「聲の形(アニメ映画)」

総合得点
85.5
感想・評価
1121
棚に入れた
5405
ランキング
155
★★★★★ 4.1 (1121)
物語
4.2
作画
4.4
声優
4.2
音楽
3.9
キャラ
4.1
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ネタバレ

Progress

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

聲の形 レビュー

どういう切り口で話したものかと、様々な視点で語られる近作品。
登場人物たちに感情移入するような作品でもあるし、聴覚障碍について知る作品でもあります。社会問題を語れる作品という向きもあります。

私もいろいろと感想を考えましたが、上記の3つの性質とアニメーションとしての感想の範疇にしか収まっていません。
そこで歯がゆさもあったのですが、上記の性質ごとに感想を残しておこうと思うに至りました。

まず、1次的な感想「感情移入」については、
石田の罪に対しては共感できるところがあったんですよね。いつ謝るんだ、許されるな、逃げるな、救われるなという視点はずっとありました。
高校時代の石田の視点は、自己への罪の視点です。西宮の視点は許しの視点。

こういった、視聴者が登場人物の誰かの立場に立てるような構造になっている事が、様々な視点での感想を生んでいるんだろうと。

それは、小学生時代の、クラスでの役、いじめっ子や、いじめられっ子、傍観者、加担者等の、どこかに当てはまる人物を出して、どこかに視聴者がはまるような構造にしています。そして人物それぞれが、罪悪感を感じていることを描くことで、重ね合わせた人物の罪が自身の罪への意識を刺激するから、良くも悪くも擁護的になったり批判的になったりするのでしょうね。
それは、西宮といういじめられっ子、という人間が感じている罪悪感に対して、否定或いは肯定によって自己を擁護・批判する感想や、石田といういじめっ子が抱いた罪悪感に対して、肯定・否定することによって自己を批判・擁護する感想など、役が持つ罪の意識に対して、視聴者自身が持つ罪への意識や理解によって、様々な感想が生まれるんでしょうね。
かつ、クラスの中での役というのは、小中高の中で大小有れど変化が3回あり、複数の役を演じた経験から、作品中の複数の役に共感するから、複雑に考えることができるのでしょう。


2次的な感想「聴覚障碍」で言えば、コミュニケーション方法の一つが失われることによる、意思疎通の遅延、人間関係への影響です。
聴覚障害によって起きる意思疎通の問題に対し、様々なアプローチの提供、例えば、ノートに書く、手話を話す、表情で伝える。それらアプローチに対する結果の提示。結果は、情報の伝達速度、習得の簡便さ、正確な伝達力など、様々な評価基準によって示されていきました。
そして、コミュニケーション方法の一つを持っていないという事荷よって起こる事象を、西宮がコミュニティから疎外されるという結果を示しました。ここでいうコミュニティは、聴覚を持っている小学生のクラスです。コミュニティの障碍の許容というのを考えるには、小学生が許容を知っているかという問題があることで、考える必要性をあまり感じません。
つまり、聴覚障害によってコミュニティへの参加へのハードルが上がっている事を知ることで、聴覚障碍者への理解が深まる作品だと思います。


3次的な感想は、人間関係の中でも社会と接続された、いじめという問題につながっていきます。ここからは、映像的に不快だと思ったものも、敵としての表現だったではなく、何故必要だったのかを理由を考えなければいけません。

この作品における小学生時代のいじめ問題から展開される、「誰が悪い論」は、視聴者を誘導する意図が感じられます。そこから得られる作品構造は、登場人物としては被害者、被疑者、共犯者、傍観者、部外者等であります。そこで行われる行為は、暴力行為、非難、謝罪、罪の擦り付け、罰の執行(私的制裁、リンチ)などです。
誰が悪い論において、行為のほとんどは相手への自分から行う行為であり、行為を受け取った側は相手を自身の解釈で理解します。「この人は自分が嫌いである」と。

そして、相手からのいじめ行為に敵意を感じない、この枠に収まらないような人物が「西宮」です。彼女の論理は「自分が悪い論」です。なぜ西宮がそういった性格になったかはわかりませんが、彼女は自身に対してコンプレックスがあり、友達の意味は自分を受け入れてくれるような素敵な存在であったわけです。それによって、石田たちから受けるいじめ行為に対して、理解しようとはしなかった。彼女が友達への理想を崩さなかったために起きた、相手への無理解。

しかしここに落とし穴が存在します。いじめられっ子となってしまった「西宮」の性格を考えないこと。いじめられっ子が全て西宮のような性格をしている、とは言えないことです。西宮の「自分が悪い論」を持っているような人間でもなく、友達という理想を抱いているわけでもない。そんな人が、西宮の事を理解せず、こんな人はいないと、西宮の存在を否定することこそ、人への理解をできない現れではないでしょうか。
それもこれも、作品中の登場人物ほどに、他者を理解するという事を、世間は考えていないのが原因だと思います。
西宮と意見者の境界があいまいである事、西宮の性格を理解するという、本作品のテーマかつ魅力の部分を丸ごと切り捨てた意見が発生するのも本作を考える上で興味深かったですね。

つまり、西宮の個性を理解することというテーマと、いじめというテーマから読み解けるのは、相手を理解することを考えるというメッセージが、この作品に込められているのだと思います。


最後にアニメーションとして、こういう風に見せるのは面白いな、と思った点に、雑感を書かせていただきます。

①目線、目の美しさ。
 冒頭のシーンで小学生の植野の目線(目の動き方)が印象的。
 京アニという事で言えばけいおんの秋山澪の「don't Lady」を使用したEDの目線の細やかな動きに代表されるように、目線が非常に重要視される。
 また、ヴァイオレットエヴァーガーデンのように、繊細な目の光彩の描きは、京アニの武器であり、最近のアニメでも意識がある。
②顔にでっかくついた×マーク。
 ①で指摘した京アニの武器、目の美しさ、細かさをあえて隠すという、演出的だと感じた。
 周囲に×がついていないときは、石田視点ではなく、視聴者視点となる。視点の切り替えによって、感情の起伏を引き出している。

③登場人物の様々な目
 ①に書こうと思ったが、一応分ける。
 石田は三白眼、女性陣は京アニ特有の美しい目、島田は死んだ目、永束は何と言えばいいか、漫画的。
 そして印象的なのが、真柴。敵かと思うようなにやついた目。信用できない目。しかし、これが最大のポイント。島田もそう。
 死んだ目であろうがにやついた目であろうが、それは印象でしかない。
 作中の登場人物が真柴や石田をどう思っていたかはあまり語られないが、視聴者に信用できない印象や、心が死んでいるような印象を与えさせた。
 しかし実際のところ、真柴はそんな人を馬鹿にした人間でもなかったし、島田も心が死んでいたわけではなかった。
 目の描写によって人間性を描いてはいるが、それが全てではないという、パーツで見る事の不完全性があった。

④石田の目線、下向き
 石田視点でみた人物の脚の描写が多い。これは石田の塞ぎこんだ状況下での目線を示している。だから何だというわけでもないが、一応石田という人物の理解になる。

⑤心理的距離の表現
 印象的なのは、飛び降り前の西宮、石田の花火を見る河川敷のシーン。
 この時の石田と西宮の、実際の距離以上に距離を感じる、心理的な距離の表現が描かれている。
 ほかにも、そのシーンの対比として近づいたりするシーンや、登場人物のパーソナルスペースの距離を感じる描写がいくつかある。
 人が理解している物かどうかによって、またはその人の元々持つ性格によって、パーソナルスペースはその距離が変わる。


⑥聴覚と視覚の関係 
 石田の耳の塞ぎこみ。耳をふさぐという表現について。高校生になっても周りの声が自分の悪口を言っているかもしれないという理由で耳をふさいだ。
 この時の周りの描写に注目した。描かれるのは口元であり、目線は描かれない。
 目線はもしあってしまったら、怖いのだ。自分の悪口を言っているかもしれない人の方向は怖くて見れない。聞き耳を立ててしまう。
 しかし、実際は石田と関係のない話を周りはしている。それに気づかないのは目を見ていない、視覚を使っていないからだ。
 つまり、石田が聞き耳を立てている事によって感じる被害妄想は、聴覚だけわかる物事の不完全さや受け手側の心の持ちようを示している。

⑦ アニメーションの嘘 
人が好意を示したりであったりとか、そういった微妙な表情は実際の顔だと受け取りにくい。
裏で何を考えているかわからないような顔もしばしば。
今作では目と目を合わせて西宮と石田が話す機会が多い。逆に目を合わせないときは本音を話していないという描写もある。
その中で表情から相手の好意を自然と読み取るということを意識的に映像で見せている。ここが嘘というか、誇張だ。意識的に強く表情が焼き付けられるように絵を作っている。
表情という視覚情報をコミュニケーションのアプローチとして提示していた。

