「STEINS;GATE [シュタインズ・ゲート](TVアニメ動画)」

総合得点
92.6
感想・評価
16689
棚に入れた
50826
ランキング
17
ネタバレ

東玲二 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

辛いこと苦しいことをなかったことにしてはいけない

ゲーム原作プレイ済みにて放送開始時に視聴。
科学アドベンチャーシリーズの第二弾。
秋葉原で大学生の発明サークルが突然タイムマシンを発明してしまい事件に巻き込まれていくお話。

このタイムマシンが実に面白い。
普通に考えるタイムマシンって物質を時間移動させるものをイメージするけど、もし、携帯電話でメールを過去に送ることが出来たら?
つまり、『物』でなく『情報』を過去へと送る。
そんな発想がこの作品の出発点です。
原理的には結構ガバガバなところがあるけどそこはそれ。


話の流れ的には序盤は伏線だらけなんだけど結構退屈かも。
オカリンを始め各キャラを把握することを含めてキャラを楽しめればいいけど、キツイと感じるなら観る事が難しい。
『鳳凰院凶真』のキャラ設定は少々うざいけど個人的には好きです。

面白くなるのはたぶん中盤以降。そこまで観れればあとはノンストップ。オカリンに感情移入して苦しみ悩んでください。それがこの作品の私が考える根本だと思っています。

(まあ、この作品に出会ってからおもったことじゃないけど、誰にでも消したいこととか変えたいことは山ほどあるでしょうけど、でもたぶんその過去がその人を支えているわけで、それがなかったらそれはその人ではないっていうのがなんとなくわかってきたような気もするんですよ。・・・けど、やっぱり自分の黒歴史は消したいなー(棒))


そして個人的にどうしてもいいたいこと。
アニメで描かれていない2つのシーンについて。
{netabare}
オカリンが最初のメールを消して世界を元に戻そうとする瞬間にラボに牧瀬紅莉栖が現れるところ。

クライマックスでまゆりがオカリンにビンタをする点。

なんとなく唐突な感じがしませんか?
とくにまゆりがいきなりビンタするのはキャラとして少々おかしいです。

それぞれのシーンの前には実はちょっとしたエピソードがあります。
前者のシーンの前に紅莉栖は秋葉原駅でとある人物と会っています。
後者のシーンではオカリンが過去へタイムスリップしていて、待っているまゆりとダルに不思議なことが起こります。


私はそのエピソードがすごく好きなのですが、ゲームの原作でもないシーンですし、アニメでその話を挟むことはさすがにできなかったのでしょう。ですが、このエピソードがないと紅莉栖とまゆりの行動はおかしなことになってしまうので必要だと考えています。


気になる方はぜひドラマCDを聞いてみてください。

ドラマCDの題名は
世界線α 哀心迷図のバベル
世界線β 無限遠点のアークライト

ドラマCDはもう一枚、世界線γ 暗黒次元のハイドってのがありますが、まあこれは正直微妙でした。

{/netabare}


最後に、どうでもいい話です。
まゆりと紅莉栖、私はどちらかといえば、紅莉栖派です。

2015.12.5に追記
MAGESの宣伝上手すぎww
まさか、アニメの再放送で世界線βの話を持ってくるとは・・・
正直、もういいやと思っていたけどシュタインズゲート0をやりたくなりました。
でも、PS各三機種はどれも持ってないのですが・・・。あーどうしよう。

投稿 : 2015/12/05
閲覧 : 386
サンキュー:

16

STEINS;GATE [シュタインズ・ゲート]のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
STEINS;GATE [シュタインズ・ゲート]のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

東玲二が他の作品に書いているレビューも読んでみよう

ページの先頭へ