Dkn さんの感想・評価

3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態：観終わった

上野の悪童今日も行く！

日常系もここまで極まったかとおもう一作。
ハッキリ言うと少し退屈だったんですよ。
“うんこ”で笑えなかったのが敗因でしょうか？

赤（結衣）の不意に出る毒舌は面白かったｗ

クソガキ３人組の女の子たち。
ストーリーが進むごとに可愛いところも見えてきます。

多分、この「可愛い」が退屈だった理由かも？

ロリコン向け（？）作品は女児のセクシャリティを
最大限引き出す作画やシチュエーションを用意しますよね。
ありえない非現実感が出てくるのが滑稽で笑えるし、
本来の女児には無い性的な魅力を見せることで錯覚が起きる。
（そして今日も２次元ロリコンが誕生する）

三つ星カラーズはそれが殆どと言っていいほど無い為、
あまり現代っ子ぽくない健全（元気で生意気）な
可愛い女の子たちを漫然と見守るアニメに
なっていて、よくも悪くも退屈だった。

何故面白く無いか？を考えた後は
ではどういう人に刺さり、どんな部分が面白いのか？

アニメを見るとき必ず注視する部分です。

先ほど挙げた理由は、逆を言えば
“女児の性的魅力”を謳わない
純然たる“可愛い”を引き出した作品。

そう言えると思います。

母性や父性で、
純粋な可愛いを求める方にオススメな
そんなアニメだったと思いますね。

そしてアニメーション的な魅力というより
“上野”という場所の魅力こそが最大の武器。

上野で定番のアメ横や公園、動物園、地球館が舞台。
一箇所に固まってて聖地巡礼しやすいでしょう。
あと、背景が尋常じゃなく細かに描かれてる。

上野の人達に愛されているカラーズ。

ホントにあんな子たちがいたら、
クソガキどもー！なんて怒りながら、

来ない日は、
「・・今日はあいつらこねぇな？」（(´・ω・`)）
と、ツンデレさんになること請け合い。


そんな人の為のアニメ。



《ネタバレ雑感》
{netabare}
今日は来ねえな？は、
斉藤がハロウィンの時になってたｗ

実際ベタ甘に可愛がってしまいそうで、
「おやじ」に感情移入して見てる感じでした。
元気な子供はみんな可愛いのだわ。

ただし銀杏だけはやめれ・・

「かわいそうなぞう」の話は知ってる話なのに、
読み聞かせの声が素敵すぎて少し涙腺に来ました。

そして地球館の背景綺麗すぎて笑うわ。
地球館の紹介Vで流せるレベル。

１０話冒頭など大人にスポットが
当たった時のほうが綺麗な背景に相まって
面白そうになる。

最終回は上野PRのyoutubeっぽい動画からスタート。
深夜アニメよりお昼に流すタイプのアニメだと感じますね。
公園、お花見、最後は往来で布団引いてみんなでスヤァ・・
{/netabare}

これにて上野の平和は守られましたｗ