⑧石田のリハビリ
石田の目線が下向きである事、耳をふさいでいる事は前述した。この行為の意味は視覚による表情情報と、聴覚による会話情報を得る事を拒否していることを意味している。
この事実から得られることは、彼の視点から見える×は、石田にとって情報を遮断している対象のマークであるという事だ。
ラストシーンで耳をふさぐことをやめた事からも、彼の心のケアが描かれている事は間違いない。

⑨聴覚の代替方法としての手話
 本作では手話によって会話が進行するシーンがある。
 石田がいちいち手話を言葉にするところがリアルでないという考えもあるが、手話を分からない視聴者を物語から置いてけぼりにしないために、やむを得なかった部分がある。
 手話を見せることによって発生するのは、手の描写である。
 手を移しつつ、顔を見せておかねばならない。顔の表情が重要だ。
 印象的なのは、西宮の母、基本無口に近いが怒るときはもっと無口である。
 無口でも状況や表情で怒りは伝わるのものであることがよくわかる。
 聴覚障碍である西宮とのコミュニケーションは手話であるが、実際のところ、表情によって手話に含まれる意味を補完している。
 アニメーションや漫画であるがゆえに、意識的に表情が強調されている。現実はもっとよくわからない顔の方が多い。
 公共放送の手話を見るとかなり表情豊かに表現している。
 西宮の顔の表現によって物語の進行を悟らせるシーンもある(告白の前、飛び降りなど)。

⑩それでも自分の声で伝えたい西宮
非常にショッキングなのは、西宮の声。
言葉を発するときに音程がばらばらであったり、言葉の伸びがおかしかったりする。

小学校の音楽の授業で歌わせるのは流石に配慮が足りなすぎるのではないのか。
西宮の告白シーン「好きです」が「月です」に聞こえてしまうのも難しい。
耳が聞こえないのに言葉で思いを伝えたいと思う西宮のその時の考えには非常に興味が湧く。なぜ、適切に伝えられる手話であったり、ノートであったりを使わなかったのか。割と私はサイコパスなのでわからない。わからないからこそ、難易度の高い方法で伝えようとした西宮が魅力的であると言い訳しておく。


まとめ
この作品でシビアでセンシティブな感想が沢山生まれてきたわけですが、人それぞれの過去の経験に基づく個性を引き出すような作品であった事、登場人物に感情移入をすることで深く強い感情を込めた感想が生まれる事。いじめ問題を通して人の理解することとその手法を考えさせる事、そのような意味で、私は非常に意義の深い作品だったと感じています。






【思考メモ】

いくつかの試行錯誤した感想の名残です。
{netabare}
【西宮を通してみた、他人への理解】
西宮視点から作品構造を見ると、西宮自身と他人があり、他人には友達というカテゴリがあります。ここで「誰が悪い論」と比較を考えながら、西宮と他人、友人の中でどういう行為が行われるかを考えます。西宮から他人へは、友達になりたいという努力行為(一方的な自分を理解してほしいという行為、後述する)、西宮から友達というのは、願望はありはすれども、何をすべきか、西宮自身もわかってはいません。(西宮には友達がいなかったため)
一方で、他人から西宮に行われる行為はどうでしょう。他人は「誰が悪い論」の世界のみからきていると仮定し、他人から受ける行為は被疑者によるいじめ行為だけに限定し、人の理解度、というパラメータを設定します。西宮は他人への理解度が低くても、人を信用している。そのため、相手がどんな人間か理解しなくとも、友達になろうとする。
小学生時代の石田などは、他人への理解度が低いと、信用していない。信用が低い相手(西宮)から優しくされたりすると、不信感により攻撃性が発現する。相手がどんな人間か理解しなくては、友達になれない。

そこから推定するに、他人から西宮に行われるいじめ行為は、反応を見たい理解をしようとする行為となる。
自分がやられて痛いと分かる、嫌だと思う言葉を投げつけるなど、自分の中で理解している感情を西宮の中に見つけるために行っている。彼らはアプローチに対する反応を待っており、暴力に対しては暴力を望んでいる。

つまり二次的なアプローチ論に戻るけど、いじめ行為が相手を理解するアプローチの一種として、子供たちは手法の倫理性を無視して暴走してしまうのかと考えてしまいましたね。

しかし、その暴力的アプローチは、西宮にとってどう映っていたか。
石田が自分で黒板に書いたひどい言葉を、黒板から消した行為に西宮は、ありがとうと書いたわけですから、ひどい物に対して酷いという感情を持っているわけです。暴力的アプローチによって、彼女の他人への理解はどうなったか?
世の中の人がこういう事をするひどい奴ら、ではなく、世の中の人に嫌われてしまっている自分という、他人に理解されない自分が嫌いだというのです。これが彼女の問題であり、自殺願望となる原因。(植野の西宮が私を理解してくれないという発言は、こういった文脈の中にあると考える)西宮にとって他人への理解はどうでもよく、自分を理解してくれる人が友達という、他人を見ていないという問題が浮き上がってきます。
しかし西宮の問題は、石田らが行ったいじめ行為の悪質さから増幅される、「誰が悪い論」で西宮は悪くないという考えに潰されがちなのですが、植野のセリフの文脈や西宮の自殺問題から考えるとどうしても作品が示しています。

【雑感的メモ~なぜ普通の学校に西宮を通わせたか?】
私が感じた疑問は、なぜ西宮は聲の高校に通わなかったか。という事。
西宮が普通の高校に通う事で、あまりに聴覚障害に理解のない子供たちと接しなければいけないこととなった。同じように聴覚障碍を持つ人の中で過ごせば、同じ悩みを持つ理解ある人々と出会ったはずである。片親である母親の経済状況なのだろうか?いずれにしても、この設定の謎は本筋を語るには必要のない謎だと思う。しかし、この転校がなければ、本作品の物語は始まってすらいない。

【メモ内での1次評価】
物語の評価としては
・石田と西宮は似た感情を持っていたという二重性。
・小学校の中で起きるいじめを扱い、登場人物に役割を与えたことによる、幅広い人々に受ける物語の没入感
・聴覚障碍を扱ったことによる意義

映像的な評価としては、
・登場人物の心理を表現する視点、表情、演出などのアニメーション。
・美しい表現をあえて隠す演出。
・映像のイメージで作られた情報を疑わせる問題提起。



【メモ】
作品構造を考える初期メモです。

・物語は小学生時代と高校生時代がある。
 小学校時代は最初の10分程度で、高校生時代における登場人物達の物語が主になる。
・小学校には、いじめられっ子(西宮硝子)といじめっ子(石田将也、およびその他クラスメイト)がいる。その他に傍観者(川井)がいる。
 後に高校生活に登場するクラスメイト達は、全員が自分が変われることを願っている。
 ここでいじめ問題に話題を持っていかれ、変わる必要があったのは誰かという話になってしまうことが多い。

・転校してきた西宮は聴覚障碍が理由でいじめられている。
 ここから聴覚障碍者についての話題に持っていかれることが多い。
 が、声と耳というコミュニケーション方法の問題となっている。
 
・西宮に対するいじめ発覚後、いじめっ子である石田はいじめられっ子になる。
 西宮が小学校を転校できたのは親の力によるものである。
  西宮のいじめ発覚と転校の時間にズレがあることが、西宮へのいじめ発覚が転校の直接的トリガーでないことを示す。(この時転校のトリガーを持つのは親である)
   石田がいじめられ始めた事に気づいた西宮が、自分のせいであると考えたために、母と妹に「死にたい」といったことが、母親に転校により環境を変える事を決断させたトリガーとなっている。
    西宮について、強烈な自己批判によって自殺願望が生まれている。
     強い自己批判性についてを、西宮が「ごめん」と伝えるたびに、植野は批判している。
      ラストシーンで植野が西宮の「ごめん」を理解することによって、西宮の自己批判性を個性として作品が落とし込んでいる。


・西宮が死にたくなった時に、妹は自身の素晴らしいと思った写真を家じゅうに張り付けている。
 しかし、西宮にとっては世界が美しいかどうかは問題ではなかったため、石田の交友関係の崩壊による二度目の自殺願望が発生してしまう。
    
・高校生になり、石田は周囲に対し塞ぎこむ。
  周囲が自分の事を批判しているという意識からである。
   これは世界が美しいかどうかではなく、自分が受け入れられない存在であるという意識が生まれたためである。
    西宮の自殺願望と動機が一致しており、石田も自殺をしようとしてしまう。
   西宮飛び降り時に石田は、全ての自分の特殊な行動を逃げと自己評価しており、自殺は逃げであるという事である。
    つまり、西宮の飛び降りをまた逃げであり、彼女には逃げたい罪悪感を感じるものが存在した。
     しかし、石田に助けられることによって、石田のこわれてしまった交友関係を再構築する方向に変わる。
      石田が死んでしまうと思わせる夢を見た西宮は思い出の橋に駆けていく。(身を案じるならなぜ病室ではなく橋なのか?)    

