1982年夏(7月~9月)に放送されたおすすめアニメ一覧 11

あにこれの全ユーザーが1982年夏(7月~9月)に放送されたおすすめアニメを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月16日の時点で一番の1982年夏(7月~9月)に放送されたおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

×

絞り込み

年代別アニメ一覧

72.8 1 1982年夏(7月~9月)アニメランキング1位
伝説巨神イデオン 接触編・発動編(アニメ映画)

1982年7月1日
★★★★☆ 4.0 (126)
526人が棚に入れました
ソロ星衛星軌道をバッフ・クラン星人を乗せた宇宙船が周回していた。ソロ星は近年地球からの移民が続いている星だった。宇宙船から、バッフ・クランの軍総司ドバの娘カララを乗せて小型機が下降、指揮官のギジェは部下達に彼女をつれ戻すように命令する。二機が攻撃を浴びたことにより、戦いが始まった。ソロ星のコスモ、デク、カーシャ、シェリル、ベスたちは遺跡にあった三台の機械が自ら変形し、ひとつになり、巨大なロボット、イデオンの姿になったことを知った。バッフ・クランたちはこの巨大な姿に無限の力--イデの存在を感じた。戦いは激化してゆき、遺跡であったはずの宇宙船がソロシップとなって、イデオンを乗せて上昇しはじめた。

声優・キャラクター
塩屋翼、田中秀幸、戸田恵子、井上瑤、白石冬美、松田辰也、井上和彦、塩沢兼人、佐々木秀樹、よこざわけい子、山田栄子、林一夫、一龍斎春水、石森達幸、加藤精三、木原正二郎、鵜飼るみ子

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

21世紀のアニメファンであれば固いことは言わずこの総集編でも間違いないでしょう

ガンダム、イデオンと2作続けて打ち切りとはどういうことなんでしょうか

ライディーンを途中でクビになって、長浜3部作では偽名で参加したなど、
悪名とどろく人物であった上に、ザンボット3という当時まだ確立していなかった鬱アニメで初の完走となった要注意人物
いろいろ考え直したのか「ダイターン3」という明るい作風で見直され、いよいよ本番という2作がこの結果です

ガンダムは打ち切りの後のストーリー(アムロ死亡)は捨てて、テレビ版の作画修正で劇場版公開となりました これは大成功 マスターピースです

イデオンは詰め込み過ぎの総集編と真のラストの2作セットと不可解な登場となりました
見るなら、テレビ版全話→発動編

大名作であることは間違いないので、気が向いたときにどうぞ

冨野さんは鉄腕アトムからの大ベテランで、海のトリトンでは実質監督だったようです
また、巨人の星などの鬱回を担当していたらしいです

いわゆる、続きは劇場版での先駆でしょう

投稿 : 2024/04/13
♥ : 23

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

追悼 すぎやまこういち先生

宮崎駿や庵野秀明、押井守、そして富野由悠季が何故「巨匠」なのかといえば、

世界を善悪で「単純化」せずに捉えるその姿勢に「作家性」というものを感じるからである。

昨今のアニメに決定的に足りないのはこの「姿勢」にあり、まるで竹を割ったように単純な企画しか通らない。。もしくは「観る側」の劣化が伺える。

人間がいる以上、そこに単純な善悪を持ち込めば誰かが「勝った」誰かが「負けた」といった二分化する危険思想が芽生え、第一次世界大戦や第二次世界大戦がそういう思想によって引き起こされたことを学ばなければならない。

明るく楽しい作品も結構だが、哲学なき芸術に明日はないのだ。



すぎやまこういち先生がお亡くなられたと聞いて、一番最初に思い出したのが、ドラゴンクエストではなく僕は「イデオン」である。イデの発動から弦が飛ぶの躍動感。そしてエンディング曲の「コスモスに君と」はアニメソングの中でも屈指の名曲だと思う。

謹んでご冥福をお祈りいたします。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 22

ひげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

これは見なくてはならない。

エヴァの元となった迷作。
ほかの惑星拾ったでジム神様イデオンの惑星すら破壊する気まぐれな活躍に振り回される少年、少女たちの物語。
皆殺しの富野の二つ名を不動のものにし、
その有名なエンディングはいろんな意味で禁じ手とされ現在に至る。

で、好きで殺してるんではなくてギャラが払えないから殺しているそうです・・・。

いろんな人に天才だといわれるのは、劣悪の製作環境でとこのような伝説的な大技を考えるから。


坂井真紀がツイッターでエヴァよりイデオンだろ!と引いちゃうほど熱く語りだしたのがちょっとセンセーショナルでした。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 10

65.9 2 1982年夏(7月~9月)アニメランキング2位
アンドロメダ・ストーリーズ(TVアニメ動画)

1982年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (12)
41人が棚に入れました
アンドロメダ星雲にある、惑星アストゥリアス。豊かな自然にかこまれつつ、慎ましやかな文明を築くこの星が、外宇宙より到来した、高度に発達した自律型コンピューターによる侵略を受ける。機械によって人々の魂が奪われてしまったコスモラリア帝国より逃れた王子ジムサと、双子の妹アフルは、数奇な運命に翻弄されつつも、女戦士イルらと共に、機械の進攻に立ち向かう。1982年の日本テレビ系「24時間TV 愛は地球を救う」内で放映された長編アニメ。光瀬 龍/竹宮恵子による同名のマンガをアニメ化。「24時間TV」で放映された長編アニメの中では、数少ない原作・手塚治虫ではない作品。

