ブリキ男 さんの感想・評価
3.0
物語 : 2.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 1.0
状態:途中で断念した
頭がおかしいレベルの暴力
主人公のマブチのコイル嫌いの理由は分かりませんが、彼のミラへの仕打ちが酷過ぎて目に余ります。5話まで視聴しましたが、大した理由も無くミラの後ろから蹴りを入れたり、側頭部を思いっきり殴ったりと見ていて不快に感じる描写が非常に多い様に思いました。それらの暴力がロボットを人としてではなくメカとして認識しているという理由からにせよ、あるいはマブチのコイル嫌いとなんらかの関係が有るからにせよ、理不尽な接し方である様に思えて仕方ありません。
ロボット以外の相手に対してもマブチは非常に暴力的で、第4話にて {netabare}ある人物から癇に障る事を言われる場面があるのですが、その報復が顔面パンチをお見舞いした挙句に洋館の3階から叩き落すというもので、{/netabare}過剰表現も甚だしく、私からして見れば単にマブチが暴力的な性格であると言う解釈では説明が付かず、一端の大人としては言わずもがな、人としても頭がおかしいレベルの行動に映ります。
暴力描写については、オープニングにもマブチが悪漢の顔面を踏みつける場面が描かれていますが、そういった描写は劇中で見せれたければ見せれば良いので、アニメの顔となるオープニングで得意になって見せなくても良いように思います。無駄に暴力を垂れ流している印象があります。そんなマブチが仏頂面で軽快にダンスを踊っている様は滑稽であり不快です。
個人的にハードSFの要素を持った物語は好きなので、そういった作品は一通り視聴しているつもりですが、また本作品にもそのような要素を期待していたのですが、劇中に登場するコイルについては「無限のエネルギーを供給するもの」と、残念な事にすでに量産化されているといっても言い過ぎではないアイディアの焼き増しの印象しかありませんでした。