・石田は手話を習うために手話教室を訪ねようとしたところ、高校生の西宮と出会う。
 ここで石田からの友達になってほしいで涙を流す西宮。
  小学生時代に友達が欲しかったという願望が叶ったためである。
   石田が永束に打ち明ける友達とはという悩みからも、友達についての意識が向けられている。
    西宮の飛び降り、ひいては石田の交友関係崩壊への罪悪感は彼女の友達への意識が強い所から来ている。

・その後石田と西宮は交友関係を持つことになるが、植野によって心を乱された石田は、塞ぎこみによって友人を傷つけて、独りぼっちをえらんでしまう。  

{/netabare}   

投稿 : 2019/09/11
閲覧 : 59
サンキュー:

30

ネタバレ

yuki7

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

全体的に青みがかった色調と、丁寧な音楽が耳に残って印象的です。
OPでいきなりMy Generationが流れてきてワクワクします。
入野さん、悠木さんらはこういう繊細な役やらせたら抜群でしょうし、何より早見さんが素晴らしいの一言に尽きます。

投稿 : 2019/09/09
閲覧 : 15
サンキュー:

4

たいが

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

アニメの表現の限界に挑んだ作品

初めて映画館でみたとき、あまりの良作に驚いた。
「君の名は。」メインで映画館に行き、おまけで「聲の形」を観ただけだった。
結果を先に言うと「君の名は。」の印象が全く無いほど「聲の形」が凄まじく名作だった。

それでも、あの時ならオール星5にはならなかっただろう。
なぜ今オール5の評価を与えたのか、それは原作を読んだりインタビュー等を聞いて、認めざるを得なくなったからだ。

あまり文章を書くのが得意で無いので多くは書かない。
まずキャラひとりひとりが生きている。キャラそれぞれが暗い面を持ち、良い意味でクズで、適度にイラついて、生き生きしている。
表情の細かな変化は実写さながら。先生の表情や態度は必見。
まず1周素直に楽しんだのであれば、2周目を見てほしい。

youtubeにある京アニ公式のメイキング動画等観ることもオススメ。
あれ観るだけで大分印象が変わる。

最後に、三者三様意見はあるが、私はこの作品で一番の被害者は主人公の将也だと思った。

投稿 : 2019/08/05
閲覧 : 56
サンキュー:

8

ネタバレ

KANO

★★★★★ 4.6
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

少し重い作品

本作のストーリー内容ですが、大人の見解からすると、子供時期特有の無邪気さイコール残酷さの描写がどうしても心痛める箇所も有り、又ヒロインの感受性は私個人としては、計り知れない領域なので、主観的な評価はすべきで無い作品だと思います。
ただアニメ映画としてのポテンシャルは、言うまでも無く最高レベルです。鑑賞後に流れるaikoさんの歌声は、余韻を更に増幅させるもので、このような起用は本当にセンスを感じさせます。
ストーリーは、考えさせられる内容でした

投稿 : 2019/08/03
閲覧 : 49
サンキュー:

10

ネタバレ

ofAFF98719

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

硝子の考えを知ることが作品の理解ができる鍵

映画→原作と言う順で見ました。また、映画はあまりにも情報量が多かったこと、各場面の解釈を図ったため10回近く見るハメになりました(誉め言葉)

この作品の批判として「硝子みたいな人はあり得ない」「いじめっこに都合の良い話」など色々有りますが硝子がどんなことを考えていたか?を理解すれば彼女がなぜ将也を受け入れたか見えてきますし、硝子も天使のようだと言う考えも変わるかと

まず硝子の考えを知る第1の起点として、硝子が将也と友達になった理由ですが彼女の願いは「ノートを通して友達を作ること」です。
それはかつて将也に壊された願いでもありました(将也がノートを池に投げ入れたシーン)
しかし、5年越しにノートをもって現れた将也により図らずしも叶ってしまいました。

また、彼女を虐めていたのは将也や水門小のクラスだけでなく、転校前の学校で虐められていたと思われる描写も映画内できちんと描かれています(2回目以降見ると分かりやすいですがオープニング(The whoのMy Generationが流れるシーン)で川に落ちたか入ったか?までは不明ですが汚れた硝子が出ています

加えて彼女には将也と言う友達ができるまで友達が居なかったならば砂漠で出された水のように、それを受け入れてしまったのも、とても気持ちがわかります

第2に結絃に妨害されても無事に会えた二人のやり取りは将也側としてみると、とても不可解なやり取りがあります
将也の「君に合う理由を探してた。昔のこととか、しょっちゅう思い出しちゃうし」に対し硝子は「私も同じこと考えてた」と
硝子の言葉の意味は「将也は自分のせいでいじめられてしまった」と言う自己の加害者意識です
映画内では、余り語られていませんが(逆に原作だと明確です)硝子は自分の家族も含め色んな物を壊してきたと思っています
前述の将也へのいじめ(だから小学校で将也の机を拭いてました)や親の離婚、妹が虐められるる、水門小のクラスを壊す、高校生の将也が友達に絶縁されるなど…親の離婚や結絃のいじめは映画で描かれてないので反映されてるかは不明ですが
将也が怪獣のバラードで硝子の平和を乱す怪獣として描かれたように硝子もまた、様々な物を壊した怪獣だったと自己を考えていたのでしょう
だからこそ、天命反転地公園で「私と関わると、あなたが不幸になる」と将也に述べたかと
そして硝子は究極の自己否定として自殺を選びました。

第3の起点として彼女はなぜ自殺を選んだのか? 硝子は病院を抜け出した将也と再開した際に述べた言葉にヒントがあります。
「私が居なくなればって」…居なくなるだけならば街から出るだけでも良いハズです。でも彼女は自殺を選びました。

硝子は自殺時も自分は色んな物を壊す怪獣だと言う意識があったのでしょう。そして、これから行く先々でも自分は何かを壊すと…だからこそ行き先なんてなかった…
また、障害者を助けると言う健常者の親切心もまた彼女に呪いをもたらすような結果を起こしました
(上野さんに負担をかけて佐原さんは虐められて、妹は硝子を守るために男装したり…etc)
そのため自殺で「居なくなること」を選んだのだと思われます
なお自殺は臨床心理学で有名なフロイト曰く「攻撃性を他者に向けるのではなく自分に向ける行為」とのことで彼女も方向性が違えば誰かを傷つけるだろうし、結絃が家出するくらい酷いことを言いました。また、原作では年頃の女の子が口にするにはちょっとキツい下ネタじみた話も理解できてます。
家ではケーキを食べてるシーンで普通に笑ってたりドヤ顔してたりします。佐原さんの前でも笑ってましたし他人との接し方も心を開ける相手には普通の女の子って感じです。

そんな硝子が前向きになる大きなキッカケは「君に生きるのを手伝って欲しい」と言われたことでした。
少し差別的な書きますが、障害者に助けてもらうってことを考えたことのある健常者って世の中にどのくらい居るのだろう? 現に私は聲の形を見るまで考えたことすらありませんでした。
そして、上野さんに小学校で補助してもらったり、将也に友達の輪を広げてもらったりと自分では何もできない、迷惑をかけ壊す存在と自分を評価していた硝子です。そんな彼女を必要としてくれる(生きるのを手伝って欲しいと言う以前の将也は依存として硝子を必要としている部分が大きかった)どころか「生きるのを手伝って欲しい」と言ってくれる。きっとそれは彼女が初めて聞いた言葉だと思います(西宮母やおばあちゃん、結絃も当然ながら硝子は必要以上に大切な相手です。ですが、それをうまく伝えられてないのが作品のテーマ「ディスコミュニケーション」)
恋い焦がれた相手にそんなことを言われる…そりや「たった1つの道標」になるわけです

今回、硝子にフォーカスして文章作りました。なお、故西屋氏曰く「見るたびに新しい発見のある作品」とのことですが、私が10回近く見たのもそれが理由でした。「エンディングの『恋をしたのは』は恋愛の映画じゃ無いのになぜ主題歌?」と当初私は考えてましたが演出の意図が解ればしっくり来ます。
そんな奥深い映画です

投稿 : 2019/07/29
閲覧 : 61
サンキュー:

12

ウォレス

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

2017年10月に観終わった

投稿 : 2019/07/29
閲覧 : 48
サンキュー:

1

スワンa

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

決して避けて通ってはいけないこと

この作品を語るには、あまりに彼女の様な障害を持つ人達との接し方や知識を僕等は知らな過ぎる。

学校や社会、そして普段の生活に於いて、時折出会うことのある様々な障害を持つ人達。
一見して分かる人もいれば、全く分からない人もいる。

いざ直面した時、あなたならどうしますか?
彼女の様に可愛い聴覚弱者ばかりではないのです。

優しく手を差し伸べたいと思っても、周りを気にしたり、接し方が分からなくて何もしない人もいる。
そもそも関心を持つことが出来ない人や、毛嫌いさえする人だっている。

普段何気なく行っていることが、ある日突然麻痺し使い難くなることなど、人は考えたりはしません。
ましてや子供ならば余計に知る由もない。大人と言われる我々でさえそうなんだから。
同じ社会の中で共存しているにも関わらず。

