「八十亀ちゃんかんさつにっき(TVアニメ動画)」

総合得点
69.8
感想・評価
174
棚に入れた
566
ランキング
1654
★★★★☆ 3.4 (174)
物語
3.4
作画
3.3
声優
3.6
音楽
3.3
キャラ
3.6

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ネタバレ

蒼い星 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

名古屋ダイレクトマーケティング。

【概要】

アニメーション制作:サエッタ
2019年4月 - 6月に放映された全12話のTVアニメであり、1話あたり3分30秒のショートアニメ。
原作は、漫画家の安藤正基がtwitterに息抜きで投稿していたものが、
編集の目に留まり『月刊ComicREX』にて連載化した漫画作品。
監督は、ひらさわひさよし。

【あらすじ】

東京生まれ東京育ちの高校2年の男子生徒、陣 界斗。
彼は家庭の都合で愛知県の名古屋市に越してきた。

人も物も溢れているのが当たり前の東京ライフ。
界斗目線でのそれは、毎日が同じことの繰り返し。

地方って、独特の文化や方言があるんじゃないか?

東京から離れた環境の変化による目新しさを彼は期待していた。

だけど、思ってたのと違う。周りは標準語だし味噌カツ食わないし、
現実は名古屋に来ても東京都と一緒だった。

と、がっかりしていた界斗であったが、そんなとき、
「にゃぁ、にゃぁ…」泣きながら何かを探している妙に猫っぽい女子高生と出会った。
名古屋弁丸出しの名古屋愛あふれる彼女こと、八十亀 最中こそ、
界斗が求めている人材だった。

【感想】

サムネで見たら、右後ろの男キャラが昭和感あふれる三枚目キャラで、
ネットで一時期ネタになった、
『あ、憧れの○ちゃんの○ンティ み、見ちゃった』にそっくりで、
スケベキャラなの?と笑いながらずっこけたのですが、
いざ観てみるとそんなことも無くマトモなキャラでした。失礼しました。

原作漫画をちょこっと読んでみたのですが、
文章による名古屋トリビア解説“やとがMEMO”が毎ページ入っていますね。
よそ者にも解りやすいマンガ名古屋講座ですね。
岐阜や三重も含んだ中部地方の人間のメンタリティに刺さるものがあるのでしょうか?
自分は住んでる地方違うので共感があまり無いのですが。

愛知県一宮市出身で名古屋市に在住の漫画家が地元愛を盾に言いたい放題。
地元名古屋の雑学やPRと共に、名古屋のおかしなところにも切り込んだ内容。
よそ者に言われたらイラッと来るかもしれない方言いじりなど、
生粋の地元民目線での自虐の混じった名古屋ネタ尽くしのコメディ作品。
他県民にはわからないネタだらけで地元民じゃないと、面白さが100%伝わらないんじゃないか?
wikiみたら単行本売上の2/3が名古屋ですし。
で、名古屋観光文化交流特命大使になったりで、一応PRに役立ってるみたいですね。
(原作では城の形をしたビルと言われている、現在の名古屋城について問題提起をしていますが)

アニメ化に際して、トリビア成分を残しつつも、
地域差による異文化コミュニーケーション的なコメディっぽい。
猫っぽい八十亀ちゃんを視聴者目線で愛でるのはもちろんのこと、
キャラと出身県が同じご当地声優たちによる訛りを楽しむというのものでしょうか。

女子高生キャラに『金の玉』『ちんちん』言わせるのが好みの作品のようですが、
おおらかな気持ちで方言女子かわいい!という反応が正しいのでしょうかね。

昔あった歌謡曲“金太の大冒険”の歌詞『金太、負けるな!』
みたいな言葉遊びが、もともと名古屋の人は好きなのかも?というネタでしょうね。

自分には通じにくい部分が多いアニメですが、
それなりに可愛くて、それなりに面白かったですね。
自分は中日ファンではないですが、愛知県民の国歌『燃えよドラゴンズ』を最後に持ってくるとか、
地域愛あふれるアニメとして、十分にありのやり方だとは思いました。


適当な内容ですが、これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2020/02/14
閲覧 : 293
サンキュー:

29

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