シン さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
高評価だけあってとても面白い
ここのランキングの順位も高く、十年以上経って劇場版が作られる人気作品。期待してみてみたら、期待以上に面白かったです。
<物語について>
ルルーシュという元皇族とはいえ何の後ろ盾を持たない個人が、ギアスの力と持ち前の頭脳で、大国ブリタニアを相手に戦いを挑む。いくらギアスがあるとはいえ、簡単にはやられないのが正規軍。単に兵器同士の対戦ではなく、頭脳をめぐらして倒すというところがとても見ごたえがありました。
そして主人公と敵勢力にいる親友、家族愛、忠誠心、ほのかな恋心、様々な人間ドラマがとても魅力的です。
また、時折はさまれる学園での日常描写も、日常と戦禍は表裏一体、どんな者にも日常はあるという感じで、明るい場面なのに妙にリアルで生々しく感じました。
話が進むにつれてどんどんドラマチックになっていって、ユーフェミアのギアス誤発動からラストまでが鳥肌ものでした。
<キャラクターについて>
ルルーシュ:頭脳と共にカリスマ性もあるダークヒーロー。絶対順守の力があるとはいえ大胆すぎる作戦を考え成功させてしまう所がかっこいい。「撃っていいのは撃たれる覚悟のある者だけだ」というのアニメ界屈指の名言だと思います。
またカリスマ性を持ち合わせていながら、どんなに自分に不利になりえることでもナナリーのためなら受け入れるという面も人間臭くて魅力的。
あと運動音痴という設定が斬新だなと思いました。
C.C:コードギアスの世界観に欠かせない存在。ルルーシュとC.Cの共犯者というベタベタしすぎず、けれどお互いが心の拠り所になっている関係がとても素敵でした。ミステリアスなところが魅力的なダーク?ヒロインです。
スザク:日本人というだけで、能力があるにも関わらず酷い扱いを受けているけれど、泣き言を言わず信念のために耐え精神力のある男。そんなスザクを打算なく認めてくれたのがユフィ。ユフィが亡くなるシーンはスザクの気持ちを思うと泣ける。終盤はルルーシュに刃を向けるけれど、ユフィを失った彼の気持ちをお持うと仕方ないのかも。
ユーフェミア:偏見や差別を持たず、口だけではなく行動力もある魅力的な女性。それだけに1期での退場が悲しくて仕方がないです。スザクと幸せになって欲しかった・・・
コーネリア:一番お気に入りのキャラ。権力者でありながら前線にたって戦える強さ。妹思いで部下思い。とても強い女性でありながら、ユフィを失ったときには茫然自失となる弱さもある。ギルフォードとの関係も素敵。皆川純子さんの声もとても似あっていました。かっこよすぎる!
あとミレイ生徒会長がぶっ飛んでいて面白かった。アッシュフォード学園とても楽しそう。
一方、扇のキャラデザが一人浮いていたのが気になりました。目は小さいし、髪型はなんかモジャモジャしてるし・・・
<音楽について>
op&edはアリプロ以外はあまり世界観にあっていなかったように感じました。(曲そのものは素敵だけど)
アリプロの曲はダークヒーローが主人公のこの作品にピッタリです。
Stories、Inocent daysを始めとした挿入歌が壮大で物語を盛り上げていました。ユフィが亡くなる場面はInocent Days効果で号泣しました。
最後はまさかのルルーシュとスザクが銃を撃ち合うところで終わりという!!これは続きを観ないわけにはいきません!