出来ることなら面倒なことは避けたいと考えるのが普通です。
だから積極的にこの問題を教育に割く機会も多くない。

問題を国や社会に押し付けるつもりは全くありませんし、決して何もしていない訳ではない。
でも、幾ら法を整備したりしても、当事者への偏見や差別は一向に無くならないのが現状です。

障害を持つ人達が、懸命に社会に訴え続ける中、当然彼らもやり方や意識を変えていくべき事は
きっとあるでしょうし、同時に我々がやるべきこともたくさんあるのです。

そして「障害者は障害者らしく」という言葉が人々の気持ちの根底から消え、制限を減らさない限り、
絶対に解決することはない問題だと思っています。

人は温かく、時に冷たいものなのです。

この作品は美しくて素晴らしい作品です。
でも障害を題材にした以上、それだけで終わらせてはいけない深い問題が残ると思います。

投稿 : 2019/07/28
閲覧 : 84
サンキュー:

13

ネタバレ

マイケル----

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

Koe no katachi is the best movie i ever seen (old)

The romance is not the central object, but i can feel the "love" whit shou-kun and shou-chan

投稿 : 2019/07/26
閲覧 : 103
サンキュー:

6

HANIHO

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

おもしろい!

投稿 : 2019/07/20
閲覧 : 17
サンキュー:

1

でこぽん

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

亡くなられた方のご冥福をお祈りします。そして今こそ京アニを応援しましょう

先日、不幸な事件が起きました。
亡くなられた方のご冥福をお祈りします。

京都アニメーションは、聲の形やヴァイオレットエバーガーデン、けいおん、響けユーフォニアム、などのアニメで、多くの感動を私たちに与えてくれました。

これらの作品を見れば、平和、非暴力の世界を京都アニメーションが願っていることが良くわかります。

今でこそ『京アニ』として有名な会社ですが、1981年の創業時は、地方というハンディのため、下請けの仕事が殆どでした。
なぜならば、当時のアニメ業界は、車でセル画の回収をしていたため、東京から離れたアニメ会社には、仕事が回ってこなかったのです。

ですが、丁寧な作業、きめ細かな美しい描写が認められ、少しずつ関係者から評価されてきました。そして日本でいち早くアニメのデジタル化を手がけ、ようやく下請けを脱却し、自社制作での依頼が来るようになったのです。

今回、この不幸な事件で京都アニメーションがピンチに陥っています。
今まで京都アニメーションからもらった感動のお礼として、
皆さんも、可能な方法で、京都アニメーションの応援を、お願いします。
募金とか、グッズの購入とか、京アニの映画を見るとか、京アニの本を買うとか・・・
方法はいろいろとあると思います。

どうかよろしくお願いします。


最後に、作品の評価とは関係ないことを書き、すみませんでした。

投稿 : 2019/07/19
閲覧 : 104
サンキュー:

45

ネタバレ

退会済のユーザー

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

気持ちを伝える事の大切さ

この作品を観て、改めて会話の難しさ大事さを考えさせられました。
そして初めて手話というものに関心持つ切っ掛けにもなりました。

アニメのキャラですから可愛いヒロインに感情を持つのは当然。
でも男女構わず、もし身近に似たような境遇の方がいたら自分は避けずに接することが出来るのか。交流を持ったとして、その人を人として優しさだけではなく、しっかりと気持ちをぶつけあえる事が出来るのか。不器用なりにそう接した植野直花の様に。その為の手段が手話だとしたら、それを学ぶ勇気はあるのか。

当たり前のように会話が聴こえて言葉に出来る自分の周りに、もしかしたら別の手段でそれを求めている人がいるかもしれない。

物語だけで終わらせてはいけない、素晴らしい作品でした。


2019.7.18
亡くなられた多くの方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

投稿 : 2019/07/19
閲覧 : 60

りんご

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

漫画のほうがよい

2017.2
『あの花』『ここさけ』が好きならこれも観ているはず。
登場人物の一人ひとりが放つ言葉がリアルで、まあそうなっちゃうよねー言っちゃったかーという思う繰り返し。みんな素直すぎる。
アニメも十分よいですが、脇役のストーリーがところどころはしょられているので、漫画のほうがおすすめです。

投稿 : 2019/07/14
閲覧 : 35
サンキュー:

8

阿紫カービィ

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

悪が存在しなければ 善も存在しないとは…

私は
人に(故意に)意地悪しません。
人の悪口も言いません。

何故なら
『ブスになりたくないから』単純明解です(笑)

だからなのか
この作品を観ながら 本当に嫌な気持ちになったし、怒りで気がおかしくなりそうでした。

冒頭
高校生の将也君が
『過去の贖罪』のため 自殺をしようとします。

でもね
あからさまに『死の支度』をする人は
死ねません。

その行動で、将也君の弱さ、意気地のなさが露呈しましたね。

(本当に、自ら死を選んだ人は
誰にも気づかれないように…突然居なくなるから…)


THE WHOの音楽にのせて、
やんちゃな将也君の小学生時代に舞台は変わり、

聴覚障害をもつ硝子ちゃんが転入してくるのですが


この担任の先生、酷くないですか??

聴覚障害をもつ子が転入する事の説明をまず事前にすべきだと思うのですが…
いきなり
『自己紹介して』と、硝子ちゃんに言った時
私の怒りメーターはMAXになりました。

今の『学校』はこんなに酷いのですか?

そこから、目を背けたくなる描写が続きます。
痛々しくて、なさけなくて、残酷です。

硝子ちゃんは…きっと
自分が虐められることよりも、虐めの『標的』が
他のクラスメイト(将也君)に代わった事の方が
辛かったのではないでしょうか?


硝子ちゃんは転校し、

舞台は再び高校生に戻るのですが、
中学生時代が抜けてます。中学生時代の将也君は?

まぁ、良いとして、

虐めた事、虐められた事をずっと引きずって
『死の支度』の最後が、硝子ちゃんに逢って、謝罪をする事…

全く成長していない将也君 なんなんだろう?(笑)


硝子ちゃんは 多分
『過去』は『思い出』として大事に自分のものにできているのに

それにも気づかないで
自分の気持ちや 考えを 押し付ける将也君。

あげくに、また小学生時代のクラスメイトが出て来て、(その人達も全く成長していない)

もう地獄絵図です。



硝子ちゃんは立派に生きている


もう、そっとしてあげて。

それが、私の感想です。



自分語りを少し。

私は、心ない出来事で 1年半くらい『失声』した事があります。

一生懸命、喋ろうとしても、声が出ないのです。
そのうち、話す気持ちもなくなりました。

主に『筆談』でコミュニケーションをとっていましたが、不自由ではなかったです。ただ、

『ありがとう』を 声で伝えられない事が、辛かったのを覚えています。

今思うと、
良い経験をしたと 本当に思います。


長くなりました。
読んでくださり、本当にありがとうございました。



あ、
この作品を観る前に、原作読んでおきたかった!です。

投稿 : 2019/07/07
閲覧 : 516
サンキュー:

68

ネタバレ

scandalsho

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

障がい、いじめ、生と死、そして母の愛

原作未読。
劇場でも視聴しましたが、いろいろと考えさせられることの多い作品だったため、繰り返し視聴してからレビューしたいと思い、BD購入後のこのタイミングでレビューします。

【初めに】
この作品は多くの方に見て欲しい作品です。
高校生の恋愛物語なんかじゃありません。
障がい、いじめ、生と死、母の愛・・・。重いテーマを次々と投げかけてくる作品です。
そして、見終わった後、色々と考えさせられる作品です。

様々な思いの中で、少しずつ成長していく石田将也、西宮硝子、西宮結絃、そして植野直花が見どころです。

【物語】
これだけ重いテーマをよくも2時間の枠に収めたな!と感心するくらい良くできていると思います。
時間の都合上、少々強引な展開もありましたが、それをマイナス要素とするのは酷でしょう。

【作画】
京アニですからね、全く問題無いでしょう!(笑)
特に花火のシーンは鳥肌ものでした。

【声優】
なんといっても早見沙織さんでしょう。
硝子が言葉を発する度に鳥肌が立つほどの怪演。
{netabare}小学生のころ、将也と取っ組み合いの喧嘩をした硝子が発した言葉が、最初に劇場で視聴した時には理解できませんでした。
BDで繰り返し視聴をして、『頑張って!』と聞こえた時には感動しました。{/netabare}

将也の少年時代を演じた松岡茉優さんに賛否があるようですが、私はとても良かったと思いました。

【音楽】
THE WHOの「MY GENERATION」は良かった。
aikoの主題歌は好みが分かれるかも・・・。

【キャラ】
「植野直花」
一見、理に適っているようなことを言ってはいるが、実は一番自分勝手・・・に見えるキャラ。
高校生になった硝子の立場から見れば一番の敵キャラだし、『嫌い』って人が多いだろうな?
実は私もそうだったし・・・。
それだけに、最後の{netabare}手話{/netabare}には感動した。
良かった。ちゃんと成長してるじゃん!

