「ソードアート・オンライン(TVアニメ動画)」

総合得点
90.4
感想・評価
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ランキング
55
ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

最初の放映から4年経ちましたね。(世界観設定まであと6年)

今やじわじわと安定してきたSAO。BS11でも再放送が決まったようで。
あらましは、ご周知のとおり、完全なるバーチャルリアリティーゲーム「ソードアート・オンライン」に閉じ込められたプレイヤーが脱出する物語。脱出条件はゲームクリア。しかもゲーム内で死んだらリアル(現実)でプレイヤーの頭に装着しているゲーム端末に電磁パルスが流れて本当に死んでしまう。(無理に外しても電磁パルスが流れる)

【生きて現実世界に戻る為、コンティニュー無しのデスゲームが始まった。】

1~9話までは割と気楽に見てました。
主人公キリト君(14歳)。
βテスター(試験運用版で体験済のため初心者に比べ、早くスキル成長・習得の方法を知っている)の為、トラブル(妬み・嫌悪)を避けるためソロ(一人)プレイをしていましたが、しかし若干14歳! 人恋しかったのか割と気さくな初心者パーティーにβテスターであることを隠して参加。親密になったのも束の間、自分の不用心でパーティーが全滅。自責と後悔で自暴自棄になりかけましたがパーティー仲間の残したクリスマスメッセージ(遺言)で踏みとどまり、再びソロプレイを続けることに。そしてPK(プレイヤーキラー:プレイヤーが別プレイヤーを殺すと殺された側は現実世界でも死亡)事件やら、様々な人との出会いや(アスナ・クライン・エギル・シリカ・リズベットとか)階層攻略のギルドに助っ人参戦したりして3年あまりの月日が流れました。
※よくキリト君は「最強」と讃えられてますが、それはあくまで「結果」であって、私は彼が気の毒でなりません。ある階層攻略戦では、とんでもなく強いラスボスに対し逃げることが出来ない状態(閉じ込められた)にパーティー仲間は次々に倒れていきます。残った仲間の残存HPは残り少ないのに相手はまだ余裕です。そこでキリトは苦渋の選択を迫られます。「必殺技:二刀流」を使うべきか?これを使うと相手に高ダメージを与えますが自身に攻撃を受けやすくHP減少のリスクが高い上、もし効かなかったら全員全滅です。迷っている暇はありません。覚悟を決めて挑むキリト!荘厳なBGMの流れる中、二刀流の連撃を繰り出す姿は確かに「カッコイイ」かもしれませんが、絶対に生きて帰還する為の「生への執着」、絶対に勝つ為の「信念」。その死に物狂いの必死の「形相」は普段の穏やかな表情からは想像もつきません。観ているこちらも熱くさせられます。(頼む、頼むから早くやられてくれ!)
何とか倒せたもののキリト君のHPゲージは案の定、死亡寸前のところまでダダ下がり。パっと見では死亡していてもおかしくないような状態でした。そこまでしてやりとげた彼に対し涙腺緩むわ、ホッとするわでしばらく落ち着かなかったです。(バカヤロー。無茶んじゃねーよ!ウルウル)

そして
【あの10話さえ無ければ、こんなにものめり込むことはなかった!】
第10話「紅の殺意」
キリト君(17歳)は事件やら攻略戦で親密になったアスナの誘いでギルドに入ることになります。ギルドの任務でキリトを含む3人チームで偵察に出かけた時、その中にキリトを快く思っていなかったクラディール(実はPK)の罠にかかり瀕死の状態に。あわや絶命の所へ心配でずっとキリトをトレースしていたアスナが異常に気付いて速攻で駆けつけてくれました。クラディールを打ち負かすアスナでしたが、不意をついて反撃されるところををキリトが撃退(やむを得ずPK)。自分のせいでキリトを危険な目に会わせた事に自責で涙ぐむアスナはもう会わないと言う。そんなアスナに優しくキスををするキリト。一瞬身驚くアスナ。
キリト「俺の命は君の物だアスナ。だから君の為だけに使う。最後の一瞬まで一緒に居よう。」
アスナ「私も、私も絶対に君を守る。これから永遠に守り続けるから。だから・・・」
キリト「君は何があろうと帰してみせる。あの世界に。 アスナ、今日は・・・今夜は一緒に居たい。」
アスナ「は、・・・うん。」

少年少女にとって、ここからはドキドキタイム。
キリト:一人寂しく過ごす事が多かったので今夜は傍に居て欲しい。(純真)
アスナ:愛情の高まり。自分が求められてると思い暗がりで下着姿に(大人な発想)しかも自分の考えが先走り過ぎているのに気づき恥ずかしさのあまりキリト君をブン殴ってしまいます。
お互いの勘違いが殺伐した雰囲気から一気に和ませ、しかも笑わせてくれました。

(恐らく怒ってふて寝した)アスナのベッドに訪れるキリト。戦うことに不安を感じたアスナは暫く前線を離れようと提案。キリトも疲れた言います。
キリト「22層の南西エリアに森と湖に囲まれた小さな村があるんだ。二人でそこに引っ越そう。それで・・・」
アスナ「・・・それで?」迷ってうつむくキリトだがアスナを見据えて
キリト「け、・・・結婚しよう!」一瞬驚くも優しい笑顔に変わるあアスナ。アスナを真顔で見つめるキリト。アスナは目に涙を浮かべて答える
アスナ「はい」すかさず入るEDテーマ「ユメセカイ」。エンドカードのウエディングイラストも心憎い演出でした。

この回を見終わってから変なテンションが入りました。ラブラブカップルを妬んだり羨んだりするのではなく、幸せそうな二人を見守る心情落ち着かない親の気持ちのような感じですかね。不幸な目に合わないか、死んじゃったりしないか、ハラハラドキドキして毎回観てました。

【つづく・・のか?】

投稿 : 2016/07/04
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