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「ゆるキャン△ SEASON2(TVアニメ動画)」

総合得点
85.1
感想・評価
614
棚に入れた
2417
ランキング
248
★★★★☆ 4.0 (614)
物語
3.9
作画
4.1
声優
4.0
音楽
4.0
キャラ
4.1

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ゆるキャン△ SEASON2の感想・評価はどうでしたか?

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

更に進化した愛とセンスと優しさの世界。一挙放送も3期も来るでぇ〜。

 1期の時点で本作はすでに傑作であった。作品に対する愛情に基づく入念な取材に基づく背景美術の妙、日常系のキモなbgm、百合夫婦なでりんに代表される心地よいキャラ、なにより祝祭としてのキャンプ飯(外ご飯効果で美味さ3倍)力が合わさって癒やしやゆるい等という使い古された言葉を超えた世界を構築できている。もはや大きな物語などなくてもこの世界をゆったり味わうだけでなんという幸福…。


 そんな本作の2期。正直完成度高い世界をもう構築しちゃったし、これ以上のレベルアップはそう望めないが、あいつらが帰ってくるだけでオジサン大満足よ…なんて思っていた時期が私にはありました…。


 まさか2期になって全ての要素がレベルアップしているとか…。「aria」を除いたらもうこれ以上の日常系はありえないんじゃないかな、という恐ろしい境地である。キャラの描き込みや関係性がより深まり、世界は温泉のように優しく私たを包んでくれる。コロナ下であんまり出掛けられない今という時代にはまさに救済ですらある。


 本作でより強化されたのは人の心の暖かさ、人情なんて古臭いと一蹴されがちな世の中だが、本作にはそれがある。本作に限らず日常系は現実逃避とされがちだが、こういう心がある社会が現実にない方が問題である。


 4話のなでしこの姉妹愛、9話のスネーク、もといしまりん爺さんの孫を想う心。両者ともに演者が少ない台詞で感情を表現する力の素晴らしさが実感できる。シンプルで余計な雑味がないから心にスッーと入ってきて思わず涙が…。複雑なことをしなくても、大きなドラマを作らなくても、真心が心を打つ、これこそ日常系における感動である。


 今季覇権はウマ娘だろうが、本作も普通なら充分に覇権を握るに相応しい傑作である。劇場版はどうするのかな?。


 そういえばカピバラって意外に肉質が良くて簡単に繁殖できるしで、新たな食肉源としては密かに有望って小泉武夫氏の「奇食怪食」に書いてあったな。個人的には凄く好きな動物だが、是非味もみてみたいもんだ。

投稿 : 2024/03/04
閲覧 : 864
サンキュー:

56

Mi-24 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

女の子の旅日記

バイクでの一人旅とグループでのキャンプ。
旅行の空気感が出ていて、非常に良い。


町が寝静まった早朝。
肌を刺すよう冷気。
真っ暗な闇を切り裂いて、一人でバイクを走らせる。
「あぁ、バイクに乗りたいなぁ...」
と思わせてくれる。


しかし、リンちゃんのバイクに乗るときの格好が寒そうで、見ているだけで心が凍え死ぬ。
走行風をもろに受けるバイクでは、“防風”の性能が無いと酷い事になるのだが、リンちゃんが着ているモコモコのダウンジャケットの防風は大丈夫なのだろうか?
リンちゃんの走行シーンからは「凍死」しかイメージできず、ハッキリ言って怖い。
50ccの低速走行なら大丈夫なのか?

それとエンジンかけっぱなしの車内で寝るな!
多少寒くても根性で何とかしろ!!

投稿 : 2024/02/10
閲覧 : 26
サンキュー:

4

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ゆる〜いキャンプ

ゆる〜くキャンプしてる女の子達可愛い

投稿 : 2023/12/19
閲覧 : 21

kakelu さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

観ているだけで心が温かくなる〜

ゆるキャン△2期!
物語は特に山場があるわけでもなく、関係性がかわるわけでもない。
ただただ少女たちがキャンプをしている。
それだけなのになぜこんなにも心が温かくなるのだろうか。
防寒着しっかりであんなに寒そうなのにね。

音楽も1期に引き続き素晴らしい。
寒くなってきた今日この頃にすごく合う。

3期は制作が変わるらしいが、この雰囲気だけは変えないで欲しいな。

総評!
心が摩耗している諸君、見るべし!!

投稿 : 2023/11/06
閲覧 : 64
サンキュー:

13

ポリゴン@Radio さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ゆるゆるだらだらと観れる

ゆるゆるだらだらと観れるアニメ
キャンプってこんな感じなんだ~とキャンプの魅力が伝わってくる!

投稿 : 2023/08/20
閲覧 : 37
サンキュー:

2

ネタバレ

カール さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

萌えアニメの割にリアル志向

原作未読。1期視聴済み。

あんな可愛いJKがキャンプなんかしねえよ。
そこはファンタジーです。

そもそもあんな可愛いJKいねえよ。
そこはファンタジーです。

志摩リンのママ可愛すぎだろ。
そこはファンタジーです。

上げれると切りがありませんが、
リアルと思われるのがお財布事情。

「キャンプはお金持ちの道楽」
というのが世間の偏見。

それに加えて、
この作品のJKたちは
躊躇なく外食にも積極的。

サラリーマンたちが
ワンコインでランチを済ませる時代に、
彼女たちは時間が空けばスイーツですよ。

「お嬢ちゃんたち、
そのお金どうやって稼いだんだい?」

サラリーマンなら、
やらしい目でJKに聞きそうですが、

勿論、彼女たちは、
健全なアルバイトで稼いでおります。

そう、
彼女たちは学校が終われば、
労働に勤しんでいるわけです。

普通のアニメなら、
お金持ちキャラ1人用意して、
金銭の問題はチャラにしますが、
この作品のJKたちはみんな働き者。

あまりにも働きすぎて、
サークルの集まりが悪くなり、
アニメ終わるんじゃねえかと
心配するレベル。

キャンプに興味がある方には、
当然お勧めすべきアニメですが、

引き込もりニートにも、
社会復帰の可能性を与える作品であると、
私は信じている。


ありがとうございました。

投稿 : 2023/07/21
閲覧 : 71
サンキュー:

2

ネタバレ

ナルユキ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

冬キャンプの楽しさに一匙の厳しさを

相も変わらず、観ればキャンプ趣味を肯定的に捉えることができるようになっている作品だ。ただ、1期を観て実際にキャンプをやってみた人たちの中には、上手くいかず苦い思い出を作って帰ってきた方もいるのではないだろうか。そんな方の共感をも誘うのが本作の第1話である。
1人キャンプの醍醐味も、大勢でキャンプをする華やかさも、第1期よりさらに深く伝わってくる展開が魅力。冬キャンプを通じてさらに深まっていく女子の絆に心暖まる。