「将也の母」
私の印象は、子供には甘いけど、責任感の強い母親。
{netabare}硝子いじめの謝罪の際、片耳から流血しながら、声も荒げずに「明日からいい子にするんだよ、ね」は衝撃的だった。
硝子の母と植野の喧嘩を止めたシーンも良かった。{/netabare}

「硝子の母」
私の印象は、子供に厳しく、だけど誰よりも子供を愛する母親。
{netabare}重度の聴覚障害のある硝子を普通学級に通わせるとか、小学生には酷なんじゃないかと思った。
しかし、硝子は聴覚に障害があるだけで、知能に障害がある訳ではない。
愛娘の将来の事を考え抜いて出した、苦渋の決断だったんだと思った。

それは、後半のシーンからもうかがえる。
高校生になった将也が硝子を一緒にいるところを見かけると問答用無用にビンタ。
そして、硝子を責める植野にも問答用無用にビンタ。
愛娘を守るためには手段を選ばずに全力で立ち向かっていく母親の姿だと思った。{/netabare}

【最後に】
極力ネタバレ無しでと思っていたんですけど、結局ネタバレだらけになってしまいました。スミマセン。
ネタバレついでに、最後に少しだけ付け加えたいと思います。

{netabare}この作品を視聴して、本当に色々なことを考えさせられました。

【障がいを持つ人とどう接するのが正解なのか?】
本作の硝子のように聴覚障害を持つ人との接し方。
将也や佐原のように手話を覚える?
  それができれば一番いいんだろうけど・・・。
  現実には、手話を知らない人が多いんじゃないかな?
  もちろん私もその一人。
「大きな声でゆっくり話せば分かるんだから」と言った植野。
  これも決して間違いではないと思っている自分がいる。

大事なことは相手の立場に立つことだと思う。
ただ、優しく接すればいいというわけでもないのだと思う。

【これって「いじめ」ですか?】
いじめがダメなんてことは、誰しも理解していることだと思う。
だけど、どうだろう?
『私の職場(学校)ではいじめなんてありません!」
そう断言できる人は少なくないと思う。だけど、
『誰かを無視したり、悪口言ったりとかありません!』 
そう断言できる人がどれだけいるだろう?
悪口・陰口くらいなら、恐らく多くの人が身に覚えがあるのでは?
『悪口・陰口くらい誰でもやってるよね?このくらいなら”いじめ”じゃないよ』

それではなぜ、佐原は不登校になったのだろう?

【母親の愛ってすごい】
将也の母、硝子の母。
タイプは全く違うけど、子供に対する愛情と責任感の強さは計り知れない。
謝罪のためにピアスを引きちぎった将也の母親。
同じく謝罪のために、公衆の面前で土下座をした硝子の母親。
どちらも本当に立派だと思った。

そして、何より、自分の身の回りの人に同じようなことをさせてはならないと思った。{/netabare}

投稿 : 2019/07/07
閲覧 : 727
サンキュー:

125

ネタバレ

Re:アニメ好き

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

こ、これは凄い...

【あらすじ】
{netabare}将也のクラスに転校してきた硝子は聴覚障害者であり、自己紹介でノートの筆談を通じてみんなと仲良くなることを希望する。
しかし、硝子の障害が原因で授業が止まることが多く、同級生たちはストレスを感じる一方になっていた。そして合唱コンクールで入賞を逃したことをきっかけに将也を初めとするクラスメイトたちは硝子をいじめの標的とするようになり、補聴器を取り上げて紛失させたり、筆談ノートを池に捨てたりするなどエスカレートしていったが、ある日...{/netabare}

【感想】
{netabare}いやー、良いアニメでした。
見始めたきっかけは弟が僕に進めてきたことで、始めは気が乗りませんでしたが最近、同じジャンルのアニメばっかり見ていたので気分転換には良いかなと思い視聴しましたが、これは凄いです。
気分転換に観たのが申し訳ないくらい良い作品でした。

まず、この作品の特徴としてとてもメッセージ性があるアニメだったように思います。
「自分でやったことは自分に返ってくる」「自分でやったことの責任は自分でとる」
という感じではないでしょうか。
やっぱり、メッセージ性のあるストーリーは良いですね。
理解の幅が広がるので...

作画は映画というのと京アニさんというだけあってかとても繊細で美しかったです。
そしてなんといってもグラフィックと作風が合っていたのもこの作品の良さかと思います。
あと、なぜだか西宮さんをみているとバイオレット・エヴァーガーデンのヴァイオレットを思い出しました。
顔が似ていたからなんですかね?

キャラは大体というかほとんどの人がひねくれ者ですが中身は皆良い人っぽいです。
ただ一つ、気になった点だけ...
なんか、西宮さんがやさしすぎるような気がします。
まあ、僕の心が狭いのからなのかは知りませんが、小学校時代のことだとはいえ、結構というかとてもひどいいじめを受けていたのに将也とまだ友達になる気があるのは正直驚きました。

そして僕がこの作品を好きな理由の一つは音楽は別に盛大では無いのにとても盛り上がっていたことです。
まあ、特にとても沢山アニメを見てきたわけではありませんがここまで音楽が盛大ではないのに盛り上がっていたというのは凄いと思いました。
いやー、時代の進歩ですかね(笑)

万人受けしそうな作品かどうかは分かりませんが、多分結構沢山の方が好きな作品かと思います。
ともあれ、個人的にはとてもお勧めです。
どんなかたでも、一度は視聴してみることをお勧めします。

どうか僕の語尾力のない感想でこの作品が汚されませんように... T-T{/netabare}

投稿 : 2019/07/05
閲覧 : 69
サンキュー:

31

ネタバレ

かんぱり

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

考えるきっかけになれば

レビューを書くのが難しい作品です。とりあえず感じたことを羅列します。

西宮さんが聾唖学校に行かずに普通の小学校に通わせたのは、普通の子と同じように通わせたいとの考えかもしれませんが、西宮さん本人がそれを望んだのでしょうか?
また、通わせることにしたとして、転校前にちゃんと学校側とどうすべきか話し合うべきだったのではと思います。
母親はなんとかなると思っていたのでしょうか。
担任が何もせず普通に自己紹介とか朗読とか普通にさせてるし、音楽教師も普通に歌わせようとしてるのはひどいなと思いました。

もちろん、いじめた石田たちはもちろん、悪口を言ったり笑って何もしなかった周りの奴らも悪い。子供って無邪気で残酷だから、時には平気で人を傷つけたりする。
子供の時に受けた心の傷は容易には消えない。

西宮さんはそれでも友達になりたくて手話で話しかけ、ノートで会話しようとします。こんな天使みたいな子いるんだろうか。

石田くんは西宮さんの補聴器を壊したことをクラスで糾弾され、それがきっかけでいじめられていきます。そして母親が西宮さんの母親に補聴器の弁償金を渡しながら謝っている姿を見て自分の犯した罪を意識します。
例えば石田くんがいじめられなかったら、はたして石田くんは西宮さんに会いに行ったのでしょうか。そのまま会いに行くことはなく、中学でも誰かをいじめていたかもしれません。
人間ってこういうきっかけがないと自分のしていること、相手の気持ちに気づかないものなのかもしれません。

石田くんは過去に自分のしたことを償おうとします。戸惑いつつもそれを受け入れる西宮さん。どんだけ天使なんだよ西宮さん。。
しかし上野さんにお前のせいで石田くんと友達の関係が壊れてしまったと聞かされて、西宮さんは自殺しようとします。

自分がいなくなればと考えたんだろうけど、自分が死ぬことで傷つき、悲しむ人がこの世界には必ずいることを忘れちゃいけない。
この世に不必要な人なんていないと私は信じたい。

石田くんが西宮さんに「生きるのを手伝ってほしい」と話すシーンはじわっときました。西宮さんは必要とされてるんだとちゃんと伝えられたから。

ラスト、石田くんの周りの人たちの顔についていたバツ印が剥がれます。石田くん自身も閉じていた心を開いたということなんでしょうか?

この作品は見る人によって見方や感想が分かれると思います。でも、この作品を見た人それぞれが障害やいじめについて考えるきっかけになればいいなと思います。

投稿 : 2019/06/15
閲覧 : 70
サンキュー:

12

ネタバレ

心静

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

考えさせられる!

