「ウマ娘 プリティーダービー Season 2(TVアニメ動画)」

総合得点
88.9
感想・評価
666
棚に入れた
2112
ランキング
93
★★★★★ 4.2 (666)
物語
4.3
作画
4.1
声優
4.2
音楽
4.2
キャラ
4.3

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ネタバレ

KANO さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

トウカイテイオー行っちゃうよ〜

栄光、挫折、そして奇跡の復活。競馬史に残る名馬トウカイテイオーを軸に描くウマ娘第2弾!

先ず本作の楽しみ方の一つは、当時の元ネタ、小ネタの演出に気づく事。当時を知る人達には一種のプレゼントなので特権と感じてます。

完全ネタバレですが
一話で気付いたり思い出したネタを少々。
先ずは食堂のシーン、テイオーがネイチャの食事にまで手を付けている所(私の勝手な考察かも)
テイオーはデビュー戦から4戦目の若葉Sまで毎回馬体重は
460kg。当時はレースに合わせて体を作れる馬と言われていて皐月賞の馬体重が456kg(-4kg)発表時はざわつきがあった程でした。不安材料として扱われましたが結果は完勝。
そこからダービーは460kgに戻してました。

ダービーの本馬場入場のシーンでは有力3頭、トウカイテイオー、レオダーバン(実名)、シャコーグレード(実名)に対して各種牡馬の、シンボリルドルフ、マルゼンスキー、ミスターシービーが応援。父親参観のような演出ですね(^^)

メジロマックイーンが神社の境内で宝塚記念の調整をしてるシーンでは、スペちゃんの横にメジロライアンの『G1に勝つ!』の絵馬が。
ここでメジロ牧場について少し…
本作では、マックイーンが令嬢のように扱われていますが
当時のメジロ牧場の期待の推しは元々ライアンでした。
マックイーンの菊花賞勝利の後にライアンにG1を取らしたい為に有馬の出走を見送りましたが、結果はあのオグリキャップの2着。翌春天でマックイーン完勝(父子3代制覇)後の宝塚記念。ライアンは普段差し馬でしたが4コーナー先頭で押し切り初のG1タイトル。当時私はこのレースを悪く勘繰った覚えがあります…

ダービーのレース。
ここは…トウカイテイオーの年は20頭出走で翌年ミホノブルボンの年から18頭になった筈ですが…流石に省かれた2頭までは解らないですね(^^)
で、レース後骨折が判明したんですが、当時厩務員は歩容の異常に気づいたそうですが、当のテイオーは素知らぬ顔で
トレードマークの前髪を決めポーズに記念撮影を終え、
周囲が関係者だけになった際に暴れ出したそうです。
2話の医師の前での演出がそうなのかな?
他にもネタは多数だと思います。

本作の構成ですが、当時トウカイテイオー信者だった私にとっては少し言いたい所が…
先ずダービー前から始まった点。せめて2走前ぐらいから始めて欲しかったなと。それとトウカイテイオーを語る上での重要事項の欠落!それはJCの勝利です!
奇跡の復活、有馬記念の際は正直驚かされた感が強いですが
JCは復活の兆しを見せたレース。
当時は今と違い外国馬と日本馬で勝利を競い合うレース。
現にテイオーの前年はマックイーンが馬場の良し悪しも
ありましたが一瞬にして置き去りにされ4着に沈んだ事もあり、本作で休養中のマックイーンに勝利報告をするような
シーンは欲しかったです…ここだけは残念です。

とは言え本当に楽しめる作品でした
私にとってのベストシーンは菊花賞をスタンドで観戦して
涙するテイオーです。アニメだからこそのシーンですよね
心が揺さぶられました。その後の展開は本筋を早めた為に
他馬の登場もあり、上手に繋いだと言うべきでしょうか。

アプリも大人気で(私はハマる要素しか無いので敢えて手を出してません)5月から発売されるBDにもシリアルコード封入という姑息(^^)な商法を持ち入れている為、売上も見込めるでしょうし人気からしても3期の条件も揃っているような
気もします。

一部NGのウマ娘も残念ながらいますが、連載中の原作オグリキャップや、作中の次世代キャラ、キタサンブラック、サトノダイヤモンドなど元ネタは無数に有るので期待したいです。
個人的には無いでしょうが劇場版の尺でラムタラ(マニアックですみません)

最後に競馬や当時の内容を知らない方々にも評価を受ける作品を観れた事は素直に嬉しさと感謝です(^^)

投稿 : 2021/04/20
閲覧 : 317
サンキュー:

48

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