「響け! ユーフォニアム(TVアニメ動画)」

総合得点
91.1
感想・評価
3118
棚に入れた
13844
ランキング
39
★★★★★ 4.2 (3118)
物語
4.1
作画
4.4
声優
4.1
音楽
4.3
キャラ
4.1

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ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

アニメで語られた所と語られなかったところ

原作既読ですので、それを踏まえてこの作品の素晴らしさを皆さんにお伝えします!

アニメで語られた所
① このシリーズでは、原作の文庫本1巻分を13話で丁寧に語られています。
原作とは多少の改変があり、同じようで違った雰囲気の物語を楽しむことができます。

② 関係者でないとなかなか分からない吹奏楽部の実態。
パーリー会議ってご存知ですか?パーリー会議とは各楽器のパートリーダーの会議の事です。決してパーティーが鈍った訳ではありません。部員数が多い吹奏楽部ならではのシステムです。
吹奏楽部は大抵の学校にありますが、経験が無いと案外知らないものですね。経験のない人でも分かりやすいように所々解説が入れられて、分かりやすい内容でした!

③ ザ・京アニクオリティの作画
今までの作品で培ったノウハウが、次作でも活かされてるのが京都アニメーションの良い所ですね。
今作で驚かされたのは安定した楽器の演奏の作画です。複雑な楽器の形状を細かいところまで捕らえられている事と、充分に環境を考慮した光の入れ方と、音楽と作画がぴったり合っていること、どれも果てしなく難しい事のように思えます。それを惜しみなく使用した構成が素晴らしすぎて言葉が上手くまとまらないので、是非見てください。としか言いようがないです。
舞台となった宇治市の風景や、電車内の作画、学校内の備品…どれも趣のある艶やかさを持っていて、青春アニメにはぴったりの演出だと思いました。
ツイッターでも話題に上った12話の眼鏡作画にも注目です!

④ 聴覚でも楽しめる!
最初は下手だった北宇治高校でしたが、新しく赴任したイケメン新顧問の滝先生のスパルタ指導のおかげでみるみる上達していきます。
アニメだから誇張されているとは思いますが、1話と最終話では素人が聴いても全くの別物。
13話の息の合ったでだしは今までのいざこざを考えるとおおっ!と思わせられるような良い演奏でした。


アニメで語られなかったところ
① 方言
この作品の舞台は、京都府宇治市。当然方言を喋っていても違和感はありませんが、新人声優への配慮か、日本人全体の親和性を広く広げる為かキャラクターの台詞は全て標準語に書き換えられています。
そのため、アニメと原作雰囲気を大きく変えていますが、だからこそどちらからでもフレッシュな感覚で楽しめるという利点もあります。

② {netabare}サービスの水着回
2巻収録。見たかった。{/netabare}

③ 滝先生の謎
ちょいちょい滝先生は何かを含んだような行動に出ますが、謎を引きずったまま終了してしまったのはやや残念です。

④ 低音パートとトランペットパート以外のパートの子たち
13話という短い話数では吹奏楽部という巨大な組織を網羅する事なんて不可能なのです。ちらっと何回か出てきた眼鏡の子、パーカッションも気になります。
滝先生の謎と合わせて次回作では描いて欲しいですね。

続編に期待しています。

投稿 : 2016/01/13
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サンキュー:

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