幼い時に人をいじめたり、主犯じゃなくても
同調したりすることは誰しもたぶん経験したり
見たことがあると思いますが、
元いじめっ子目線の話で、新鮮でした。

分からなかったのは、なんであんなにいじめたのに
いつも許していたのか、、です。。
ふつうなら嫌いになってしまいそうなのに。

でも、色々あって結局2人は仲良くなれて
すごく良かったと思います!
楽しく最後まで、飽きずに見ることができました♩

投稿 : 2019/06/10
閲覧 : 53
サンキュー:

8

ネタバレ

ともえもん

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

可愛すぎる。

高校生になった石田くん可愛すぎるやろ。
小さい子に優しいし、ええ子や。
子供の頃って、平気で残酷な事してしまうし、それが結果どう繋がっていくかとか考えへんよな。
良い映画やった。大人になった今でも、こんな風に人と向き合うってことないから、なんかすげぇなって思う。大人ほど、なーなーで付き合ったりするから体当たりで仲良くなってくって無いか。
あれだな〜、学生って良いなぁ。笑

投稿 : 2019/06/09
閲覧 : 48
サンキュー:

4

ネタバレ

Mi-24

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

駄目な奴は何をやっても駄目だった。

綺麗な映像と音楽。優れた演出と話の展開。良く纏まったアニメ映画で、見た直後は「感動の名作だ!」と素直に思う。
しかし冷静になってじっくりと考えてみると、救いの無い酷い内容の話だ。


聴覚障害を持つ硝子といじめっ子の将也。
小学校時代に硝子に悪質ないじめを行っていたのは将也を含む男3人と女1人。
この中でいじめについてあれこれ考えているのは、自分もいじめの被害者になった将也のみ。
特に硝子をいじめた後に将也もいじめていた男2人は、いじめを行った事に対して後悔も無ければ反省もない。

結局いじめの加害者は自分が実際に殴られるなどの苦痛を伴った罰を受けない限り、自分の行いを省みる事は決してない。
獣のように苦痛を与えて躾ける必要があるのは悲しい話だが、悪質ないじめをやる様な奴はそもそも話が通じないので仕方が無い。


将也は自分の苦しみから逃れるために硝子に救いを求めるが、何故か硝子に受け入れられてしまう。
これによって将也が本当の意味で自分自身と向き合う機会が、永遠に失われてしまった。
硝子の妹がしたように完全に拒絶された方が、将也の将来のためには良かったと思う。

物語終盤で将也が硝子をいじめた原因について「自分はただ硝子と話がしたかっただけなんだ」と言っているのを聞いて、将也には心底失望した。
結局将也は何も分かっていなかった。

将也は自分がした「硝子に対して行った悪質ないじめ」と向き合うことなく、硝子に惨めったらしく依存して、しがみ付きながら生きて行く事になってしまった。


将也と硝子の恐怖のサイコパスカップルが誕生して物語は終了。
合掌。

投稿 : 2019/05/31
閲覧 : 54
サンキュー:

4

ネタバレ

ももへ

★★★★☆ 3.8
物語 : 2.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

足りない...物足りない...

いつも気に入ったアニメから原作を漁りに入る自分としては珍しく、原作から入ったアニメ。

京アニ製作だけあって作画はめちゃくちゃ綺麗。
環境音まで繊細に表現されていて驚いた。
硝子役の早見さんの演技は鳥肌立った。

...んだけども。

観終わっても感慨に浸ることもなく、原作の漫画を読んでる時のような衝撃も感動もなかった。

まず一つ。
映画だからまあ仕方ないとはいえ、大事な部分を省きすぎている。
特に友達みんなで映画作りをするくだりがないのは痛い。
出てくる時間が短い上に絡みが薄いから、サブキャラに感情移入できない。
原作では「あ、こんな奴実際にいるわ」ってぐらい、言動がリアルで人間臭い素敵なキャラ達だったのに...
小学校から一緒だった植野と川井ですらあっさりしすぎてる。こと真柴君なんて完全に空気。
それぞれのキャラに思い入れがないから、橋での喧嘩のシーンも淡々としていたし、そのあとの硝子の「石田君が築き上げてきたものを壊してしまいました」にも説得力が感じられなかった。
あと個人的に西宮ママの過去は入れて欲しかったなぁ...

もう一つ。
植野役の声優さんの演技が微妙。
原作では感情を思いっきり表に出して怒鳴ったり殴ったりしちゃうキャラなんだけど、映画を見てる中ではそういった激しい感情は全く伝わってこなかった。だから上で挙げた主人公との絡みの少なさも合わさって、影の薄さに拍車がかかってしまっている。
原作では一番好きなキャラだっただけに残念過ぎる...。

いちいち原作と比較してしまってごめんなさい。
でも、初めてこの作品に触れた人たちが満足できるのか、というのがすごく心配。
各キャラ達の考えていること感じていること、ちゃんと伝わってきましたか?この作品があなたに本当に伝えようとしていることは伝わりましたか?
自分は、この映画では「聲の形」の魅力は感じられないのではないかと思いました。

映画じゃなくて普通に12話ぐらいのアニメにしてくれていたらなぁ...(ボソッ)

投稿 : 2019/05/16
閲覧 : 57
サンキュー:

10

gm560

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

涙が出る理由がわからなかった

なんか少し現実離れしているのではないか?

と物語に違和感を感じているのに、
なぜか目から涙が止まらなくなりました。
なぜこのストーリーに自分がこんなにも感動出来るのか、
正直あまり理解が出来ませんでした。

見終わって時間が経ち、少し頭が整理されてから気付いた事があります。
いじめは誰しも経験した記憶を持っているものであり、
被害者としての記憶、加害者としての記憶、
もしかしたら両方の記憶を持っている人も多いのではないでしょうか?

自分はしっかりと被害者だった期間が続いた事もありました。
その時は辛かったし、今となっては記憶はもう曖昧だけど、
幸いに、その時期を乗り越えて元気に育ち、大人になる事が出来ました。

そしてたった一度、加害者としての大勢の中の一人になってしまった
取り返しのつかない苦い記憶があり、何十年前の記憶なのに、
その一回だけを、今も時々思い出して後悔してしまいます。

恐らくそれらの遠い記憶が、視聴中に無意識のうちにリンクして、
感動につながったのではないか?と今は感じています。
本当に救いは無いけど、なにか救われるお話です。

この物語は実は有り得るかもしれないし、有ってはいけないと思うし、
有って欲しいと願いたい、そんな話かもしれません。

あと、作画がとてもきれいで、なんというか音がとても良いです。
変にバックに音楽を流さずに、例えば植物に水をやる音とか、
効果音がとても良くて、耳に気持ちよく聞こえてきます。
声優の演技もリアルで本当に素晴らしいと思います。

少しシリアスで重い話ですが、それが大丈夫な人におすすめです。
多くの人に見てもらって、いろいろ感じてもらいたいです。

追記:私がこのアニメを見たいと思ったきっかけの動画を紹介します。聲の形を見終わった今見てもとても感動します。クオリティ高くてきっと感動すると思うのでよかったら見てください。
https://www.nicovideo.jp/watch/sm31406053

投稿 : 2019/04/11
閲覧 : 173
サンキュー:

17

ネタバレ

たわし(ガガ)

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

京アニが本当のいじめや差別を描けるわけない

京アニは。。。いやこの「聲の形」は正直、そういったリアルないじめや差別といった題材にシロップやチョコレートをコーティングし、特大のパフェとして売っている。

障害者の差別は20年前の小学校時代、ダウン症や知的障害者クラスがあり、今はどうだか知らないが、当時でも同学年から隔離され個別化されたいた。(聴覚障害も同様)

リアルにいじめや差別を目の当たりにしてきた人間にとって、この映画ほど鼻で笑ってしまうものはない。

何故、障害者は「美少女萌えキャラ」にしなければならなかったのか。。。
それは簡単で、この映画が「商品」だからである。

スーパーで並んでいる野菜や果物は「味」は変わらないのに、「形が悪い」だけでいとも簡単に除去されるでしょ?それと何ら変わらない。

ここにリアルは存在しない。

この映画に泣き感動した人間は余程、感受性が強いのか。それとも高みで見物しているだけで、本当の問題に目を向けることはないだろう。

投稿 : 2019/04/07
閲覧 : 260
サンキュー:

23

taijyu

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

難しいテーマを高度な作画で描いた傑作

作画、内容共に素晴らしい傑作でした。

原作も素晴らしいですが、それをスッキリ良くまとめていますね。

しかしいじめという内容にはいろいろ思うところもあって複雑ですね。
いじめというのは人の心を殺す最悪の行為なのに、遊び感覚で気楽に行われて、ろくな殺人と違って大した罪にも問われない。
それに対する贖罪といった複雑なテーマでしたので、モヤモヤが残るのはどうにもならないか。

原作通りですが、硝子ちゃんがただ天使で可愛すぎるところはちょっと違和感。
いじめられた本人が何も恨んでいなければ、やった方の心も救われてしまうのでは。
まあ結論はでませんが、考えさせられる傑作だったということで

投稿 : 2019/03/31
閲覧 : 64
サンキュー:

7

ネタバレ

プクミン

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

凄いアニメ!!

