Dkn さんの感想・評価

3.8
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態：観終わった

MAPPAやWIT STUDIOが作るOVER LOAD？

最終回だー終わったー！


いや～～～～～　ここまで7年間！！！


なっっっっっっがい！！！


アニメは異世界モノで埋まるわ

KADOKAWAの会長は賄賂で捕まるわ

Appleは値上げするわで（？）


もう世間はてんてこまいですよ！！
＼もっとあったろ／


国内外、特に海外人気もあってか
天下のKADOKAWA様が続編を出せや出せやと息巻いている

骨が主人公の　珍☆作☆品　7年かかって　52話

劇場版（総集編）/ミニキャラアニメ/ドラマCD
ブラウザゲーム/横スクロールアクションゲームetc.

様々な展開はあったものの本編はゆる～く進行しました

全体的なデザインや雰囲気はまとまっていてキャラクターたちの掛け合いなどが楽しい癒し(?)アニメになってはいます。ただ、下請けを海外に任せているのも相まって迫力のある画面をあまり作れず、同時期のお化けタイトルと比べ作画で魅せるシーンやビジュアルが少ないアニメでした。

キャストは原作小説に付属するドラマCDからTVアニメにも引き継がれ、忖度がないメンバーで大満足でしたし、アニメは原作と比べダイジェスト気味にならざるを得ない中で、挿絵の延長線上やドラマCDに映像がついたくらいでも楽しめてしまう既読組としては、同じ既読組や海外ファン達とワイワイ盛り上がりながら見ていました。アニメ評としてはそこそこでも、ファンとしては見れるだけで有難かった。

今はMAPPAやWIT STUDIOや CloverWorksが映像的に目新しい事をやっているのでしょうが、こちらは明らかに予算が潤沢でクリエイターにも恵まれているので、他の低予算アニメとは比べられません。OVERLOADもそこそこ売れているので、もっと予算やスタッフをかけてもいいはずが、はて…何故予算が据え置きで増えないのでしょう

日本のテレビアニメは技術に反して、金儲けの機構がガタガタでクリエイターが報われない上に、納品スケジュールが過密かつ高クオリティーが求められる歪（いびつ）な環境が現状だといいます

あっ、そうそう、ひとつ面白い話が


「JOEN」という新しい試みを行う会社が出来ました
「WIT STUDIO」「Clover Works」「アニプレックス」「集英社」

4社共同出資という形で設立されたらしく↓
――――――――――――――――――――――――――――
Clover WorksとWIT STUDIOの二社のスタジオが連携して、それぞれの良さを生かして、企画立案から作品プロデュースまでを行います。クリエイティブな観点で、全ての工程に関わり、最終的な映像のクオリティを常にイメージしていきます。

二社の連携だけに留まらず、様々なスタジオ・プロデューサー・クリエイターとも連携し、制作ファーストで作品を制作体制を構築していきます。環境や予算面など支援し、企画性にあった制作ライン・クリエイターとのマッチを目指します。
https://jo-en.co.jp/
――――――――――――――――――――――――――――

つまり中間搾取を無くしてクオリティーを上げつつ制作環境を良くし、クリエイターへの還元率も上げるという現代的な考え方ですね。今の日本アニメーション界が抱えている問題を少しでも改善しようと様々な試みをする、そんな信念を貫いていける会社になるかもしれません。数十年で積み上げてきた世界に誇るジャパニメーションの価値を、代理店や業界を牛耳る巨大資本から守るモデルケースになるのかどうか、注目していきたいですね。

しかし凄い豪華な会社…ん？

もしやOVERLOADみたいな骨が無双するヘンテコ題材は
ゲテモノ請負会社のマッドハウスしか請け負ってくれないのでは？


そうか…真理にたどり着きました。ありがとう、マッドハウス。
所々、低予算に負けないぞという気概が見えてスタッフの愛を感じたよ…次回もよろしく

寝言は寝て言います　寝まーす　ｚｚｚ