haiga さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
優しい嘘
今観終わりました~うすうす予想していましたが良い転換の仕方でした。とても面白かったです。
特にヒロインのリスタルテ役の豊崎愛生さんの演技がとても良かったです。最初はこのすばのアクアもどきのダメ女神枠なのか?(失礼)と思っていましたが、ちょっとハスキーな声と弾けた演技でアクア様にも負けない個性的な女神に演じられたと思います。
良くある異世界転生物の物語ですが、この作品の個性としてタイトルにもあるように、主人公がめちゃくちゃ慎重で準備に準備を重ねて行くスタイルです。
召喚勇者ですので主人公聖哉は難度Sランクの世界を救う使命を帯びます。
Sランクですので敵がむちゃくちゃ強く、また舐めプせずにガンガン攻めてきます。
そのため戦闘中でもリスタの力を使いドラゴンボールの精神と時の部屋バリに時の流れが遅い神界で頻繁に修行をしながら魔王軍と闘い1人また1人と撃破して行きます。時には神界の女神達に技を伝授して貰ったりしながら。
救うべき世界は結構悲惨で意外と重い話なんですが、主人公の聖哉の慎重過ぎる行動と女神リスタのコミカルな顔芸がバランスが取れていて楽しく観る事が出来ました。後半2話で色々伏線回収する所はちょっとウルウル来ました。
色々ツッコミ所(エンディングのへっぽこCGとかw)はありますが異世界ファンタジーの中では上位に来る良い作品だと思います。オススメです
ここから先は完全に余談ですが.......
最近のファンタジーの傾向としてレベルとかステータスとかの数値化が主流ですが、ボチボチ止めたが良いと思うんですよね。
元々ドラゴンボールのスカウターくらいから強さの数値化って始まった記憶ですが、数値化って強さの相対化にはとても簡単で分かりやすい方法ですが、多用すると諸刃の剣でとてもチープになってしまうんですよね。
結局同じランク同士や、数値で負けてても隠された能力があ~とかスキルが~経験が~とかで逆転カタルシスを描く事になって、数値化意味無いやんけってなるのがオチですし、観てる方はどっちが強いんやろ?って妄想するのも楽しみなわけで、数値化はその邪魔にしかならんと思うんですよね。
ワンパンマンくらいのランク付けくらいならまだ良いんですけどね、あんまり細かくステータスをオープンにするのは好みでは無いというおっさんの愚痴でしたwww