声優・キャラクター
古谷徹、小山茉美、藤田淑子、井上真樹夫、上田みゆき、杉山佳寿子、野田圭一、柴田秀勝、塩沢兼人

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

マンガ原作の古典的なSFアニメ(24時間TV長編アニメ枠)

※視聴する気があるならあにこれの「あらすじ」はネタバレなので、あえてあらすじに記載のある内容もここで紹介しています。

作品の「あらすじ」にも記載の通り竹宮恵子の同タイトルのマンガ作品が原作で、日本テレビ系列の「24時間TV」の長編アニメ枠で放送された作品。

確かコミックスで2巻か3巻分くらいだったので、長編アニメの原作としてはちょうど良いくらいの尺だと思います。

大雑把に地球ではない別の星の話なのでジャンル的にはSFなのかもしれませんが、作中の国家が君主制であったりとか王家の血統が問題になったりとか、物語の方向性としてはファンタジー作品に近いですね。

ストーリーが似ているわけではないのですが映画で例えるとSTAR WARSシリーズみたいな感じでしょうか。

SF要素のそれぞれのアイディアは、古典SFの諸作品を読んでいる人には目新しくはないでしょうが上手に組み合わせて良い感じの作品に仕上がっています。

枠が枠だけにあまり過激な描写などはなく、作画なども当時としては高いレベルで大変見やすい作品だと思います。ただ、キャラクターデザインや背景などいかにも当時の「東映動画」で、絵柄的に古いのは制作年代相応です。

ネタバレしませんけど、マンガ連載よりも先に本作で明らかになった物語のラストは結構好きだったりします。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 19
ネタバレ

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

これは遠い昔遠い星の物語・・・そしてこの星地球に生き続ける生命の芽生えの物語

タイトルはエンディングで表示されるテロップの引用です。
最終的に物語が終わりを迎えるのではなく新たな物語へと繋がっていくところは、一番神秘的であり後味の良さ・収まりの良さが感じられました。


以下あらすじ
{netabare}
惑星アストゥリアスにあるコスモラリア王家では、即位したばかりの王・イタカとアヨドーヤ王家の姫君・リリアが結ばれ、国全体が穏やかな雰囲気に包まれていた。

しかし突如宇宙から降ってきた流星、その中から襲い掛かってくる機械に王含め人々は乗っ取られてしまう。

そんな中リリアは双子を出産する。双子は不吉の象徴であるとし、彼らの乳母であったタラマは男児であるジムサを手元に置く代わりに女児であるアフルを手放した。

リリア姫と共に無事王宮から逃げ果せたジムサは、のちに離れ離れになっていたアフルと再会し、国を救う英雄「太陽王子」として機械たちと戦う。
{/netabare}


この作品は「24時間テレビ」内で放映されたTVスペシャルとなっていますが、むしろ『カムイの剣』や『幻魔大戦』のような、壮大で大味な角川映画の趣がありました。

恐竜が生息するジュラ紀のような光景となにやら中世のようなファンタジー世界とロボットに超能力で立ち向かうSF的要素が合わさって、とてもカオスな作品でした(笑)

基本的な話の筋としては追われた国を取り戻すため戦う王子の成長物語ですが、
そこに創世記から連想される宇宙の真理や、機械による管理社会への糾弾および機械へ頼り切る人間への警鐘など、とにかく詰め込めるだけの設定を散りばめた印象を受けました。


一つ一つのテーマを掘り下げれば面白いものになったと思いますが、別々の方向性で物語が上手くまとまっていないような、中途半端な作りが惜しいと思います。

ラストは駆け足ながら中々に衝撃的でした。
{netabare}惑星アストゥリアスはマザーマシンを破壊すべく衝突したクフ老師の宇宙船によって、ジムサとアフルの二人が宇宙船で脱出した後、跡形もなく消滅する。
彼らはお互いを愛し合い、新たな星でのアダムとイヴとなった。この星が後の地球である。~END~{/netabare}
随所に過激な表現も見られ、こういったアニメをお茶の間で見ていたということもまた驚きです。


作画は、TVアニメと比べれば安定していると思います。キャラデザは個人的に『六神合体ゴッドマーズ』っぽいような、そんな感じです。作画監督は清山滋崇さんとなってました。

音楽は、中世風のものから現代風のものまで一緒くたでした。ただ、エンディングで流れる主題歌「永遠の一秒」は素晴らしかったです。

キャストでは、王子ジムサ役の古谷徹さんがやはり一貫して良かったのと、スターウォーズのR2D2みたいなロボ・ベス役の杉山佳寿子さんの機械らしくも愛嬌のある声に癒されました。


