「この素晴らしい世界に祝福を!(TVアニメ動画)」

総合得点
90.3
感想・評価
3247
棚に入れた
15533
ランキング
57
★★★★☆ 3.9 (3247)
物語
3.9
作画
3.6
声優
4.1
音楽
3.7
キャラ
4.1

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

ネタバレ

蒼い星 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

へっぽこな冒険者、御一行様。

アニメーション制作:スタジオディーン
2016年1月 - 2016年3月に放映された全10話のTVアニメ。
監督は、金崎貴臣。

【概要/あらすじ】

主人公・佐藤和真は、ネトゲにはまって不登校になってしまった引きこもりのニート。
店頭特典を目当てにRPGを買いに渋々外出をし目当ての物を購入して、
太陽の眩しさと人の目に気圧されつつ帰宅の途中、不慮の事故で帰らぬ人に。

あの世で出会った死者の案内をする女神アクアに、
記憶と肉体をそのままに異世界での第二の人生を歩むことを持ちかけられたのですが、
死因を嘲笑ったりとアクアのあんまりな態度の数々に和真は堪忍袋の緒が切れて、
意趣返しに女神アクアを契約の名のもとに異世界行きに無理やり巻き込んでしまいます。

異世界=人類と魔王軍が争っている剣と魔法のMMORPGに似た世界。
我々が住んでいる世界から、転生(?)した者はみな魔王討伐の冒険を始めるようです。
かくして和真とアクアの異世界での日々が始まったのでした。

【感想】

某小説投稿サイトのオンライン小説をリメイクして角川スニーカー文庫から出したものが原作らしいです。
さす○に、ログ・ホライズン、ダンまち、Re:ゼロ
と同じ出自なのですね。この辺の界隈についてあまり知らないのですがw

ジャンルはweb小説の定番といえる異世界転生モノ。
現代日本で冴えない人生を送ってた人間がアニメやファンタジーの世界に転生して、
知識を駆使して成り上がる物語って本当に多いですね!
この手のweb小説は作者の願望なのでしょうか?
引きこもりや中年が美少年・美少女に転生して神童として第二の人生を歩む話なんか見てるとモヤモヤしますね!
更には既存のアニメがベースですと、web小説の主人公が全知全能の天才児()=メアリー・スーと化して、
元の主人公を出しぬいたり倒したりとか、原作を本当に好きならやらないと思うんですけどww

その点、和真は元の世界での容姿と能力を引き継いで異世界に来ていますから、「このすば」では自制できていますね。
しかし、三人のワケありの仲間(女の子)に振り回されながらも異世界で堅実に根を張って生きている和真。
元ヒキニートという割には、機転が利いてコミュ力も充分で生活のために立派に肉体労働者をやってる姿を見てると、
元の日本で何故あんなにもダメだったのだろう?という疑問がw

家に閉じこもった生活をしてると、知らない人が相手では…もこっちみたいにキョドる気がしますしねw
働かなくても生活できる家+ネット環境を失ったことで、そうならざるを得なかったと言えますが順応力が高いですね。

あとね、現代日本での生活や家族を懐かしむ描写が微塵も無いのがやっぱり違和感かな?
主人公の設定は、ただの舞台装置で人格に反映されていないなと思ったり。

そういうところを気にしなければコントとして会話が面白い作品でした。
正直に言いますとキャラデザはイマイチなのですが、
この作品でこだわるところはそこじゃないのでマイナスにはなっていませんね。

この作品で好きなところ=主人公パーティの喋りですね!

どことなく吉野裕行を彷彿させる主人公・和真のだらけた喋り方。
和真の欲望に忠実な異世界での生き方は、諸星あたる・横島忠夫の系譜なのかもしれませんね。
ラノベにある鈍感・エセ難聴系ハーレム主人公は嫌いですので、和真を観ていて普通に嬉しかったです。

女神アクアも、よくテンパッてコロコロ表情が変わるところが魅力的だったと思います。
パーティのロリ担当の魔法使いめぐみん & すぐに興奮する聖騎士ダクネス。

この4人の冒険者の日々は10話目の中途半端なところで一旦中断しますが、2期も楽しみに思いました。


これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2017/04/07
閲覧 : 542
サンキュー:

110

この素晴らしい世界に祝福を!のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
この素晴らしい世界に祝福を!のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

蒼い星が他の作品に書いているレビューも読んでみよう

ページの先頭へ