「フェリシーと夢のトウシューズ(アニメ映画)」

総合得点
計測不能
感想・評価
9
棚に入れた
25
ランキング
7719
★★★★☆ 3.8 (9)
物語
3.9
作画
3.9
声優
3.8
音楽
3.8
キャラ
3.8

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ネタバレ

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

バレリーナになりたい。夢と情熱を胸に、羽ばたく少女の物語。

2017年公開の長編映画。

『最強のふたり』の製作陣と、
『カンフー・パンダ』のアニメーター、
そして、パリ・オペラ座のバレエ団。

これらのチームがタッグを組んで
生み出されたアニメーション作品。

90分ほどの作品です。


● ストーリー
バレリーナになりたいという夢を持って、
親友のヴィクター(♂)と共に施設から逃げ出したフェリシー(♀)。

パリには無事にたどり着いたが、
ヴィクターとは、はぐれてしまう。

パリをさまよっていたフェリシーは、
偶然オペラ座にたどり着く。

そこで見たプロのバレリーナの踊りに目を奪われ、
バレリーナになりたい気持ちを強くするフェリシーだった。


ストーリーのすじは完璧だと思います。

ある程度予想がつくと思いますが、
{netabare} フェリシーがバレリーナとして舞台に立つ {/netabare}
というのが物語のゴールです。

夢に向かって練習に励んだり、
挫折があったり。

展開とつなぎが上手く考えられていると思いました。


踊りの才能はあっても
バレエは初心者のフェリシー。

彼女がどんどん上達していく様子には、
都合が良いなと思っても目をつぶる必要があります。
そうしないと物語が終わってしまうので。笑

だけどさすがに都合が良すぎる展開が続くのが、
ちょっとなあ。

最初はフェリシーのことをよく思っていない人たちが
手のひらを返したように急にフェリシーのことを認めたり、

バレリーナ学校のプリンスに見初められたり。
…ヴィクターいるのに!ヴィクターかわいそう!笑

フェリシーに踊りの才能があるというのは
設定上認められるとしても、

都合がよすぎる展開続きに
私の中の許容を越えてしまいました。

まあ、物語の冒頭でフェリシーとヴィクターが片付けているお皿の数が、
明らかに住んでいる人の数を無視している時点で、

この作品にはリアリティが必要とされていないことが
わかりますけどね。笑


ちなみに、私が印象深い展開は、
フェリシーがバレエ学校に入学する方法。

{netabare} 他人の招待状を盗んですり替わるなんて…。 {/netabare}

ヒロインとしてどうなの?とも思いますが、
相手が意地悪で腹が立っていたので、
「よくやった!」とスッキリしましたw

これぐらい肝が据わっていないと、
大きな夢を叶えるなんて無理なのね。笑


● 作画
バレエの振り付けの監修は、
オペラ座のバレエ団芸術監督としても有名なオーレリー・デュポンと、
オペラ座のバレエ団に所属していたジェレミー・ベランガール。

しなかやで、
上品な動きに魅了されました♪

人物の表情もリアルでした。


● 声優
主役のフェリシーを演じるのは、
女優の土屋太鳳さん。

棒読みに感じる部分もありましたが、
全体的に違和感はありませんでした。

ヴィクターを演じるのは、
声優の花江夏樹さん。

やっぱり本職は違うなーと、
プロの迫力を感じましたw

他にも黒木瞳さんや夏木マリさん、熊川哲也さんなどが
声優として参加されていますが、

違和感を持つことはなく、
皆さんお上手でした^^


● 音楽
【 主題歌「Felicies(フェリシーズ)」/ 土屋太鳳 】

作詞も自ら手掛けたというこの曲。

土屋太鳳さんがこの作品とフェリシーのこと、
大切に思って演じていたのがよく伝わってくる歌詞ですね^^

特にサビの
『踊れ踊れ 私の夢 転んでも もう怖くない』
がフェリシーにぴったりでいい感じです♪

私はこの曲好きだな♪

声もフェリシーに近いから、
より作品の曲としてふさわしく感じるし^^


BGMもよかったです♪


● まとめ
爽やかなストーリーだし、
決して嫌いなわけじゃないけれど、
好きとも言い難い作品だったなー。

人にお勧めするには
「バレエが好きなら」という言葉をつけたいです。

バレエの作画と演出は、
十分見ごたえあったから♪

ストーリーを今一つ好きになれないのは、
やはり都合の良すぎる展開が引っかかるからです。

そこを気にしないのであれば、
大人も子どもも楽しめる良作だと思いますよ♪

投稿 : 2018/05/06
閲覧 : 346
サンキュー:

22

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