「ゆるキャン△ SEASON2(TVアニメ動画)」

総合得点
85.1
感想・評価
614
棚に入れた
2417
ランキング
248
★★★★☆ 4.0 (614)
物語
3.9
作画
4.1
声優
4.0
音楽
4.0
キャラ
4.1

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

それはまるで、同じキャンプ場で別々のテントに寝るような、適度な距離感と空気感。

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
近年でもトップレベルの人気作となった1期の良さはそのままに。作画や音楽などは確実にレベルアップした2期。

1期の方が評価は高いのでしょうが、個人的には、2期も同じくらい好きです。

まあとにかく、好きです(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
予定は未定で、自由に失敗して、不便で楽しいのがキャンプ。

1期は確かに、「冬キャン」「ソロキャン」という、オリジナリティある面白さがあって、その点で2期が薄れたというのは、まあ確かにその通り。

でも、2期は「みんなでキャンプ」が増えただけに、彼女らの絶妙な距離感が、より際立ったと思う。

例えば、3話。バイトも予定もバラバラ。家族優先。でも、時々集合して、笑顔で過ごす。

例えば、11話。皆で行ったキャンプで、1人抜け駆けの早朝温泉。それを、誰も咎めない。真似しない。笑って終わり。

何事も無理強いせず、踏み込みすぎない独立独歩の姿勢。さりとて、寂しさはない。なんて絶妙で、心地よい距離感だろう。

それはまるで、同じキャンプ場に行って、別々のテントに寝るような、居心地の良さ。

スマホで繋がる程度、ということを、これだけ温かく描いている作品を、私は他に知らない。

本作で、リンは「皆でキャンプ」の魅力に気づき、なでしこは「ソロキャンプ」の魅力にハマっていった。しかしそれは、誰かに勧められたとか、無理強いされたとかじゃなくて、あくまで、自分が興味をもっただけのこと。

本作の登場人物は、サブキャラも含め、誰も押し付けがましくない。それは、相手をリスペクトしているから。なんて、心地よい世界なんだろう。

また、本作は、キャンプの魅力を、丁寧かつ誠実に描いていた。

キャンプの良さ、は当然として、その不便さや危険さも、きちんと描く姿勢が好き。

私が本作で特に好きなカットが2つある。

1つ目は、リンがバイクで発進する時。しつこいくらい後方確認をすること。ウィンカーもちゃんとつける。

次に、8話の美しい夜景。なのに、どう考えても邪魔な、無い方が良い手前の鉄塔を、省かずちゃんと描いていること。

どちらもいらないシーンなんだけど、あえて描いている姿勢に、視聴者に対してとても誠実に向き合っていることを感じる。

他にも、好きなシーンはいくつもある。

1話Cパートのいぬ子は、へやキャンを観た人へのサービス。3話、丸いなでしこ。4話、せっかく買ったキャンプ用品を、まず家族の前で使ってみるなでしこらしさ。6話、道具の管理や洗浄をちゃんと魅せるところ。8話、なでしことリンのソロキャンの違い。10話、伊豆の美しい景色。11話、眠くても化粧水はつけて寝るリン。12話の、野クル5人だけで観る日の出(あえてあそこに、ちび犬子と先生を入れないところ)。13話、富士山の形でただいまを感じるリン。

私は1期を☆4にしていたが、それは作画にやや文句があっただけで、物語もキャラもシナリオも、元々☆5の力はあった。だから、そこに作画が追い付いた本作は、やはり☆5の評価になる(ちなみに、私は☆5は年間1~2作品、お気に入りに棚は2~3年に1作品程度しかつけていません)。

私は今、悩んでいる。本作をお気に入りに入れるかどうかを。

ついでになぜか、干物妹うまるちゃんも、「だったらあれもお気に入りになるんじゃないか?」と、今さら悩んでいる(笑)
{/netabare}

【余談 ~ゆるキャン飯、作ってみた♪~】
{netabare}
私の1週間で1番の楽しみは、日曜日に、昼から呑みながらアニメ(かゲームセンターCXか水曜どうでしょう)を観ることなんです(笑)

