「屍者の帝国(アニメ映画)」

総合得点
65.0
感想・評価
300
棚に入れた
1616
ランキング
3450
★★★★☆ 3.7 (300)
物語
3.5
作画
4.1
声優
3.7
音楽
3.6
キャラ
3.5

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ちょっちゅね~ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 2.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

死者に対する冒涜作品

映像/演出は素晴しいが、物語(話しの内容)が駄作へと落とした。

元々、伊藤計劃氏が生前に書き上げた冒頭の草稿30枚を参考にし、
円城塔氏が勝手な創造で書き上げた自己満足の結晶作品が「屍者の帝国」。

話の内容は、
死体に擬似的な魂を宿し、思考/判断が行えず命令でのみ行動するゾンビを利用して単純作業の労働力としている世界。
そんな世の中で、思考/判断/行動が行える人が元来備えている魂(意思)は作成可能、又は魂の存在証明の為に友人を合意の上でゾンビ化させた主人公。
そんな主人公は人の魂を作成に成功した人物の研究ノートを探しに、ロシア/アメリカ/日本へ行ったりし、やがて自分の上司等が企てる陰謀に巻き込まれる事に・・・。


まず下記の要素を取り入れた必要性を問いたい。
・謎の日本要素
・昭和アニメにあるキスお預けシーン
・終盤の昭和アニメにある戦闘茶番劇
この3点が作品世界観をぶち壊している。
(というか伊藤計劃氏は冒頭の草稿30枚にこんな設定入れないだろ・・・。)

本作品が「円城塔の作品」だけなら良かったが、
「伊藤計劃・円城塔の合作」というのは伊藤計劃氏の対する冒涜としか言いようが無い。

投稿 : 2020/05/08
閲覧 : 300
サンキュー:

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