【変わらない魅力:1人キャンプを楽しむ少女・志摩リン】
現在では当たり前のように1人キャンプを繰り返す志摩リンにも「初めて」があり、失敗もあり、父母やキャンプ場の管理人に助けられてなんとか成立させた時期もあった。テントを立てる時にペグを曲げてしまったり、火起こしも苦戦しキャンプ飯も大失敗。木を切る道具を持ってくれば良かった。椅子を持ってくればお尻が痛くならずに済んだよな────敢えてこの2期の始まりをリンの初キャンプで飾ることで、しっかり者な彼女にも嘗てはこんな時があったんだというほっこりとした気持ちを与えつつ、1期1話と対比して志摩リンというキャラクターの奥行きを深める効果が得られている。これがアニメオリジナルの部分だというのだからやはりこの製作陣、『ゆるキャン△』という作品をよく理解している。
そんな回想を踏まえた上で1期の続き。12月のクリスマスキャンプを経ることでソロキャンパーが誰かと一緒にやるキャンプ──グループキャンプ──の楽しさに目覚めたかと思いきや、他の皆がアルバイトに勤しむ大晦日にまた独りで静岡方面へと繰り出し、そこで年を越して新年を迎える。その感想をなでしこが訊いてみると、リンは迷いなく「よかった」と答えるのである。

『クリスマスの後、ソロでキャンプして改めて思ったよ。私はやっぱり1人のキャンプも好きなんだ、って』

『同じキャンプでも、“1人だと全く別のアウトドア”で、見たものとか、食べたもののこととか、1人でゆっくり物思いにふけったり────』

『なんていうか……ソロキャンは“寂しさも”楽しむものなんだ、って』

キャンプといえば夏か秋に家族や友人などを囲って大勢で楽しむもの。そんなキャンプへの「固定観念」を誰も傷つけることなく緩やかに破壊するのがこの『ゆるキャン△』シリーズだ。
“寂しさも”という含蓄ある台詞が印象的である。1人キャンプのメリットはグルキャンにはない「自由」や「気楽さ」などが思いつくが、そんなまるで人と関わるのを面倒くさがるような部分ばかり褒めるものでもない。そこで“1人だと全く別のアウトドア”という台詞にも注目する。
1人だからこそ気づけること、すぐ傍に人を置かないからこそできる挑戦、そして「寂しい」というマイナスな感情をわざと抱くことで高まる感覚────そういったものをリンたちソロキャンパーは求めているのではないだろうか。とくにマイナスな感情をわざと抱く、という点では恐怖を楽しむホラー鑑賞に通ずるものがありそうだ(一緒にしてほしくない人がいたら申し訳ない笑)。
1期で楽しいクリスマスキャンプを共に過ごしたのに、それでも「1人キャンプ」を選び続ける志摩リン。そんな彼女の姿勢は、なんと常に「友達みんなとキャンプがしたい」と考える各務原なでしこ(かがみはら - )の心の方を動かしてしまう。

{netabare}(私も……リンちゃんみたいにソロキャンプやってみたいな){/netabare}

【ココが面白い:1人キャンプを楽しむ少女・{netabare}なでしこ{/netabare}】
{netabare}2人が互いのキャンプスタイルを尊重し合う仲だからこそ、グルキャンに参加したリンの次はなでしこがソロキャンをする番である。そんな脚本の都合かどうか定かではないが比較的、自然な流れでなでしこは1人キャンプに興味を持ち、実行に至る。
友達が楽しいと思うものを自分も知りたい。「寂しさも楽しむ」って何なのか知りたい。各務原なでしこという少女は1期の1話から変わらない、好奇心にあふれる女の子だ。
そんな彼女が再びリンの師事を仰ぎ、1人キャンプを安全に行うために入念なチェックリストを作り時間をかけて消化していく。その様子はダイジェストで送ってはいるものの、挿入歌『この場所で』と合わせることで初めてのキャンプスタイルに挑むなでしこの「ワクワク感」を演出しており、非常に見応え・聴き応えのある1分15秒間となっている。{/netabare}
{netabare}独り旅に独り外食。視聴者にとっては些細な出来事かもしれないが、高校生の女の子にとっては人生における一大イベントだ。天真爛漫な彼女が自分自身で大人の階段を登りつつあることを自覚する姿は可愛らしく、食べ物も本当に美味しそうに映り、食欲がそそられる。
そしてなでしこの1人キャンプは実に彼女らしい。リンのキャンプは書いてしまえば『孤独のグルメ』風であり、あまり人と関わらず自身の心の内や天の声(CV:大塚明夫)で状況をツッコんだり、キャンプ道具やテクニックを解説する人気パートであった。あまり料理をせず、キャンプ先周辺の飲食店に赴くことが多いため尚更、孤独のグルメを彷彿とさせる雰囲気を醸し出している。
ところがなでしこと人との繋がりはソロでも途絶えることはない。1人キャンプをしている筈なのにたまたま近くになった見ず知らずの家族と仲良くなってしまうのだ。その切欠もやはり食べることも作ることも好きな彼女なりの方法であり、同じ1人キャンプなのにリンとはここまで対照的になってしまうのかと微笑んでしまう。
キャンプをあまり楽しいと思っていなかった子供たち。そんな2人に意図せず「アウトドア」の楽しさをなでしこは教えていく。
キャンプで食べるご飯は何でも美味しいよ。
初めはお肉を焼くだけでもいいんだよ。
失敗して、変なのが出来てもちょっと面白いよね。
リンからキャンプの楽しさを教わったように、彼女もまた意図せず誰かにキャンプの楽しさを伝えている。この「布教」がいつか彼女の仕事────人生の中心に置かれていく。劇場版との繋がりを強く感じさせる部分だ。{/netabare}

【そしてココがためになる:冬キャンプの厳しさを学ぶ】
1期はキャンプの楽しさを描いている作品だった。2期はそんなキャンプの楽しさも描きつつ、キャンプにおける費用の大きさや自然の脅威などの欠点も描いており、より深く1期以上に「キャンプ」というものを詳しく描写していると言ってもいい。
とくに冬キャンプの「寒さ」は時に命の危険すら及ぶ。準備不足、リサーチ不足を自覚し、自覚したあとにどうするか。常に上手いこといくわけではない、自然の中で楽しむものだからこそ、そんな自然の厳しい一面も本作はきちんと描いている。
どんな場所に行くにしても自然の中に行くならば「連絡」が取れるようにしておく。その重要性と怠った時の危険性をこの作品はリアルに、そして真剣に描いている。
{netabare}鳥羽先生のお説教が良かったな。「怒り」じゃなく「心配」の感情が全面に押し出されつつも何が足りなかったのかをきちんと言葉にして伝えて、叱るばかりでなく顧問としての自分の落ち度も認めてこれからどうするべきかを提案する。これは千明ら3人も先生の言葉がスッと頭に入ったんじゃないかと思う。{/netabare}
そんな厳しさを描いたあとに「暖かさ」も描く。温かいテントの中、薪を燃やすストーブの暖かさ、そして人の「優しさ」に彼女たちが触れる。
トラブルを乗り越えた先に見た3人だけの景色。それは3人の友情をより深めた証。少し照れくさそうに、少し寒そうに、だけど楽しそうな3人の姿にやはりほっこりとしてしまう。

