やまげん さんの感想・評価

3.7
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態：観終わった

作画だけでも素晴らしい

原作は読んでいない。

何と言っても、良いところは作画に尽きると思う。

動きのあるシーンがよく動いていて臨場感があるというだけでなく、キャラの細かい動作も丁寧に描かれているし、背景は作品の舞台であるファンタジー世界の世界観を壊さないように描きこみ量が多く、かつきれいに描かれていて、ちょっと感動。

特に後半は、 {netabare}人間ではないキャラが多数登場して大変だろうに、一人一人きちんとキャラクターデザインを起こして描かれていて、制作陣の苦労がしのばれる。徒歩での移動中など、ルーデウスの杖に袋がかけられていることが多かったが、そりゃあの杖のデザインなんて毎回描いてられないわな（ほかに理由があるのかもしれないが）{/netabare}

ストーリーは、少し進行が遅いように感じる。原作に忠実に作られているということだろうか。今のところ、それほど独創的なストーリーとは思わないが、まだ序盤のように感じるので、これからの展開に期待。

主人公のゲスな性格から来る行動はどうにも受け入れられないが、話が進むにつれてそういうシーンが減ってきてはいるので、なんとか許容範囲内。

これがなかったらもっと素直に評価できたのだが、後々それが伏線になるかもしれないので、期待している。