にゃんちゅ(・ω・` さんの感想・評価

3.9
物語 : 4.5 作画 : 1.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態：観終わった

勿体無い作品･･･

原作未読。ストーリーは個人的にはとっても面白かった。

ただ、作画がねぇ･･･久々にヒドイなって思ったよ。
最近ここまで崩れた作画アニメあったかな～･･･

SF異能バトルアニメ

キャラはしっかり立っているし、テンポも悪くない。
ほんと作画だけ･･･なおさら残念。

戦争から世界が変わった。
得体の知れない敵：アンノウンがやってきて、高校生ぐらいの異能を持った子が闘う。

東京・千葉・神奈川に配備された学生達。
これは、配属されたチームみたいなもんだろうけど
それぞれにランクづけされていて、上位ランカーが各県の代表者。

（久々に個人的な感想を細かく書いちゃおうかな♪）

キャラクターについて…
{netabare}
今作品の主人公は東京主席のスザク。王様気取り。口も悪く中二病っぽい。
ランキング気にしてるけど本人はランク第4位。
暴走しがちで、自分以外認めていないのか、こんな奴についてるから東京の人もランク重視になってるんだろうな～･･･

ヒロインは東京次席のカナリア。ランク10位。
スザクの理解者であり、スザクの悪態を解説してくれる。
ヒロインって感じのヒロイン。

神奈川代表。
神奈川主席の舞姫。ランク1位で破壊力抜群。
天真爛漫で、真っ直ぐな人って印象。騙されやすそう。

神奈川次席のほたる。ランク3位で舞姫に忠実･･･とういか舞姫が全てみたいな人。

千葉代表。
千葉主席の明日葉。ランク2位。
めんどくさがり、兄を慕ってるくせに表に出さない。超絶ツンデレ。

千葉次席の霞。ランクは200位台←
妹の明日葉に対してちょっとシスコンっぽく見えるけど、いいお兄ちゃんだった。
ちょっと皮肉っぽけど、この人の意見は一番まともで、しかも隠れて能力が高い気がした。


個人的に千葉の兄妹を主役にしてもいいレベルで、千葉代表の評価が高い。
ただ、各県の代表者のペアリングは、とてもいいバランスで、
パートナーを信頼している様は上手く表現できていたと思う。

各キャラクターの性格や特徴がはっきりしていて、視聴者はすぐに理解できる感じに仕上がっていた。
{/netabare}

ストーリーについて･･･
{netabare}さっきも書いたけど、得体の知れない敵アンノウンについては

EVAでいう使徒であり、ゆゆゆでいうバーテックスにたいな感じ。

ありきたりなストーリーではあったけど、
最後のどんでん返しは、個人的な想像をはるかに超えていた。

まず、主人公最強アニメと思い視聴していたけど、実際は4位であり、
主人公絶望回が来るのが早すぎたｗ

この時点でかなりテンポ良く描けていたと思う。

主人公の挫折や、各々の感情をとても良く表現できていた。

また、中盤の千葉県の兄と妹の馴れ合いがうまく描けていた。
ランク気にせず影でしっかりサポートする兄。
表立って闘う妹。
一般的な兄妹愛ってほどイチャイチャしているわけでもないけど、
この関係性は崩れる事無く最後まで描けていたのには、個人的に高評価ですわ。

最後に世界が逆転しますが、
アンノウンにやられて、リタイアしたかのように思われたカナリアの登場。
また、舞姫やほたるもアンノウンからチラリと確認できる様は、
ちょっと驚いたし、カナリア登場はちょっと泣けた。

作画さえよければ、本当にいい演出だったと思う。


ただ、世界が逆転したあと、
実際はアンノウンは味方でした！これから本当の敵を倒しましょう！ってなった時、
枠が足りないってのは分かるけど、そんな瞬時に受け止められるのかなって思った。

疑いもなく理解できるもんなのかなって。
舞姫はオバカだから受け止められるかもしれないけど、葵の判断は結構理解できる。

メインキャラのその辺の葛藤みたいのは欲しかったかなって･･･

あと、各キャラの能力ははっきりして欲しかった。
どんな能力なのか、どんな効果があるのか･･･つまるところ何故強いのかって。

明日葉の2丁拳銃。スザクの能力なんかはWikiで調べたしね。

作画は問題だが、2クールあってもよかったかな～･･･

{/netabare}

総合的に、作画さえ良ければ個人的には大好きになった作品だった。
A-1Pictureなのにこのクオリティ？ってガッカリしたし･･･

逆に「作画崩壊」として話題になったからいいのかもしれないけどね←

続編というかプロジェクト・クオリディアとしてラノベがいくつかでているので、
千葉県主役の作品なんかも観てみたいな～。