【そしてココも面白い:締めはやっぱりグルキャンで】
{netabare}終盤はみんなで伊豆キャンプだ。志摩リン、野クルメンバー、斎藤恵那、鳥羽先生、あおいの妹・犬山あかり────計7人でキャンプをする楽しさを全開に描いており、その中で描かれる「食事」も安定の飯テロである。
その中でのちょっとした夜更かしの中での会話が染み渡る。なでしこと恵那、1期では無かった2人だけの会話。その何気ない会話と、少し未来のことを話す2人の会話が心地よく、なんてことのないシーンだが2人がなんの遠慮も気遣いもなく、腹を割って話している日常がこの作品の象徴とも言えるかもしれない。
リンにも変化が見える。みんなでキャンプはしている、だが、彼女はマイペースだ。みんなが車の中で、彼女は1人だけ原付バイクで移動し、朝早く起きれば1人だけで遠くの温泉に行ってみたりする。
それでいいのだ、彼女が彼女らしくいられる。みんなでいても「自分らしく」いられる場所がここにある。1期では「苦手」とまでいっていた大垣千明ともLINEをするようになり、まるで恵那とする会話のように冗談を飛ばしたり、軽めにいじったりもしている。

千明『お年玉は○マゾンギフト券でいいですよ!!』

リン『2万円分送っとくよ、使用済みの奴』

なでしこ以外とも仲が良く、そして着飾らず、自分らしくいられるようになっていっている。疲れて自分だけ眠ってしまってもいい、温泉に行ってもいい。それを怒る人はここにはいない。
対等な関係──友達──だからこそ、そこに気遣いや遠慮はない。それぞれがそれぞれの時間を楽しむ絶妙な距離感が素敵であり、そんな5人と先生、妹が巡る山梨や静岡の風光明媚(ふうこうめいび)な土地や名所をやはり如実に再現してアニメーションに落とし込んでいる。{/netabare}


【他キャラ評価】
土岐綾乃(とき あやの)
少々の出番だが、なでしこの浜松時代の幼馴染という絶妙なポジションと気だるげでゆったりとした話し方で一躍、人気キャラクターの1人になった。
昔のなでしこを知っている気心の知れた仲なだけではなく、彼女が遠くに行って知らない趣味を始めてることに少し寂しさも感じてそうな────それでもこの作品のキャラの例に漏れず、互いを尊重する優しさもあって先ずはリンとも仲良くなるのが素晴らしいのである。
{netabare}3期ではリンとなでしこの3人で大井川沿いでキャンプをするなど、メインキャラクターたちとがっつり交流も見せる予定であり、そんな再登場が非常に待ち遠しい。{/netabare}

【総評】
全体的に安定の2期だ。1期はキャンプの楽しさをひたすら描いていたが、2期ではそんな楽しさだけではなく、冬キャンプの危険性や1人キャンプにおいて大切なポイントも説いており、1期で欲しかった描写をきちんと補填している。
{netabare}もちろん、厳しさだけではない。志摩リンの初めてのデイキャンプ、意外なメンバーの組み合わせで行われた山中湖キャンプ、そしてなでしこのなでしこによるなでしこらしいソロキャンプを描き、最後には登場人物オールスターでのキャンプも描いた。どのキャンプも本当に楽しそうで、出てくる料理の描写も1期と同じように飯テロ不可避である。
その中で冬から春へ、そして未来へと緩やかに時間が流れている。漠然とした将来への不安を少しばかり抱きつつも、彼女たちは流れゆく「今」を全力で楽しもうとしている。1人キャンプを、そしてみんなでやるキャンプを。{/netabare}
気心をしれた友達同士の和気藹々(わきあいあい)とした雰囲気に癒される。1期では出会ったばかりだったキャラクターたちが、2期では腹を割った5人の成熟した関係性が構築され、さらに強固となっている。時間は緩やかに流れているが、この友情は変わらない。劇場版を考慮しなくても視聴者にそう感じさせる日常と関係性の描写があり、1期からの面白さもありつつ、2期だからこその面白さも感じさせてくれる作品であった。

投稿 : 2023/05/18
閲覧 : 112
サンキュー:

10

ネタバレ

アニメ好きなオタク さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

二期になり、より面白く、よりキャンプに行きたくなる

1期に続き、2期もdアニメストアで視聴しました。
1期のレビューに部室や学校での話は退屈、と書かせて頂きましたが、解消され、キャンプの話の比率が高くなったように感じました。行ってみたいと思わせるご当地グルメ、キャンプ飯にお腹がすくほどでした。観光地や景色の登場も多く、ゆるくまったりと見られるアニメでした。
また、あまりマイナス面を描かない作品ですが、夜の気温のことを考えずにキャンプを決行してしまい、危うくトラブルに…という話が初心者が本当にやってしまいそうなミスだったので、非常にためになると思いました。なでしこが初ソロキャンに向けてりんにソロキャンプをするにあたっての注意を確認したり、と視聴者がソロキャンプをやってみたい、と思わせる仕組みも良かったです。
1期が面白い作品は2期で盛り下がる…のはよくありますが、こちらの作品は1期の良かった点をより強化した良い二期だったと思いました。

投稿 : 2023/05/18
閲覧 : 74
サンキュー:

2

太郎 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

癒ししかない

全国のオタクをソロキャンに引っ張り出した魔性のアニメ2期。お馴染みのキャラが織りなすほっこりしたストーリー、綺麗な作画、雰囲気抜群の音楽は、1期に引き続きさすがのクオリティ。

水曜どうでしょうとのコラボなど遊び心はアップ。水どうってそんなにキャンプ要素ないのに何でこんなに世界観が合うんでしょう。

主要なキャラやキャンプ知識の解説は1期で一通り終わってるので、ストーリーは基本的に、キャンプに行く→観光する→温泉に入る→おいしいものを食べる、の繰り返し。もちろんマンネリにならないよう、適度にトラブルがあり、キャンプ飯や名所・ご当地グルメのネタも豊富。

1期ほどの勢い・目新しさはないものの、安定感は抜群の2期。

投稿 : 2023/01/28
閲覧 : 102
サンキュー:

8

ネタバレ

もんちろー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ゆるいキャンプ

1期に引き続き、ゆるくキャンプしているのを見るアニメ。

投稿 : 2022/12/20
閲覧 : 88
サンキュー:

2

ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

はるのとなり

きららフォワード連載、
女子×アウトドアの日常系ストーリー。

ひとり焚き火で最高の時間を満喫する、
ランタンの灯、炊飯、鉄板焼き、
緩やかな時間と素朴ながら美しい街並み。

エンドロール後のちょっとした展開に、
ゆるキャン△をなぜ好きなのか実感した。

朝の田舎道をリンのヤマハビーノは走る、
山間から陽が昇り始めた頃、なでしこと出遭う。
{netabare}彼女たちは趣味を始めるため、
貴重な時間をせっせと労働に励んでいる。
キャンプアニメだというのに、
そのバイトが忙しく参加出来ないという。{/netabare}

アウトドアの魅力と身の丈に合った活動。
そして必要以上に群れない。
マイペースに青春を楽しんでいるのだ。
そんな彼女たちの日常が心地良い。

8話視聴追記。
{netabare}なでしこ初めてのソロキャンプ。
誰とでも仲良くなれる彼女の、
魅力満載のとても良質なエピソードだ。{/netabare}
美しい夜景も大自然も堪能できる。
場を盛り上げる千明の活躍にも期待したい。

最終話視聴追記。
{netabare}きっと森林や渓流散策をして、
湧き水で沸かす珈琲はさぞ美味しい…、
なんてこちらの想像で追体験しているのだ。{/netabare}
彼女たちの後ろで私たちは物語を補完している。
ここが安定の高品質に繋がっている。

夜の富士、絶景万博。

投稿 : 2022/11/27
閲覧 : 677
サンキュー:

