「地球外少年少女 前編「地球外からの使者」(アニメ映画)」

総合得点
76.0
感想・評価
48
棚に入れた
324
ランキング
733
★★★★☆ 4.0 (48)
物語
4.1
作画
4.1
声優
3.9
音楽
3.9
キャラ
3.9

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ネタバレ

タック二階堂 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

これぞアニメ。これがアニメ。

詳細は公式でも。

2022年1月28日から期間限定で前編が、2月11日から後編が公開された(る)磯光雄監督によるオリジナル作品です。なお、Netflixでは全6話が公開されていますよ。

制作はProduction +h.。Production IGから独立してSIGNAL.MD(「フニャチンドラゴン」などを制作)の立ち上げメンバーだったプロデューサーが、この作品のために立ち上げた制作会社ですね。

本作のテーマはテーマは「宇宙」と「AI 」。
2045年の宇宙空間に、新たにオープンする日本製の商業用ステーション「あんしん」で、彗星による大規模な事故が発生。そこに取り残され、大人からの救助が望めない子供たちの、生き延びるためのサバイバルが始まる!

という内容の作品です。

磯監督は、ご存知の通り「電脳コイル」を手がけられた方です。その雰囲気は感じつつも、宇宙空間という未知の題材で、実に素晴らしい世界観を創出してくれました。

詳しいあらすじは、まあ観てくれというところではありますが、昨今の深夜アニメではなかなかお目にかかれない「ワクワク」と「高揚感」が得られる、まさに「これぞアニメ」という作品でした。

アニメ制作には想像力が必要だと思いますが(空想力といってもいい)、この磯光雄という人は、それが非常に高い次元で脳内に描ける人なのだと思わされました。

虚構の世界、でもリアリティを持って観ている側に提示される。そんな圧倒的な演出が、この作品にはあります。

そして、作者のメッセージ性を強く感じるのも創作物には必要で、この作品からは「子供の探究心を育むために、大人がリミッターを掛けてはいけない」というものを感じました。

ま、御託はさておき、なんとか観る手段があれば、観たほうがいい作品だと思いますね。ここ最近では「映画大好きポンポさん」以来の傑作だと思います(最近すぎですけど)。

投稿 : 2022/02/07
閲覧 : 291
サンキュー:

7

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