をれ、 さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
モノクロ(枷が嵌っている)→ キラキラ(枷が外れた)
放送分13話視聴記念に書直しました。(1/1/2019)
(魔法)写真美術部には部員が7人いますが、琥珀、瞳美、唯翔が物語の本流に深く関係しています。残りの4人は本人各々の話に係わるだけです。
瞳美の自分は幸せになってはいけないという、幼少期の自分自身を対象にした魔法により、視界中の色を失ってしまいます。
情景描写は、ときに過剰なほどキラキラ感があり美しいです。うまく表現できませんが京アニ的な美しさとはまた違って感じます。
キャラ設定では、内気なキャラクターが半分近いので、消極的な描写が多く、そのせいでお話の展開がゆっくりになり、じれったく感じたこともありました。この消極的な性格は何故なのか、視終わって念のためPVを見返してみて初めて気付いたのですが、(視聴スキルが低い私故御容赦ください)それがこの物語のテーマだったようです。
さて、この物語のテーマは、一般性があると思います。自らに枷を嵌めてしまい、身動きが取れなくなっている人は意外に多いのではないかと思います。その枷は目に見えませんから、自分で掛けたことさえも忘れてしまって、それ故に外し方がわからず困ってしまうこともあるでしょう。
この物語で、瞳美は、現在の琥珀と60年前の唯翔の助けを得て枷を外したわけです。なお唯翔の役割は、瞳美の本心の告白対象としての存在です。
また、このように枷に捕らわれた人を助ける過程で、自分が成長したり幸せになったりする場合もあります。この物語では、一度やめようと思っていた絵を、唯翔は描き続けることになり、自分自身にかけた孫の魔法が解けたことにより、琥珀は、長年の懸念が払しょくされます。
最終回まで視て、この物語の真の主人公は琥珀であったことにようやく気が付きました。また、何故瞳美やあさぎが何故あんなにも引っ込み思案なのかにも気付きました。
自分で自分に枷を嵌めてしまった人は、なかなか外せないので、周りが手助けし、また本人も自分に閉じ籠らないで一歩踏み出して手助けを求めれば、枷は外れ、幸せに近づくだろうというお話だと思います。
以下私の反省です。
視聴後に、視聴スキルの低い私の思うことは、途中でこの物語の意味や流れを誤って理解していたことです。最終回の前まで、瞳美と唯翔のラブロマンスの話で、途中から登場した琥珀はそれを支援するサブキャラだとばかりに、勝手に思っていました。ボケーと見ていた自分を反省しています。
反省ここまで。
以下、前回のコメントに登場人物の誤った理解部分があったので
訂正しました。
前タイトル;キラキラ
以下私が勝手に感じた感想ですので当てにしないでください。
きれいでキラキラな風景、おしとやかで自分に自信が持てないヒロイン、押しの強そうな級友と繊細で心の弱そうな級友、面倒見がよい男子と絵が得意な男子、こういった人たちが登場する、魔法が存在する世界の学校生活を中心とした日常的メルヘンという世界観でいいでしょうか。
絵が得意な男子はヒロインと絵とカラーというところで接点があり、今後どのように関係が発展していくのか楽しみです。次回は若い頃のおばあちゃん(ヒロインはタイムリープ中)が登場するので話の進み具合が加速しそうでますます楽しみです。