70

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

仲間と過ごす、にぎやかなキャンプ。その場所だからこその特別な時間♪

ゆるキャン△の2期です。
1期を観てからの視聴をおすすめします。

女子高生×キャンプの仲良しゆるふわな雰囲気、大好きです^^

この作品を見ると軽率にキャンプを始めたくなる…。笑

2期は全13話です。


● ストーリー
クリスマスキャンプの楽しかった思い出を胸に過ごす冬休み。

キャンプに行ったりバイトをしたり、
それぞれの冬休みを過ごすリンたち。

次はどこへキャンプに行こうかな♪


志摩リン(しま リン)、各務原なでしこ(かがみはら なでしこ)、大垣千明(おおがき ちあき)、犬山あおい(いぬやま あおい)、斉藤恵那(さいとう えな)。

1期と同じく、この5人がソロだったりグループだったりでキャンプをするお話です。

バラバラに行動していても、
SNSのグループでいつもつながっているのがうまい演出。
仲良くて可愛い♪

キャンプに向かいながら、
いろんな場所へ立ち寄って観光もするのが楽しそう^^

旅をして、夜はまったりキャンプ…素敵…(*´ω`*)

職場にもキャンプ好きな人が多くて、
キャンプ人気すごいなと思っています。

私は道具そろえても置いておく場所がないなーとか、
そもそも続けられるのかなーとか思ってしまって、
たぶん踏み出せなさそう。笑

未経験の自分にはキャンプそのもののハードルは高いけど、

リンちゃんのように、一人でふらっとあちこちめぐるのはいいなと思いました。原付あるし。

そしてそのうちキャンプにもチャレンジできたら…!なんて、
5人の満たされている姿を見ていると憧れが強くなります♪

今回は楽しいだけじゃなくて、油断すると命に関わるという危険について触れてくれたのも好印象です。

私のように未経験者が軽率にキャンプをやってはいけない。
特に冬は。

キャラクターはフィクションだけど、
キャンプそのものは現実のものだものね。


● キャラクター
ソロキャン派のリン、
リンと仲良しの恵那、
野外活動サークル(通称:野クル)に所属の千明とあおい、
転校してきて野クルに所属することになったなでしこ。

この5人がメインキャラです。

なでしこがきっかけにして深まってきた5人の絆。

ソロキャンにもたくさんの魅力があるけれど、
5人でわいわいにぎやかなキャンプもまた魅力的♪

仲の良い友だちが一緒だと、
より特別な思い出として刻まれますね^^

キャンプが終わった後の帰り道、
楽しかった分、押し寄せる寂しさ…
そういう気持ちもまた、特別なもの。

この5人が集まれば何でも楽しくできちゃう、最強メンバーだなあ。
みんなそれぞれ魅力的で可愛い♪


● 音楽
【 OP「Seize The Day」/ 亜咲花 】

前向きな楽しい気分になるOP♪

1期のOPも好きだったけれど、
私は2期のOPの方が好きです^^

ドライブで聴くのもぴったりですね♪


【 ED「はるのとなり」/ 佐々木恵梨 】

1期のEDと同じく、とても優しく落ち着いた曲。

こちらも大好きな曲です。

夜明け前の静かな時間とかに聴きたい♪


サントラも落ち着いた音色の曲が多くて、
夜寝る前によく聴いているお気に入りです(*´ω`*)


● まとめ
ゆっくり観て、たっぷり癒された作品でした♪

この作品いいですね~、
ぜひたくさんの人によさを味わってもらいたい!

キャンプそのものの良さも、
気の許せる仲間と過ごす時間のかけがえのなさも、
たっぷり味わえました。

劇場版や「へやキャン」もこれから観る予定なので、
楽しみです^^

投稿 : 2022/11/26
閲覧 : 165
サンキュー:

23

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

人気作ゆえの惰性かと思っていたら…面白かった 祝 3期決定

原作は2期終了後に改めて既刊分読了。

 始めは、1期の人気にあやかって、ダラダラ続けているだけかと思いましたが、6話が非常に面白く、それ以降は、志摩リンの内面が見られて、最後までかなり面白かったです。

 なでしこが主人公かと思っていましたが、2期の主人公は志摩リンなんでしょうね。

 デザイン・作画については、ギャグ系のキャラデザではありますが、実は人物の造形は緻密で、指とか身体の動きもちゃんとしていて、作画もかなり上質だと思います。キャンプとか食事の場面に不自然さが全くないのはすごいです。

 強いて欠点を上げれば、1話から4話のストーリーの弱さと、一期の特徴だった、音楽による癒し成分がちょっと足りなかったかなあ、という感じでした。


映画版速報に関する追記

 もし本当に2●歳で職業持ちになったんだとしたら…これは日常系=ストレスも悪意もない架空の女子高生の癒しの世界=夢の世界に「現実」を持ち込むことになってしまいます。

 その意図は、仮説の1つとしては、マーケティング的に金を流行に落としてくれるF1層を取り込んでブームを形成し、SNSやTVの情報番組と連動したりしてキャンプ用品の販売促進につなげる。
 もう1つは、実写版で映画を作る意図があり女優さんたちの年齢のアップに対応するために年齢を引き上げたのではないか。

 いずれにせよ代理店の思惑が匂うのですがいかがでしょうか。

 もし本当にこうだとしたら、また案件として作品が潰されることになります。キャンプ場を作る=2●歳職業持ちの夢???なんか違う気が…速報を見ただけなので間違いならいいですけど…



 3期決まったみたいですね。これで映画版は見てないですけど、黒歴史として自分の中で処理できます。
 3期決定でかえって映画を見てもいいかなとおもったところでアマプラ?かどこかで配信するみたいですね。

投稿 : 2022/10/26
閲覧 : 324
サンキュー:

21

まあ君 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ゆったりさせていただきました.

何か特別なことが起こるわけでもなく,のほほ~んとした女子たちの日常.
キャンプというのは彼女たちにとってちょっとした非日常なんでしょうけど,遭難したり,クマに襲われたりすることもなく,やはりのほほ~んと時間が過ぎてゆく.
何となくリラックスしたい時にお勧めなんだと思います.
ただ,二作品連続で見ると,流石に次は,シリアスでハードな作品が見たくなってくるかも...

投稿 : 2022/09/09
閲覧 : 94
サンキュー:

3

ネタバレ

マーティ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

Seize the day!!

