「DOUBLE DECKER! ダグ&キリル(TVアニメ動画)」

総合得点
68.2
感想・評価
208
棚に入れた
691
ランキング
2117
★★★★☆ 3.5 (208)
物語
3.4
作画
3.5
声優
3.5
音楽
3.5
キャラ
3.5

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ネタバレ

瀬名 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

内容の深さはないが楽しく元気な作品

タイバニに続くバディシリーズの第二弾という本作。
同じスタッフも多く携わっているようですが、監督などは違います。
キャラデザは同じ方なので、絵柄ですぐにタイバニと同じスタッフだなとわかりますね。
街の雰囲気も、かなりタイバニに近いです。

サンライズですが、今回はメカらしいメカはなし。
車とかがトランスフォームっぽくガシャガシャ変わっていくのは格好良かった。

内容は、タイバニと同じく基本一話完結。だんだん本筋のボスの影が出てきて、最後の方は一話完結ではなく繋がっていく流れでした。

一番良かったなと思うのは、キャラが魅力的だったこと。

主人公のキリルは、女に間違われることも多いくらいの女顔ですが、竹を割ったような気持ちのいい性格。妄想と思い込みが激しく、ややぶっ飛んだことをやったりします。

このキリルのキャラを好ましいと思うか、空ぶっていると思うかで、本作に対する印象は大きく変わるでしょう。
途中途中に入ってくるやたら陽気なナレーションのテンションも、肌が合う人と合わない人がいるかなと思います。
私はどれも楽しいなと思えたので、終始楽しく観られました。

相棒のダグも、結構頭が切れる有能な人物なのですが、基本的にやる気がなく、絶妙な感じでおちょくるタイプなので、いいキャラだなと思います。

タイバニとは全然違うタイプのバディでした。

口が汚くて、男みたいな性格のディーナや、生真面目でディーナとは正反対の相棒・ケイ。
見た目イカつくてキレたら怖いのに、実は女らしい性格のマックスと、おしとやかなロボットのユリ(なんか百合ップルみたいだった)。
同じセブンオーの仲間たちも、皆気持ちの良いキャラでした。

なので登場人物たちにスポットをあてた回は、普通に面白かったです。
ですが、本筋の内容としては、いまひとつ感が否めない。
敵キャラの魅力がいまひとつだったのも原因かな?
深いようで深くない、深刻なようでそこまで深刻に思えないような、軽さがあった気がします。
うまく表現できない…w

まぁ、この作品自体がシリアスなものではなく、ギャグ寄りの作品なので、気分転換に観るようなアニメだと思います。
ラストがラストだしw
敵がアホみたいに多すぎて、一斉に襲いかかってきたら確実にアウトな世界です。
多分どんなに頑張ってもみんな倒される未来しか見えない。
なんせ、ラスボスだったクーパーは敵本陣の幹部の中でも最弱らしいので。
色々なオマージュ(というかパクリ?)が多すぎて、どっかで聞いたことあるようなタイトルとかが大半です。

キリルが明るくて、バカで、でもいつでも前向きなキャラなので、なんかテンションが落ちている時とかに垂れ流しているとなんか元気もらえそうな感じ。

本編は13話で、他にエクストラが3話あります。
EX2話は、ちょっと腐女子に媚び売っているように見られるかもしれないですが、神経質になりすぎなければ普通に笑えます。

OPの曲の雰囲気がタイバニのOPの曲と似ている感じでしたが、それだけに中毒性があって聴きやすく、耳馴染みが良かったです。EDも作風によく合う曲でした。

EX2話で、男同士で変な雰囲気になった時にいきなりキャラソンみたいな曲が流れてきたのは意味不明でしたが、その意味不明さが面白かった。

このふざけたノリが肌に合えば、とても楽しめる作品かと思います。
個人的には楽しかったので、続編があるのなら期待したいところ。

投稿 : 2019/06/14
閲覧 : 244
サンキュー:

3

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