普段は忙しくて、惣菜やコンビニ飯ばかりだけど、日曜日だけは結構ちゃんと料理します(趣味の1つなので)。

そこで今週は、「ゆるキャンサンデー」と勝手に決めて、伊豆キャンプ(11、12話)を見直しながら、最終回13話を初めて観ることにしました。

そこで作った料理は「具だくさんアヒージョ」と「ホット・バタード・ラム・カウ」。上記は11話、6話にそれぞれ出てきましたね。

まず、アヒージョですが、なるべく原作に忠実に作りました。材料は、「オリーブオイル、ニンニク、鷹の爪、マッシュルーム、しめじ、タコ、エビ、ウインナー、ナス、長芋、ニンニク、パプリカ、ヤングコーン、ブロッコリー」。

レシピはアニメの通りです。長芋を先に下茹するのは意外でしたが、ヌメリが残っていると臭みがあるので、正解だと思いました。

具の中で特に好きだったのは、粒ごとニンニクです。お隣青森県で、日本一と名高い田子産ニンニクを使ったのですが、臭みはなく、ホクホクの食感。旨味の塊でした。

あと、茄子や長芋、ヤングコーンは初めてアヒージョに入れたのですが、茄子とヤングコーンはアリだなと思いました。茄子が油と相性が良いのは分かっていましたが、ヤングコーンは、油の旨味は染みないのですが、食感が楽しかったです。箸休め的に入れるのはアリですね。

失敗したのは、ウインナー。

今回、レビューで紹介するために、あえて岩手の食材を使おう思い、「八幡平白マッシュルーム」や「銀河フーズ いわて花巻工場発あらびきポークウインナー」などを使いました。

マッシュルームは良いとして、ウインナーは、「単品で旨すぎる」から、微妙でした(笑)

なんていうか、「アヒージョより旨いのがあると、バランス崩れる」んですね(笑) アヒージョのコクを活かすなら、むしろ普通の安いウィンナーで良かった(という、逆説的な銀河フーズウインナーの宣伝ですw 私が愛用しているウインナーは、銀河フーズのポークウィンナーと、業務用スーパーの「こだわり生フランク ハーブ入り」です。どちらも、めっちゃ旨いっすよ♪)。

あと、私は結構アヒージョ作るんですが、普段必ず使うのが、「貝類(アサリやハマグリ)」と「玉ねぎ」です。入れた方が絶対に旨いので、オススメします(今回は入れませんでした)。

話がズレましたが、「具だくさんアヒージョ」ですね。結果として、「これまでアニメで再現したレシピ」では、一番旨かったです。

私は、カリカリに焼いたフランスパン、白ワインと合わせたのですが、最高に旨かったです。

ただ、普段はアヒージョの汁をバゲットに染み染みにして食べるのですが、今回は、アクアパッツァパスタに備えて、汁と白ワインを残しておくのが、もったいな苦しかったです(笑)

さて、昼飯はバゲットで腹一杯になったので、アクアパッツァパスタは、夕食に。

まず、パスタを茹で、その間にアヒージョに白ワインとパスタの茹で汁、ニンニク、ミニトマト(激ウマ!)を入れる。

さて、パスタが茹で終わったので投入、、、あ、魚焼いてねぇわ(笑)

てなこともあり、パスタは一旦冷蔵(後日食べます)。金目鯛の干物をグリルで焼きます(余談ですが、スーパーで、赤魚の干物で妥協しようかめっちゃ悩みましたが、せっかくなので奮発しましたw ただ、白ワインと食材全部合わせると、4000円以上かかる、高級飯になりました 苦笑)。

焼き終えた金目と、茹で直したパスタを入れて、ひと煮立ち。いよいよ実食です。

うん、旨い! でも、、、期待以上じゃないし、金目鯛の良さを活かしているかと言われれ(費用対効果を考えれ)ば、微妙かな~。

このアクアパッツァパスタ、スープパスタなんですが、それより、アヒージョの汁をそのまま使って、ペペロンチーノっぽくする方が旨いと思います。また、焼いたベーコンと油を足すのも良さそうに思いましたし、さらに卵黄を加えてカルボナーラ風にするのもアリだなと思いました(つまり、万能ですね)。

金目鯛は、普通に焼いて、ご飯と味噌汁で食べた方が、幸福度高いかも(苦笑)

ということで、アクアパッツァパスタはやらなくても良いかもしれませんし、やるとしても、赤魚等安めの白身魚で充分な気がします(笑)が、基本は美味しい食事でした(スープがまだ残っているたので、翌日の夜にチーズと白米入れて水気を飛ばし、リゾット風にしましたが、これはめっちゃ旨かったですw)。

