「恋と呼ぶには気持ち悪い(TVアニメ動画)」

総合得点
68.1
感想・評価
191
棚に入れた
663
ランキング
2153
★★★★☆ 3.4 (191)
物語
3.3
作画
3.2
声優
3.5
音楽
3.5
キャラ
3.4

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シャベール大佐 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

女子高生とエリートサラリーマンの恋を描く、かなり出来の良いラブコメディ

17歳の女子高生・有馬一花と27歳のエリートサラリーマン・天草亮との恋を描くラブコメディ。全12話。
物語は、イケメンで非常にモテるけれど、これまで真剣に女性を愛したことがなかった亮が、ある日、とあるきっかけから出会った一花に熱烈に恋をしてしまう、みたいな始まり。女子高生と大人の男という組み合わせは、一見すると、作品タイトルにあるように「気持ち悪い」と思ってしまいそうですが、実際に観ていくと、内容はかなり正統派のラブコメだったという印象。最初は亮のことを軽薄で信用できないと思っていたのに、いろいろなエピソードを重ねるうちに、徐々にその想いの本気さや人柄の誠実さを感じていって、気がついたらいつの間にか心惹かれている、みたいな展開は、少女漫画などの恋愛ものでは、もはや古典的といってもいいくらいの王道の様式でしょう。適度に笑いをちりばめながら、2人の関係性の変化も丁寧に描けていました。また、物語には一花と亮だけでなく、それぞれに心を寄せてくれる同級生や同僚も登場しますが、そちらのお話も悪くなかったです。特に、亮と同期入社のOL・松島有枝の恋心は、かなり気持ちが伝わってきて、結果はわかっていても応援したくなりました。
作画は、そもそもの絵柄があまり見栄えするタイプではなくて、まあこんなものかな、といった程度。声は、亮の豊永利行、有枝の花澤香菜など、全体的に良かったです。音楽は、OP、EDとも、作品の雰囲気にぴったりでしたし、曲自体も素敵でした。
最後まで観終わって、ラブとコメディがどちらも高いレベルで楽しめて、とても面白かったです。個人的には、2021年の春アニメのなかでいちばん好きな作品でした。

投稿 : 2021/07/02
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サンキュー:

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