小学校6年生の頃、転校してきた聴覚障害の少女にいじめをしていた少年。
いじめはエスカレートしていって、過激になって行き、少女は転校。
数年後、いじめを行っていた主人公が当時いじめてた少女と再会し、その後を描いた物語。

まずこの物語は、主人公とヒロインの立場になってどのぐらい理解または共感できるかで、かなり好みが変わる作品だと思います。

以下、ネタバレ含みながらの内容と感想です(長いです)。
{netabare}
ヒロインの『西宮硝子』と主人公の『石田将也』の二人の心境がメインの物語になります。
耳がほとんど聞こえない為、上手く話せないという状況にもなっています。
その喋り方に対し「気持ち悪い」とか言っていじめに発展。更にいじめを行っても相手が抵抗しない事からエスカレートしたんだと思います。
いじめが発覚した後、将也の母親が弁償やら慰謝料やら諸々含めたと思われる金額を西宮母へ渡したところで、将也は自分が大変な事をしたと気付いたんだと思います。
その後色々あって結局硝子は転校します。

時は進み高校生になりますが、母親に対し、当時払った金をバイトやら何やらで金を稼ぎ、そっと返した後、主人公は自殺しようとしますが、その前に当時、水場に投げ捨てた硝子のノート(筆談用)を返す為に手話サークルへ行きます。
どこでその情報を得たのか不明ですが、そこで硝子と数年振りの再会。
そしていつの間に覚えたか分からない手話。
その再会と主人公の母親により、自殺は止める事になりますが、罪悪感からか、他人の顔に×印が見えるようになります。
この時は単純に、この×印は自分の事を拒否っている表現だと思っていました。
そして他人が自分の事を悪く言っているんじゃないかと思い込み、他人との接触を過度に恐れるようになっています。

話は進み、助けた人と友達になり、孤独からやや解放されていきますが、硝子に会いに行こうとしたところ、一人称「オレ」で自称「硝子と付き合っている」を名乗る人物(本当は硝子の妹『西宮結絃』)から「自分を満足させるためだけに来てるなら帰って下さい」と言いますが、まさにその通りだと思いました。
主人公の将也が硝子と接触し続けている理由は、自身の罪滅ぼし的な感じかなと、この時は思っていました。

その後の展開は、小学校の頃一緒のクラスで硝子と関わりの合った人達と再会していったりしていきますが『植野直花』という、女子でいじめに加担していた人だけは、変わらず硝子の事を嫌っており、みんなで遊園地に行った時を始め、他のところでも度々衝突します。
この女は、最後まで許せませんでした。

この植野からの言葉、更に時期悪く硝子のお祖母ちゃんが亡くなり、硝子自身が、自分がいると周りを不幸にさせてしまう、周りに迷惑を掛けてしまうと思い、花火大会の日に自殺をしようとします。
間一髪のところで将也が止めに掛かりますが、代わりに将也が落下し病院送りに。
これを知った西宮家は将也の母親に土下座、植野は硝子に攻撃。
やっぱりこの植野という女は許せんっ!!

主人公の将也が意識を取り戻した後、硝子の安否が気になり、無断で病院を抜け出し探し、結果いつも魚にエサをやっていたところで無事再会。
この時、将也が硝子に「ちゃんと謝っていなかった」という事に気付き、何をしたかったのかも気付きます。
この台詞を聞いた時、主人公は罪滅ぼしをしたかったのでは無く、単純に硝子が何を考えていたのか、何を思っていたのか、それを知りたかったんじゃないかなと思いました。
あくまでも個人の見解ですが、そう考えると、自分自身が許せなくて自殺をしようというのも納得、そして周りの人から×印が無くなったのも、自分を許せるようになったからという事からなのかなと。

一方、硝子の心境ですが、友達と呼べる友達がおらず、必死に頑張って友達を作ろうとしたけど小学校の頃に失敗。しかも相当無理をしていたと思うので、将也からいじめにあってからは、自分から友達を作る事を諦めてしまったり、恐れていたのではないかと思っています。
そんな中、当時いじめていたとは言え、わざわざ手話まで覚え自分に会いに来てくれた将也に困惑しながらも友達になりたいと考えていたんだと思います。

『なんであんなにいじめられていながら、そんな人と友達になりたいと思ったのか?』と考える人も思いますが、孤独の辛さは主人公が作中見せてくれました。
硝子からしてみると、今までの経験(多分、何度も転校、何度もいじめに遭ってたと思う)から、友達を作る事がどれだけ難しいかも理解していたと思います。
「ごめんなさい」が口癖なのも、自分が上手く喋れないからという負い目もあったんだと思います。
将也達にいじめられていた事も、硝子からは親に直接言ってない事からも、相当我慢をしていたと思います。
それでも友達を作る事が出来なかった。
そんな彼女のとって、相手(将也)の方から友達になって欲しいと言われた時は、いじめというリスクと、一番欲しかったもののメリットで相当葛藤したと思います。
実際、将也からのいじめは無く、普通に優しく接して貰っていて本当にうれしかったんだと思います。

仲良くしていくうちに、彼に好意的になり「好き」とまで言ってしまいましたが、硝子がプレゼントした品や、彼に伝えた言葉が『好き』という単語のみからも、彼女の精神年齢は実年齢よりかなり低いのではないかと思いました。
理由としては、心が許せる人は家族のみ(一応手話サークルの人もいるとは思いますが)という環境で育った彼女は、どうしても他者よりコミュニケーション能力が下がってしまいます。
なので、ここでの好きは恋愛的な面よりも友達としての『好き』の意味合いが強いのではないかと思いました。

最後に植野ですが、彼女は最後に『バカ』を手話で伝えます。これは彼女なりに自分から硝子へ歩み寄ろうという意思表示と受け取りました。
まあ、好きになれませんけどね。
{/netabare}

作中出て来るキャラは、どうにも癖が強く、植野と自称親友を名乗る永束だけが最後まで好きになれませんでした。
硝子と結絃は好きでしたけど、それ以外は微妙という事で、キャラ評価は3.5。
音楽については、EDぐらいしかなかったので、これも3.5。
ただ、物語や主役二人の心情はこれ以上ないぐらいに完成されており、声優(主に硝子)の演じ方も、一言一言が胸に響くものでした。

設定が『障がい者』『いじめ』と、作品として受け入れにくい要素があるのに、ここまで良い方向へ辿り着けた事に、ただただ凄いと思いました。

そんな作品とは裏腹に、レビューを上手くまとめきれず長文になってしまい、申し訳ありません。

投稿 : 2019/03/25
閲覧 : 299
サンキュー:

22

けいぴぃ

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

DVカップル

イジメの加害者の石田と被害者のしょうこが仲良くしてるのが
違和感ある人が多くいるようですが、

DV男が彼女を攻撃した後に反省してしおらしくなって
急に優しくなるせいで女も別れきれないのと同じ様な感じで、

DVカップルの関係みたいになってるのではなかろうか?
しょうこは石田のムチ(小学校時代)とアメ(高校生になって現れた石田)の
ギャップに翻弄されてるようにも見えなくもないし、

高校生の石田は色々あって自信を失って
しおらしくなっているが、
小学校時代のいじめっ子の石田が彼の本性なのだろうか?

今後二人が正式に付き合ったり結婚したりしても
石田のムチの性質が出てこない事を
祈るばかりです ナム

投稿 : 2019/03/24
閲覧 : 113
サンキュー:

14

ネロラッシュ

★★★★★ 4.2
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

綺麗事でしかない

元イジメ被害者としては、未だに加害者を許す気にはならんし、同窓会のお知らせが実家に届いても、決して俺の現住所を奴等に知らせるな!と言ってあるほどで、このお話はこうなるといいよねっていう綺麗事でしかない。
まぁ京アニ山田尚子で、ラブストーリー要素を強めて描いているからラストまで観れたかなぁって思う。

投稿 : 2019/03/24
閲覧 : 86
サンキュー:

5

daruma

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

圧縮されていたけど、本質的なところは大事にされていました

原作既読です。

原作からかなり圧縮されていると感じました。前後半に分けてもいいくらい。いい部分も悪い部分も削られたのでやや薄味でしたが、本質的な障がいの壁や、償い、生きることのような本質的なテーマはしっかり残されていたと思います。

センシティブな内容でしたが、その踏み込みを無駄にしないだけの質量ある作品でした。

原作読んだとき(もう数年前になりますが)には感じなかったことや、考えなかったことが改めて自分の中で湧いて、自分の中での変化を感じました。植野の硝子をうざがる気持ちや、硝子と佐原、将也の自分を責めることでとじこもろうとする気持ちなどをより一層気になりました。

