「イヴの時間 劇場版(アニメ映画)」

総合得点
78.2
感想・評価
1413
棚に入れた
7616
ランキング
556
★★★★☆ 3.9 (1413)
物語
4.1
作画
4.0
声優
3.8
音楽
3.7
キャラ
3.9

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アリア社長 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

人間とロボットの心の触れ合いを描いた王道SF

これほど知名度が低くて勿体無いと思ったアニメは早々ない!!!

元々ネット配信のみだったのを、編集&追加シーン挿入で劇場版として公開されたアニメ。
(上映館数がめっちゃ少なく、また当時宣伝がほとんどなされなかったのも知名度が低い原因かと)

・東京国際アニメフェア2010・第9回東京アニメアワード優秀賞OVA部門受賞作品
・第14回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門審査員推薦作品

【あらすじ】
舞台は未来、たぶん日本―――。
ロボットが実用されて久しく、 アンドロイド(人間型ロボット)が実用化されて間もない時代。

アンドロイドをただの機械と割り切れない主人公・リクオ(CV.福山潤)は、自宅のハウスロイド・サミィ(CV.田中理恵)とのぎこちない生活を送る。
しかし主人公があるキッカケにより見つけた<ロボットと人間を区別しない>と謳う不思議な喫茶店「イブの時間」に出入りし始めてから、2人の関係に少しずつ変化が・・・

【感想】
内容は人間とロボットの心の触れ合いを描いた王道SF。
ハードなSFではなく、主に喫茶店内における人間&アンドロイドの出会い・交友を描いた誰でも気楽に見れる作品です。

大事なのは自分が相手との接し方に戸惑っている時、もしかしたら相手側も自分との接し方に戸惑っているかもしれない、という相手側の視点を持つこと。
人間がアンドロイドとの接し方に戸惑っている時、アンドロイドもまた人間との接し方に戸惑っているかも・・・?
まずは互いの存在を認め合うことから始めましょう。

元々は約15分×全6話という構成だったので、15分ごとに一つお話のオチがある連作短編集のような作りとなってます。
その一つ一つの出来事が積み重なって、少しずつ主人公の心境に変化が見られる上手い構成に仕上がってます。
個人的には主人公がピアノを演奏するシーンが一番印象に残りました。
彼の心境の変化が一番見て取れるシーンかと。

会話のテンポが他のアニメと比べて独特で、かなり現実の会話に近いテンポとなってます。
キャラが台詞を言わされているのではなく、まんま普通に会話をしてるようなリズムが聞いてて小気味良かったです。

隠れた名作にしておくには勿体無い!興味ある方はぜひ見てください。オススメ!

投稿 : 2015/08/25
閲覧 : 380
サンキュー:

15

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