王子の力強さと周りのキャラの個性(主にロボ)は見ていて楽しかったです。ただ、神秘的な創世物語の側面をもっと活かしてほしかったです。


昔のアニメながらの突っ込みどころの多さはある種魅力です。
{netabare}
・成長したジムサの容姿がとてもマーズに似ていました、偶然でしょうか。
・マザコンと言っていいほど母以外眼中にないジムサ。母と二人きりで生きてきたので絶対の信頼と愛情を寄せるのは理解できますが、終盤までひたすらリリアにくっつきっ放しだったのでなんだか幼く感じます。
・アフルやイルの変装マスクの万能さ。お約束ですがどうやってあんな精巧なもの作ったのでしょうか。
・マザーマシンのデザインが観音様っぽい。中世の世界かと思いきや何故かそこだけ純和風。
・指から光線を放つときの謎の掛け声。最後までなんと叫んでいるのか良く分かりませんでした。
{/netabare}

投稿 : 2024/04/13
♥ : 8
ネタバレ

kakizaki さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

ありきたりなストーリーなんだけど、「じーん」と心に響く作品

【観るきっかけ】
ある有名なレンタル店で、目を引いたので借りてきました。

【感想】

作品としては、地球へ...を観た後だったので、あの時代ってこういうSFものが定番だったのかなと思ってしまった。

しかし、こういう作品って終わり部分でジーンとさせてくれるだよな。

{netabare} 

内容としては、平和な中世王国が、異世界の異文明に侵食される、それを選ばれし王子と異世界の人たちが協力しながら抵抗する作品です。(ガリアンに似てる)

王子が二人いて、離れ離れになるとか、最後のシーンでキスするとか・・・
結構 よくある展開なんだけれども、最後にこんなこと伝えたかっただぁ
ほぉ~へぇ~ってなるのが、こういう昔のアニメの好きなところですね。

{/netabare}

【視聴する価値】

個人的には、こういう作品は他にもあるから観ても観なくても良いと思う。SFぽさですとちょっと薄いが人間味がある作品なので、そういうのが好きな人は視聴する価値があると思う。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 6

65.1 3 1982年夏(7月~9月)アニメランキング3位
わが青春のアルカディア(アニメ映画)

1982年7月28日
★★★★☆ 3.6 (20)
110人が棚に入れました
 大人気漫画家・松本零士の代表的なキャラクターである、キャプテン・ハーロック。その若き日の恋と戦いを描く劇場新作アニメ。地球圏に侵攻する宇宙の軍事国家イルミダス。宇宙戦艦デスシャドウの艦長として戦った青年軍人ハーロックは、敵に降伏した地球で敗北の苦渋を噛み締める。そんな中、先祖の奇縁で結ばれる男・大山トチローと出会った彼は、トチローが秘密裡に建造した新造戦艦アルカディア号に乗船。恋人マーヤや女海賊エメラルダス、そしてトカーガ人ゾルたちの支援の中、ハーロックは再び、敵の司令官・武人ゼーダが率いるイルミダス軍に戦いを挑んだ。1970年代末から製作されてきた東映動画(現・東映アニメーション)による松本零士原作劇場アニメ路線の総決算的な作品。監督は、長編版『宇宙戦艦ヤマト』シリーズなどに参加した勝間田具治が担当した。ハーロック一族の先祖に遡る、三つの時代のハーロックの冒険と戦いが劇中で語られ、最も早い時代に登場するファントム・F・ハーロックI世のCVを石原裕次郎が担当したことも大きな話題になった。

声優・キャラクター
井上真樹夫、富山敬、田島令子、武藤礼子、池田秀一、鶴ひろみ、山本百合子、石田太郎、青野武、高木均、森山周一郎、柴田秀勝、石原裕次郎

柴犬→柴猫 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

わが青春のハーロック~東映マジGJ編( ^ー゚)bグッ!

【視聴メモ】
ハーロックです!エメラルダスです!
アルカディア号です!クイーン・エメラルダス号です!
大好きな人には堪らないキャラです!
大好きな人には堪らない宇宙船です!
私もオッサンになっても未だに大好きです。
更にはふたりと関わりの深い人物・トチロー。
彼ら3人の出会いから宇宙海賊になるまでの経緯を描いたのが本作です。
3人の過去は作品によって違く描かれていたりするので他作品と辻褄が合わないこともありますが、
そこは松本零士作品と付き合うのに絶対必要な『夢と浪漫』で乗り越えてくださいw
松本作品ということで言えば、劇場版『999』が好きな方にもお薦めです。
これを観ると『999』が更に面白くなりますよ。
さてこの映画、残念ながら興行的には振るいませんでした。
1982年といえばガンダムの劇場版3部作が公開された頃で、
一大ガンダムブームの絶頂期だったので仕方のないところではあるのですが・・・。
それでも私はこの映画が大好きです。
それは若き日を描くことによって、ハーロックの魅力を十二分に示せた作品だと思うからです。
正に東映良くやった、マジGJ!なのです。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 13
ネタバレ

ろき夫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

そして伝説へ・・・

最強の宇宙海賊キャプテン・ハーロック
アニメ史に輝かしく刻まれるその名は今なお色褪せることはありません。
劇場版・銀河鉄道999ではすでに最強の男として登場してきたわけですが
本作ではその伝説の始まりが描かれています。

若きハーロックが何を見て、何を感じ、どう決断してきたのか・・・
その過程が、哀愁漂う映像と音楽により、大人な渋みのある雰囲気で表現されます。
銀河鉄道999が子供まで楽しめる大衆向けなのに対し、すこし違った嗜好性を感じます。
まさにハーロックファンの期待に応えて作られた作品ということなのでしょうか。
良くも悪くも初見お断り感が強めです。キャラを知ってないと恐らく楽しめません。
なので劇場版・銀河鉄道999を観てからがおススメです。