キャラクターでは全体的に可愛く表現されていたと感じました(悠木碧のユズは特に)。川井はマジでうざいままでした。

興味を持たれた方は原作もぜひ読んでいただきたいです。(いじめ描写とか人間関係のドロドロ感がきついけど笑)

投稿 : 2019/03/04
閲覧 : 104
サンキュー:

11

ネタバレ

をれ、

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

問題提起作品(但し問題には触れません。)

2018年末に某BS局で放送されたの機に、録画してあったことを思い出して視聴記念書込。

  まず提起されていると思われる諸問題の、所謂いじめ、障がい者との恋愛や友情、ダイバーシティ、障害ポルノや障がい者(非)聖人説など、について言及する意思がないことを明記することから始めます。理由は、それらに対して当事者経験の欠如から状況の想像力が不十分に感じられ、揺るぎない意見を持てないからです。従って、この物語の問題提起の仕方についての個人的な感想を、キャラのリアリティ、物語、学校という不完全システムの3つについてだけ述べることにします。
  
  まずキャラのリアリティ、そんな人が現実に存在しても不自然に感じないということです。主要登場人物は、主人公でいじめの加害者/被害者の石田将也、ヒロインで難聴でいじめの被害者西宮硝子、それからサブキャラのヒロインの妹だけど少年風の西宮結絃、自称主人公の親友の永束友宏、主人公に密かに好意を持つ植野直花、傍観者で状況の消極的同意者の川井みき、ヒロインの最初の理解者であるがいじめ被害者の佐原みよこ。
  まず主人公ですが、何故いじめていた人に会おうと思ったのでしょうか。ノートを返さないといけない理由はどこにあったのでしょうか。さらにもう使う状況がないであろう手話を何故習ったのでしょうか。これらは物語を進行上不可欠ですが、動機不明の主人公像を作り上げてしまいます。そして、それらに目を瞑ったとして、実現できたお話、例えば主人公とヒロインの和解と恋愛感情といったこの話の流れは、私には感動できるほど良いものでもありませんでした。
  ヒロインに関しては、イジメられても微笑んでいられるのは、経験的にそれが周りとのコミュニケーションでの彼女的最適解だったのでしょう。これで知性を疑うのは哀し過ぎると思いますが、終盤以外では受動的過ぎて、人形のように感情や思考がない存在にときどき思えることがありました。それは意図したことならばそれでもいいのかもしれませんが。なお全サブキャラに関しては不自然な言動や行動は特に無かったと思います。
  
  二つめは、物語についてですが、納得し難い点が2つあります。一つは、自死を主人公のみならずヒロインも企てることの意味です。特にヒロインの方は唐突で物語の都合上多くの視聴者の同意を得るために主人公がヒロインに対しての贖罪に値する状況を作りたかったのでしょうが、ヒロインを愚者にし過ぎていると思います。また、身代わりに大怪我をした主人公の治癒の成り行きは不自然です、完治するまであるいは完治後も少なくともしばらくは痛みが残る筈でしょうから、ずっと寝ていてただ目覚めただけでのような表現では不自然な感じがしました。
  次に、同窓会的友情ごっこをする必然がなく、何度も集まることに違和感を感じます。いじめられていた人に会ってその場にいたいでしょうか、少なくともトラウマのようになっている人がそこに居たら逃げ出したくなるのが普通だと思います。実際作中でアイスクリームを買う場面の描写でそのようなことがあったと思います。
  
  三つめは物語内のことだけではなく現実世界も恐らくそうなのだろうと思いますが、学校や教師には、いじめという現象を防止/解決するのではなくむしろ促進する機能があることです。何故将也がしたいじめを防止することはできなかったのでしょうか。それはいじめが発生していることを見逃したか、無視したとしか言いようがないと思います。いじめ問題が保護者からの糾弾で校長から見過ごせなくなった時に初めて対策が取られましたが、それは犯人探しと裁判のように罪を確定し、いじめ加害者から被害者になるという罰を押し付ける結果になり、いじめそのものは形を変えただけで残りました。事なかれ主義で、子供たちの心理の専門性のかけらも感じられない教師からは、また教師の専門性を管理する立場を全うできてるとは思えない校長からは問題が解決の可能性は見えてきません。これはこの作品のほとんどの登場人物に本質的な非があるように描れていないのとは対照的に学校側には憤りを感じるように描かれていると思います。この作品の暗示的メッセージは学校といういじめに対して不完全なシステムの糾弾にあるような気がします。でも、これは暗示的ではなく明示的にもっとわかりやすく提示すべき議題だと思ます。なお、近年のリアル学校には少数ながら非常駐のカウンセラーがいると聞いたことがあります。勉強以外のことを教師に期待するのではなく、コミュニケーションを学ぶ場やそのための十分な質と人数の専門家が学校に必要な時代に来ていると私は思います。

  最後にこの作品が取り扱った問題はもちろん真剣に議論されるべきですが、娯楽作品という枠組みの中で、多くの人の目にそういった問題が目に触れられるようにしたことはとても意義深いと思います。しかし、個人的な物語への不満があり、それは自死の話を、特にヒロインには結び付けて欲しくはなかったことです。繰り返しになりますが、ヒロインを愚弄し物語を安っぽくしているように感じ、それ故物語の評価をあまり高くはできません。
  それから、いわゆる作品クオリティについて付け足しておきますが、非常に高いレベルにあり、作画は安定していて美しく、音響も素晴らしいと思います。どの声優さんたちも自然で感情がよく伝わってくる演技で、特にヒロイン役の早見沙織さんの演技は、この難しい役を素晴らしく演じ切っていたと思います。

投稿 : 2019/02/24
閲覧 : 74
サンキュー:

10

リタ

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

映画も映画の良さがある

数年前に原作を読み胸を抉る内容に衝撃を受け、映画化された時は映像であの内容見るのはキツいんじゃないかと数年放置していた。

今回視聴したけど、漫画だと心に直接突き刺さるような激しい描写が、映像によって幾分か軽くなってる気がした。それに声優と映像のおかげでテンポよく進んで美しく感じるシーンもあるのでアリだと思う。

どちらもそれぞれ良さがあり、映画化は端折られてる部分もあるけどサッと楽しむにはとても良い出来だった。

投稿 : 2019/02/05
閲覧 : 64
サンキュー:

5

ネタバレ

保見川

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

道徳アニメではなく恋愛アニメに近い

~
 聴覚障がい者へのイジメとその加害者を取り巻く不安定な青春劇を描いた本作には、ジェンガのようにいつ倒れるか分からない緊張感や、スタートピストルの音を待つスプリンターのような気持ち、または綱渡りを見ているかのようハラハラとした感覚が、強い圧力で充満されている。まばゆい陽光の中、ゆるやかな日常に張りつめる緊張が、不安でたまらない。そこには、未熟なコミュニケーションの連鎖によって周囲を傷だらけにしてしまう不器用な青年たちが己すらも傷つけながら、どこかにある青春の答えを見つけ出そうと、もがき溺れていく様子が痛ましい程に描写され、観ている者も呼吸を忘れてしまう。そんな自らが蒔いた茨の道から、逃げ出したり、拒絶したり、否定したりすることで自分を正当化しようとする中で主人公・石田だけは自分の犯した罪と向き合っていく。さまざまなトラウマを、ときには手を取り合い、傷を痛み分けながら進む石田たちの青春劇は、いびつな愛の形であるものの、なぜか美しかった。しかし、なぜ石田は心を入れ替えることができたのか、なぜ西宮は石田と友達になってくれたのか、なぜ友達は石田を迎えてくれたのか、なぜ西宮の母は石田を許したのか、そういう一番大事な経緯は驚くほどに明言化されず、イジメや障がい者といったテーマに反して道徳的要素は殆ど描かれていない。結局のところ、京アニが得意とするハイクオリティ美少女アニメと何も変わらなかった。この作品で描かれたホンモノは石田の母が持つ我が子への無償の愛だけな気がする。

個人的評価:★★★☆☆(3.0点)

投稿 : 2019/02/03
閲覧 : 123
サンキュー:

16

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聲の形のストーリー・あらすじ

聲の形」は、聴覚の障害を持つ少女・西宮硝子と、彼女へのいじめに加担していた過去を持つ少年・石田将也の物語で、2人の衝突や再会を通して、孤独や絶望、愛などが描かれている。(アニメ映画『聲の形』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2016年9月17日
制作会社
京都アニメーション
主題歌
aiko『恋をしたのは』

声優・キャラクター

入野自由、早見沙織、悠木碧、小野賢章、金子有希、石川由依、潘めぐみ、豊永利行、松岡茉優

スタッフ

原作:大今良時(講談社コミックス刊)、 監督:山田尚子、脚本:吉田玲子、キャラクターデザイン:西屋太志

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