 2期ですね。素晴らしかったです!1期より楽しめました。

 1期で描かれていたのは、「なでしこがキャンプの世界に足を踏み入れる」、「一人が好きなしまりんが皆と馴染む」過程でした。だから2人にスポットが当たっており、他のキャラは薄いように思えました。
 でも2期は、今のメンバーが完成した後の話なので遠慮とか壁とかがなく心が通いあっている皆を見れたのが満足ポイントでした。他のキャラにもスポットが当たっていたのが良かったです。
 しまりんやお姉ちゃんがなでしこのソロキャンプを心配してわざわざ様子を見に行くところが特に印象的です。しまりんの成長を垣間見れました。

 1期でいい忘れてましたが、このアニメは音楽・BGMがすばらしいんです!まずopの「shiny days」、「seize the day」は最高でこの曲を聞くと心が元気になり、とても力が沸いてきます。ちなみに「seize the day」は直訳すると「その日を掴め」、意訳すると「今を楽しめ」なんだそう。ゆるキャンにぴったりですね。BGMはすごくゆったりしててすばらしい。優しい自然を表すものが多いです。寝る前に聞くとぐっすり眠れそう。

 他のキャラも大垣千明、犬山あおい、斎藤恵那、鳥羽先生の魅力も引き出されてて、他にもなでしこ、しまりんの家族やあおいちゃんの妹など、いろんなキャラが活躍していたのも見所です。特にしまりんのおじいちゃんの影の活躍が良かった。しまりんをサポートしており、ちゃんと孫思いのいいおじいちゃんでしたね。

 映画化されるとのことなので、これから楽しみです。

 これにて感想を終わります。ここまで読んでくださりありがとうございました。

投稿 : 2022/09/01
閲覧 : 344
サンキュー:

46

白ヴェル さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

キャンプの知識

これ見てからキャンプに憧れ今年初めてギアを買ってキャンプをしました。
キャンプの豆知識も多いし見やすかったです。
たまにAbemaとかもでもやってるのでその都度見て作品評価したいです。

投稿 : 2022/08/20
閲覧 : 95
サンキュー:

3

ネタバレ

ローズ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

水曜どうでしょう

クリスマスキャンプが終わった、リンやなでしこ達。
年末年始はバイト中心生活のメンバー達。
リンはバイトの休みを使って静岡にソロキャンプしに行くのであった。

1期ではキャンプの楽しさ満載でした。
2期も同じような展開でもいいのですが、少し違う所があります。
それは、キャンプの失敗・危険さを描いている所です。

大垣・犬山・斉藤の3人で挑んだ山中湖キャンプ。
買い物や温泉でキャンプ場にたどり着く前にも楽しんだ一行。
テントの設置などは順調。
昼間のキャンプは楽しさが伝わってきます。
しかし、夕方に気温が急降下。
一気に状況が変わります。
・志摩リンの気づき。
・ご近所キャンパーの手助け。
・野クル顧問のグビ姉の救助活動。
様々な助けによって、何とか山中湖キャンプは成功(?)。
冬キャンプの厳しさを疑似体験できる内容でした。

2期の締めは、いつものメンバー+犬子の妹の犬山あかりで挑んだ伊豆でのキャンプ。
私は首都圏に住んでいるので鉄道などの交通網は充実。
元々、免許も所持していませんが、自家用車は維持管理費の面で断念せざるを得ません。
しかし、伊豆を巡るのであれば車は便利ですね。
原付もいいですが、積み荷や風、疲労なども考えると車の方に分があるかなぁ。

作中ではジオスポットを巡ります。
自然豊かな伊豆地方。
名所は多いです。
カピバラの温泉は見ているだけで癒し効果大!
温泉が多い伊豆ならでは、といった感じでしょうか。
でも、私は風景よりも食べ物のほうに興味がありますが。

ゆるキャン△は見ているだけでもキャンプ気分が味わえます。
キャンプと女子高生との組み合わせは、キャンプを身近な物にしました。
たしかに、キャンプの道具は値段がピンキリ。
本格的なキャンプだと、そうとう高いでしょう。
ゆるキャン△は、キャンプの楽しさを視覚で具現化。
視聴者側に旅の楽しさを伝えられていたら良いのではないでしょうか。
都会では味わえないキャンプの魅力。
大型連休になったらキャンプで自然と一体化して遊ぶのも良いものです。

投稿 : 2022/08/20
閲覧 : 186
サンキュー:

38

Acacia さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

あの青春時代は誰が支出していたのか。

1期に引き続き、安定した面白さでした。
本作の魅力は1期のレビュー通りブレ無し。

ただの体力おバカのように見せかけた主人公には
理由があった等、等身大なキャラクターを描いてくれる事も
見応えがあって良いです。※詳しくは本編観てください。
料理スキルも意外と高く、段々魅力的に見えてきてしまいました。

そして、1期から好意的に観ていたのが、お金の話がよく出る事。

学生時代体育会系部活に励んでいた自分は、
休日もひたすら練習で、部活動に使うお金が何処から
出ているかなんて、大して考えてもいなかったことに
今更ながら気づかされました。

校名の入ったたくさんの練習着、公式・練習試合に向かう交通費。
全て親が出してくれていたんですよね…。

キャンプなんて確かにお金の掛かる活動だとは思いますが、
自分たちでバイトして賄おうとする彼女たちの方が
よっぽど自分より立派に見えます。

こういう当たり前な大事な事に気付かせてくれる作品は貴重です。
お勧めです。

投稿 : 2022/08/07
閲覧 : 221
サンキュー:

26

たろすけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

一期と同様に楽しめました

タイトル通りですが
同じように楽しめました
あいかわらず、ほのぼのとしたアニメでいいと思います
あいかわらず背景もよくいろんな店を取り上げていて
行く機会があれば、実際行ってみたいなと思いました

投稿 : 2022/07/24
閲覧 : 118
サンキュー:

4

ネタバレ

saitama さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:今観てる

帰ってきた『ゆるキャン△』は期待を裏切らない! が、静岡チャリンは…。

ついに帰ってきた『ゆるキャン△』

完全にビジネスライクだった『へやキャン△』で本当に心配だったが、本編は変わらなかった。良かった、本当に良かった。このままでお願いします。

1話の最初は原作コミックスには無かった、リンちゃんのキャンプ始まり物語だった。1期最終話の最後のパートも原作にないストーリーで、それが1期1話最初のパートとリンクしていて、すごくホッコリしたのを思い出す。カレー麺がいい感じに最後リンクしたけど、このパート自体も最終話にリンクするのだろうか?

1期1話に登場し、もはや聖地として冬でも激混みな浩庵キャンプ場が、リンちゃんにとってもキャンプ始まりだった。

『ゆるキャン△』にハマって、ついにキャンプを始めてしまい、自分も最初のキャンプ場に浩庵キャンプ場を選択した。11月中旬なのに人が多くて本当に驚いた。

夜中はアニメ以上な暴風に苦しんだなぁ…とか、リンちゃんのチェアなしスタートは、下の石がゴロゴロしていてお尻が痛いだろうな…とか、炊事場から湖畔のところまで夜は歩きにくいよなぁ…とか、自分が同じキャンプ場を追体験しているだけに、このリアリティさが良い。

リアリティさと言えば、ご飯に芯を残してしまうとか、料理初心者あるあるとして楽しめた。松ぼっくりのこととか、てっきりおじいちゃんからの知識かと思いきや、浩庵キャンプ場スタッフから得たものだったとは…。

それと、1期では自転車やバイクのミニマルキャンプなのにナタを持っていることが不思議だったが、このオリジナルパートで謎が解けた…笑

それから原作コミックスの山中湖編、初日の出編、伊豆編へとつながっていくストーリーへと引き継がれていったのだけど、ゆるキャン△のアニメ制作陣は原作へのリスペクトと、オリジナル追加の塩梅が最高にいい。監督の能力が本当に高いんだろうなと思わせる。

あと、なんと言っても背景に流れる音楽。いまやテレビの情報番組とかでも、アウトドアっぽい場面では、ゆるキャン△のBGMがガンガン使われている。このなんともいえないテンポが良い。二期のBGMで更なるバリエーションが増えるんだろうな。

氷点下な山中湖編や初日の出編が待ちきれない。それと伊豆編はイヌコの妹も出てくるし、初日の出編ではなでしこの底なし体力の秘密が明かされる。アニメ化で新たな聖地として人気な店がまた増えるなぁ。下田の干物屋とか…。でも、なんと言っても、ゆるキャン△で知った身延饅頭は昔ながらのお饅頭で、しかも凄く美味しい。また食べに行こうと思わせる優しい味。

