「マクロスΔ(TVアニメ動画)」

総合得点
71.5
感想・評価
660
棚に入れた
3038
ランキング
1291
★★★★☆ 3.6 (660)
物語
3.2
作画
3.7
声優
3.6
音楽
3.9
キャラ
3.5

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ネタバレ

小麦粉か何か さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0
物語 : 1.0 作画 : 3.5 声優 : 2.5 音楽 : 2.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

マクロスの名前を使った偽物

観終わりました。
なんていうんですかね…

Fが好きだった方なら前作との落差に驚くんじゃないかな…
単体作品としてみても近年まれに見る駄作だったと個人的には思います。

{netabare}

びっくりしますね…
恋愛にまったく無関心だったハヤテが冒頭で唐突にフレイアを意識しだして中盤で強引に三角関係(?)の構図を取りました。

というか、ここにきて急にラスボスが定まって共闘もどうかと…
(前々から視聴者的にはわかってはいたけど)

最終回ということでそれらしく戦闘して演出していますが歌はいつもの馬鹿の一つ覚えを起用。 Walkure AttackやAbsolute 5など他にもラストを飾るにふさわしい曲はあったでしょうに… 好評だったメドレーもなし(制作側はあれでメドレーにしたつもりなのかな?)

ラスボスはまさかの無人機で主人公は逃亡、キースがロイドと心中して終わり。

結局のところ 前々回に潜入捜査で捕まった美雲を(ハヤテという)援軍が来て助け出しただけの話じゃないですか…

ハヤテの親父さんの無実証明など広げるだけ広げた伏線はほっぽりだしてハヤテとフレイアがいちゃついて完結しました。

いろいろ知ってるアラブの商人風のあいつは結局なんだったんだ…?とか
もう突っ込むのも疲れるので細かいことは考えないことにします。

仮に劇場版やるって言われても見に行くことはないですね。

{/netabare}


~~~~~以下 25話までのレビュー~~~~~

正直、これが本当にマクロスなのか疑いたくなる出来。
他の方も書いているように伝統の可変戦闘+三角関係はありません。

戦闘:
飛行機で追っかけっこをしているだけの描写が延々続きます。
しかもその戦闘回数すら余りに少なすぎる。2クール目のまともな戦闘は最終決戦前にも関わらずたった2回という手抜きっぷり。(撤退までの小競り合いや回想シーン等は除く)

三角関係:
序盤からフレイア一択、ミラージュもそれらしい雰囲気は出しますがハヤテにはまるで届いておらず、中盤前には登場人物のすべてがフレイアを持ち上げるためのモブと化します。幾度か思い出したかのように三角関係らしく見せようとしますがミラージュの入る隙は全くなく、その行為そのものがハヤテとフレイアを引き立たせるだけの演出に成り下がります。

歌:
一応歌ってはいるのでギリギリあるとしか言えない状況です。
歴代の歌姫たちは感情や伝えたい想いや願いを『命がけ』で歌に込めてきた。それが視聴者にも伝わるからこそ迫力や感動や感じることができた。

しかし本作ではシーンに応じた使い方をされず、気持ちや想いのこもらない歌を場違いなタイミングで馬鹿の一つ覚えのように同じ曲を『危険に身をさらして』ただ歌うだけです。 命を懸けるってそういうことじゃないでしょう…
記憶にも残らない曲が圧倒的に多いのは魂や感情を込めた歌ではなく、単にBGMとしての役割しかないからではないでしょうか。

ストーリー:
キャラの掘り下げもなく薄っぺらく中味のない会話をひたすら続けます。
それを飽きさせない工夫なのか暇さえあれば敵地に潜入し、毎回必ず誰か(主にハヤテとフレイア)が捕まり、都合よくその場をしのぎます。はっきり言ってうんざりするほどワンパターンなシナリオ展開です。
そもそもヴァールシンドロームの予防・鎮圧に対抗できる唯一の手段であるワルキューレを単独で敵地に潜入させ続ける意味が分からない。彼女らは戦術音楽ユニットであって戦闘員ではないのに理解に苦しみます。

そして書ききれないほどご都合主義満載で物語は進んで…いや、進んでいないですね。ダラダラと足踏みをしながらクライマックスへ突入します。

本当に倒すべき相手もゴールすら定まらないまま…

投稿 : 2016/09/26
閲覧 : 79
サンキュー:

3

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