本作のテーマを彩るのは友情と夢、愛しき人への愛情、そして決して折れない生き方。
そんな満ち溢れる男のロマンと美学。
これだけ揃ってれば男を酔わせるのに酒なんて必要ありませんねw
「夢は、人がそれを見捨てない限り消えることはないのだ」
ハーロックさんの冒頭のセリフが弱った胃にしみます。
捨てた夢やロマンの分だけ、人は酒に酔うのだ。
なーんてよく言われますけどね。どうなんでしょうw
「苦楽を共にするわが青春のアルカディア」かぁ~。
なんてカッコいい響きなんだろう・・・。

個人的に好きなシーンはやはり、アルカディア号が勢い良く飛び立つところ。
アルカディア号少し頑丈過ぎるのはご愛敬? いや、トチローの腕が凄いのかw
銀河鉄道999しかり、旅立つシーンで感じさせる夢とロマンがこのシリーズの魅力の一つですね。
敗北を知り、挫折し、それでもなお諦めず戦い続けるハーロック。
とても清々しくてカッコ良くて・・。当時子供だったら純粋に憧れていたんじゃないかと思います。

ハーロックとトチローの因果関係も印象的でしたね。
{netabare}世代を超えて繋がり続ける男の友情!まさしくロマンだけで構成されてるw
しかし、カッコ良く生まれるのはハーロックの血統を受け継ぐ者の宿命のようですね。
血は争えないというヤツですか・・・



というか遺伝かっ!

ハーロックのあのカッコ良さは遺伝だったのか!

妙に納得。
トチローが気の毒。まあ中身はカッコ良いけど・・。
でも遺伝って生き方にも影響を与えるものなんですねw
遺伝の偉大さをこの作品を通じて改めて痛感した気がします。{/netabare}

って、そんな作品じゃあないですよねw
すいません。

そんな感じで確かに細かいツッコミが自然に湧いてきますが
その辺はあまり気にせず雰囲気を味わった方が良さそうです。
でも、未だにエメラルダスの立ち位置が把握できないw

ハーロックや、その仲間たちへの想いがぎっしり詰まっている本作。
観れて良かったと思います^^

そしてなんと今年、キャプテン・ハーロックが30年ぶりに映画化されるみたいですね!
総製作費3000万ドル、フルCG、スタッフ関連のことなど胡散臭い話題満載ですが・・・すごく観たいw

投稿 : 2024/04/13
♥ : 11

ひげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

俺の旗の下で、俺は自由に生きる

日本の元祖?宇宙海賊、ハーロック様です。運営様ありがとうございます。ほんとご苦労さまです・・。この作品が私の棚にないのは耐えられん。


宇宙なのに旗がはためく?ガンダムみたいにガスでてんじゃね・・。
宇宙なのに船外で操舵してる?バリアがあるか、あの世界は空気あんじゃね・・。
大戦時の照準器なんかなんであんな未来で使うの?かっこいいじゃん・・・

余談ですが・・昔知り合いの蔵から日本軍の爆撃機用とドイツ製の照準器発掘されたけどすごい値段で売れたらしい・・。当時も高いからイチイチ外してたらしいね・・。さすが『俺の眼』


私の中でアルカディアといえばこの作品。
我が家のVHS遺跡のなかにもちろんある。
分かってないと言われようとも、ヤマト、999よりも大好き。
子供のころの夢は「宇宙海賊かガンダムのパイロット」だった。西部警察もはいってたけどw

先祖役にその西部警察のドン、裕次郎が出てる。ここんところはギャラ的な意味でもw賛否両論らしい。
その石原ご先祖ハーロックⅠ世のアバンからはじまって、ドイツ軍のメッサ-シュミットを駆るエース、ハーロックⅡ世とトチローの先祖、敏郎の話からはじまるんさ。
そこんとこのノリは松本節で・・ツッコミどころはある・・がアツい。
その友情が時を越えて・・・というストーリー。
キーアイテムがレヴィ照準器というw

ハーロック作品像がひとそれぞれあるとは思うのですが、私は
このヤマトの風味も若干はいったアホくさい映画版が大好き。
続編は不人気で打ち切りだったらしいけど。
時代的にガンダムの流れにぶっ殺されたんでしょうね。それはいい。現在となっては、
ロボット系、ガチSFのおかげで松本作品はあくまで浪花節なロマン、ファンタジーだということを認識させてくれる。


あと「アルカディア号」のデザインね。劇場999から人気の高いモデル、本作もふくめデザインが最高っす。バンダイさんのハーロック号なるプラモはでかいのもちっこいのもあります。作ってないけど・・。

で、裏設定といか作者脳内設定でこの方「古代守」らしいです。オトナの事情も合ってできなかったとかなんとか。

近年リメイクされても今のご時勢なんだか人気が出ない・・。
やっぱり萌え成分が足らないのか・・。

変な言い方だが客観的にはキャラ、人物相関とメカが強烈にかっこいいだけなので、ストーリーはなんとでもつくれるからなぁ。好きな人たちにもういちどやってほしい。ヤマトが売れればあるいは・・。
声はもちろん山寺さんな。
井上さんが至高なのは間違いないけど。