あと、夜にパスタを食いながら、「ホット・バタード・ラム・カウ」も試してみました。

作り方は簡単で、温めた牛乳にバターを溶かし、ラム酒とシナモンを入れるだけです。

ちなみに牛乳は、岩手県産「くずまき高原牛乳」。ラム酒は、普段よく呑む「キャプテンモルガンスパイストラム」。

アニメでは、ラム酒のアルコールを飛ばし、ノンアルコールにしてましたね。あと、シナモンもスティックタイプのものでした。

私は当然、アルコールは飛ばしませんし、シナモンもパウダーを使用しましたが、まあ、味に大差はないでしょう。

結論として、「これは女子ウケするな~」と、「ラム酒入れすぎたわ(苦笑)」ですね(笑) 

ラム酒のアルコールを飛ばしてないせいか、最初、むせました(笑) が、徐々にじんわりと温まり、幸せな気持ちになります。

ただこれ、アルコール度数は結構高いので、アルコール弱い方は注意した方が良いでしょうね(呑みやすいだけに)。

感じたのは、「寒い屋外で呑んだら、もっと旨いだろうな~」ということ。う~ん、ソロキャンしたくなってきた(しないけど)w
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆5
作画に違和感あったけど、なるほど過去か。OPやたら良いな。白い息遣いが見える。そうそう、これがゆるキャンだよね。作画の本気度、増したな~(笑) Cパート、ホラ吹き犬子で、へゆキャン見た人にサービスか。完璧だな。

2話目 ☆4
上手くいかないところも含めて、だね。そこで悔しがらないのが、なでしこ。リン、子ども(笑) ちゃんと法定速度(笑) 予定は未定。

3話目 ☆5
このほどよい距離感だよね、何事も無理強いしない、独立独歩の姿勢。バイトも予定も別々。たまに合流。特上に目が落ちた(笑) キャンプ周辺の楽しさも、キャンプ。新キャラ、土岐綾乃。なでしこ、丸かったの?(笑)

4話目 ☆3
買い物、楽しいよね。道具揃えるの、醍醐味だよな。ランプ、一回家で使うあたりが、なでしこだよな。

5話目 ☆4
サブの3人回ね。鍋しこ(笑) ここで、どうでしょう(笑) 流れと関係ないワカサギの時点で、もしやと思ってたけど(笑) うまくいかないのも醍醐味だよな。

6話目 ☆4
道具の管理、洗浄。冬キャンの厳しさ。ちゃんと魅せる丁寧さよ。マイナス15はキツいな。うちの地元もマイナス8くらいは平気でいくけど。良い先生だ。そこで窓がちょっと開いていると、完全にどうでしょうオマージュだけどな(笑)

7話目 ☆4
旅行も、準備や下調べがむしろ楽しいよね。やはり東日本でしょ(笑)

8話目 ☆5
なんだその替え歌(笑) ソロキャン、これだよな、ゆるキャンは。でも、リンのソロキャンと、なでしこのソロキャンはやっばり違うものなんだね。夜景、綺麗。邪魔になる手前の鉄塔をちゃんと入れるのが丁寧だし、誠実だ。

9話目 ☆4
旅行の計画、バイクの改造。こういうのも楽しいよね。出発時の後方確認とか、いちいち優しく丁寧。

10話目 ☆4
ホラ吹き姉妹(笑) 景色、力入れてるね。

11話目 ☆4
キャンプ飯、クオリティ高いな。ママシコ(笑) 化粧水つけるんか、女子だな。抜け駆け温泉。この辺が、本作の良さだよな。

12話目 ☆4
シカでした(byうれしー)w

13話目☆5
まだ、お年玉もらってないよ(笑) 疲れたら代わる、というどうでしょうネタ(笑) なんだろう、何にもなかったけど、良い最終回だな。具だくさんアヒージョ食いながら白ワイン1本開けたせいかな(笑)
{/netabare}

投稿 : 2021/05/12
閲覧 : 314
サンキュー:

35

ゆるキャン△ SEASON2のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
ゆるキャン△ SEASON2のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

剣道部が他の作品に書いているレビューも読んでみよう

ページの先頭へ