ダレイオス さんの感想・評価
2.4
物語 : 1.5
作画 : 2.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 1.5
状態：観終わった
法で裁けない連中に見えないのは問題
ＨＤに録画しておいた本作を再生してみてみると
いきなり、水着を着た女性のおっぱいが強調されるシーンから始まり
えっ？そういうアニメなの？とわかりやすいのはいいのだけど
期待よりもガッカリの方が強かったかな
自分はエロは好きですが、いきなりそういう露骨なエロシーン見せられると
エロでしか売れないアニメなのかなと思ってしまいのでマイナスですね。
そういうのはもう少し物語が落ち着いてからにして欲しいです。
いきなり戦闘シーンから始まる、水着の女性も
戦闘員のメンバーみたいなので、これはエロバトルアニメは確定的かと思ってしまいました。
戦闘シーンが凄ければ見てみようと思うのだけど
これが中盤なら我慢できる出来だが
本来なら１話冒頭で一番作画に力を入れなければならない場面なのに
作画枚数が少なめで
意外に微妙かと思える出来で今ひとつ期待感が沸かないです。
そして主人公側がテンプレな悪人顔の人を病気だの悪事を働いたのだので
殺そうとしているのだが、なんで殺されなければならないのかは意味不明ですね。
病気だの手の施しようがないとか、病気だから取り除かなければならない存在のように
扱われているけど何をしたのかわからない。
一応、法で裁けない連中とは明言されているけど
それだけでは不満ですね。
やっぱり何をしている連中なのかは描写して欲しいです。
さらにいきなり設定矛盾、法で裁けないらしい敵なのに
誘拐、殺人（故意のひき逃げ）と人前で躊躇なくやる極悪人なので
色々酷く法で裁けるのでは？と思ってしまいました。
設定的には巧妙に隠れて悪さする連中にしないといけないのではないでしょうか
トリアージする方も堂々と昼間から家の門から進入し
これでは警察のやっかりになったりで自分自身がトリアージされそうです。
設定に説得力が感じられません。
そして戦闘は特にキャラ同士の心理描写がいいわけでもなく
ただ単に殺しあっているだけで物語としてはあまりにも味気なく酷い。
戦闘の作画ももう少しなんとかならないかのレベルなので
それもあって戦闘は面白くないです。
せめて戦闘に頭を使うなどの工夫があれば面白く感じたかも知れません。
そしてやはりこの手のアニメで問題なのが敵組織、味方組織共によくわからないので
感情移入しずらいです。
上手くストーリーを進める上で世界観の描写をして欲しいです。
キャラについても敵、味方側共に掘り下げがあまりないので感情移入がしずらいし
見ていて面白くはありませんでした。
最後の方が一応主人公の掘り下げはありましたが
それでも空気で好きになれる要素はないように見えました。
なんでしょうね。ここまで空気な主人公は中々無い気はします。
硬派やハードボイルドな世界でセクシーなお姉ちゃんが出てくるのはいいのですが
どうもセクシーの枠を超えて、あられもない姿のお姉ちゃんが酷い目にあっている描写が多いので
あまり作風にマッチしていない気がします。
そういうジャンルとして売っているのはわかるですけど自分には合わなかったです。
女の子の裸も、もう少し可愛さや、ぷにっとした感じが出ていればいいのだけど
あんまり魅力的に感じませんでした。
ストーリー的にも１０話しかない分、内容がダイジェスト気味なので
内容を把握しずらいです。
テンポが早いのは悪くはないのですが内容をまで省かれると
内容はあんまり無いアニメになってしまいますね。
そのせいで覚えているのは薬、バイオレンス、女性への卑猥な行為
印象はよくないです。
作画は戦闘シーンはあまりよくなくて、キャラデザイン、作画共に
我慢出来ないレベルではありませんが、もう少し何とかならないかなと感じました。
作画担当している会社が違うのか、なぜか車のＣＧとかはちゃんとしていて
最終回の最後の５分の犯人車両を追跡するシーンはかなり良かったですね。
まったく駄目てわけではないんですが、やはり作画についてはやや不満です。
声優さんについてはあまり知らない方が多くて
元ＡＫＢの方もおられるようですが不思議と演技は問題なかったです。
特別上手くは聞こえませんでしたが、まずまず満足の演技は出来ていました。
織葉役の佐藤さんは調べないと元ＡＫＢのアイドルの方とは
思えないくらい安定はしてました。
むしろ気になったのはヒロインの美琴役の近藤さんかな
下手ではないんですが台詞が多い分チョットぎこちない部分はありました。
失礼ですが角川１０話アニメなんであまり期待はしてなかったけど
予想以上に面白く無かったです。
バイオレンスな内容や作画などのクオリティーの微妙さに隠れがちですが
設定やストーリー構成やキャラの掘り下げ不足など問題点は多かった。
