蒼い星 さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
青春のきらめき。
アニメーション制作:京都アニメーション
2015年4月 - 6月に放映された全13話のTVアニメの番外編にあたるOVA。
本編の12話~13話(最終回)のバックストーリー。
本編では主人公の久美子たちコンクールに出場するメンバーの気持ちが描かれてたのに対し、
かけだすモナカではオーディション落選組10人、とりわけ加藤葉月が主役です。
思えば彼女たちは部の中で挫折した人達なのですが、
滝先生がきちっと訓示を入れてくれたから、
捻れること無く、うじうじと引っ張らずに前向きになれたのでしょうね。
学生生活って人との出会いが大切ですし、
やっぱりね大人になる前の経験によって人格が形成されて、
その後の人生に影響出てくると思うのですよね。
いい友達が出来て、
いい先生に出会えたら、
それだけで凄く幸せなことだと思います。
受け身の人間にはそういう幸せは巡っては来ませんけどね。
仮に人間として疑問を抱かずにはいられない同級生ばかりに囲まれて、
その上で生徒の把握に無関心で授業と業務と研修だけやってれば良いと思ってる担任だったりしたら、
人と接するのが苦手な人間になりますよね。。
勿論、このアニメはそんなお話じゃないのですけどねw
思えば作中の人達は、部内でギスギスしてたこともありました。
それを皆で頑張って乗り越えてきたから、
それがウソのように爽やかな今回のお話。
若いうちにしか出来ない経験をして、
悩みも苦しみも喜びも共有して、誰かと分かち合うことができたら、
それは大変素晴らしいことなのだろうなと。
オーディションに受かった人達も、落ちた人達も、
それぞれにプレッシャーとか悩みとか、色々あったりして、
そのなかで自分の中で踏ん切りをつけたり、答えを見つけ出したりしてるのですよね。
地味できついことの繰り返しで薔薇色には程遠いのには本当に違いないのでしょうけど。。
それでも濃密な青春を送ってて本当に羨ましい限り。
かけだすモナカ {netabare}もとい、駆けまわる葉月!{/netabare}
響け! ユーフォニアム という作品は、
綺麗な部分もそうでない部分も両方含めて、
理想の青春だと感じる作品だと思いました。
これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。
追伸
本編の感想で書いてなかったのですが、
サブタイトルを見るたびに、
「ゆるしてヒヤシンス」を思い出して笑いが止まらなかった!
不届き者です。。ごめんね!!