とにかく私にとっての永遠のヒーローはこの方なのでございます。





投稿 : 2024/04/13
♥ : 7

64.7 4 1982年夏(7月~9月)アニメランキング4位
太陽の子エステバン(TVアニメ動画)

1982年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (11)
48人が棚に入れました
スペインの港町にすむ少年エステバンは、ある時、腕利きの船乗りメンドーサにであったことをきっかけに、自身が、伝説の黄金都市の住人の子孫であることを知る。彼に誘われ、新大陸に船出したエステバンは、やがて、黄金都市の神官の娘シアと、ムー大陸文明の子孫タオと出会い、友人になる。それぞれ黄金都市にゆかりのある3人は、黄金を狙うスペイン軍と競いつつ、黄金都市の探索に向かう。NHKとフランスのRTL放送の共同制作による、冒険アニメ。フランス、ベルギー、イギリスなどでも放映され、高い人気を博した。1998年にNHKのBS2にて再放送が行われたが、その際は、主人公・エステバン以外の声優が、一新された新録版となっていた。

声優・キャラクター
野沢雅子、小山茉美、堀絢子、ささきいさお、肝付兼太、青野武、植竹真子、納谷悟朗

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

当時好きだったけど…。

意外と書くこと少ない。とりあえず主人公エステバンは、当初は黄金郷「エル・ドラド」を目指していたっぽい。

・音楽
主題歌は曲も歌詞もキャッチーで耳に残る。今でもテレビサイズなら歌える。
♪こころが つばさを も~たなくなれ~ば 夢という字は 消えてしまうだろう…

・紀行パート
前作『マルコ・ポーロ』の冒険に引き続き実写の紀行パートがあった。『空手バカ一代』のいい加減な奴じゃなくてちゃんとした「カポエイラ」を見たのは、たぶんこのコーナーが初めて。

・メカ
どう考えてもオーパーツなメカが出る。特に「黄金の鳥」。

『マルコ・ポーロの冒険』と違って再放送的なものはされたので、見たことある人はそれなりにいるかもしれません。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 4

ネロラッシュ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

冒険心をくすぐられる

黄金のペンダントを身につけている少年エステバンが、行方不明になっている父親探しに新大陸へ旅立っていく冒険活劇。
インカ帝国やらムー大陸の謎やらが満載で、後に太陽エネルギーを使った高速艇や、ナスカの地上絵のような黄金の飛行機やら登場し、SFっぽい作りにはしているが、あったかもよ!と思ったりもした。
何故ならば古代超文明ですから!!
これは冒険心をくすぐられる面白い作品だった。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 3

63.9 5 1982年夏(7月~9月)アニメランキング5位
COBRA SPACE ADVENTURE-コブラ スペースアドベンチャー(アニメ映画)

1982年7月3日
★★★★☆ 3.5 (29)
95人が棚に入れました
左腕にサイコガンを持つ海賊コブラは、第7銀河崩壊を目論む海賊ギルドの陰謀を阻止するべく幻の惑星ミロスへ向かう。

声優・キャラクター
松崎しげる、中村晃子、風吹ジュン、睦五郎、田島令子、久米明

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

左手にサイコ・ガンを持つ男「コブラ」初の映像化 寺沢自身の手によるオリジナルストーリー

1982年上映の劇場用アニメ 100分

原作脚本 寺沢武一 監督 出崎統 作画監督 杉野昭夫
製作 東京ムービー新社

主題歌「デイドリーム・ロマンス」松崎しげる 「ステイ」EVE

混乱しそうなので、コブラのアニメ化の状況を説明しておきます。

1982年 SPACE ADVENTURE コブラ 本作 初の映像化
1982年 スペースコブラ テレビアニメ 全31話
2008年 ザ・サイコガン  OVA全4話
2009年 タイム・ドライブ OVA全2話
2010年 COBRA THE ANIMATION 2度目のテレビアニメ 全13話 

原作は週刊少年ジャンプ増刊号に2回掲載された「サイコ・ガンの秘密」「黄金の男」
1978年から週刊少年ジャンプで連載開始、スーパージャンプ、コミックフラッパーなどに移り、
現在も終結宣言はされていない長期作品。
ジャンプにしては異例の書き溜め連載ですので特別扱いの作品でした。
アニメ化されたのは一部だけです。

左手にサイコガンを持つ男コブラを主人公にしたアメコミ風SFアクション。
誰もがアニメ化を待ち望んだ名作コミックでした。

映像化に当たって、原作のキャラを使ったオリジナルストーリーが採用されました。
劇場版の直後にテレビアニメ化なので、変える必要があったのでしょうか。

コミック「コブラ」第一部の「刺青の女」「黄金の扉」をベースにしたオリジナルで、
刺青の三姉妹(入れ墨は無い)と宿敵クリスタルボーイが登場します。

コブラ CV松崎しげる
アーマロイド・レディ CV榊原涼子
ジェーン CV中村晃子 キャサリン CV藤田淑子 ドミニク CV風吹ジュン
クリスタル・ボーイ CV睦五郎

問題は声優では無い松崎しげるの登用ですが、翌年はスターウォーズのハン・ソロの吹替もやってて、
俳優ですのではまればばっちり。さてこの作品は?
上手くは無いです。味があると思えばある。今回きりです。

