「魔女の宅急便(アニメ映画)」

総合得点
89.2
感想・評価
1592
棚に入れた
11135
ランキング
87
★★★★☆ 4.0 (1592)
物語
4.1
作画
4.1
声優
3.8
音楽
4.2
キャラ
4.0

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ネタバレ

蒼い星 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

趣味と実益。

アニメーション制作:スタジオジブリ
1989年7月に公開されたアニメ映画。

1990年を最初に12回も金曜ロードショーで放送された、
日本人なら誰でも知ってる有名過ぎる作品ですね。

これまでのナウシカ・ラピュタ・トトロと比較して興行収入・配給収入が大幅にアップ。
上記3作品と比較して魔女の宅急便の内容が大きく上回ってるわけでもないのに、どこが違うのか?
それは、日本テレビ(+ヤマト運輸)がスポンサーになって大々的にテレビCMで宣伝しまくった成果!
なるほど~。マスメディアの影響力恐るべしですね。社会の仕組みがわかります。
かくや、ここからスタジオジブリと日本テレビの20年以上に渡る蜜月が始まったのです。
そういう意味では興味深い作品ですね。

さて、児童文学を原作にした、この作品。
アニメでは13歳になった少女キキが魔女の修行を積むために親元を離れて、
知らない大都会の町にたどり着き、
自立して働き、町の人々と触れ合い、自分の居場所を作っていく、
少女の出会い、成長、そして恋?を描いた名作である!
ということに世間的にはそうなっていますが…。

私が見た感想…なんでこんなにもキキのパ○ツだらけなんだろう?
箒で空を飛ぶと風でスカートが舞い上がるのは当然といわんばかりに、
あらゆる角度からキキのパ○ツが丸見えで描かれています。

「パ○ツじゃないから恥ずかしくないもん」の魔女たちの先達と言っても良いですね。

そういうのが気になってしまうと、
老婆と一緒に作った「ニシンとかぼちゃのパイ」を真っ黒なワンピースの下に入れて運んだり、
雨でずぶ濡れになって風邪をひいて裸で布団に潜ったり、
いろいろと報われてないけど頑張ってるキキの姿に感動するより先に、
この作品って宮崎監督がキキという原作のある少女を自分ごのみの女の子に改変して、
映画で思いっきり描きたかっただけなんじゃないのか?
という感想を持ってしまうわけです。

宮崎監督はミリオタであると同時に未成熟な女の子が大好きですから、
興味のあることには力がこもると言いますか、
仏師が仏像を彫るように大好きなものをアニメでこだわりを持って表現した結果、
魔女の宅急便というアニメ映画が出来上がってしまった。
それも、原作者が意図しない方向で!

それでも大ヒットアニメ映画になったのですから、
やはり日本アニメを代表する巨匠なんでしょうね。脱帽です!


邪推まみれですが、これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2016/03/09
閲覧 : 350
サンキュー:

60

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