「宇崎ちゃんは遊びたい!(TVアニメ動画)」

総合得点
73.1
感想・評価
481
棚に入れた
1626
ランキング
1029
★★★★☆ 3.4 (481)
物語
3.2
作画
3.3
声優
3.5
音楽
3.3
キャラ
3.5

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ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

うざいだけではなかった

 原作は未読。
 女性が好意の裏返しで執拗に男性に絡む展開など、主要男女の関係性は同じくタイトルに
ヒロイン名が入る「からかい上手の高木さん」と似た構図。
 ただ本作のヒロインである宇崎 花のそれは高木さんに較べてかなりうざいもので、人に
よっては不快感を抱きそうな感も。
 とは言え、西片に対して優位に事を進めることがほとんどの高木さんに対して、花は逆に
桜井 真一にやり込められることも多く、こうした花の弱さも見せることでうざさを上手いこと
相殺している感があった。

 弱さと言えば、真一の無意識の好意的発言や第三者の指摘に動揺するなど、守りに入ると
弱いところなども高木さんと同じような感じだが、花の場合は高木さんと違って、真一に対する
恋愛感情はまだ無自覚なようで、その分それを意識するような状況での動揺はより激しい感じ。
 いずれにしてもこういった一種のギャップがよりヒロインを魅力的にしている感がある。
 無自覚なのは真一も同様で当人同士はきさくな友人というスタンスでありながら、確実に二人の
距離は縮まりつつ、周囲にはバカップルに映るという関係性がなんとも微笑ましい。
 花と真一が大学生とこの手のジャンル作品としてはやや珍しい設定だが、飲酒ネタを始め、
中高生ではできないようなネタで、この設定をうまく活かしていた感がある。

 脇キャラに関してはメインの二人と同世代の亜細 亜実、榊 逸仁は花とは異なる形の
うざキャラといった印象だったが、単にうざキャラで終わらない花に較べて、まだ魅力を
感じさせるには至らず、うざさが先立っていた感じ。
 逆に亜細 亜紀彦、宇崎 月といった大人キャラが、考えていることが年齢に
そぐわなかったりと、そのギャップがいい味を出していたように思えた。
 キャラと言えば、亜実がメガネキャラだったが、他にもモブキャラにやたらとメガネキャラが
おり、あの辺は原作者の趣味だったのだろうか?。

 話がオチらしいオチがなかったり、唐突な場面転換があったりと、自然でない流れを随所に
感じられ、それに伴い間の間隔なども独特なものが感じられたが、これはこの作品独特の
個性なのか?、それとも原作をうまいこと30分アニメに落とし込められなかったためのものか?

 中盤の鳥取旅行回は唐突な感があったが、あれは鳥取県の県おこし的なタイアップ活動
だったのだろうか。

2020/11/02
2022/09/18 加筆・修正

投稿 : 2022/09/18
閲覧 : 226
サンキュー:

9

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