言葉じゃないと伝わらない。言葉は声でも手でもいい。聲の形(アニメ映画)

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「聲の形」

よみがな:こえのかたち

上映開始時期:2016年9月17日

うざっしーさんの感想・評価

2017.05.24 12:05 うざっしーの評価 | 観終わった| 208が閲覧 ★★★☆☆ 3.6 評価対象: 聲の形(アニメ映画) 物語 : 3.5  作画 : 4.5  声優 : 3.5  音楽 : 3.5  キャラ : 3.0

言葉じゃないと伝わらない。言葉は声でも手でもいい。

ツタヤでBD版をレンタル。BD版は7本、DVD版は30本くらいあったw「聲の形」でこれだと「君の名は。」が恐ろしいなw

内容は有名な聾唖者がヒロインの漫画作品の映画化。
見終わった結果は、同じくいじめがテーマの「AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~」の方が内容がまとまっていて好きかなと思った。聲の形は中盤から話が散漫になってストーリー性が若干薄れていると感じた。後半はあまり個性が無いキャラクターたちの群像的になっているのが良くないのかもしれない。

{netabare}ヒロインの硝子がいじめられるシーンでコミカルな劇伴を流してるのは、いじめてる側は軽い気持ちでやっていて本当の悪意はないということを示しているのだろう…って書いている自分に虫唾が走るが、いじめっ子の視点も描かないと片手落ちであるのも確か。後半でも植野がいじめる側の主張をしている。
将也がいじめられるシーンでは一転して暗い曲だが、これはいじめてる側が罪人を制裁するという正義の名の元に行っていることを示しているのだろう。

この作品の最大の特長は、中盤から主人公の将也以外のほとんどの人物の顔に×印がついていること。せっかくの京アニ作画なのに、顔をマークで覆って記号化してしまうのは思い切った演出だと言える。でもBDのメニューで×無しモードが無いか探してしまったw
この×印の意味は将也が後で言うように「みんなの顔をちゃんと見ているかどうか」を表していて、×印が無い人物だけが将也がまともに話せる相手ということになる。
すぐ人のせいにする川井が途中から×がずっと無くなるのは最初意外に感じたが、内罰的な将也にとっては、自分のことを責めてくれた方が楽なので、川井は将也にとってむしろ好都合なありがたい存在ということなのだろう。
逆に自分でなく硝子ばかりを責める植野は、自分に好意的でも将也にとっては迷惑なので、ずっと×印がついたままということなのだろう。ただ植野は再会した時は×印がなかったので、将也は心の奥底で植野に好意を持っていたのかもしれない。

硝子のキャラクターは、右の頬を打たれたら左の頬を出す天使のように描かれているが、乙武洋匡氏が言っていたように、障がい者にまるで聖人君子のようなレッテルを貼ってしまっているとも言える。
ただ、この作品は後半で植野が硝子を偽善者だ、ちゃんと話す気が無いと断罪して硝子の非を描いているので、この点についてはカバーできていると思った。
なおAURAはいじめられるヒロインの良子の側にも明らかな非があるので、話によりリアリティがあると感じた(良子が学校で制服を着ていないといういじめる側の大義名分もある)。

なお他のアニメでは言葉じゃなくても伝わる、みたいなシーンがよくあるが、この作品ではそれは全く無い。手話でも文字でもいいから伝えないと人は理解しあえない。この主張はいいと思った。{/netabare}
…ほとんどネタバレタグになってしまったが、突っ込んだ話を避けると語るには平凡な内容の作品ということなんだろう。

作画については申し分なし。でも「響け!ユーフォニアム」の方が凄かったと思う(TVアニメなのに…)。
遊園地の遊具のCGはしょぼかった。手描き作画が良すぎるとCGが浮いてしまうのだろう。

 サンキュー(16)

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