが立っており、雑なシナリオでも比較的楽しめたです。{/netabare}