snow さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
わりと秀作<62>
米ソの宇宙開発競争時代を元にした世界観。
当初は最後までかけてお嬢ちゃんの方の打ち上げして終わりかと思ってたら、中盤で宇宙に行って帰ってきて、ちょっと意外だった。
メロウなドラマでしたが荒唐無稽ではない範囲でハッピーエンドに導いててよろしおした。
林原めぐみも少女の声だと違和感ないですね。
ちなみにソ連の宇宙開発は天才セルゲイ・コロリョフがほぼなんでもやってしまっているので、そのポジションであろうチーフがかばってくれるとかなり影響力があり、ラストはそれほどご都合でもないのです。
束ねられた1段目が印象的なソユーズ型のロケット、この一段目が4方向に切り離されるのを「コロリョフの十字架」と呼ぶのですよ。
60年代から現在まで使用され古びなくかっこいいので、王立宇宙軍のもこの型ですわね。
女性が最初の宇宙飛行をやるというのもタイムリーで、つい最近アマゾン創業者が宇宙にいきましたが、それに同乗したウォリー・ファンクというのが60年代に宇宙飛行士訓練を受けた女性で、差別により不自然に計画から外されたという経歴なんですよ。『マーキュリー13: 宇宙開発を支えた女性たち』ってな映画にもなってます。