「君の名は。(アニメ映画)」

総合得点
91.0
感想・評価
2499
棚に入れた
11411
ランキング
42
★★★★★ 4.1 (2499)
物語
4.1
作画
4.5
声優
3.9
音楽
4.2
キャラ
4.0

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ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

リアリティありそうで、まったくリアリティがないスカスカ設定。(70点)

久しぶりにレビューしてみようと思ったしだいです。
世間では大絶賛だしそのことは全然いいのだが、少しぐらい反対の意見があってもいいんじゃないかと思い書いてみます。

決してつまらない作品ではないし、物語時代はそれなりに面白かったですが、色々物申したいこともあるのでネタバレ全開で書かせていただきます。
ネタバレノーセンキューの方や「君の名は。」がお好きな方は気分害する恐れもあるためスルー推奨いたします。

それでもいっちょ読んでやるかという方は続きをどうぞ。

{netabare}
まず、予告から2人が入れ替わってしまうという前情報は分っていました。
しかし、いざ本編が始まるとそれが長い。
いつまでこの不毛なやり取りが続くのかと思わせる長さ。
しかも、その入れ替わった後にお互いの状況が徐々に分っていく過程をダイジェストみたいに表現するもんだから薄っぺらい。
なんでこんなに薄味なのかと思ったら序章だったからに他なりません。
結局は2人が入れ替わって色々トラブルが発生したりするのはおまけというわけなんです。
また、普通の人間の神経で入れ替わってしまった初日に登校するでしょうか?
普通の神経なら今日は体調悪いから休むわというった流れがすごく自然だと思います。
それを初日から登校してしまったから驚いた。
マジねえわとw
この2人は頭のネジが1本か2本飛んでるなとw
おっぱい揉むのは定番ですがw
まあ、2人とも夢だと思ってんだしと無理矢理納得しようと思えばできなくはないですけどね。

結局は三葉と入れ替わらなくなってしまったという事件を描くために長々と不毛な序章が流れていたのです。
起承転結の起というわけです。
そら退屈します。
多分、入れ替わらなくなってしまったが承だろうと私は思います。

しかし、この三葉と入れ替わらなくなってしまったという時に新しいことに気づかされてしまいました。
今まで連絡とったことねえのかよとw
もしかしたら今まで何度か連絡とろうとしていたのかもしれませんが、いやないですね。してたらとっくに気づくはずですから、お互い過ごしている時間が違うことに。
そもそも入れ替わっている間に気づくはずです。
あなたたちの世界はTVも新聞もないんですかw
しかも2人ともスマホもっているのに日付に気が付かないのか?
カレンダーあっただろうに曜日のずれとかねえのかよとか?
3年のずれということは曜日が3日ないし4日ずれてるはずなんですがね。
現代風にいえば、スマホがそもそも違うだろうとか、アプリが古いとか
もう突っ込みだしたらキリがありません。

風景が無駄にリアルなだけに設定がガバガバ過ぎて萎えます。
これがガチガチのファンタジーならまあそういう世界だよねって納得のしようもありそうですが、無駄にリアルに近づけてるせいで見逃せない事態に。
ちょっとファンタジーにSF要素なんか突っ込むからガタガタなんじゃないでしょうかね。

それでも実際に会いにいってみようって展開は嫌いじゃないです。
ここからはテンポも良くなってきたし、実は3年前に隕石落下で町がなくなっていたという事実にも正直驚きました。
しかし、それと同時に今まで時代がずれていることになんで気が付かないと突っ込みを入れたのも事実。

まあ、それでもなるほどじゃあこれでもう1度入れ替われれば助けることが出来るかもしれないという希望も見え、その線でとりあえず楽しむかというスタンスでは観ておりました。

それに、御神体へ向かい3年前のお酒を飲んでみようという発想も嫌いじゃありません。

その後の町を救うための作戦がちょっと無茶苦茶でさすがにねえわと思ったのはお許しくださいw
しかし、またおかしなことが、父親にお前は誰だと言われた後、何故に御神体に行けば瀧の体に入った三葉に会えると思ったんでしょうかね?
そもそも時間がずれていると分っていたはずなのに。
もうこの時点で瀧の行動心理が意味不明でした。
しかも時間ねえのに御神体へ行っている時間があるというねw
あれ凄く遠いイメージだったんですがねw

そして、まさかのここで黄昏時の伏線回収wwwww
ざーさんの出番は無駄ではありませんでしたw
正直ちょっと吹きました。
感動の場面なのにw

しかし、もうホントこいつぶん殴ってやろうかと思ったのはお互い名前を書いておこうといって書いた言葉が「すきだ」です。
そんなことは無事助かって次に会ったときに言えばいいんです。
そもそも名前忘れてしまったら会える可能性までなくなりかねないのに。
ホントこいつバカかと思いましたよ。

それでも、クライマックスは助かって2人が出会いハッピーエンドって流れかと思ったのですがなかなか結になりません。

それどころか、助かりはしたものの2人は会えずじまい。
OPで社会人になっている姿から始まっていたのでそんな気はしていたんですが。
ここで私の脳裏に嫌な記憶がよみがえります。
秒速5センチメートル。
あれのラスト私は嫌いなんです。
あれと全く同じ展開。
まさかすれ違って終わってしまうのかと・・・・

そして、雪の降る陸橋上ですれ違う2人。
ここでお互い声をかけていよいよ結かと思いきや。
おい、ちょっと待て。
何も声をかけずにすれ違う二人。
この流れはもういいよ。
まさかこれで結じゃないよね?と思いながらも
もう2度と新海監督作品は観ないと誓いそうになりましたよ。
ここで終わっていたらもう2度とこの人の作品は観なかったことでしょう。

しかし、そこで終わらず、再びすれちがう2人。
次こそはとイリイリしましたよ。
最後の階段ではまた声かけずにすれ違いそうになって、マジで失望しかけました。
最後には声をかけて、お互い涙。
とりあえず何とか無事着地を見せました。

いやーホント結が長かった。
もっと町をバシッと救ってスムーズにハッピーエンドにしておけばいいものをと思いましたよ。
ホントこの人のこの無駄な演出好きじゃないですわ。
町を救ったところでかなり気持ちが高ぶっているところを完全に冷めさせるテクニック、ただものではありません。

いいところも沢山あったんですが、主に作画と声優ですけど、そこは他の方が散々書いていると思うので割愛いたします。

いやー久しぶりに言いたいこと書いちゃいました。
それではまた。
{/netabare}

投稿 : 2016/08/28
閲覧 : 341
サンキュー:

25

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