寺沢自身の脚本作品ですので単独作品としては良くできていますが、
直後のテレビ版とキャラが被ってますので、役を演じてる感はあります。

この作品は劇場版と言うこともあり、まだレトロ作品とは言い切れない価値が認められます。
セル画でも劇場版は手間がかかっているため、問題なく楽しめます。(たぶん)
ただ、出崎統監督の手法はスペースオペラ向けではないような気もします。
テレビ版も同監督ですが、内容は記憶に無いです。

コミック界に燦然と輝く世紀の名作「コブラ」の初映像化として歴史的価値を味わってほしい逸品です。

寺沢さんの脚本、驚くほど上手いです。
「コブラ」の顔見世作品としては最高級の出来だと思います。
もちろん時代性はありますが。
監督つながりで「あしたのジョー」や「メガロボクス」が好みの人には合いそうです。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 22

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

寺沢武一さんを偲んで、本作を観賞しました。

 寺沢武一さんがお亡くなりになられたとのことで、追悼の意味を込めてレビューします。本来はTV版のスペースコブラが原作準拠なのでそちらがふさわしいかもしれませんが、追悼の気持ちで作品をちゃんと見てレビューしたほうがいいと思い、作品の中で一番印象が強かった本作を選びました。

 まず「コブラ」という作品ですが、唯一無二ですね。日本では珍しいアメコミ調の作画、コンピュータを早くから導入して独特の色彩感覚がありました。ストーリーそれ自体はまあルパン的なハードボイルドですが、サイコガン、パートナーのアンドロイドのレディという2つの要素が素晴らしかったです。特にサイコガンは海賊で鍵フックを置き換えたものでしょうけど、心で曲げることができるという設定に痺れました。(原作冒頭は「トータルリコール」との類似性が指摘されることはありますが、まあ、参考にはしているかもしれません)
 後でTV版レビューするかもしれませんが「ラグボール」も印象に残っています。ゲック…でしたっけ?あのキャラの展開が衝撃でした。

 本作については、スピリチュアルな内容と結末、3姉妹の悲劇性と運命、クリスタルボーイの不気味さと強さなど「要素」が素晴らしい作品でした。ストーリーはちゃんとあるんですけど、3姉妹としゃべってイチャイチャしてクリスタルボーイと戦ってとそれだけです。ですが、3姉妹・クリスタルボーイのキャラ設定と展開が素晴らしいので3姉妹をめぐる壮大なストーリーを見たような感覚になります。
 80年代のアニメにしては、結構ハードな展開で大人向けと言える作品かと思います。今回見ても衝撃が強かったです。それで印象に残ったとも言えます。

 話に奥行がないのでストーリーの評価は低くしてもいいですが、考え方を変えると無常観がある不思議な感覚の文学的作品で、非常に優れたストーリーとも言えます。中庸で3.5としますが、ある意味では4.5とかつけてもいい気もします。
 それを裏付けるかのような冒頭の「この世に神などない」のセリフですね。この映画の開幕の言葉は、その後の展開と重ねるとひどく心をざわつかせます。そして最後をどうとるかが観客に委ねられます。

 80年代の映画ということで作画に古さはありますが、キャラデザは魅力的だし出崎演出なので魅力的な画面に仕上がっています。
 また、コブラの声優さんが野沢那智さんではなく、松崎しげるさんなので違和感はありますが、声の系統が重なるのか途中から気にならなくなりました。

 ということで、追悼視聴とレビューですので簡単にはなりますが、素晴らしい作品を観賞しつつ、また日本のコミック・アニメを支えてきた巨星が堕ちたなあという寂しさをかみしめています。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 7

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

松崎しげる版コブラ

テレビアニメ版を先に観ていた事もあってコブラといえば野沢那智さんのニヒルで渋いイメージが強かったのですが、劇場版の松崎しげるさんも当初は間の抜けた感じの声で違和感を感じたものの、徐々に馴染んでいったという感じでしたね。

ストーリーは劇場版での限られた尺だった事もあり、特筆することもなかったですが、要所での力の入った作画には迫力があり、BGMとも相まって見応えありでした。

あと、この時代のせいなのかセクシーな美女が結構大胆な格好のシーンが見受けられて、そこもある意味見どころであったといえるでしょうね苦笑。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 4

61.5 6 1982年夏(7月~9月)アニメランキング6位
The かぼちゃワイン(TVアニメ動画)

1982年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (34)
166人が棚に入れました
転校生の青葉春助が地図を片手にサンシャイン学園中学にのりこんできた。誰もいないので「一番乗り」と喜んでいると実はこの日は開校記念日で休みである。がっかりしているところに大型美人のエルこと朝丘夏美が現れる。エルはチビだがツッパリで根性のある春助がすっかり気に入ってしまった。春助の母は婦人服のお店を経営している。人手不足のため母は春助に手伝いを頼んだ。女が苦手の春助、婦人客を前にしてズッコケの連続である。駆けつけたエルが甲斐甲斐しく手伝い、春助の母はエルが気に入ったようだ。天衣無縫なSLコンビが次々にかもし出す笑いと涙とズッコケの物語。二人の青春はまさにまっさかり。

