をれ、 さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
あばばばば(シマリスではねぃですw)の連続
出版社のオンボロ寮で暮らす4人の女子高生漫画家が主人公。
安定のきららストーリー。漫画描きや漫画家のことはまるで分らないけど
(締切だけはわからなくもないw)、鳴かず飛ばず状態で、
創作活動に苦労してる一人の少女のかおすチャンとそこそこ
キャリアを積んでいる残り3人が織りなす青春群像劇でいいでしょうか。
こんな感じから話が動き始めますが、相変わらずネーム(吹き出し内
セリフのことですか?)段階で編集から却下され、苦労が続きます。
絵やストーリーは安定のきららクオリティだと思います。でもキャラが
普通程度以上にかわいいだけで、ずば抜けて、とびっきりカワイイとか
そういうわけでもないと思います。物語は大波ではなく中波小波の連続です。
ところで、掲載されないって、シヌわけではないけれど、
彼女らにとっては相当ショックですよね、だから中波ぐらいにしておきます。
でも波風が立っても、ほとんどの場合予想した通りに話が運ぶか、
そうでなくてもだいたい想定の範囲内で、言うまでもないですが
お話で見せるタイプの作品ではないです。
「あばばばば」は、出遅れた漫画家のかおすチャンが困ったときに言う台詞
なのですが、なかなか原稿が採用されないので、何度も聞くことになります。
だけど最後にはついに、{netabare}ヨカッタネと言える日が来ます(予定調和w) 。きららなのだから当たり前と言えば当たり前です{/netabare}。
売れる/売れない、ウケル/ウケナイという世界で生き残っていくのは、
並大抵のことではないわけですが、それをゆるふわにきらら的に表現すると
この作品になると思います。
なお、わたしも仕事がうまくいかないときに、あばばばと
言おうかなと思った時もありましたが、ぼのぼののシマリスみたいに
クルミをぶつけられそうな気がするので、思いとどまりましたw