いやー、本当にいいアニメ。この感じで進んで欲しい。


ちなみに、へやキャン△みたいなあからさまではないが、しまりんバイクはヤマハ、家のクルマはスバル、OPに登場した先生のクルマは日産と…、この先、こちらの現実世界側ではコラボが色々あるのだろうな…という予感はある。実際、ヤマハなんてバイクどころか、ヤマハ楽器側もコラボ始まったし。アニメ本編に無駄なエピソードが登場でない限りはアリかなと思う。ヤマハのトリシティコラボアニメは、正直、BD特典じゃなく配信とかでも見せてほしいくらいだし。


4話まで視聴


1話の最初にオリジナルストーリーを盛り込んで驚かせてくれたが、それ以後は丁寧に原作を追いかけている。とくに良いと思うのは、原作コミックスがこだわっている風景描写のパース感をアニメにも取り込んでいること。ちょっとアニメだと強く出すぎてしまうのだけど、原作ファンからすると、「いーねー、わかってる」となると思う。

あと、4話はなんてことはないストーリーなのだけど、姉さくらとの関係性が描写されていて、この関係性がこの後に、なでしこのソロキャンを見守るときの、りんちゃんとさくらの描写へと繋がると思うと、ここもいい。

最後のEDのとき、ちゃんとみていないと、なでしこが、さくらのハスラーの助手席に、白金カイロを置くシーンがあって、ED終わりに、それをさくらが見つけるシーンへとつながっている。そこは本当にコミックスでも感動したけれど、アニメ化で、その良さが一切消えず、感動をちゃんと伝えていて、本当に監督以下の制作陣が原作者と良い関係性を築けているのだろうなと思う。

制作陣の向く方向が皆同じだなぁと感じさせるパートだった。


11話まで視聴

基本的に原作通りなので文句はないのだけど、明らかに静岡観光情報を差し込みすぎ…。

静岡県とかなりがっつりとタッグを組んだことは、さまざまなチケットやら、イベントやらでも明らかなので、仕方ないし、アニメを骨格にしてライセンス的に金を稼ぐことは悪いことではないので、否定もできない。実写ドラマも完全にアニメを追いかけて演出含め作品化されているしなぁ。

ただ、それでも静岡観光ガイドに成り下がってしまっている感は否めないので、もうちょっと原作からカットしてしまった野クルメンバーの関係や細かいやり取りを丁寧に拾ってほしいかな…。

そもそも、聖地的な楽しみ方は、詳しく紹介されていないからこそ、逆に盛り上がるのだし。

まあ、原作も確実に観光ガイド化が強まっているので、お金が集まることが、創作にすべて良い方向でないことが難しい。でも、作者やクリエイターはしっかり儲けてほしいほしいし…。

色々と葛藤を感じる2期。

のんのんびより、みたいにただただ平和に楽しめるアニメが逆に希少なんだなと感じられた。


■追記

映画「ゆるキャン△」を観たついでに、シーズン2を見返した。

結果、オリジナルストーリーの1話がダントツのベスト。で、2話もよし、3話まあまあ。
あとはだんだん中だるみして(一部に良い話内エピソードや演出シーンあり)、伊豆キャンがスタートすると別物に…。

DeNAのビジネス臭は消せなかったのを再確認した感じ。

一年半ぶりくらいに見返して、まったく同じ感想を感じるあたり、何事も塩梅が大事なんだと実感した。
「ゆるキャン△」→→→「映画ゆるキャン△」→→→→→→→→「ゆるキャン△シーズン2」→(別次元で論外の設定)→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→「へやキャン△」という印象。

投稿 : 2022/07/23
閲覧 : 304
サンキュー:

21

ごる さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

松ぼっくり以外もいっぱいしゃべるww

今回は、地元静岡の話なので見ていると、景色などしっかり描かれてます(●︎´▽︎`●︎)

今回はしゃべる小さい奴らいっぱいですwww

しかし、見終わるとキャンプ行きたくなるな(´・-・。)

投稿 : 2022/07/03
閲覧 : 212
サンキュー:

11

クラッチ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ゆるーいアニメ

原作も全て読んでます。
癒されるし、映画も早く見たいです。

投稿 : 2022/07/02
閲覧 : 99
サンキュー:

2

ip さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

アウトドア派になるきっかけに

作画もきれいだし、アウトドアの面白さや、ワクワク感が存分に描かれた作品でした。

私もこの作品を見てから無性にキャンプに行きたくなり、友人と何度かキャンプに行き、ソロキャンもやってみたい。

多くの人をキャンプの道に引きずり込む魅力が詰まった作品

投稿 : 2022/05/29
閲覧 : 105
サンキュー:

6

タイガー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

抜け駆け温泉、気持ち良すぎん

キャンプを題材にしたほのぼの日常ストーリー

キャンプ興味なくても経験者でも楽しめる

しまりんの可愛さプラスのなでしこの愛らしさで見る価値あり

私的にゎ綾乃ちゃん推してるんだけど💕
ホントみんないい奴で可愛い😍

大きなイベントとか盛り上がりがあるわけじゃないから物足りない人もいるかも

シーズン1ゎしまりんをキャンプに誘うってのがテーマだった気がするけど、シーズン2ゎ仲間感強くなって良い話だった

アウトドア知識も増えるし、景色とか食べ物とか観光とかツーリングとか好きな人にも勧めたい作品

投稿 : 2022/05/25
閲覧 : 152
サンキュー:

5

あや さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

キャンプしてみたくなった

一期から通して見ました。
出てくる人全員が性格良くて、正しくほのぼのアニメでした!

個人的には、リンと祖父の話が好きでした。
cv.明夫さんの時点で、カッコイイ人確定なのよ。

キャンプは全く興味なかったけど、美しい景色と美味しそうな料理を見て、行ってみたくなりました!
キャンプメシのレシピ知りたい!笑

投稿 : 2022/05/05
閲覧 : 131
サンキュー:

5

ネタバレ

かがみ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

「つながり」と「つながりの外部」

ゼロ年代の日常系が理想的な「つながりの楽園」を描き出してきたとすれば、2010年代における日常系では「つながり」を内に閉じることなく外に開くための「つながりの外部」の導入が様々な形で試行錯誤されてきた、ともひとまず整理ができる。こうした2010年代日常系的な「つながりの外部」を極めて決定的な形で導入した作品が本作であったのではないか。この点、リンやなでしこ達はキャンプという非日常の経験を通じて、普段の日常では出会うはずのない人や物や事に出会い、考えないような事を考え、欲望しないような事を欲望する。さらに本作では「グルキャン(多人数キャンプ)」と「ソロキャン(1人キャンプ)」をそれぞれ等価的なものとして描き出している。本作は「グルキャン」を決して「ソロキャン」の上位互換に位置付けるのではなく、両者それぞれが異なる価値を持ったものとして捉えている。日常に対する非日常。グルキャンに対するソロキャン。本作ではこのような形で「つながりの外部」を二重に導入した上で「つながり」と「つながりの外部」が織りなす理想的な並走関係を描き出して行く。こうした意味で本作は、2010年代における日常系が様々な形で希求してきた回路を完成させた作品であると同時に、日常系というジャンルがこれまで至上価値としてきた「つながり」の思想へ批評性な介入を試みた作品といえる。

