STONE さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
とりあえずの簡単な感想
原作は未読。
2期もので、今回は石神 千空率いる科学王国と獅子王 司率いる司帝国との戦争がメイン。
そもそも1期での千空の行動が司との戦いを見据えてのものだったし、メタ的にも少年漫画の
展開においてバトル路線に行くのは定番ではあるが、個人的には1期におけるサルファ剤や
携帯電話に代表されるモノ作りの部分にこの作品の独自の魅力を感じていたので、その辺が
弱くなってしまったのは残念。
戦い自体は結構無難に終わった印象。
個人的には互いに駆け引きにより有利不利が入れ替わるシーソーゲームのような展開を
期待したが、よくよく考えると司帝国側には頭脳派はいなかったか。
当の司自身は目端が利くような印象があるが、あそこまで肉体的強さがあると策略など
考えないし、敵の策略も自身の肉体で粉砕できると思ってしまうかな。
戦争と銘打ったにしては殺伐とした感はないまま終わったが、この辺は科学王国側が不殺を
貫いたためか。
こういった主人公のスタンスは少年漫画バトルものの王道的なやり方といった印象。
最近は少年漫画のバトルものでも殺伐としてものが増えてきた感があるが、メジャー少年誌
掲載作品で人間同士の闘争だとそう簡単には殺し合いはできないだろうしで、この作品の
雰囲気的にはこれで正解に思える。
司帝国側には新キャラが多数登場。
面白そうなキャラも何人か見受けられたが、話数の問題もあるのか、あまり
掘り下げられないまま終わったしまった感じで残念。
千空との別行動以後はあまり描かれることがなかった大木 大樹と小川 杠との再会は
来るものがあったし、二人の活躍が観られたのは嬉しかったところ。
2021/05/10