「宝石の国(TVアニメ動画)」

総合得点
82.0
感想・評価
936
棚に入れた
3745
ランキング
371
★★★★☆ 3.9 (936)
物語
3.9
作画
4.1
声優
4.0
音楽
3.8
キャラ
3.9

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◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

新時代のアニメーション技術へのあくなき挑戦が生んだ変わり種作品

2017年放送のテレビアニメ 全12話

原作 市川春子 監督 京極尚彦 構成 大野俊哉 キャラデザ 西田亜沙子
制作 オレンジ

月刊アフタヌーン連載中のコミックのアニメ化。未読。

遠未来のお話。
6度に渡る流星群の降下で地上の生物は海に没し、微生物に食われ無機物となる。
その後、長い年月が経ち、無機物は宝石で出来た人型の知的存在に変わった。
宝石達は空から来襲する月人との戦闘を繰り返しながら暮らしていく。

原作を知らないのではっきりとは言えないのですが、設定が出鱈目すぎます。
上の説明は相当単語を変えて、捕捉しましたが、ネットで読んだ説明は頭が足りないようなものです。

私はアニメを観る前に得る情報は「面白い面白くない」「制作年代」「だいたいのジャンル」だけですが、
観終わった後で、スタッフキャストの確認と本来の設定を読みます。
なので、この作品は意味が分からず途中で調べましたが、設定が狂ってる。
最終的には、電脳世界であるとかのすべて覆す可能性が高いですが、
原作はまだ続いています。

遠未来を表現するにしては声優の演技が生々しすぎます。
わずか1000年後を扱った「新世界より」でも気を使った指導をしていたはずですが、
数万数十万年後のはずのこの作品では納得いく演技には思えませんでした。

他の方のレビューを読むと声優次第という意見が見られますが、
それを否定してしまったら、果たしてこの作品の価値はあるのでしょうか?

革新的な技術による作画は高評価に値しますが、それがこの作品の価値を高めたかどうかは疑問です。
声と髪型と服装でしか区別できないキャラは、次の世代には引き継がれないと思います。
「けものフレンズ」と同様にこの作品のみの挑戦では作品自体の評価は下がります。

幻想的な風景と言っても、ゲーム画面と大差ありませんでした。
脚本は生々しすぎて思慮が足りなかったと思います。

この作品を初心者に勧めることは出来ませんので、位置づけとしては、
挑戦作にとどまりました。

続編は作画と脚本を変えて欲しいと思いました。
原作の物語は深いんだよと言われてもあまり興味が持てません。

投稿 : 2017/12/25
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サンキュー:

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