投稿 : 2022/02/27
閲覧 : 158
サンキュー:

8

ネタバレ

をれ、 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

[1話目視ました]なるほどキャンプは最初上手くいかないのかも。

前作は視ました。とてもいい感じの作品だったと思います。原作は知りませんし、視聴前に情報を集めるとかはしていません。
誤字訂正と読みやすくするため文章を小変更しました。

[1話目視ました]なるほどキャンプは最初上手くいかないのかも。
冬季のソロキャンなんて、寒いの苦手とか、お金掛かるとか、ワタシ的にムリwとか言ってますが、今季は本作を視ることでエアwキャンプを楽しめそうです。
 1話目の件ですが、前半はリンちゃんが初めてキャンプをしたときの思い出のお話です。初心者なのでデイキャンプをして、読書をしようと思っていました。しかし小さな予想外のことが度々起こります。テントを設置中にペグを曲げてしまいましたが、なんとか独力で設置しました。おじいさんが送ってきたもう使わないテントを屋内で設置練習したのとは勝手が違うことを知ります。次に、思ったよりも寒いので焚き火をしようと薪を集めましたが火が付きません。ちょうど通りかかったキャンプ場の管理人さんが、親切に焚き火の仕方を教えてくれました(コンニチハ松ぼっくりの出番ですw)。お腹が空いたのでご飯を炊いて、カレーを作り始めましたが、お米は上手く炊けず、芯が固いままで食べられた物じゃありませんでした。その上鍋の底は焚き火の煤やらで真っ黒けで洗ってもなかなか落ちません。読書をしている時間なんてありません。そんな時に、お母さんから電話がかかってきます。「非常食」にリュックにこっそりカレーヌードルを入れたことを告げられます、それを美味しく頂きました。
 後半のお話は、野クルの他のメンバーたちがアルバイトをしてキャンプ資金を貯めているということから始まります。メンバーたちは各々違う現場でお仕事をしていますが、時々スマホでメッセージウィ送受信して、互いにキャンプという趣味を通してつながっていることを実感し合います。そして年始ソロキャンに出かける途中で、リンちゃんはなでしこに会い、餞別にカレーヌードルを貰うというお話です。
 1話目前後半のテーマはユルイけど強い絆だったように感じました。まずテントはおじいさんが送ってきた物だし、夕方迎えにくるからと言ったお父さんはキャンプ場のロッヂに待機してるし、キャンプ場の管理人さんに見て来てもらうようにお父さんが頼んだので、焚き火に困っているときに管理人さんがそこにいたのだし、食事作りに失敗することを見越してお母さんがカレーヌードルをリュックに忍ばせておいてくれました。野クルのメンバーとも付かず離れず互いのためになるように繋がっています。
 つまり、リンちゃんはソロキャンプとはいってもいろんな人の手助けの上にそれができたことを理解する事になります。カレーヌードルは、リンちゃんにとって初心を思い出すアイテムだったという事です。
 本作では、こういう御仕着せがましくなく、それでいて本当にサポートになるような人の繋がりが度々描かれる事でしょう。そこが本作が単なるハウトゥ作品に止まらない所以の一つだと思います。

投稿 : 2022/02/21
閲覧 : 241
サンキュー:

30

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

いいアニメに育ったなぁ・・・しみじみ。

いや、べつに育った訳でもないのだろうけれども・・・。

もともと、女子キャンプをテーマにした作品という事で、
第1期あたりは、評価の中にある種の「物珍しさ」が含まれていたと思うんですよ。
もちろん1期の頃から、テーマ、キャラクター、音楽、雰囲気、諸々と光るところは感じて視聴していた事には間違いなく、大好きな作品なのですが。

その1期と比較すると、既に女子キャンやソロキャンブーム、いやキャンプブームは当たり前に受け入れられているライフスタイルの一つとなり、某youtubeやインスタ等でも発信をし続けている方が大人気。
これらのきっかけの一つとさえ言われているじゃないですか。
このムーブメントの中で、
その「物珍しさ」と言うノイズが取れ、作品としてさらに正当に評価され始めたののではないだろうか、と私的に思った訳ですよ。

非常に細かい話で申し訳ないです。

で、この2期を視聴して思ったことが、
「しっかりと力をもった良作アニメにそだったなぁ」と言う訳です。
加えて、実際、この2期の主要なキャラ達は1期よりもすこうしだけ大人になっているように見えます。
そう、成長しているのですよ。
容姿だったり、女性っぽさだったり、女子高生なりの成長が画面から見て取れました。
(※あくまでも個人の感想ですw)

それから、今作では、主要キャラの絡みも楽しいですが、それの以外キャラも少し深掘りされていますね。
私的には、なでしこ姉、鳥羽先生の色々が観れて楽しかったです。
そして、キャンプ活動をとおして知り合った人同士がつながっていきます。
ここら辺もこの作品の大きな魅力ですね。
共通の趣味をもった人同士って、やっぱりいいなぁって思いました。


あと、思うのは・・・、つまらない事なんですけど、
主要キャラが自分のやりたいことの為に、しっかりとアルバイト等でお金を稼ぐ姿が描かれていますね。
女子キャンプアニメだからと言って「キャンプ」ばかりに行っている訳ではなく、特殊なキャンプ事情をピックアップしているわけでもなく、特別に最新の道具ばかりを使っているわけでもなく、たまにしっかりとした豆知識とグルメなアドバイスを入れつつの普通のキャンプ活動にいそしんでいくのです。
やりたい事ばかりをやっているわけではないのです、やりたいことの為に、ちゃんと努力をし、我慢をし、そしてやりたい(かった)ことを全力で楽しむ。
昭和のおじさんとしては、この当たり前の姿勢がとても好意的に思えるのです。

う~ん、やっぱりいいアニメに育ってる。

今度は、映画らしいですね。
控えめに言って楽しみですねぇ。


とても、楽しく、美しい風景と楽しそうにキャンプをするキャラクター達を観ているだけで癒される気がするアニメーションです。
誰にでも楽しめる内容で、観ている人に「私もキャンプやってみたいな」「キャンプって楽しそうだな」と行動を起こす機会をつくってくれそうなアニメです。
つまり「人を変える」可能性のあるアニメと言ってもいいかもしれません。
ちょっと、大袈裟ですが、人の行動を変えることが出来るような力を持つアニメーションってそんなに多くは無いものですよ。

機会がありましたら、ぜひご覧ください。
大いにお勧めしたいアニメーションです!!

