「昭和元禄落語心中 助六再び篇(TVアニメ動画)」

総合得点
81.2
感想・評価
484
棚に入れた
2187
ランキング
413
★★★★☆ 4.0 (484)
物語
4.1
作画
3.9
声優
4.3
音楽
3.8
キャラ
4.0

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ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

落語と心中するとは?

与太が一人前になっていく。

師匠は噺家としての技術を持ったまま、表舞台を去りたいと考えている。

落語という芸能を深く愛しているが、あるべき形を崩してまで、後世に残そうとするのは粋でないと考えている。

生きるというのは状況に合わせて変わっていくことだ。これを良しとしない師匠。

それを引き起こしたのは助六の不遇と、その死による影響が大きいと思う。

助六という天才を受け入れなかった 落語 という芸能組織に対する復讐ともとれる。

その復讐の仕方は、磨いた芸を墓まで持っていくこと、つまり落語心中だ。

一方、与太は良い意味で何も考えていない。喋ったら気持ちいいだろ。だから落語をやってると、シンプルで力強く、そして気負いがない。

落語の魅力とは何か。単純な笑いの量で言えば漫才より劣る。スピードも遅い。

共感を観客にもたらす芸能で、気負いなくできる。なんせ喋るだけ。

もちろん噺家は血の滲むような努力と才能が必要だが。基本はどこでも、誰でもできる。そんなところだろうか。

投稿 : 2017/05/10
閲覧 : 189

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