「わが青春のアルカディア(アニメ映画)」

総合得点
65.1
感想・評価
20
棚に入れた
110
ランキング
3401
★★★★☆ 3.6 (20)
物語
3.4
作画
3.6
声優
3.7
音楽
3.5
キャラ
3.8

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ネタバレ

天地人 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

シンSFスーパー英雄(?)列伝52

この作品は、松本零士が描く男の物語です。
ただ、時代は既に松本ブームが終盤にさしかかっており、この作品の成績が振るわなかった事と、映画の続編としてTV放送された「わが青春のアルカディア 無限軌道SSX」が打ち切りなった事で、ブームに止めを刺した形となりました(涙)
ただ、この作品で描かれる男の生き様は、決して色あせるものではありません。

天地人
「なあ、そう思うだろ、竜之介(ポン)」
竜之介
「おれは女だ~っ!(吹っ飛ぶ天地人) 」
天地人
「う、ううっ(ヨロッ)そ、そこの彼女。男の生き様って素晴らしいじゃ(ギクッ)」
しのぶ
「男なんて、男なんて~(机を持ち上げながら)、みんな同じだわーっ(うぎゃーっ)」

・・・え~っ(汗)失礼しました。
気を取り直して、映画では時代を超えたハーロック一族の物語を描いており、スタンレー山脈超えに複葉機で挑むファントム・F・ハーロックI世、第二次世界大戦でドイツ空軍の撃墜王として闘うファントム・F・ハーロックII世、そして現代で怪盗として働くファントム・F・ハーロックⅢ世(ふ~じこちゃん って、それルパン三世)じゃなくて、20世紀より1000年後に宇宙海賊となるハーロックの物語と続きます。
この映画で当時話題となったのは、やはりハーロックI世の声を、あの石原裕次郎が演じた事でしょうか。
約5分で1000万円以上という高額な出演料は、無駄と言えばそうかもしれないし、話題性及び一般の人を映画館に呼び寄せる効果としては、十分元が取れたのかもしれないですね。
でも、前年の「さよなら銀河鉄道999」が11億円以上だったのに対し、6億5000万円だった事を考えると(あれ?)、どうだったんでしょうか。
で、このスタンレー超えですが、どうしても第二次世界大戦でのポートモレスビー作戦を連想してしまいます。
地図1枚で標高が4,000mの山脈という事を知らず(というか調べる前に)辻政信の独断専行により、悲惨な目にあった将兵の事を考えると、何ともいえない気持ちになります。

ちょっと、脇道にそれてしまいましたが、個人的にはこの作品というか、999以降のアルカディア号のデザイン(あの先端が太いやつ)が気に食わないんですよね。
確かにカッコいいんですけど、やっぱり自分はTVアニメ「宇宙海賊キャプテンハーロック」のあのデザインの方が、良いですね。
これはもう、最初に見たモノを親と思う動物の赤ちゃんと同じで、こっちを先に見ただけなんでしょうけど、やぱりアルカディア号の先端は尖がってないとね~(いや、ホントに個人的な思いなんで、お許しを)

トチロー
「遠い祖先からの夢を俺が満たした船だ、名付けてアルカディア号。我々の乗る船の名は、アルカディア号をおいて他にない。これが俺たちの船だ。そうだ、歴史上の技術的遺産を受け継いで、俺が作ったこの船は俺の分身だ。ハーロック、この船はお前と俺の夢を果たす船だ。」
今は亡き富山敬さんの声で聞くこのセリフは、やっぱりいいですね。

投稿 : 2017/11/15
閲覧 : 550
サンキュー:

11

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