声優・キャラクター
古川登志夫、よこざわけい子、大竹宏、はせさん治、佐藤正治、鈴木富子、増山江威子、銀河万丈、山田栄子、中野聖子

自分はなんだったのか さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

青葉春助・THE・根性

昭和のドタバタラブコメディ
小さな男子「青葉春助」とちょっとぽっちゃりな女の子「朝岡夏美」通称Lの
青春モノ

何故かエンディングテーマが耳に残っている

「ラブコン」がこれに近いかな、結構面白いですよ。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 32

maruo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

天下御免のSLコンビ B

原作未読

硬派を自称するチビの主人公・青葉春助に、大柄なヒロイン・朝丘夏美が一目惚れすることから始まるドタバタラブコメです。

ヒロインはその背の高さから「エル(L)」と呼ばれており、視聴者にもこの呼び名の方が知れ渡っています。
かくいう私も、ヒロインの本名何だったっけな・・・という状態でして^^;

エルちゃんは大柄なだけでなく、むちむちした体型で描かれており、どうやらモデルがいた模様。
「いまの君はピカピカに光って~♪」でお馴染みの宮崎美子さんと言えば、中年の人は納得するのではないでしょうか(私も納得しました)。

エルのことを毛嫌いするように接するに春助に対して、常に一途なエルちゃん。
当時は、大柄な女の子ってどうかな~と思っていたので、春助の気持ちが分かるような気がしていたのですが、今となっては何と器の小さい男だ!と思ってしまいます。

それにしても、「春助君、だ~いすき」というアイキャッチは、見るたびに背中がむず痒くなってしまいました。

OPはエル視点の歌詞、EDは春助視点の歌詞と、内容が対比的に構成されていたのは良かったです。
両者の性格までも歌詞に反映されていました。
今でもどっちも歌えますが、EDの方は昔はカラオケにありませんでした。
今ではあるのでしょうか?

投稿 : 2024/04/13
♥ : 5

たこ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

エルはラブのL^o^

懐かしい。
主人公がチビでヒロインがでかい、かぼちゃとワインのようにちぐはぐな組み合わせってことで「かぼちゃワイン」だったかな?うろ覚え。
当時は全くそんなこと思わなかったけどヒロインのエルちゃんは結構ふとましいムチムチ体型をしていて妙にエロい
そういえば萌えアニメだなこれ

投稿 : 2024/04/13
♥ : 4

計測不能 7 1982年夏(7月~9月)アニメランキング7位
銀河烈風バクシンガー(TVアニメ動画)

1982年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (7)
59人が棚に入れました
前作『銀河旋風ブライガー』のラストで語られたカーメン・カーメンによる大アトゥーム計画(木星爆破による新惑星の大量創造)から600年、時代は28世紀を迎えていた。人類は地球軌道上に35の植民惑星を築いて移り住み、星々は太陽系管理機構ドメスチック・バクーフ(モデルは幕府)によって統治されていた。しかし、メリーカ(モデルはアメリカ)・エンゲーレス(モデルはイギリス)・ランス(モデルはフランス)等の外宇宙艦隊(異星人)との接触をきっかけにバクーフ統治体制の弱体化が露見、ロングー(モデルは長州藩)・ゴワハンド(モデルは薩摩藩)・トルサ(モデルは土佐藩)等の反体制派の惑星が台頭するなど、太陽系は混迷を極めていた。そんなある日、伝説のJ9に憧れるドン・コンドールらは、太陽系で一旗上げるべく仲間達と共に「銀河烈風隊」を結成する。銀河烈風隊は、バクーフのリーダーである総将軍アーウィン14世の護衛を務めたのをきっかけに、バクーフ特別警備隊に組み込まれ、闇の武器商人スリーJから手に入れた巨大ロボット・バクシンガーを駆り、反バクーフ勢力と戦う事になる。

声優・キャラクター
塩沢兼人、一龍斎春水、森功至、曽我部和恭、徳丸完、八奈見乗児

計測不能 7 1982年夏(7月~9月)アニメランキング7位
伝説巨神イデオン 接触篇(アニメ映画)

1982年7月10日
★★★☆☆ 3.0 (4)
44人が棚に入れました
「伝説巨神イデオン 接触篇」と「発動篇」は、視聴率低迷を理由に39話で打ち切られてしまった、同名SFTVシリーズの劇場版である。TV版の「イデオン」は、「機動戦士ガンダム」の終了後すぐに富野喜幸(現:由悠季)監督が手掛けた作品だった。だが、一連の富野作品の中でも特に難解で、哲学的、宗教的な内容に、当時の主視聴者層である子どもたちが戸惑ってしまった。しかし、放送終了後に評価が高まり、TVシリーズの総集編で1本、本来制作されるはずだった残り4話分のエピソードで1本という形で映画化が実現した。地球の植民地“ソロ星"に、伝説の無限エネルギー“イデ"の探索にやってきた異星人バッフ・クランは、ちょっとした誤解が原因で地球人と交戦状態に突入してしまう。地球人はソロ星で発掘した第六文明人の宇宙船と巨神を使って宇宙へと逃れるが、それこそがバッフ・クラン人が探し求めていたイデだった。ひとつのエネルギー“イデ"をめぐって、ふたつの文明が争い、破滅へと向かう…。

