Zano さんの感想・評価
3.2
物語 : 1.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
感動する理由すらわからなかった
何もかもが酷いです。
①闇落ち展開。妹が死んだだけであそこまで闇落ちするのは感情移入ができない。さらにその後一瞬で
回復するのはさらに不自然。
②最後の方に詰め込みすぎ。何を主軸に物語を作りたいのか分からない。あの最終回にしたいなら、二重人格キャラを1話限りの登場にしてその上前半の話を半分ぐらいの容量にすべき。野球とか山とかライブは時間掛けすぎ。
③矛盾が多すぎる。どのアニメにも多少は矛盾があると思うがこの作品は普通に見ていても矛盾点に気づく。「研究者から守るために学校を作る」は明らかにおかしいし普通に考えて逆効果。さらに最終回で、目の治癒でタイムリープして友達を助けない理由がいけない気がするからは意味不明。治癒能力は明らかな蛇足。「世界中の能力者をなくす」のも明らかに思春期だけでは明らか無理な話。日本中でも無理だろう。こっちは逆に何らかのそれを可能にする能力の説明を加えるべきだった。他にもうろ覚えだが、盲目のはずの兄が全く盲目に見えない、悪役の「タイムリープしているのが分かったら、~する(うろ覚えですいません)」など。もうひとつ、これは矛盾ではないが、友利の兄が自我をバンドのボーカルのおかげで取り戻した話がタイムリープでなかったことになっているのはあれでいいのか。
③キャラクター。まず序盤に主人公と仲が良く、闇落ちしてたときも家まで助けに来てくれていたキャラの扱いが雑。家まで来てくれたのを偉そうに追い出して以後登場無し。こんなに酷いのは初めて。もう1つ、妹キャラの取ってつけたような語尾が違和感しかないしはっきり言って気持ち悪い。ピザソースのくだりも見ていて気持ち悪い。
全体として、このアニメはそうした要素を考慮しても感動する要素が分からない。感動できる人はどれだけ感受性が高いんだと思う。最終回の能力者をなくすために奔走する展開をもっと長くとっていたら感動できたのかもしれないが、それでも。
安定の音楽だけは良かったアニメ