投稿 : 2022/02/21
閲覧 : 264
サンキュー:

30

ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

冬はつとめて・続

原作未読


“きらら”系が不得意な人でも楽しめる希少なきらら作品。
2018年冬期で話題になり初心者ソロキャンパーを量産し、今回2期放送前にはスピンオフ4コマ的なショートものも放送。ついでに実写化なんかもされ、わりとアニメファン以外にも認知されてるんじゃないかしらな良作です。

 横綱相撲

作品の良さそのままに付加されたのがこちら↓

・冬季キャンプの怖さも取り入れ注意喚起
→キャンパー増やしちゃったことへのCSR「企業の社会的責任」な気もしなくはない
・訪問場所増える
→あざとさすら感じるほど観光スポット(聖地巡礼用?)増やしちゃいましたね
・(本題)ソロキャンとはなんぞや?への回答
→{netabare}しまリン「寂しさを愛でる」ってやつ。なでしこのソロキャンデビューもありました{/netabare}

もともと日常系に強みありのきらら作品というのもありますが、変わらなさがウリの日常系においてファンのニーズに応えつつ少しばかりの変化を加えるその匙加減が良い塩梅でした。
1期OKな方ならそのまま楽しめる仕様となってます。

 冬はつとめて

『つとめて=早朝』 と高校の古文で習った方がほとんどでは?
清少納言が冬は早朝がいいよねと『枕草子』に綴った理由を映像化したら『ゆるキャン△』になりました。単に日常系だからという理由での“変わらない良さ”だけに限らず、私たち日本人がそれこそ1000年前から共有できる皮膚感覚みたいなものが1期と変わらず提示されてると思っとります。
続けて楽しんじゃってどーぞ!



※余談

■再現度

1.富士宮焼きそば
あの外観見覚えある…というか行きましたね。その時もけっこうな行列でした。
2.池池
正しくは“池”とのこと。
首都圏の取扱代理店もないみたいですし大手ネット通販にも登録なし。酒店の通販サイトから入手可能らしいけど悩む。
がっつり地酒なので伊豆近海の地元の料理と合わせてグイっといきたいので保留です。

あれ!?山梨どこいった?


■空間共有の新しいかたち

本作はスマホで繋がるここ数年の新しい空間共有の在り方を提示してくれてますよね。大きく二つ

1.離れてても場を共有できちゃう
2.タイムリーな情報収集

旅一つとってもスマホ有りと無しの時代で断層ができてると感じます。
1.なんかは日常送ってる自宅組と非日常送ってるキャンプ組とでズレが目立ちそうなもんですがそんなものなくて極めて自然体。
2.についてはインフラ化して久しく「るるぶ」「地球の歩き方」そして現地で情報収集してた時代とは隔世の感あり。もっぱら家族旅行専任な私もすでにスマホは手放せません。

とか言いながら古き旅人からすれば、旅先でのハプニングやトラブルも含めて楽しんじゃおうって醍醐味が削がれちゃうんじゃないかと心配しますが本作はそれもうまく対応しちゃってます。

{netabare}事前に情報収集したうえで想定外の事態が生じた際、冬の山中湖をナメてピンチだった時は捨てる神あれば拾う神ありで現地のキャンパーに救われました。伊豆行きで事前に調べた海岸がNGだった時は以前繋がりのできた現地の酒屋さんと連絡を取り事なきを得ました。
スマホ内の情報で自己完結するのではなく、周りの人にも助けを求めたりするバランス感覚の匙加減がよろしい。

その意味でシマリンは秘かに有能ですよね。
「調べてみたけどどこにもありませんでした」
こうした新入社員の戯言を聞くと「現地行け」「考えろ」となるわけですが、情報ない時の対応力下がってませんか?を感じる今日この頃な管理職の方こちらにもいらっしゃるでしょう。
{netabare}それが置かれてる状況だったりこれまでの経験から仮説を立て、山中湖事案では先生にアラートを流し、なでしこソロキャンデビュー事案では現地に飛んだりする。{/netabare}

まずは「こんなことあるかも」のリスク想定がしっかりできていて◎。次に不確定要素ありまくりで徒労に終わる可能性が高いにもかかわらず行動に移せるのが◎。
言葉巧みではないため面接では捉えきれないかもしれない彼女の能力ですがこれを拾える人事は優秀だと思います。{/netabare}


そんなこんなで1期とあまり変わらぬこと書いておりますが、それでもいいのかなといつもの野クルメンバーらを眺めて楽しい良作でした。



視聴時期:2021年1月~3月 リアタイ視聴

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2021.04.17 初稿
2022.02.20 修正

投稿 : 2022/02/20
閲覧 : 648
サンキュー:

72

かんぱり さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

旅がしたくなりました

ゆるキャン△1期は、ソロキャン、グルキャン両方の楽しさを伝えながら、作品のほのぼのまったりした雰囲気がとても心地よくて、お気に入り作品でした。

そんなわけで、結構ハードルあげて見ちゃった2期。

相変わらず、劇中曲が主張しすぎず、でもちゃんと雰囲気を盛り上げてくれてて心地良いですね♫

OPもいいけど、EDの雰囲気が心地よくて。
1期のEDもひんやりした感じが心地よかったけど、2期のED「はるのとなり」もすごーくほっとする感じで好きです♡
4話EDの夜~朝までのなでしこ家と最後のオチにほっこりしました。。

マツボックリくんのコンニチワ、相変わらずかわいい♡

お話は、リンの初キャンプの話や、なでしこの初ソロキャンの話など良かったけど、2期は各地のスポット紹介旅アニメっぽいところが増えたような感じで、1期とは少し雰囲気が変わったような気がします。

風景というか背景がすごくリアルな感じで、関東よりも西にあまり行ったことのない私は、一緒に旅をしている気分で見てて、すごく旅がしたくなりました。

それから、ときどき最後にやってた、あおいのうそやで~に笑わせてもらってました(^^♪
面白いのであれ毎回やって欲しかったかも♪

投稿 : 2022/01/30
閲覧 : 325
サンキュー:

38

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ゆるキャン△ SEASON2のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
ゆるキャン△ SEASON2のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

ゆるキャン△ SEASON2のストーリー・あらすじ

これも、ある冬の日の物語。山梨の女子高校生である志摩リンは、愛車の原付に乗って一路浜名湖を目指していた。大晦日に始めた、久しぶりのソロキャンプ。山梨を出発して静岡県は磐田へ。年越しを磐田で迎えて、今日はその三日目。かなり距離の長い運転だが、なんだか楽しい。そんな折、立ち寄った海辺でふと思うリン。「やっぱり、一人のキャンプも好きだ私」一方、そんなリンの思いを知ったなでしこにも、新しい気持ちが芽生えていた。みんなとのキャンプは大好き。ご飯を作って、喜んでもらうのも、嬉しい。だけれど。「私もリンちゃんみたいに、ソロキャンプやってみたいな」なでしことリン、二人の出逢いから始まったアウトドア系ガールズストーリーの第二幕がいま、上がる。(TVアニメ動画『ゆるキャン△ SEASON2』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2021年冬アニメ
制作会社
C-Station
公式サイト
yurucamp.jp/
主題歌
《OP》亜咲花『Seize The Day』《ED》佐々木恵梨『はるのとなり』

声優・キャラクター

花守ゆみり、東山奈央、原紗友里、豊崎愛生、高橋李依、黒沢ともよ、大塚明夫

スタッフ

原作:あfろ(芳文社『COMIC FUZ』掲載)
監督:京極義昭、シリーズ構成:田中仁、キャラクターデザイン:佐々木睦美、プロップデザイン:山岡奈保子/井本美穂/堤谷典子、メカデザイン:遠藤大輔/丸尾一、色彩設計:水野多恵子、美術監督:海野よしみ、撮影監督:田中博章、音響監督:高寺たけし、音響制作:HALF H・P STUDIO、音楽:立山秋航、音楽プロデューサー:村上純、音楽制作:MAGES.、企画・プロデュース:堀田将市、制作プロデュース:DeNAコンテンツ企画部、アニメーションプロデューサー:丸亮二

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