声優・キャラクター
塩屋翼、田中秀幸、戸田恵子、井上瑤、白石冬美、松田辰也、井上和彦、塩沢兼人、佐々木秀樹、よこざわけい子、山田栄子、林一夫、一龍斎春水、石森達幸、加藤精三、木原正二郎、鵜飼るみ子

計測不能 7 1982年夏(7月~9月)アニメランキング7位
Dr.スランプ アラレちゃん ほよよ! 宇宙大冒険(アニメ映画)

1982年7月20日
★★★★☆ 3.6 (9)
35人が棚に入れました
 初めて長編として制作された、TVアニメ『ドクタースランプ アラレちゃん』の劇場用作品第二弾。アラレが通う学校の担任教師・山吹みどりが、退職してしまうらしい。さらには、宇宙の彼方にある故郷・タケヤサオダケ星へ帰るのだという。恋しい彼女を追って、傷心の千兵衛はアラレたちを連れて宇宙へと旅立つことに。一方その頃、みどりは故郷を蹂躙していた悪の天才科学者マシリトから、強引に結婚を迫られていた。オリジナルストーリーである本作は、いつものようにギャグを交えつつも壮大なスペースオペラが展開。原作で人気のあったモビルスーツ・リブギゴの初映像化は、上映当時大いに盛り上がっていたガンプラ世代をも喜ばせた。なお本作のみ、マシリト役には名優・山田康雄が起用されている。

takato さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

けもフレにはないアナーキーな幼稚園感。Dr.マシリトの夢。

 小さい頃に見た記憶があったので、久々に見直しました。今になって見ると、これはDr.マシリトの妄想だったんじゃないかな?と思える。


 宇宙の支配者になって、みどり先生を嫁にしようとするも、アラレ達に見事にやられる。都合の良いことしか言わない母親の大きな像を作ってるとか、敗北まで含めて悪役としての美学を映した妄想に見えてくる。


そういえば、アラレちゃんも長くやってるから絵柄も変化していくけど、この作品ではまだ初期の絵柄だな。あと、たろさのお父ちゃんって今見ると本当にイーストウッドやなぁ〜。


 それにしても、80年代は私の産まれる前の作品なのに作画が豪華で、この頃はまだ金が日本にあったのかなぁ〜なんて思わざるを得ない。CGがある今の方がなんか密度も量も劣るような…。「マクロス」なんて見てると特に思う。


 あと、「アラレちゃん」に見られる幼稚園の狂騒感、滅茶苦茶なカオス、ええ加減さと下品さが「けもフレ」には足りてなかったところだろう。ノムリッシュけものフレンズにはそこがあったからえがったが。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 9

計測不能 7 1982年夏(7月~9月)アニメランキング7位
テクノポリス21C(アニメ映画)

1982年8月7日
★★★★☆ 3.3 (6)
16人が棚に入れました
タツノコプロが制作した、近未来を舞台にしたSFポリスアクションの劇場アニメ。 西暦2001年の未来都市センチネル・シティ。続発する科学犯罪、凶悪犯罪に対抗するため、警察組織は科学特捜マシーン隊「テクノポリス」を創設した。地方署から呼集された青年刑事・壬生京介とその仲間たちは、特殊能力を備えた犯罪捜査用アンドロイド「テクロイド」を各自のパートナーに事件に立ち向かう。だがそんな彼らの前で早くも発生した大事件。それは新型の自律AI搭載戦車テムジンが某国の手先に強奪され、市街を暴走するというものだった。 クリエイター集団・スタジオぬえが主力となってデザイン参加したSFアニメ。テンポの良い筋運び、ドラマ上のもう一人の主人公といえる戦車テムジンのメカニック描写に特に顕著なSFマインドなど、隠れた秀作といえる一本である。配給は東宝系の早朝公開という形式で行なわれ、監督・脚本(共同脚本の一人)は、実写青春SF映画の名作『狼の紋章』の異才・松森正志が担当。

声優・キャラクター
安原義人、滝沢久美子、池田勝、内海賢二、幸田直子、滝口順平、青野武、稲垣悟、大木民夫

計測不能 7 1982年夏(7月~9月)アニメランキング7位
巨人の星(アニメ映画)

1982年8月21日
★★★★☆ 4.0 (2)
14人が棚に入れました
1981年の読売巨人軍の日本シリーズ優勝を背景に公開された『巨人の星』の新規・劇場アニメ映画。 長島茂雄から後を託された藤田元司監督。その新生ヤングジャイアンツは、1981年の日本シリーズ優勝の栄誉に輝いた。優勝の功績者は大物ルーキー・原辰徳。そして彼を支えた功労者=辰徳の父・貢。だがかつて巨人軍が川上哲治監督のもとでV9を達成した時代、そこにはもう一組の「父子鷹」がいた。そう、今こそもう一度語ろう。あの星飛雄馬とその父・一徹の伝説を……。 1968年から放映されたTVアニメ版『巨人の星』の再編集映画。飛雄馬の魔球・大リーグボール1号を宿命のライバル・花形満が打倒するまでが大筋として語られ、さらに映画の冒頭とエンディング部分に1982年当時の巨人軍選手たちが新作アニメ作画で登場する趣向。また劇伴担当の渡辺岳夫が主題歌とBGMを現代風にリメイクし、さらにアフレコも新録音された。
ページの先頭へ